[ 拡張プログラム(自動走行) ]


●自動走行について

基本セット付属のA01のように駅停車のある鉄道シーンを再現するプログラム。種類も多く電車走行キット・システムの中核的存在とも言える。

* それぞれのプログラムの機能の違いに関しては「A01系プログラム・機能比較表」参照。

●更新情報

更新日 プログラム 更新内容 パラメータ変更 設定値範囲変更 初期設定変更 画像変更等 差分ファイル
2014年 5月 14日 ・横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。
廃止×2 なし なし なし 差分なし

[ 横スクロール禁止設定の廃止 ]
* 詳細は「基本セット」ページに記述。



●自動走行プログラム


A02

配布終了
v4.3/Jun.2001 - Apr.2011(添付車輛更新 May 2005) → A02SLと統合
基本セット付属のA01に「機関車」と「次位車輛」「最後尾車輌」を追加した、機関車列車対応版。

[ 添付画像の行方 ]
(1) 客車と貨車と風景は、蒸気機関車拡張「A02SL」添付に。
(2) 電気機関車は、追加車輌ページから直接入手。→ 画像表示(別窓)

[ A02SLとの統合について ]
* かつてパソコンの性能が悪かった頃は、蒸機動輪の処理が重かった。そのため、A02と A02SLは、動輪機能の有無以外はほぼ同じであるにもかかわらず、動作の軽い A02を残しておいた。時代は流れ、そういう問題は解消し、この両者を別々にしておく理由はなくなっていた。ただ惰性で変更しなかっただけ。しかし、IE10対応という更新作業に迫られ、統合の決断の後押しとなった。
* 電車走行キット黎明期には、最優先で新機能を追加してきた A02。その地位は A02SL-Expert に移行してしまったが、現在の A01系プログラムの礎(今の A01は、A01 ver.1を引き継いでおらず、A02の系譜上にある)でもあった。長年残してあったのは、そういう存在への感傷もあったわけだが「もういいかな…」と思えるようになった。

A03/A03-Simplified

ダウンロード

zip形式 96KB
v3.31 /Dec.2002 - May 2016(簡素化版A03-Simplifiedは、Feb.2003〜/添付画像更新 Jun.2005)
A01系「機能拡張」版。
簡素化版も同梱。追加機能は下記参照。S 印は簡素化版にもある機能。
スムーズ開閉ホーム可動柵(ホームドア)(スムーズ動作はv2.0〜) S
車輛のスムーズ開閉ドア S
上下線段差
奥にTB規格車輛の走行路線(アイデア by ゆめじさん)
空色時刻連動(実時間、または最速4分で1日がまわる高速時間)
フリッカー信号(v1.5〜) S
2車線踏切(v2.0〜) S

【添付画像】
・「基本セット添付の103系風無地車輛にあわせた可動柵」「103系風とE231系風無地車輛用のスムーズ開閉専用ドア」「E231系風10両編成用のガラス」「フリッカー信号」「2車線踏切画像一式」「空の部分を透過した山岳背景」「TB用高架線」
【別途入手画像】
・TB路線用に初期設定されているのは、「MN00」添付のTB規格・京王8000系。

* 2車線踏切とは「左右に棒があって、閉じる時は走行車線側の棒が先に降り、開く時は左右の棒が同時に上がる」ものを言う。
* 以前は同時に設定できなかったホーム可動柵とスムーズ開閉ドアだが、v2.0から両立可。しかも可動柵もスムーズ動作可。
* 以前は A03-Simplifiedでのみ設定可能だった島式駅だが、v2.0以降 A03でも設定可。
* 疑似終端駅(折り返し運転)機能付。
* 拡張機能の多くがA01と比べて「絵の重ね枚数の増加」によって実現している。よって、低速CPUパソコンでの描画処理負担がけっこう重い。使用する機能を限れば多少は軽くなるが限界はある。
スムーズ開閉ドア動作見本
* 左上フレームの走行見本 No.30No.31No.51No.73No.87No.154No.398No.640No.817 がスムーズドア使用例。
* 24bit-PNG のスムーズドア使用例は No.703No.828
* スムーズドアでも、左右別設定(No.1490)や、走行中ドア開閉(No.75)は、A02SL-Expertでのみ可能。A03系では不可。
* 転車台表現も可能にするスムーズドア特殊設定も A02SL-Expertのみ。A03系で設定できないので注意。
* スムーズ開閉ドアはリアルだが、専用のドア画像を描画するのにレイヤ機能付描画ソフトが事実上必須。ハードルが高いと思うので、A03系とA02SL-Expert以外のプログラムに波及させる予定は今のところなし。
* 左上フレームの走行見本 No.282No.520 が TB規格画像との併走機能の例。
* 空色可変は No.1094 参照。
3.3→3.31 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

