コンピュータ室運営日誌


夏休み後半のできごと


夏休みの研修会その3(8/20)
お手伝い(8/21)
LAN(8/22)
Webサーバー構築(8/23)
Webサーバー構築2(8/24)
htmlは学校でも便利5(8/25)
授業の回数を増やす研修(8/30)

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 夏休みの研修会その3(8月20日)

 午前中は郷土資料編集委員会に顔を出し,午後からは楽しみにしていたコンピュータ研修会に出席しました。

 最初から大失敗です。研修会用テキストと要項をうっかり家に忘れてしまいました。つまり手ぶらで参加。完全に休みボケです。


 さて,今日の研修内容は,HPの作成とサーバーへの登録です。

 まずはMS「WORD97」を使ってのHP作成を行いました。内容は自由です。簡単な学校紹介のHPを作成することにしました。

 自信のある人は「メモ帳」で作成しても良いとのことでした。最近タグが少し分かるようになってきたので,「メモ帳」でやってみたい気もしましたが,将来的には,子どもたちにHPを作成させたいと考えているので,値段も手頃な「WORD97」が,どれくらい使いやすいかを試してみる目的で「WORD97」で作成することにしました。

 使ってみた感想ですが,ほとんどワープロ感覚で作成できました。WYSIWYGなので「ホームページビルダー」と似たような感じです。細かい部分は「ホームページビルダー」の方が洗練されているように思いましたが。

 それに「WORD97」には,いくつかのテンプレートが用意されていて,文章を枠の中に挿入するだけで,とりあえずHPができてしまうので,子どもが使う道具としては便利かも知れません。

 ただしソースはメチャメチャです。フォントが勝手に組み込まれたり,今まで一度もお目にかかったことがないようなタグが組み込まれたりします。「ホームページビルダー」が自動生成するソースは「HyperEdit」で作成するものと大して変わりはないので,違和感は感じませんが,「WORD97」が自動生成するソースはさっぱり分かりません。

<META HTTP-EQUIV...>
< META NAME=...>
< BODY LINK=...>
<DIR>
<FONT FACE="MS Pゴシック" LANG="JA">


 こんなのです。ご存知ですか?

 ネスケでもきちんと表示されるのでしょうか。MACでも大丈夫でしょうか。

 それにこんなソースだと「WORD97」でしか編集できなくなりそうです。子どもが使うだけなら,まあそれでも良いかも知れませんが。

 うーん。MSの傲慢さを感じてしまうなあ。



 次はいよいよ2時間ほどかけて作成したHPをサーバーに登録する作業です。

 NTにWEBサーバーとしての機能を持たせるためのソフトIIS(Microsoft Internet information Server)は,前回の研修会ですでにセットアップしてあります。

 まず,クライアントで作成したHPをサーバーに転送しました。これは第1回の研修会で行っているので楽勝です。LANが組まれているのでFTPソフトも必要ありません。

 そして,IISのメニューに従って,サーバーに転送したHPをWEBとして設定しました。

 作業はそれほど難しくはありませんでした。(私は失敗しましたが)数回やれば覚えてしまうでしょう。



 私の学校では,これまでHPを開く場合,ネスケ(またはIE)からファイルを直接読み込んでいました。

 ですが,うまくいけばこれからは,アドレスを指定するやり方に変更できそうです。幸いにもIIS(無償配布されている)も入手することができました。

 夏休み中にぜひ挑戦してみたいです。


 追記:ごめんなさい
 今日の日記は,「WORD」でHPを書いてみえる方に対して,大変失礼な書き方でした。

 私は,多くの子どもたちが共有して使うソフトとして,「WORD」は適切かどうか,という視点で書きました。個人で使用する場合は,自分が気に入っているものを使えばよいということは言うまでもありません。

