コンピュータ室運営日誌


1998年

6月前半のできごと


RPGmaker(6月2日)
うまくいかないかも(6月3日)
PTAのパソコン講座(6月4日)
使えるホームページ(6月6日)
実験失敗(6月7日)
再挑戦(6月8日)
「RPGmaker」その2(6月10日)
サンプル作成(6月11日)
先進校の環境(6月12日)
動作チェック(6月14日)
打ち合わせ(6月15日)

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 RPGmaker(6月2日)

 明日はパソコンクラブがあります。

 「gifアニメ作り」はすでに3時間行ない,全員の作品がほぼできあがったので,そろそろ新しいことをやりたいです

 昨年は,コンピュータが導入されてまだ間もない時期だったので,メンバー全員が初心者状態でした。ですからワープロ・お絵描きなど,パソコン教室で行うような基本操作を練習させても子どもたちは張り切って取り組んでいました。

 しかし今年はそういうわけにはいきません。ワープロ・お絵描きなどの技能は,日頃の授業ですでにある程度身につけているので,今さらそんなことをやっても興味を持ってもらえそうにありません。


 そこで今回は全く新しい試みとして,ゲームづくりに挑戦してみようと思っています。

 使うソフトは「RPGmaker」という,ロールプレイングゲームを作るソフトです。市販のものにも同名のものがありますが,これはネットで見つけたフリーのものです。

 ”戦闘シーン””各種イベント””パワーバランス”など,細かい設定が必要なものはあらかじめデフォルト値(あるいは選択肢)が用意されているので,それをそのまま使えばOKです。マップやキャラクタも部品として用意されているので自分で作る必要はありません。

 子どもたちが行なうことは,”マップ作り””ジャンプ(リンク)設定””イベント設定””会話シーンでのコメント作り”だけです。コメント作り以外はマウス操作のみで行えます。

 これだけでも小学生にとっては少々難しすぎるかもしれないのですが,マップやキャラを少なくすれば4年生でも何とか作れそうな気がします。


 夜,学校に出かけて,「RPGmaker」をクライアントにインストールしておきました。

 明日はサンプルのゲームをやらせてみて,ゲームづくりの見通しを持たせたいと思います。


 子どもたちはプレイするのは大好きなのですが,果たして作ることにも興味を持ってくれるでしょうか。




 うまくいかないかも(6月3日)

 パソコンクラブがありました。

 「RPGmaker」を使ったゲームづくりは失敗するかもしれません。(苦笑)

 まず私がソフトの紹介をし,サンプルのゲームをやって見せたのですが,子どもたちの反応は今ひとつでした。

 「RPGmaker」は,”ドラゴンクエスト”の類のロールプレイングゲームを作るソフトなので,子どもたちはファミコンなどですでに経験済み,すぐに飛びつくだろうと思っていたのですが,意外にも反応は様々でした。聞いてみると半数の子どもたちはこの種のゲームをやったことがないとのことで,私がやって見せても何が何だか分からないようでした。


 ロールプレイングゲームの進め方が根本的に分かっていない子が,これからゲームの概要や特徴をつかみ,自分自身で実際にゲームを作りあげるとなると,この先相当時間がかかるのではないかと思えてきました。

 週一時間単位で細切れに取り組んでいく活動としては,ちょっとしんどいかなあという感じです。


 今年のパソコンクラブは私一人で進めていかなくてはならないので,できるだけ全員に同じ活動をさせていくつもりでいたのですが,方針を変更し,興味を示した子には予定通りゲームづくりを行わせ,見通しが立たない子には別の活動をさせてみようかとも思います。


 しかしながら,何が何だか分からなかった子も,自分自身で実際にゲームをやり始めたら結構楽しんでいたようなので,もう1時間サンプルのゲームをやらせてみて子どもたちの反応を確かめた上で結論を出そうと思います。


 日誌に書いたのは初めてなのですが,実はこのソフト「RPGmaker」の存在を知ったのは2年以上前です。ずっと前からクラブで使えないものかと考えていて,頃合いを見計らっていたのでした。

 満を持しての登場のつもりだったのに,予想外の反応にちょっとがっかりです。




 PTAのパソコン講座(6月4日)

 PTAの方からの要望で,PTA行事として「パソコン講座」を開くことになり,私が講師役をつとめることになりました。期日は7月16日です。


 上司のN先生を通して私のところに依頼がきたのですが,N先生が掴んだ情報によると,受講を希望しているPTAの方々は,”とんでもないレベル”らしいです。

 ま,そうでしょうね。私たちの学校にコンピュータが導入されたばかりの頃の先生方の様子を思い出します。おそらくそれよりもっと”とんでもない”ことになるのでしょう。

 何事も経験。これも人生勉強だと思って楽しもうと思っています。


 依頼内容,というか,上司の先生から与えられた条件は,「”パソコンができた”という実感が持てるよう,何かかたちのあるものを残して(持ち帰らせて)欲しい。」とのことでした。

