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斬・Webオーサリングソフト(後編)

斬・Webオーサリングソフト(前編)の続きです。
有料・無料併せて23本のソフトを使用した結果について公開します。

HTMLソース部分のチェックポイントについて

  1. 文書型宣言の有無、正確さ
  2. 無駄なタグを出してこないか
  3. 見出し、段落、強調、リスト、アドレスを正しくマークアップできるか
  4. TITLE要素の取り扱い
  5. 文書読み込みで勝手にソースを書き換えないか(HTML4.01 Transitonalの文書型宣言使用時)
    読み込ませた文書

あと、使い勝手について個人的に気がついた点についても記しています。

検証したソフト

市販ソフト/シェアウェアの部

無料ソフトの部

総評

Dreamweaver4

Dreamweaver4で作成したHTML文書

プロ御用達ソフトとして、もっとも人気の高いDreamweaver4ですが、HTMLの書き出し面では、プロユースで使うレベルにはないと思います。プロの方が使う場合も、HTMLの書き出しよりかJavascriptの書き出しやサイト管理面の方で使っているケースが多いのでは?
TITLE要素を意識させてくれるインターフェイスは秀逸。

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Dreamweaver MX

Dreamweaver MXで作成したHTML文書

Dreamweaver4のバージョンアップ版。マークアップ面では、文書型宣言を出すようになったことと、STRONG要素やEM要素(他にABBR要素やACRONYM要素も)がツールボタンで挿入できるのが、大きな改良点。ただし、ADDRESS要素のマークアップが相変わらず出来ない。
今バージョンから、XHTMLでのマークアップも可能になった。Golive6のようなアウトラインモードは持たないが、レイアウト画面とHTMLソース画面を一度に表示できるのはDreamweaverシリーズの良いところ。

標準価格48,000円は、アマチュアお断りになるだろう。WYSIWYG型制作ソフトの選択肢が少ないMacユーザには厳しい。

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Contribute

Contributeで作成したHTML文書

DreamweaverやFlashでおなじみのMacromedia社のソフト。こちらは、サイトの更新に重点を置いたツール。一応、新規Webページの作成もできるが、作成されるHTMLソースに勝手にスタイルシートを適用してしまう。
また、HTMLソースを直接編集する機能はない。

ソースの書き換えに関してはないので、Goliveやホームページビルダーといった他社製のツールで構築されたサイトであったとしても、更新作業はContribute上で問題なく行えるだろう。
このソフトは、あくまで更新用ツールと割り切って使った方がよいと思う。

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Golive5

Golive5で作成したHTML文書

プロ御用達ソフトの双璧をなすGolive5ですが、HTMLの書き出しと言う点では、プロユースで使うレベルじゃありません。
元々、Macで使われることの多いAdobe社のソフト。Windowsユーザにはいまいちなじめないインターフェイスです。
リスト解除はいちいちレベルを下げるでやらないと駄目なようで、これを知らないと、意図せぬマークアップになるおそれ大。

あと、インストールすると、CSSファイルなどが勝手にこのソフトのアイコンに置き換えられてしまいます。これはいただけません。

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Golive6

Golive6で作成したHTML文書

Golive5のバージョンアップ版。マークアップ部分では、文書型宣言を出すようになってきたのが、Golive5からの大きな変更点。細かい使い勝手はかなり改善されているし、TITLE要素を意識させてくれるインターフェイスの搭載、XHTML変換機能、文書型宣言選択機能、アウトラインエディタモードなどがある。プロユースとして十分使えるのではないかと感じさせる。
ただし、悪い点は、前バージョンと同じ。起動時間も少々長め。

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FrontPage2000

FrontPage2000で作成した文書

FrontPageExpressの有料版。FrontPageExpressと比較すると、無駄タグ打ち出しがないのと、ソース書き換えがないのは救い。機能面ではやや上のはずですが、使い勝手部分ではやや違う部分があります。ツールバーのBボタンはB要素になっています。また、TITLE要素については、名前を付けてファイルを保存するときの問い合わせがなく、最初に入力した行の内容から勝手につけられてしまいます。

