目的と目標の話 08.10.13

環境目的と環境目標については、もうくどいほど繰り返し書いているが、本日もまた駄文を重ねる。
../jfk.gif なにしろ私は日常この問題で悩み苦しんでいる。
「およそ一個の男子としてISOのために苦しみ倒れたなら、苦しみすぎたことにならない」なんて、ケネディのように粋がってはいられない。日本のISO認証制度を良くするには、ダメ審査員を淘汰し、ダメ認証機関を排除しなければならないのだ。そんなことを考えると、またアドレナリンが湧き出し闘争心が高まってくる 

ISO14001の4.3.3項では
「組織は、その目的及び目標を達成するための実施計画を策定し、実施し、維持すること。」
とある。
これを読んで「目的を達成するための実施計画」と「目標を達成するための実施計画」が必要だと解釈する人はいるだろう。現実に大勢いる。
「及び」の関係を正しく読めばそうでないことは明白である。大多数はそれさえも分からないらしい。
あるいはそれだけでなくユニークでさまざまな解釈をする人もいる。一部の審査員や認証機関は「目的は3年後の目標」と具体的な数値を想定している。そしてなんと「期間の長さが2年間では目的に値しない」と不適合を出している認証機関もある。
まるでどうぞ異議申し立てしてくださいと言っているようだ 
しかしながらISO14004では「目的も目標も短期から長期までにわたって検討すると良い」と書いているので、どうもその理解では規格とずれているようだ。

ともかく規格文言を素直に読めば「目的及び目標を達成するための実施計画」があれば良いことは明らかである。その解釈は私だけでなく、ISO-TC委員やJACBの有力な方、またJABも「目的及び目標を達成するための実施計画」が(ひとつ)あれば良いと語っている。(お断りしておくが確認済である)
過去より、この解釈について複数の審査員と認証機関に私が教えてきたおかげで、「目的の実施計画と目標の実施計画が必要だ」とか、「目的は3年後の目標だ」なんて愚かなことを語っている審査員はもういないだろうと思っていた。
しかし「目的を達成するための実施計画」と「目標を達成するための実施計画」が必要だと主張する審査員は学ぶことが苦手なのか、6,500万年前の恐竜ように滅亡することなく、21世紀の現在までしぶとく生き残りいまだに審査でそう語っていると聞く。
困ったものである。まるでゴキブリのようだ。
そんなわけで本日も目的と目標について愚考する。

規格の定義では目的は
「3.9 環境目的(environmental objective)
組織(3.16)が達成を目指して自ら設定する,環境方針(3.11)と整合する全般的な環境の到達点。」
と定義されている。
つまりISO14001で「目的」とは一般的な意味、つまり「実現しようとしてめざす事柄・行動のねらい・めあて」といったものではなく、達成すべき到達点である。
これまた定義の表現を鵜呑み(?)にすると、何か単なる目標ではなく崇高なあるべき姿といった目標の上位概念であるという理解がされそうだ。しかし「目的」は単なる「目標」であって上位概念ではないと割り切った方が素直な理解ではないかと思う。
というのはISO9001ではISO14001で目的と訳しているobjectivesを平易に「目標」と訳しており、その意味も一般的な意味の目標と理解されており、そして特段問題になっていないからだ。
ISO14001が日本語に翻訳したときのいきさつは知らないが、英語で論議されたとき、「品質の目標」と「環境の目標」の概念が異なるはずはないと想像する。

本日はそういったことについて自説を述べる。
実を言って私の考えはエキセントリックで偏屈でアブノーマルなのだ 
それを覚悟して読んでほしい。

私の目的、目標、実施計画の理解とは下図のようなものである。
環境実施計画
 第一四半期第二四半期第三四半期第四四半期
施策目標施策目標施策目標施策目的
テーマ1甲をする-20/-20乙をする-10/-30おしまい0/-30 0/-30
テーマ2Aをする-15/-15Bをする-10/-25Cをする-5/-30Dをする-20/-50

目標とは途中のチェックポイント

目的とは目指す成果

参考にボウリングのレーンの絵を描いてみた。
レーンの目印をtargetという
objectivesである
まさにボウリングのピンは目標(objectives)であり物体(objectives)である。
そしてボウルを投げるときに目安とするレーンの印こそターゲットなのだ。
このアナロジーをお分かりいただけただろうか? 
アナロジーというよりそのまんまだなんて突っ込んだりして

ものごとはすべて簡単明瞭である。
目的と訳されたobjectivesは計画表の到達点であり、目標は途中時点で達成すべき指標である。この絵を見たら、「なあんだ」とおっしゃるだろう。あるいは「そんなバカな」と反応するかもしれない。
しかしこう考えると目的と目標の関係も平明であるし、目的の実施計画と目標の実施計画という発想が出てくるはずもないと思う。

確認のために私の愚考が目的・目標の定義と反していないか確認してみよう。
「3.9 環境目的(environmental objective)
組織(3.16)が達成を目指して自ら設定する,環境方針(3.11)と整合する全般的な環境の到達点。」
私の示した図をご覧いただければ、目的は計画表の最終目標であり「全般的な環境の到達点(overall environmental goal)」という意味に矛盾はないように思える。

「3.12 環境目標(environmental target)
環境目的(3.9)から導かれ,その目的を達成するために目的に合わせて設定される詳細なパフォーマンス要求事項で,組織(3.16)又はその一部に適用されるもの。」
目標を計画表の途中の達成数値目標とおけば、まさに目的を達成するために設定される詳細なパフォーマンスを示す数値目標であり、その指標は全体に適用されるものもあるし、一部部門に適用されるものもあり、まったく定義と矛盾しない。
目標とは、ボウリングでボウルを投げる時の目印であるレーンのターゲットそのものでしょう!