 補足します。
 「WORD」は「ホームページビルダー」のように使い勝手が良く,だれでも簡単に作成できるテンプレートもあるので,子どもでも比較的使いやすいと思います。
 ただし,ソースが難しいので,何も考えずに使う分には良いのですが,タグの知識をある程度学ばせながら使わせようと思うと少々使いづらい面があると思うのです。

 以上の点,言葉足らずでした。(8/21 0:50)






 お手伝い(8月21日)

 K小学校のM先生のお手伝いに行きました。

 K校は,ある研究活動をしていて,M先生は調査活動の集計・分析担当者です。ところがM先生は表計算ソフトをそれまで使ったことがなかったため,時々私がそのお手伝いをしています。

 K校は,コンピュータ担当だったT先生が4月に転勤したため,サーバーの操作ができる人がいなくなってしまったので,ほとんど使われていないにも関わらず4月以来ずっとサーバーの電源を入れたままの状態でした。(サーバーの操作とはいっても起動・終了ができれば,とりあえず何とかなるのですが)(6/8の日誌参照)

 それならいっそスタンドアロンで使用すればよいのですが,クライアントの起動時にサーバー内のプログラムを読み込むように設定されているので,サーバーが立ちあがっていないとエラーメッセージが表示されてしまうのです。もちろんそれを解除できる方など一人もいません。(解除といっても,WIN95のスタートアップに入れてあるプログラムをはずすだけの単純なものですが。)

 夏休みが1ヶ月過ぎたこの時期に,K小学校のサーバーはいったいどうなっているでしょうか。不謹慎ですが,そんなやじ馬的興味を抱きながらK小学校に向かいました。

 ところがところが,K校のサーバーは,ちゃんと電源が切ってありました。

fuku 「あれ,今日はサーバーの電源が切ってありますね」
Mさん「うそー!!ついてるでしょ。」
fuku 「いえ。切れてますよ。」
Mさん「だれも使い方知らんのに切れてしまったら困るがー。」
fuku 「きっと担当のD先生がやり方を覚えて切ったのじゃないですか。」
Mさん「そうかなあ。そうだといいけど。でも仕事するときに困るなあ。」
fuku 「今日は私が起動させますから大丈夫です。」

 さて,今日の作業はグラフの作成でした。私はMS「EXCEL」を使っているのですが,Mさんはロータス「1−2−3」です。やや戸惑いはありましたが,どうにかできたようです。


 それにしてもK小学校のコンピュータ室は前任者のT先生のおかげで,ずいぶん整っています。

 MS「NetMeeting」はかなり早い時期にセットしてありましたし,今日発見したのですが,MS「インターネットサーバー」もセットアップされていました。また要所要所にちゃんとシールも貼ってあって,「本体と連動して切れますので,このスイッチはさわらないで下さい」とか,「使うときON,使わないときはOFF」などと分かりやすく表示されていました。

 見習いたいです。




 今日の内容はかなり専門的です。
 申し訳ありません。
 それにきちんと理解しているかどうか自信がないので,とんでもない勘違いをしているかも。


 LAN(8月22日)

 先日のコンピュータ研修会(8/20)で学んだことを参考に,「IIS(Microsoft Internet information Server)」をセットアップし,校内LANでのWebサーバーを構築したいと考えています。


 「IIS」のセットアップに先だって,まず私のノートパソコン(PC9821NA12)を校内LANに接続する作業に挑戦しました。

 この作業は「IIS」のセットアップとは直接関係はないのですが,先日入手した「IIS」が3メガ(解凍すると6メガ)もあるので,FDではサーバーにコピーすることができないのです。というか,やりかたが分かりません。

 それならこの機会に,今後のことも考え,98ノートとのLANを構築して,サイズの大きなファイルでも簡単に転送できるようにしてやろうと考えたのです。


 さて,そのLAN構築ですが,コンピュータ室のパソコンには,100VGまたは10BASE-TのLANが接続できるのですが,校内LANは100VGで接続されているので,校内LANに接続するには,100VG用カードを購入しなければなりません。