A03-TEC

ダウンロード

zip形式 45KB
v1.91 /Mar.2004 - May 2016
A03系の「新幹線」版。
色灯信号と踏切の省略、および「ぶれ表現」の追加。

【添付画像】
・「新幹線駅風の風景セット(ホーム可動柵を含む)」
* 添付風景は東海道山陽新幹線を想定したもののため、九州新幹線用としてはおかしな個所がある。
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要
追加車両ページから「JR九州・800系」の車両、スムーズドア、半透明窓画像。→ 配布頁

* A03-Simplifiedベースなので、空色変更やTB走行等の機能はなし。
* 色灯信号と踏切がないことにより容量的に軽くなっている。ぶれ表現を無効にすれば、処理的にも軽いかもしれない。
1.9→1.91 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

A04

ダウンロード

zip形式 39KB
v1.31 /Aug.2008 - May 2016
A01系「複々線」版。
4列車の同時走行。それだけ。

【添付画像】
・「新しめな駅」「複々線工事の風景」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要
・(1) 蒸気機関車拡張「A02SL(← A02)」添付の「貨車」。
・(2) 追加車輌ページから「EF64(前期形)」を直接保存。→ 画像表示(別窓)

* 4つの列車を同時に走らせるのは、低速CPUパソコンでは処理が重く、走りがギクシャクする。
* 線路別、方向別といった複々線の設定そのものは多様だが、それ以外については、多機能なわけではない。
* 右側通行設定不可。海外シーン用に使うには制約がある。
1.3→1.31 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

A05

ダウンロード

zip形式 62KB
v2.81 /Oct.2002 - May 2016(添付画像更新 Sep.2003/画像ファイル名更新 Oct.2004)
A01系「単線駅」版。
線路手前にプラットフォームを設定した場合、左右どちらに走る場合もドアが開く…等、単線特有のシーンに対応。簡易終端駅機能や、G-G信号動作する疑似北越急行機能付。

【添付車輌】
・「キハ40・100番台(旧塗色=首都圏色)」「改造ベース無地白車輌(キハ40風)」
【その他の添付画像】
・「古めの駅」「列車方向表示のない踏切警報機」「2灯信号」「G-G信号を含む6灯5現示信号」「高原の日没の背景」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要(v1.9〜)
・(1) 蒸気機関車拡張「A02SL(← A02)」添付の「貨車」。
・(2) 追加車輌ページから「DE10(国鉄標準色)」を直接保存。→ 画像表示(別窓)

* 簡易終端駅(折り返し運転)とG-G信号対応の疑似北越急行機能は、v2.0から。
* G-G信号については、左上フレーム見本 No.881 参照。
* A03, A02SLにある「疑似終端駅」と、A05の「簡易終端駅」の違いは、前者は信号と踏切が無効になってしまうのに対し、後者は信号と踏切動作が折り返し運転に対応していること。
* 但し、江ノ電藤沢駅のような降車乗車両側のドアが開くような終端駅は、IA01とA11でのみ表現可。
* 蒸機+単線駅、というシーンを作る場合は、多少の制約はあるが A02SL(v3.1〜)か、A02SL-Expertを使用されたし。
2.8→2.81 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

A06

ダウンロード

zip形式 36KB
v1.41 /Apr.2005 - May 2016
A02系「単線交換」版。
交換駅シーン専用プログラム。出発信号と場内信号動作。

【添付画像】
・「北の大地の風景」「キハ40用半透明窓」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要。
・(1) 蒸気機関車拡張「A02SL(← A02)」添付の「コキ50000系」。
・(2) 拡張プログラム「A05」添付の「キハ40-100番台」の他、ベース車輛、2灯信号機、方向表示のない踏切、手前プラットフォーム。
・(3) 追加車輌ページから「DD51 500番台(1052号機以降)」を直接保存。→ 画像表示(別窓)
・(4) ゆめじさん作成の「キハ183系 0番台(国鉄特急色)+9両用半透明窓」→ ゆめじさんのサイト「あとりえ とき」から入手されたし。なお、使用にあたっては、ゆめじさんが定めた使用条件を守られたし。