 深く考えもせず簡単に引き受けてしまいましたが,考えてみれば,わずか2時間の間に,これまで全くコンピュータに触ったことがない方に,”できた”と実感させろとは,なかなか難しい注文です。

 まじめにやるとしたら「名刺作り」かな。

 お遊びでやるとしたら,今考えているのは「プリクラ作り」です。あらかじめ人物写真(できればペアで写っているもの)を用意しておいてもらい,それをその場でスキャナで取り込み,飾りやコメントを入れて”ビッグプリクラ”を作ってもらおうかと考えているのですが,どうでしょうか。

 あまり喜ばれないかなあ。

 何か良いアイディアはありませんか?





 使えるホームページ(6月6日)

 今月25日にコンピュータの研究授業を行うT先生が悩んでいます。

 T先生はインターネットを利用した授業(注)を行うつもりなのですが,使えるホームページがなかなか見つからず,未だ授業の見通しが立たないのです。(注:学校からはアクセスできないので,自宅でダウンロードしたホームページをサーバーにコピーして利用する予定です。)

 このことは私も痛感しています。

 インターネット,中でもホームページを利用した授業は最近の流行ではありますが,うまい具合に小学校の授業で使えるホームページなどほとんど見あたりません。

 例えば社会科の授業で,企業のページを見に行っても,載っているのは会社の宣伝ばかりです。まるでパンフレットのようなホームページから,得るものはほとんど無いように思われます。私の見方が浅いのかも知れませんが。

 教育利用という特殊な目的を抜きにしても,二度三度と足を運びたくなるようなページって本当に少ないです。しかも中身のないページに限って,やたらに画像が重く,散々待たされることが多いので,がっかり感が大きいです。

 とりあえずT先生には,私が知っているいくつかのリンク集を紹介したのですが,果たしてうまく見つかるかどうか。

 仮にうまい具合に学習内容にピッタリのホームページが見つかったとしても,ほとんどの場合大人向けの表現になっており,小学生向けのことばに直してやらなければ授業では使えません。(著作権の問題もあるので安易に行なうわけにはいきませんが)

 前途多難です。


 私自身は,ホームページを閲覧して情報収集するような使い方より,メールとかチャットとかテレビ会議とか,コミュニケーションの手段として活用する方法を考えていきたいと思っています。



 ところで,今日はコンピュータ室のWebサーバーが不調でした。これまで私がダウンロードしておいたホームページをT先生に紹介しようと思ったのですが,トップページにはアクセスできるものの,リンク先(もちろん同一サイト内です)にはアクセスできず,何度やり直しても駄目でした。

WindowsNT ワトソン博士
アプリケーションエラーが発生しました。
アプリケーションエラーログが作成されています。
Netscape.exe
例外:アクセス違反(0xc0000005),アドレス:0x1021dbf0


 昨年8月にIIS(Microsoft Internet Information Server)をセットアップして以来,これまで一度もエラーなど出たことがなかったのに,いったいどうしたのでしょうか。IIS上の問題ではなく,NT3.51に起因するエラーなのでしょうか。

いきなりピンチです。




 PTAのパソコン講座(6月4日)についてのアドバイスありがとうございました。いつも本当に感謝しています。
 現在内容を整理中です。




  実験失敗(6月7日)

 先月15日から始めたテレビ会議ソフト「CU-SeeMee」の,一対一での接続実験を行いました。

 私は現在,ノートPC,カメラ,モデムカード,そして回線をそれぞれ2つずつ持っているので,自分でやってしまえば良かったのですが,それではつまらないし,せっかくなら他の方にも覚えていただきたいと思ったので,H先生に実験相手を頼んでいたのでした。

 先週月曜日にカメラとソフトを貸し出したのですが,ようやくCCDカメラとCU-SeeMeeのセットアップがうまくいって,自分の映像を表示したり,フリーの会議室を覗くことができるようになったそうなので,今晩実験を決行することにしていました。

 H先生はいつも午後9時には寝る方なので,8時から行うことにしました。セットアップがうまくいったとは言っても,「回線速度が異常に遅い」「マイクが使えない」「IPアドレスの確認方法がわからない」などの問題点を抱えていたので,携帯で連絡をとりながら行うことにしました。


