伝記 

ジジイであります 毎度くだらない話を書いておりますが、本日もまたくだらない話を・・・・
テケテケ(太鼓の音)

本日は伝記あるいは自伝のお話、いえ、伝記・自伝と銘打たなくてもある人の人生を描いたものならなんでもよしとしましょう。
どっちみちジジイのたわ言でございます。 

世の中には伝記・自伝のたぐいがあふれております。
本当を言えば、伝記というのは最近は少なくなってきています。
私が小学校や中学校の頃は夏休みの宿題なんていいますと、偉人(もう死語だあ!)の伝記の読書感想文というのが定番でありました。
例えば、湯川秀樹、野口英世、中谷宇吉郎、リンカーン、エジソン、フランクリン、クーベルタン・・・発明や発見あるいは政治家などそんな昔でない時代に活躍した先人の伝記が数多くあり子供たちに読まれていました。
戦後の復興時期という時代背景があったのでしょうねえ〜

苦労して立身出世するということは当時(昭和30年頃)は万人の認める価値観だったのです。もちろん戦後ですから軍人になるとか官僚になることが夢という時代はとうに過ぎておりましたが、企業で出世するとか親の店を継いで大きくするということは良いことで、働かないでいることは悪ということが国民が共有する認識でした。ですからそういった成功者の物語は広く受け入れられていたのです。
当時は偉人ばかりでなく、まだ生きている成功者の伝記、それどころかこれから世に出るという人の伝記(?)までありました。
30年とか40年前には、政治家に立候補する人は自伝を書いて大々的にキャンペーンを張り、知名度を上げて選挙戦に臨むというのが流行でありました。○○英太郎なんてのが走りだったのでしょうか?
私は本というものは片端から読んでおりまして、高校生や社会人になってまもなくの頃そのような本を読みましては「おお、この人はすごい人なんだ!」と感心した記憶がありました。
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ところがそんな自伝(?)の大半はゴーストライターが書き上げた怪しいものが多かったようです。
おれは貧しい家で生まれたと書いていた人が実際は地方の素封家のせがれで大学を何年も楽しんで今度は政治家でもしてみるか、なんてのとか・・
スポーツを通して人格形成をしましたなんて書いている人が実際にはスポーツをほとんどしてなかったとか・・・・
現役の政治家が書いた自伝もありました。
まあ、過去の人で評価が確立している方、例えばフランクリンとかならまだしも、まだ現役で生きている人ではかなり不安(?)であります。
某政治家の伝記を読んで感心していたら、その後逮捕されちゃったりして・・・
最近でも『税金を納めよう!』なんて政府広報のキャンペーンをしていた方が脱税で逮捕されたり、シャレにならないどころか、国民を笑わせよう・楽しませようとけなげな努力をしているのではないかとさえ思えます。 
carter.jpg アメリカ大統領になるとみなさん就任前後に自伝と言いますか半生を書いた本を出すことに決まっているようです。
私も以前は必ず読んでおりました。
カーターの『なぜベストを尽くさないのか?』なんて感動しましたね!
そのフレーズが気に入って会社の作業手順書のヘッダーにしたら『何を考えているんだ!』なんて怒られたことがありました。(本当です)
でも彼の大統領としての成果やその後の北朝鮮に関する行為からみるとベストといってもベクトルの方向が大幅にずれているような気が・・・

偉大なる政治家ともなると活字本ではなく、コミックにもなります。今現在の支持者を増やすだけでなく、若い人に読ませて将来にもその思想を永続させたいという偉大なる御心なるゆえでしょう。
doi.gif 吉田茂とか伊藤博文ならまだしも・・・我らが社民党党首土井さんもその一人、彼女の伝記も漫画になっております。絵は私の大好きな樹村みのり、ご存じない?
私はこれは伝記コミックではなく伝奇コミックかと・・・・
私は漫画人間ですから、コミックに類するものはほとんど読んでいます。結婚した頃は家内と少年漫画と少女漫画を毎週毎週何冊も買い込んでは読んでおりました。
それらは「マンガ大好き」で書きましたね、
エッ、大人気ない趣味だって?
まあ、人それぞれです・・・その代わり私は一度も競馬も競輪も競艇もパチンコもしたことがありません。
ああ、やっぱり大人じゃなさそうです。
それはさておき・・・・何をおいとくんだ?なんて混ぜっ返しちゃいけません
伝記とか人生訓を読むと真実か否かはともかくなるほどそうだ!とうなづくことは多々あります。
私は松下幸之助さんの本なんかおもしろいです。小さくて安い本が多いので混雑している電車の中で読むのに最適です。もっとも幸之助さんの本は何冊読んでも皆同じような内容で一冊を繰り返して読んでも効果は同じようです。
もちろん彼が言っていることを自分に浸透させ行動に移すことはきわめて困難でしょう。彼の生前あるいは没後に彼のような経済人が現れていないということがその偉大さと体現することの困難さを示しています。
彼の判断力と人間の大きさを持てたら仕事の達人になれることは間違いありません。

以前書きましたが、現在は尊敬する人と尋ねると親をあげる人が増えているそうです。
そりゃ親は尊敬しますよ、でも世の中のいろいろな人の行き方を知ることはまた勉強になります。

伝記や自伝といってもさまざま、ピンキリです。
それらを読む場合は書かれたものとご本人の実像は異なるんだという前提で読むことが必要なようです。
まして小説の範疇に入れば宮本武蔵が本当にお通さんを慕っていたのか?坂本龍馬が剣の達人だったのか?なんて吉川英治にも司馬遼太郎にだって分かるはずありません。しかし描かれた人物像に感情移入することもあるだろうしそれはそれでいいんじゃないかと・・・

もっとも金将軍baikin1.gifの伝記を読んで感動する気にはなれませんがね。


最近は若い人が本を読まないという調査結果があるそうです。
本を多いに読みましょう。インプットがなければアウトプットはありません。
中には自分の中で熟成せずに人の考えをそのままアウトプットにしている方がいてこれもまた困るのですが・・・・

最近、このウェブサイトをご訪問される方々から私にいろいろな本を推薦していただいております。
本日はYosh様ご推薦の『日本の心』ななし様ご推薦の『日本国憲法 七つの欠陥の七倍の欠陥―だれでもわかるやさしい憲法のお話し』を買い求めてきました。
明日から出張の電車の中で読んでまいります。


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