 ところが100VG用カードは現在ほとんど流通していないとのことで,店頭にあるのは10BASE-T用のみでした。これだと1台のパソコンと接続することしかできません。しかし選択の余地はないので,残念ですが,10BASE-T用のTDK「LAK-CD021AX」とクロスケーブルを購入しました。(計1万4千500円也)


 98ノートへのLANカードのセットアップはプラグアンドプレイ対応なので極めて簡単でした。

 それから,接続相手ですが,1対1の接続しかできないのなら,サーバーに直接接続しようと思いましたが,設定方法が分かりません。98ノートに組み込まれたプロトコルはTCP/IP(インターネット用とは別のもの)ですが,サーバーにはTCP/IPが組み込まれていません。

 Webサーバーを構築するためには,いずれにしろTCP/IPをセットアップしなければならないのですが,よく分からないのでとりあえず今日はやめておきました。


 それで結局クライアントに接続することにしました。クライアントの方はMS「NetMeeting」をセットアップしていただいた際にTCP/IPが組み込まれているはずです。

 そのTCP/IPの設定ですが,外部に接続されていないネットワーク環境下では,IPアドレスは「192.168.100.X」を使うことになっています。Xの部分の1〜21まではすでに21台のクライアントが使用しているので,98ノートのアドレスは「192.168.100.100」にしておきました。

 これでいいのかなあ。

 それから,MS「ネットワーク共有サービス」をインストールし,コンピュータ名とワークグループ名を設定しました。

 これで設定は終わりのはずです。どうかな?

 ...ジャジャーン!!成功です。

98ノート→(10BASE-T)→クライアント→(100VG)→サーバー

 というルートができました。

 でも,やっぱりなんだかつまらないです。サーバーに直接接続できないのは不便です。10BASE-Tで接続しているときは,100VG接続の校内LANは使えなくなってしまうので,98ノートとサーバーとの間でのやりとりがとても面倒です。


 やはりサーバーへの接続に挑戦することにしました。

 まずは試しに98ノート用のユーザー名とパスワードをサーバー登録してトライしてみました。

 ...無理でした。

サーバーにインストールされているプロトコルはNetBEUI。
98ノートにインストールされているのはTCP/IP。


 やはりこれを同じにしてやらなければだめなのだろうなあ。

 もしかしたら,ノートパソコンにもNetBEUIを組み込めばいいかな?

 ...だめです。

 ヘルプで確かめたところ,サーバーに登録したユーザー名と98ノートに設定しておいたユーザー名が異なっていたことが発覚(笑)。同じ名前に設定し直して再挑戦です。

 ...ジャジャジャーン!!!うまくいきました。

98ノート→(10BASE-T)→サーバー←(100VG)←クライアント

 というルートができました。うん,この方が便利です。

 98ノートからサーバーに「IIS」が無事転送できたことを確認して,作業を終えました。

 今日はここまです。疲れました。

 明日はいよいよWebサーバーの構築に挑戦です。



 現在,PC9821NA12の他に,今では全く使っていないPC9821Ne(486DX4)を持っているのですが,LANでつなぐと何かいいことあるかな。
 活用法は思いつかないけれど,せっかくLANを覚えたので,うずうずしてきました。
 また無駄遣いしそうです。



 私信:
 磯部さん,タグについてのアドバイスありがとうございます。
 それから,「Lynxでの見え方を表示する」ページ面白いですね。






 Webサーバー構築(8月23日)

 Webサーバーの構築に挑戦しました。

 うまくできればそれに超したことはありませんが,たとえ失敗しても現在のLAN環境を崩壊させるようなことだけはしたくありません。それが今日の目標です。


 まずは,MS「IIS(Microsoft Internet information Server)」のインストールを行いました。このソフトがWebサーバー構築に必要な各種サービスを提供してくれます。