 さて,こちらの準備が終わり,時間も8時を過ぎたのでT先生のPHSにコールしました。T先生はろれつが回らずどうやら泥酔状態のようです。

fuku「もしもし,H先生ですか。」
H「ふぁ〜い。ん?」
fuku「fukufukuです。酔っ払ってますか?」
H「えへへ。まあね。」
fuku「大丈夫ですか?」
H「うーん,....大丈夫!」
fuku「そうですか。じゃ,始めますよ。」

以下,

H「えーと,...もう一度最初から言ってくれますか。」

H「うーん,...覚えきれないので,ひとつずつ言ってください。」

H「えーと,...あ,忘れちゃった。もう一度言ってくれますか?」

H「えーと....どこを見ればいいんだっけ?」

H「うーん,...そんなのどこにも無い! ん? あった,あった!」

H「えーと,...どこをクリックするんだっけ?」

H「えーと,...ちょっと待って。もう一度言ってくれますか?」

H「えーと,...あれっ!? あ,間違えた。」

H「えーと,...紙に書き留めるので,もう一度ゆっくり言ってもらえますか」

H「えーと,...変だなあ。もう一度やってみます。」


30分後,

H「もうダメだあ〜!」
fuku「どうしました?」
H「とにかくもうダメ!」
ガチャッ
ツーツーツー


 「CU-SeeMee」接続実験は失敗しました。




 再挑戦(6月8日)

 H先生は自己嫌悪に陥っていました。

 昨晩行なったテレビ会議ソフト「CU-SeeMee」の接続実験のことは,「全く覚えていない」そうです。

 やはり。昨晩のH先生は電話越しでもすぐ分かるぐらいに泥酔状態でしたから無理もないです。

 
 それで,今晩もう一度接続実験を行なっていただけることになりました。


 約束の8時半にH先生のPHSにコールしたところ,今日は意識がはっきりしており,なかなか調子が良いようです。


 まずは昨晩”夢遊状態”のときにやっていただいたはずの,回線やビデオ,オーディオなどの設定を確認しました。

 予想通り,というか,案の定,昨日お願いしたところは,メチャメチャに設定されていました。それらをきちんと設定し直していただいて,いよいよ接続実験再開です。


 アクセス開始後ほどなくしてH先生からの呼び出しメッセージが画面上に表示されました。

 接続完了です。今日はあっさり成功しました。


 各種機能の状態を調べてみました。

・ビデオ表示
 かなり遅いです。というか,ほぼ静止画状態です。やはりアナログ回線ではしんどいようです。

・テキストチャット
 大丈夫です。スムーズに表示されます。

・音声チャット
 私からの話は聞こえたそうですが,H先生からの話は聞こえませんでした。オーディオ関係の設定を再度確かめていただきましたが,別に異常はないようです。結局原因は分からずじまいです。



 次に,今度は私からダイヤルしてみました。

 ところが何度トライしてもつながりません。

 電話越しに一つ一つチェックしてみましたが,2人のパソコンの各種設定は,どれも同じように設定されています。

 うーん,何が間違っているのでしょうか?何か重要な設定を忘れてしまっているのかもしれません。

 結局これも原因は分からずじまいです。



 一応接続はできましたが,ビデオはほぼ静止画状態でしたし,アクセスも音声チャットも一方向のみ成功ということで,今回の実験は甘くつけて40点ぐらいかな。

 残念でした。





 「RPGmaker」その2(6月10日)

 パソコンクラブがありました。

 新しい活動としてゲームづくりに挑戦してみようと思い,前回のクラブの時間にロールプレイングゲーム(RPG)作成ソフト「RPGmaker」を紹介しました。子どもたちはRPGなどすでに経験済みという前提で紹介したのですが,予想に反してRPGをやったことがある子は約半数しかおらず,結果的に説明不足になってしまった面が多々ありました。

 そこで今回は,次の点を強調して話してみました。

 「RPGmaker」は,
・冒険ゲームを作る楽しいソフトである。
・自分が考えた世界を自由に作ることができる。
・ほとんどの設定は,メニューから選択する方式になっているので簡単に作ることができる。


 その結果,メンバーのうちおよそ8割ほどの子どもたちはぜひ作ってみたいと答えました。

 前回はあれだけ戸惑っていたのに,こんなに簡単に心変わりしてしまうとは!