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ホームページビルダー6.5

このソフトは、2種類の制作モードがあります。どこでも配置モードと標準モードで、前者はDTP感覚で編集。後者はワープロ感覚で編集と言った感じでしょうか。
この2つのモードでは、吐き出すソースが異なるので、両方掲載しておきます。

◆どこでも配置モード 

どこでも配置モードで作成したHTML文書

どこでも配置モードでは、レイヤー使いまくり状態です。p要素が全くありません。また、文字入力をする前にあらかじめ要素を決定しておかないと駄目です。
使い方次第なのでしょうが、無駄タグも出してきてしまうので、このモードでの作成はおすすめしません。

◆標準モード

標準モードで作成したHTML文書

標準モードの場合、初心者向けという割にはかなりまともなソースを吐き出してきます。糞ソースを吐き出すと評判だった頃が嘘のようです。だてに、音声ブラウザであるホームページリーダーを出している訳ではないか。

◆両モード共通

  1. ファイルを保存するときに文書のタイトルについての問い合わせがない。
    TITLE要素については、ページのプロパティで設定することに気がつかないと、名無しなHTML文書になってしまいます。
  2. フレームを使う場合には、間違った文書型宣言をしてしまいます。
    今回のテスト範囲外ですが、フレームの場合でも、フレームセットを定義しているファイルでTransitionalを宣言します。(本来はFrameset)
  3. 要素名が大文字、属性名が小文字というのは、どっちつかずな印象。
  4. 使用ソフトをでかでかとソースに記述する
  5. </li>を記述している場合は、消去されてしまう。HTMLの文法としては問題ないが、XHTMLの文法としては問題あり。次バージョンでの対応期待。

3と4の問題点については、設定を変更することで解決することは出来ます。5.の問題点は、保存時のファイル形式をXML対応HTMLに変更することで対処することが出来ます。

どこでも配置モードの使用は封印しておきましょう。
HTMLの編集もできるので、必要に応じて編集できるのがありがたいです。外部スタイルシートを適用する場合でも、スタイルの適用がツールバー上から出来るので、使い勝手としてはよい部類に入るでしょう。

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ホームページビルダー7

前バージョンに引き続き、編集モードは2つ。どこでも配置モードと標準モード。どこでも配置モードは、前バージョンで「ブラウザごとでの表示が全然違う!」という不評をかってしまったことから、「ブラウザ共通のレイアウト」に変換するという機能がついた。

以上の点をふまえて、今回は3つソースを掲載。

◆どこでも配置モード(変換無し)

どこでも配置モードで作成したHTML文書(変換前)

新規作成時のソース面ではV6.5と変化はみられない。

◆どこでも配置モード(変換後)

どこでも配置モードで作成した文書をブラウザ共通のレイアウトに変換したHTML文書

今回の目玉機能の一つである「ブラウザ共通のレイアウト」に変換機能は、テーブルレイアウトに変換するというモノ。変換前に、各レイヤーごとの重なりを解消する必要がある。変換後のソースは、ホームページビルダー上では編集できない。標準モードで開き直さないと編集できない。

ソース面では、透明GIFと空白セルが非常に多く、テキストエディタを使って手打ちで編集するにもかなり苦労させられる。
また、変換後の基本となる文字サイズは、Netscape4.x(9pt=12px)に合わせているようで、レイヤーサイズを変更していない場合、セル幅の算出もNetscape4で不自然な折り返しとならないように算出されているようだ。
Netscape4.xとそれ以外のブラウザではデフォルトのフォントサイズが違うというのを理解した上で変換機能を使わないと、思わぬ罠にはまる。

正直言えば、変換機能を当てにするべきではない。どこでも配置モードの文書を変換させるぐらいなら、最初から標準モードで作った方が、後々のメンテナンスもやりやすい。V6.5同様、どこでも配置モードは封印だ。

◆標準モード

標準モードで作成したHTML文書

テスト範囲内でのソース面での変化は特にみられず。

編集画面での主な変更は、レイアウト画面とソース画面を一度に表示できるモードがついたことと右側に属性/アウトラインモードがついたこと。(左側は簡単ナビorサイト/素材ビュー)
すべての機能を使おうと思うと、1024×768の解像度でも手狭なので、必要な機能に絞って表示させるようにしたいところだ。