 インストール作業はとても簡単でした。WINDOWSアプリケーションのインストール作業とほぼ同じで,メニューにしたがって進めていくだけでした。


 次はいよいよ各種環境設定です。ここからが難しそうです。

 最初にインターネットサービスマネージャを開き,各種サーバーの実行状況を見てみました。WWW,Gopher,FTPのすべてが停止中です。どこをクリックしても反応しません。どうやら先に何かをやっておかなければならないようです。

 調べてみたら,TCP/IPが組み込まれていませんでした。NTでは,TCP/IPは自分で組み込まなければならないようです。

 下手なことをやってLANへの影響はないかと不安でしたが,とにかくCD-ROMを挿入してTCP/IPのセットアップを開始しました。7個のオプションがありましたが,よく分からないので7個すべてを選択しておきました。

 セットアップの途中で,TCP/IPの設定メニューが現れました。

・IPアドレス は,「192.168.100.0」
・サブネットマスクは, 「255.255.255.0」


 研修会で学んだ通りに設定しました。(昨日の日記参照)

・デフォルトゲートウェイ
・プライマリWINSサーバー
・セカンダリWINSサーバー


 この3つは意味が分からないので未記入のままにしました。

 OKボタンを押します。さて,どうかな?

 「無効なIPアドレスまたはサブネットマスクです」

 あぁ,だめだあ。

 ではIPアドレスを「192.168.100.99」にしてみたらどうかな。

 今度はエラーメッセージは出ません。うまくいったのでしょうか。


 NT再起動後,再びインターネットサービスマネージャを見てみましたが,WWWサーバーは停止中のままです。

 うーん。だめです。この件は後回しにして次に進みます。


 ですが,ここからの作業が分かりません。確か記憶ではHPを入れておくフォルダを指定しなければならないのですが,それらしきコマンドが見当たらないのです。

 研修会で使ったのは「NT4.0とIIS3.0」だったのですが,ここにあるのは「NT3.51とIIS1.0」です。バージョンが違うので,メニューもずいぶん違っています。

 困ったなあ。

 難解なオンラインヘルプを参照した結果,どうやら「IIS1.0」では,HPを入れておくフォルダを指定するのではなく,IISがあらかじめ用意したフォルダにHPを入れておいた方がよさそうです。

 ではそうします。これでうまくいくかな。クライアントのブラウザから,アドレスを指定して読み込んでみました。

 「サーバーに接続できません」

 はぁ。だめです。どうやら,根本的に間違っているようです。


 この後TCP/IPなどネットワーク関係の設定を変えてみたり,クライアントの設定をいじってみたり,いろいろやってみましたが結局だめでした。


 ずぶの素人のくせに,マニュアルなしで勘に頼ってやろうとしたのがそもそもの間違いだったかも知れません。これ以上やると正常に動いているLANまで壊れてしまいそうな気がするので,今日はもうあきらめました。


 「IIS」とTCP/IPのインストールに費やした時間がおよそ40分,その後のどたばた試行錯誤に費やした時間がおよそ5時間でした。 


 明日は,オンラインヘルプを最初からじっくり読んでみます。それで分からなければ,もう打つ手なしです。



 追記:
 家に帰ってインターネットにつないだら,WWWもFTPもできなくなってしまっていました。原因は今日の作業でTCP/IPをいじったためでした。

 すぐに解決したからよかったものの,一事はどうなることかと思いました。

 運任せの行きあたりばったりではだめですね。





 Webサーバー構築その2(8月24日)

 昨日に続いてWebサーバーの設定に挑戦しました。

 昨日の失敗の原因を探るため,まずオンラインヘルプを1時間ほどかけて目を通しました。

 難しいのであまりよく分かりませんでしたが,見当外れなことはやっていないような気はします。


 その後またTCP/IPの設定などをちょこちょこいじり,リセットを繰り返しましたが結局うまくいきませんでした。


 そこで,最後の望みを託して「IIS(Microsoft Internet information Server)」の再インストールを試みることにしました。

 昨日の作業で,わけも分からず適当に設定を変更したりして,そのためにLANでつないでいた私の98ノートまでおかしくなってしまったので,昨日いじったクライアントのTCP/IPの設定をすべてもとに戻し,「IIS」もいったん完全削除してから,再インストールしました。


 インストール完了後,インターネットサービスマネージャを開いたところ,

 何と!