 ちょっと大げさに言い過ぎたかな。

 それでも興味を持てない子もいるわけですし,途中で挫折してしまう子もいるでしょう。その子たちのために別の活動内容も考えておきたいと思います。


 今日は先週に続いてサンプルのゲームで遊ばせて,ゲームの概要をつかませることにしていたのですが,出張があったのでクラブの途中で抜け出してきました。

 一時間遊んだ後の子どもたちの反応はどうだったかな。





 サンプル作成(6月11日)

 7月16日に行うPTAパソコン講座の内容を考えています。先日はアドバイスありがとうございました。(6/4の日誌

 パソコンに触るのは生まれて初めてという超初心者の方々が対象なので,2時間でやれる内容となると,やはり「名刺」「絵はがき」「カレンダー」「プリクラ」ぐらいかな。

 「チャット」「メール」等ネットワーク関連の体験講座も面白そうですが,講座に参加した証拠として「何かかたちのあるものを持ち帰えれるような内容にしてほしい」との条件がつけられているので,今回は見合わせます。


 上に挙げた「名刺」「絵はがき」「カレンダー」「プリクラ」のうち,実用性を重視すると「名刺」「カレンダー」ですが,お遊び的なものも含めて色々調べてみることにし,一昨日から昨日にかけて,窓の杜Vector Software PACKに登録されているフリーソフトを片っ端から試用してみました。


 名刺作成ソフトは,デザインが限られているだけに,画像を貼り付けられるかどうかの違いがあるくらいで,機能も使い勝手もだいたいどれも同じです。フリーソフトよりも市販の名刺用紙に付属している専用ソフトの方が多少使いやすいような気がしました。


 カレンダー作成ソフトは,画像を組み込むタイプのものが多いのですが,いわゆる”カレンダー”の部分はソフトが自動的に作ってしまうので,ユーザーが手を加える部分があまりありません。もし家から持参した写真を組み込むならすぐに完成してしまうので,2時間で取り組む内容としてはふさわしくないかも知れません。このことは絵はがき作成ソフトにも言えることです。


 プリクラソフト作成ソフトでは,フリーソフトながら,フレームや文字を組み込んだり,ペイントしたりと,機能的には一通りのことができて,なかなか面白いソフトがありました。問題は受講者がそれなりの写真を用意できるかどうかです。一人二人程度ならその場でデジカメで撮ってしまえば良いのですが,人数が多いと時間的にきつくなってしまいます。


 こうしておよそ10種類ほどのソフトを試用し,その中から最も使い勝手が良いと思われるものを使って,サンプル作品を作ってみました。それをPTAの役員の方に見ていただいてどれにするか決めてもらおうと思っています。




 「名刺」「絵はがき」「カレンダー」「プリクラ」は子どもでも楽しく作れるので,授業やクラブのネタにも使えそうです。





 先進校の環境(6月12日)

 パソコン利用教育研究会に出席しました。

 この研究会は,月に一度のペースで開かれていますが,研究というよりも各個人の実践を紹介し合うことを主な活動内容としています。私は昨年度から所属しています。

 今年のテーマは「ネットワーク活用」です。

 現在地区内のすべての小中学校のコンピュータ室にLANが組まれており,本年度より中学校に,そして2年後には小学校にもインターネットが導入されるので,その活用法を考えていくことを中心に活動しています。

 先月はLAN環境におけるWeb活用の実践紹介が行われました。

 今月は,同じくLAN環境におけるメール活用の紹介が行なわれました。とはいっても具体的な事例紹介ではなく,メール送受信のやりかたの紹介(あるいは練習)だったので,あまり面白くはありませんでした。

 発表の内容には少々がっかりしたのですが,この学校の設備にはびっくりしてしまいました。

 今回の研究会が開かれたはG中学校は,昨年度リース替えが行なわれたばかりで,最新設備が整っています。コンピュータ室に40台,それから各教室にも1台ずつあるようで,それらがLAN接続されています。メールの他に掲示板や会議室なども設置されており,目的に応じて個別に,あるいは多数を相手に意見交換,情報交換ができるよう運用されています。

 また秋からは専用線を引いてインターネット接続されるとのことで,公開用ホームページが整備されつつある状態でした。


 この学校のように校内LANの環境にインターネットが加わってくると,サーバーは校内LANの統括と外部への窓口としての機能を要求されるわけで,改めてその重要性を認識させられました。考えてみると私の学校のサーバーなどは,一応Webサーバーを組んではいるものの,実質的にはほとんどファイルサーバーとしてしか機能していません。

 しかしそれを管理運営するのも大変ですね。私たちの学校に同じような環境が導入されたときのことを考えると気が遠くなりそうです。

 私一人ではとてもできません。





 動作チェック(6月14日)

 今日は午後からずっとコンピュータ室で仕事をしています。というか,PHSでWebめぐりをしたり,テレビでワールドカップ関係の番組を見たりしながら,仕事の方もちょこちょこ進めています。