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HomePage Creator5J

まず、お断りしておきます。体験版のソフトウェア使用許諾同意書の中に、

2. 使用範囲
本ソフトウェアを使って作成したファイルを Web サーバーに発行することはできません。また、機能テストの目的でファイルを発行した場合には、機能を確認後に直ちにWeb サーバーから発行したファイルを削除してください。

と言う文書がありますので、ソースを掲載します。

<html>
<head>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=shift_jis">
<title>HomePageCreator5で作成したHTML文書</title>
<meta name="generator" content="HomePage Creator v5.0J(Trial)">
<meta name="author" content="FUMING">
<meta name="keywords" content="HTML4,HomePageCreator5">
</head>
<body bgcolor="white" text="black" link="blue" vlink="purple" alink="red">
<h1>斬・Webオーサリングソフト</h1>
<p> Webサイトを作成する際に、お世話になっている方も多いであろうWebオーサリングソフト。私もお世話になっています。<br> 従来、これらのソフトが吐き出すHTMLソースは、とんでもないモノが多いと言うことで、使用すること自体がまずいとか言われてきたものです。<br> しかし、性能も向上したことですし、<b>インストール後のデフォルト状態でどれだけまともなソースを吐き出すかを検証してみましょう。</b></p>
<h2>検証対象となったソフト</h2>
<p> 今回、この規格の餌食、もとい対象となったソフトは以下の通りです。Windows環境で動作するモノです。&amp;無料モノです。</p>
<ul>
<li>FrontPageExpress</li>
<li>Netscape Composer(Netscape4.75付属)</li>
<li>Netscape Composer(Netscape6.2付属)</li>
</ul>
<p>&nbsp;</p>
<hr>
<address>
文責:<a href="mailto:fuming@neko.chan.ne.jp">FUMING</a>(fuming@neko.chan.ne.jp)
</address>
</body>
</html>

韓国では、もっとも人気のあるWebオーサリングソフトだそうで、実力のほどを期待してみたのですが、HTML書き出しについては期待はずれ。
TITLE要素、作成者、キーワードを意識させてくれるインターフェイスはDreamweaver4以上に秀逸。

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ホームページ制作王5

ホームページ制作王5で作成したHTML文書

正直言って、ここまでひどいとは思いませんでした。なんじゃこりゃ?と言う感じで、思わずのけぞってしまいました。 Microsoft-Wordが吐き出すHTMLソースレベル。そもそも、作成方法からして、非常にやりづらい。リストすら作成できないなんて、Word以下。インターフェイスの見直しからして必要だと思います。
絶対に購入すべからず!

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ホームページ制作王2003

ホームページ制作王2003で作成したHTML文書

相変わらず使いづらいソフト。何度ヘルプをみたことやら。テキストを入れるのですら、編集するボタン群から「テキスト」を選択後、「挿入」を選択しないとできないと言う代物。効率悪いったら、ありゃしない。WindowsユーザがWYSIWYG型ソフトに求めるインターフェイスは、ワープロ感覚であることを考えれば、デフォルトでテキスト入力ができて当然。

編集時の感覚は、ホームページビルダーの「どこでも配置モード」と同じような感じで、入力済みのパーツを移動してみたり、サイズを調整したりする。

マークアップの方はかなり改善されてはいるモノの、マークアップさせる手順が非常に面倒。入力段階でリッチテキスト方式という訳のわからない方式を選択しておくか、素の状態で入力後にリッチテキスト方式に変更してやるかして、修正メニューでマークアップをさせるというモノ。これで、見出しやリストといった、よく使うであろうブロック要素のマークアップはできる。

ソース面は、DIV病もどきなのができあがる。ビルダーの「どこでも配置モード」と似ているが、こちらはz-indexプロパティがない。位置指定での単位がついていない。

一応、既存のHTMLファイルの読み込みはできるようにのだけれど、HTMLソースが大幅に書き換えられてしまっている。一瞬、私は別のファイルを読み込んでしまったのか?と思ってしまった。見出しのマークアップしてあったのが解除されていたり、テーブルレイアウトになっていたり、フォント関係の指定が勝手にしてあったりとさんざん。既存文書の活用となると、非常に厳しいモノがある。

