草戸千軒 | ||||||
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船着場近くに市場があります。市場には、荷揚げした商品を一時おいておく差掛け小屋と、草葺の物売り小屋とがあります。草葺小屋は自然木を利用した股木使用の掘立柱建物の屋根に葦を葺いたもので、壁はありません。売られている商品は、出土遺物などを参考に復原しました。壺売りをはじめ活魚・干魚・貝・海藻・塩などを売る店、米・豆・野菜・山鳥・筵などを売る店が出ています。ほかに油や土器を朸(おうご)で担いで売りに来る商人もいたようです。
草戸千軒ではいくつかの堀割が見つかっています。そこで、実物大復原も海岸から堀割で少し入った地点を想定し、商品を運搬してきた舟が荷を下ろしている情景を再現しました。舟の構造は、絵巻物に描かれた刳船や、遺跡から出土した舟形を参考にしています。