WWWサーバー実行中」と表示されています。

 クライアントのブラウザから「192.168.100.99」と入力したら,

 ジャジャジャジャーン!

 うまくいきました。WWWサーバーのルートに置いてあるhtmlファイルがきちんと読み込れたのです。


 昨日と違う点は,

・TCP/IPがすでにセットアップされていた。
 (昨日は「IIS」をインストールした後でTCP/IPをセットアップしました)
・インストール先のドライブをNTと同じAドライブにした。
 (昨日は万一のトラブルに備えて,空のBドライブにインストールしました)

 このどちらが,原因だったのでしょうか。インストール先のフォルダは任意に選択できるので,TCP/IPがすでにセットアップされていたことが,うまくいった理由のような気がします。

 とにかくよかったです。

 LAN接続した98ノートからも読み込むことができました。 FTPもつながりました。

 感動しました。


 念のため,ファイル転送や「NetMeeting」など既存のネットワーク機能を調べてみましたが,何も問題は起こっていないようです。



 追記:
 昨日の日誌についてアドバイスをいただきました。他の方の参考になると思いますので一部引用させていただきます。

 山口さん,SEの立場からいつもアドバイスありがとうございます。

 SEサイドから言わせてもらえば、本当に一生懸命ネットワーク設計をしていますし、出来れば、環境は変更してほしくないし、変更する時は相談してほしいのですが、ユーザーさんにしてみれば、マスコミ等の宣伝がとても凄いので、イントラネットの構築なんて簡単そうだ、という印象を持たれて、実践したいと思われても当然だと思います。
 やはり契約上どうなっているのか、知りたいところです。
 でも、そんな契約上のこととは関係なく、ネットワークというものはユーザーさん自身によって、拡張されていくものでもあります。
 そのネットワークが活用されていればいるほど、人の移動や組織の変更に伴って変更されていくのが自然でもあるわけですから。
 しかし、端末台数を一台増やすとか、いうことならば、問題ないとは思うのですが、サーバーにイントラネット環境を追加するということならば、今後の保守のこともありますので、SEさんに相談されるのがよいかと思います。
(環境の変更は、ユーザーさんの自由というのならば、話は全然違いますが、変更自由ということは、保守も完全にユーザーさんでやられるということが多いです...)


 業者さんのことは考えもしませんでした。SEさんの立場からすると確かにそうかも知れませんね。研修会(教育委員会主催)で学んだことを早速実践してみたいと思って取り組んだことなのですが,何か大きなトラブルが起こってしまったら,結局SEさんに助けていただかなければなりませんから,日ごろから情報交換をしっかりやっておく必要がありますね。


 石川さん,いつもご訪問いただきありがとうございます。

 「IPアドレスですが、「*.*.*.*」となっている、最後の数字には「0」と「255」は設定できなかったと思います。特殊な使い道がある(予約されているって奴ですね)ので、それを使ってしまって怒られたのではないでしょうか?」

 市販のガイドブックには,0〜255が自由に使用できると書いてありますが,実際には他の問題が関わってきてそうはいかないのですね。


 かわしまさん,いつもご助言ご忠告ありがとうございます。

 (詳細はお客様リストにて)




 htmlは学校でも便利5(8月25日)

 郷土資料作成委員会が開かれました。

 この委員会は郷土学習用の教科書作成部会とhtml資料作成部会に別れていて,私はhtml資料作成部会に所属しており,郷土学習の資料をhtml形式で作成し,各学校に配布する活動を行っています。部会のメンバーは,みにてち氏とNG氏と私の3名です。