 PTAのパソコン講座の打ち合わせを明日午後から行なうことになりました。

 講座内容を決めていただくために,サンプルとして作った作品(名刺,プリクラ,カレンダー,ポストカード)を役員の方に渡してあるのですが,ソフトを実際に使ってみたいとのことなので,インストール作業を行いました。

 オンラインソフトを導入する場合,自分のパソコンでは正常に動いても,コンピュータ室のパソコンでは不具合が起こることがよくあります。そこで動作チェックも一応行ったのですが,極めて不満の残る結果となってしまいました。


 名刺作成ソフトは,印字位置がうまく合いません。印字位置を微調整する機能があるのでそれで調整してやれば良いのですが,残念ながら微調整した情報を記憶してくれないのです。つまりソフトを起動する度に微調整しなければならないわけです。超初心者向けの講座でそんなことまで要求しなければならないのは大変しんどいと思われます。


 プリクラ作成ソフトは,動作が大変緩慢になってしまいました。クライアントのメモリは24MBしかないので,これはまあ仕方がないかも知れません。フリーズしないことを祈るのみです。


 カレンダー作成ソフトは機能の一部が使えません。というか,その機能を使おうとすると,新しいWindowが開くはずなのに,Windowが開かないばかりか突然フリーズしてしまうのです。

 よくよく調べてみたら,フリーズではなく画面の外でWindowが開いていた(苦笑)だけのことで,解像度を1024×768に上げてやったらWindowが現れました。このソフトは640×480の画面でも十分間に合うはずなのに,1024×768にしてやらないと使えないようです。しかしそれでは文字が小さすぎて不便です。

 解像度を変更せずに,画面の外にあるWindowを中央に移動させる方法をご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけませんか。




 打ち合わせ(6月15日)

 PTAパソコン講座の打ち合わせ会を行いました。

 講座の内容を決めていただくために,事前に名刺,プリクラ,カレンダー,ポストカードなどのサンプル作品を役員の方に渡しておいたのですが,どれにするか決めかねているようなので,私の独断で「名刺作り」をやっていただくことに決めました。理由は,最も見栄えが良く,失敗する可能性が少なく,しかも一番手間がかからないと思われるからです。

 それから,「名刺作り」だけでなく,日ごろ子どもたちがやっていることも紹介して欲しいし,できれば同じことをやってみたいとの声が挙がっているそうなので,2時間のうち,前半の1時間を使って,マウス操作や日本語入力の練習をしながらお絵描きソフトに触っていただくことにしました。後半の1時間が「名刺作り」です。

 クライアントの数が20台なので,受講希望者が20人以下なら,おそらくこの計画で大丈夫だと思いますが,受講者が20人を越え,2人で1台ぐらいしか使えないとなると,少々変更しなくてはならないかも知れません。


 さて,今日はパソコンを実際に触ってみたいとのことでした。打合せの後は,2人の役員の方に当日と同じ内容の操作をしていただきました。


 パソコンに触るのは「生まれて初めて」とのことです。それはもう大変でした。

 マウスが机から落ちそうになったら,持ち上げて元の位置に戻せば良いことから教えてあげないといけないのですね。

 マウスカーソルが行方不明になったときの見つけ方もぜひ覚えていただかなくてはなりませんし,キーからすぐ手を放さないと同じ文字が画面上にいくつも表示されてしまうことにも気をつけていただかねばなりません。

 それから,「ENTER」「ESC」「スペース」の使い方はもちろん,「DEL」と「BS」はよく似てるけど違うこととか,「SHIFT」キーを使うときだけはもう一つのキーも同時に押さなくてはならないことや,カーソルが点滅しているところにしか文字が入力されないことなど,まさに一から教えなくてはならないようです。

 
 それでも今日は私がつきっきりの状態だったので,1時間あまりで予定のメニューを終えることができましたが,これが数十人となると,いったいどうなるのでしょうか。


 それで今後の予定ですが,7月16日だけの一回限りの講座と伺っていたのですが,PTAの中心メンバーの方を対象に事前練習会を行うことになってしまいました。というか,知らないうちにすでにそのように決まっていました。上司の方が勝手にOKしたようです。

 当日は人数が多いので,私一人では大変そうなので,事前練習会に参加した方が当日はインストラクター役になってくれるそうです。

6月15日(月)打ち合わせ&第1回事前練習会
6月20日(土)第2回事前練習会
7月4日(土)第3回事前練習会



 それにしてもたった一回の講座を開くために事前の練習を3回もやらなくてはならないとは...。



 とんでもないことを引き受けてしまいました。ふぅ。




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