バージョン5と比較すれば、随分と改善されていはいるものの、おすすめできるレベルではない。

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ホタル2001改訂版

ホタル2001改訂版で作成したHTML文書

ソース的には、一見まともそうに見えるが、実はそうではない。ソフトの使いやすさは可もなく不可もなくと言うところ。

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ホームページNinja

ホームページNinjaで作成したHTML文書

これまたひぇ〜とのけぞりたくなるソース。頼みもしていないのに、勝手にスタイルシート使用している。P要素すらなしといった状態。
HTMLを意識させないのがコンセプトであるならば、文書構造をきちんと反映できる形にして欲しいです。ソースの書き換えも勝手にしないで欲しいです。書き換えたソースにFONT要素てんこもり状態です。
この手のソフトとして、唯一の救いは文書型宣言をきちんと出してくることでしょう。

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eコマースdramatix

eコマースdramatixで作成したHTML文書

このソフトは、個人サイトを作成するのではなくて、商用サイトを作成するためのモノです。HTML文書作成そのものは、AWP HTMLエディタ以外に、インストールされていれば、Dreamweaver4,FrontPage2000,FrontPageExpress,Netscape Composer(4.x付属)を選択可能。ただし、今回はAWP HTMLエディタを使用しての評価です。

HTML書き出しについては、やたらとFONT要素を出してくることと、文字コードの定義がないのが難点。
使い勝手的には、FrontPageExpressと同じ感覚。しかし、メニューバーの文字が消えていたのは何故に?HR要素の定義が出来ずじまい。

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ホームページミックス

ホームページミックスで作成したHTML文書

このソフトは、真っ白な状態からの作成はできないため、通常のテストは行えず、あらかじめ用意されているテンプレートを使用した評価になります。

あらかじめ用意されているテンプレートしか使えないので、デザインの自由度はかなり落ちてしまう。ソース面では、ilayer要素という、もはや絶滅したと思われた要素を吐き出すのを始めとして、テーブルレイアウトが基本となっている。もちろん、font要素使いまくり状態。文書型宣言を吐き出してくるのが救いか。

ただ、金を出して買うほどのソフトじゃない。それならNetscape6以上かMozilla付属のComposerを使った方がよっぽどまし。

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EasyHome

EasyHomeで作成したHTML文書

唯一、シェアウェアから(\2,000)の登場。

試用中と言うことで、一部機能制限がある。マークアップ的には、シェアウェアだから仕方ない部分があるのかも。でも、金取るなら、HTML4.01準拠してもらわないと困ります。
使い勝手部分に関しては、あまりよくないと感じました。このソフト独自のインターフェイスがあまりよくありません。かなりヘルプに目を通してしまいました。

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Word2000

Word2000で作成したHTML文書

HTML文書書き出し機能は、Wordの文書をInternet Explorerで読めるようにする程度ですので、期待するだけ間違っています。専門のオーサリングソフト(FrontPage2000)もありますし。
とにかく、無駄なタグが多すぎ。別のホームページソフトの機能で無駄タグを消去しないと、使いモノにはならないと思います。

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ホームページデザイナー

ホームページデザイナーで作成したHTML文書

文字コードの定義部分がx-sjisと、FrontPageExpressと同じ。使い勝手もFrontPageExpressと同様。basefont要素を吐き出してきます。
新規で制作する分にはまだいいのですが、他のソフトで作成した文書を読み込ませて編集するとなるとダメですね。

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HiMate! サイトビルダー

HiMate! サイトビルダーで作成したHTML文書

これまた、とんでもないソフト。数少ないMac対応なのですが、とてもおすすめできるレベルではありません。金を出してまで買うようなソフトではありません。

テーブルレイアウト全開のソースを吐き出してくれます。また、勝手に文字サイズが固定のスタイルシートも吐き出してくるので、できあがったページはアクセシビリティ面でかなり低いモノになります。
作成に関しては、あらかじめ用意されたテンプレートに文章や画像を挿入するスタイルを採用しているので、ページ作成に関する自由度は低いです。