 資料作成作業のほとんどは,分担にしたがって3人が個々に進めていくことになりますので,今日は,みにてち氏が作ってきたサンプルを叩き台にして,HP作成ソフトや資料集を作成する上で統一すべき事柄について検討しました。


 まず,HP作成ソフトについてですが,私は「ホームページビルダー」,みにてち氏が「HOTALL」を日常的に使っており,NG氏は「WORD97」でhtml形式の教材を作成したことがあるとのことです。

 この3つを比べると,「ホームページビルダー」と「HOTALL」はほぼ同じようなソースを生成しますが,「WORD97」が自動生成するソースは他の2つと大きく異なります。

 そこで,来年度以降,担当者が代わってもスムーズに活動が進められるよう,「ホームページビルダー」または「HOTALL」で作成する事になりました。


 次にhtml資料を作成する上で統一しておく点を,ネスケとIEでの表示の違いを見比べながら,洗い出しました。

 まずはファイル名です。ファイル名に漢字を使用するとIEではリンクが正常に働かないケースが見られたので,ファイル名はすべて半角英数小文字にすることにしました。

 使用するタグによって,ネスケとIEで表示のされ方に違いがないかなども見ていきましたが,この点はもうはっきりいってきりがないですね。その都度見栄えを確かめ,著しい差が見られなければよしとするしかないようです。

 ただ,地区の小学校に導入されているものは,ネスケはVer2.01のままですし,IEはVer2.0〜3.02と様々なので,これらのブラウザできちんと表示できるように配慮しなければなりません。


 それ以外にも,細かい事になりますが,全体としてまとまりのあるものにしていくためは,見出しや本文で使うフォントの色やサイズ,背景色,テーブルタグ,水平線の使い方など,形式的な事を決めておかなければならないです。


 html形式の資料作成は去年から始まりましたが,教科書に準ずる本格的なもの作っていくのは今年からです。

 今年作成するものが来年度以降のベースになるわけですから,全体の構成が分かりやすく,資料の追加・変更などの作業も簡単にできるよう,できるだけシンプルなものにしていきたいです。





 授業の回数を増やす研修(8月30日)

 休み明け(9月2日)に校内コンピュータ研修会が開かれます。今度は何をやろうかと悩んでいます。

 今までに実施したのは,「ソフトや機器の紹介と使い方」「授業の進め方(例)の紹介」などです。

 今度の研修会では,「コンピュータを使った授業の回数を増やすための研修」を行いたいです。1学期のコンピュータ室は閑古鳥状態でしたから。

 もちろん今までに実施した「ソフトや機器の使い方」や「授業の進め方」の研修も,コンピュータの授業を積極的にやっていただくために実施しているのですが,今回はもっと直接的に授業の回数が増えるアイディアはないかなと考えています。

 これまでに実施してきた研修を通して分かったことは,ある一つの例を紹介したとしても,それが直ちにコンピュータの授業を行うきっかけにはならないということです。

 結局,日ごろ行っている授業の中の,どの場面でどのソフトをどのように使うか,ということまで考えていただくようにしないとだめだということです。

 幸い私の学校には,すぐに教科の授業で使えるソフトがいくつかあるので,その一つ一つの中身(プログラム)を検討していただいて,「いつ」「どの教科」で「どのソフト」を「どのように使うか」というように,かなり具体的に考えていただくことができるようしていきたいです。

 もちろんいかなる場合でも,コンピュータを使った方が良いなどとは考えていませんし,市販のソフトの中には使いものにならないものもたくさんありますが,このままではいわゆる「食べず嫌い」で終わってしまいます。せめて,実際に使ってみてその善し悪しを検討していただきたいものです。

 この方向で,もう少し具体的に研修会の内容を考えていきます。




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