* 機関車設定は A02と同じ。
* 交換駅シーンの様々な要素を盛り込んだため、既存のプログラムとは設定方法が大きく異なるものや、既存の設定概念から外れた新パラメータも存在する。Expert仕様というほどではないが、ハードルが高い。単純な単線交換なら、A02系(Kidsを除く)の「簡易単線交換」設定を使った方が楽。
1.4→1.41 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

A07

ダウンロード

zip形式 84KB
v2.31/v1.31 /Nov.2003 - May 2016

走行見本

路面電車」を表現するプログラム。
鉄道信号や踏切がないかわりに道路信号付交叉点がある。電車は道路信号に連動してコントロールされるため、赤信号で停止し青信号で進む。
電車と自動車の併走(=A04同様の複々線仕様)版 Advanced同梱。

【添付画像】
・「街並の背景」「電停」「路面電車用軌道」「センターポール架線柱+架線」「道路信号付交叉点画像一式」「赤い小型自動車」「グレイのトラック」「緑のバス」「黄色いバイク」
【別途入手画像】
* 初期設定されている編成には以下の車輌が必要。
・追加車両ページから、岡山電軌 9200形 MOMOと、半透明窓画像。→ 配布頁

* 半透明ガラスのドア開閉連動切替機能付。
* 窓ガラス越しに見える、奥側のドア開閉にも対応。
* Advanced バージョンは、低速 CPUパソコンでは動作が重い
* 走行見本は別ウィンドウ。併走版ではなく、通常の A07。
* 上記走行見本を、左上フレーム走行見本に入れ子にしたシーンが No.1583 にあり。
2.3→2.31 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。
Advanced 1.2→1.21 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

A08

ダウンロード

zip形式 74KB
v2.41 /Nov.2003 - May 2016(添付車輛更新 Apr.2005)

走行見本

地下鉄」シーンを表現するプログラム。
トンネル内の暗い車輛と、駅での明るい車輛を同時に表現可能な「明暗切替」機能が特徴。他に「疑似・赤坂見附」と「銀座線的消灯」機能付。

【添付車輌】
・「103系 1000番台(千代田線色)もどき」明暗切替対応。
【その他の添付画像】
・「地下駅風景一式」「地下信号機」

* 明暗切替を単純な構造で実現するために、Netscape4には対応していない。Netscape6以降は表示可。Netscape4の CSSバグを回避するためには別の複雑な方法が必要だが、そこまでやる気にはなれなかった。
* 駅や架線(または第三軌条)は、背景等に描いてしまう仕様になっている。
* 一応「地下鉄」ということにはなっているが、応用すれば「トンネル出口」とか「洗車機」などの表現にも使える。
* 走行見本は別ウィンドウ。昔の「赤坂見附」駅っぽいシーン。
* 左上フレーム見本 No.1080 にも明暗切替の見本あり。要IE7以上+Kids車輌だが No.1085 も A08的表現。
* A02SL-Expert v2.7以降でも似たような表現は可能だが、A08とは異なり、設定難度が非常に高い。特別な目的がない限り、A08を使用した方が楽。
2.4→2.41 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

A11

ダウンロード

zip形式 117KB
v1.31 /Jan.2010 - May 2016
終端駅」シーンを表現するプログラム。
左側終端の3線までのターミナルを表現可能。

【添付車輌】
・「103系(各色)」
【その他の添付画像】
・「終端駅プラットフォーム」「信号機」「単調な夜景」

* 電車の発着パターンには制約あり。
* 他のプログラムでも「終端」が可能なものがあるが、出発信号や場内信号、及び3線までという点は A11でしか表現できない。また、IA01とA11のみ、降車側→両側→乗車側という3段階ドア開閉可。
* 2011年 11月 11日に、v1.11 になったのに、IE10対応のために v1.2になってしまった。
1.3→1.31 :
横スクロール禁止設定廃止、CSS指定で代行。

●他に分類される自動走行系のプログラム

分類 プログラム名 解説
蒸気機関車拡張 A02SL A02+蒸気機関車。← A02と統合
A02SL-Expert A02SL+A03-Simplified+IA01といった機能を持つ超多機能の、究極の自動運転プログラム。但し設定難度が高いため、電車走行キットに熟練した方のみを対象としている。
特殊鉄道拡張 UA01 旧称AM01。基本セット付属のA01をモノレール等の特殊鉄道用に改造したもの。
IA01 ケーブルカー等の急勾配シーンを再現するためのプログラム。実は水平も可。
Kids拡張 A02SL-Kids A02SLを鉄道玩具シーン用にしたもの。玩具風TK-Kids規格用の基本プログラム。


<< 前頁へ戻る