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FrontPageExpress

FrontPageExpressで作成したHTML文書

無料ものだから仕方ないのか?という感じです。文字コードの定義部分で、Shift_JISでなくて、x-sjisとなっています。
また、ソースの書き換えが多々行われており、スタイルシートの活用は苦しいと思います。
個人的には使用をおすすめできません。他のソフトに乗り換えたときも大変な目に遭います(筆者体験より)。

ソフトの使い勝手ですが、Netscape4.75付属Composerよりかはましですが、ソースの直接編集はお得意ではありません。なお、このソフトはBと書いてあるツールバーのボタンでSTRONG要素が挿入されます。

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Netscape Composer(Netscape4.75付属)

Netscape Composer(Netscape4.75付属)で作成したHTML文書

ソフトを使う上での欠点は、文字入力を行う前に要素を決めておかないといけない点及び、ソースの直接編集が出来ない点です。

まあ、所詮旧世代ブラウザに付属していたモノですから、使わない方がよいのではと思います。

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Netscape Composer(Netscape6.2付属)

Netscape Composer(Netscape6.2付属)で作成したHTML文書

さすが、Windows環境で動作するブラウザの中でもっとも標準準拠度が高いと評判のNetscape6.2。付属のオーサリングソフトも優秀。
要素名、属性名とも小文字記述されているので、XHTMLへの移行を考えるのであれば大きな助けとなるでしょう。

TITLE要素も、文書保存の前にきちんと問い合わせてきます。使いやすさはNetscape4.x付属版とは段違いによいです。ソースの直接編集も可能。

これで無料なのが信じられないぐらいの出来映え。ただし、スタイル適用については、ツールバー上では出来ないので、classやid属性を使っていると、いちいちソースを開いて編集する必要があります。

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OpenOffice.org 1.0.1 日本語版 HTML Builder

OpenOffice.org 1.0.1 日本語版 HTML Builderで作成したHTML文書

無料で使えるOfficeソフトとして、MS-Officeとの互換性などもうたっているようですが、操作性もいまいち良くない。

元々海外で作られたソフトなので、日本語対応にも問題があり、設定をしないと満足に日本語ドキュメントの作成ができない。今回は、初期設定のままで使ったため、マークアップを施すたびに、フォント指定が欧文フォントになってしまうという難点も。
それにしても、今時文書型宣言がHTML3.2というのも難点。日本語使えないし。

個人的に一番許せないのは、META要素での作成者氏名の吐き出し。インストール時に登録した氏名をそのまま使用しているので、うっかり本名を入れたら悲惨なことになります。

HTMLソースも大幅に書き換えられてしまうので、このソフトでHTML文書の作成や編集というのはしない方がよいと思います。

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総評

HTML文書を作成するという点に重点を置いての格付け(S〜F)です。もちろん筆者の独断と偏見の基づいてのモノです。

S:Netscape Composer(Netscape6.2付属)

A:ホームページビルダー6.5(標準モード)、Golive6、ホームページビルダー7(標準モード)

B:DreamweaverMX

C:Dreamweaver4、Golive5、FrontPage2000

D:HomePage Creator5J、e-コマースdramatix、Contribute

E:ホタル2001改訂版、EasyHome、ホームページデザイナー、OpenOffice.org 1.0.1 日本語版 HTML Builder

F:ホームページビルダー6.5(どこでも配置モード)、ホームページNinja、Word2000、FrontPageExpress、Netscape Composer(Netscape4.75付属)、ホームページミックス、ホームページ制作王2003、ホームページビルダー7(どこでも配置モード)、HiMate! サイトビルダー

論外:ホームページ制作王5

S,AクラスはHTMLを全く知らない人でもおすすめできます。HTMLやCSSの知識があれば、なおさらよいHTML文書が書けるでしょう。

B〜DクラスはHTMLの知識があれば使っても問題ないレベル。機能面で優れている部分や、他ソフトとの強力な連携は魅力か。

Eクラス以下は使うだけ苦労するので、使用しない方が賢明。ハードディスクの肥やしになるだけ。初心者向けのソフトがここに数多くランクインされていたのは非常に残念。

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