何度も繰り返すがそもそも「目的」(Objectives)はISO9001では「目標」と訳されている。なにもISO14001だからといって「目的」なんていう新しい言葉を創作しなくてもよかったように思う。targetの語義は元々最終目標というより目安とか狙いどころという意味なのである。
翻訳の際にobjectivesを目標と訳しtargetを確認点とでも訳せば問題は起きなかったのではないだろうか?
ロシア語ではobjectivesを的、targetを矢と訳したと聞いたことがある。
そして重大なことだが、実はこの考えはISO14004を読めばそう思えることであって私のアイデアではない。
この見解では、目的は長期目標であるとか、目的は3年後の目標であるとか、目的の実施計画と目標の実施計画が必要だなんて解釈はまったく相いれない。
くどいようだが、目的といっても一年で完了する短期のものもあるだろうし、何年もかかる長期のものもある。
目標も実はひとつではなく、毎月とか四半期ごととか監視ポイントの数だけあるのだ。ひとつでなく短期から長期まであるのはアネックスA.3.3に書いてあるとおりである。
目的対応の実施計画が数年間スパン、目標対応の実施計画が一年間スパンというのもまったくおかしなことだ。
昔の小集団活動のように、毎年新しい問題を見つけてその年度内に解決するという、予定調和の筋書きのあるドラマではお遊びであり、経営に寄与しない。
現実の仕事を考えてみればよくわかる。
REACH規則に対応するためには、規制が始まるまでに完了しなければならない。
VOC規制はまだ数年余裕があるからそれに合わせて塗料の切り替えとか排気ガスの処理を考えれば良い。
京都議定書対応の省エネ規制は・・・・
会社の投資計画や規制対応の開発などはそういったことに合わせて、期間も優先も決定されるのはご存じのとおり。
すべてに3年計画と単年度計画が策定され、粛々と実行されていくわけではない。

規格文言にこだわることを止めて、会社でプロジェクトを展開するときのことを考えてみれば、これらのことはまったく常識ではないだろうか?


本日の懸念

これでもまだ敵の息の根を止めることはできないだろう 

三年後の計画がなければ適合ではないという認証機関がある。
いったいどんな規格要求事項に不適合なのか? 知りたいものだ。
実を言って質問したことがある。
「会社の経営として3年後の目標がなければだめでしょう。私たちは経営に寄与する審査をしているのです」とのご宣託があった。
そうなのだろうか? まあ、そういうことにしておこう。
その認証機関はいかなる3年間の計画をお持ちなのかお聞きしたい。QMSもEMSも認証件数が減少している状況下で、その認証機関はどのような挽回策をもって活動しているのだろうか?
3年後、その認証機関の経営状況が今より悪化しているなら、あるいは認証している組織数が減少しているなら、きっとたいした長期計画ではなかったのだろう。


もの言えば唇寒し秋の風・・・
元々、松尾芭蕉の句であるが、余計なことを言うと、それが原因となって災いを招くという意味のことわざとなった。
誰のことか、何のことかはご想像に任せる 



のんきなとうさん様からお便りを頂きました(08.10.13)
目的と目標の話
仰るとおりですね。
英文のサイトを検索してみましたら目的(Objective)と目標(target)の違いについて説明してありました。
「目的とは方針の側面及び到達点が意識されているもので方針に整合しているもの、目標は目的が具体的に展開されるもので特定の仕事(specific task)」と説明してあります。しかし堅苦しく区別して表現しなくても通常は同じものと考えてよいのだと思います。
ISO9001でも、(Quality Objective)が品質目的ではなく品質目標と訳されています。ただし、17021は、「目的(objective)」を達成する能力が組織にあることを判定するように認証機関に要求しています。この場合「目標(target)」ではなく「目的(objective)」を達成することであることに注意すべきでしょう。

目的&目標については、次のような例も当てはまるのではないでしょうか。
1.(方針)大東亜共栄圏を確立する。
2.(目的(objective))亜米利加をアジアから排除する。
3.(目標(target))真珠湾の亜米利加艦隊を12月8日に殲滅する。

審査員氏から3年後の計画を要求されたとのことですが・・・
仮にそのような計画があり、また、その計画が審査員氏に提出されたとしたら認証機関は大変ですよ。17021に従いますと、認証機関は、適合性審査だけ(計画があるというだけ)ではなく組織がその目的を達成する能力がある(序文b))ことを判定しなければなりません。基準もなくして審査員氏は組織が3年後の目的・目標を達成する能力があることをどんな風にして判定するのでしょうね?
ところで認定機関(JAB)は、認証機関がそのような判定能力を備えていることを認定したのですね。う〜ん・・・わからん。
しかし少なくとも、「認証機関には計画があり、それの目標を達成する能力があり、品質マネジメントシステムが有効に実施されている」ことが認定されているのです。ISOの信頼性・失墜、審査の欠陥について、審査員氏のみを責めるのは酷であるような気がします。

のんきなとうさん様 毎度ありがとうございます。
論点が多々ありますのでひとつづつ
■その1
目的目標の認識は一致したと理解します。
■その2
「目標(target)」ではなく「目的(objective)」を達成することであることに注意すべきでしょう。
これは当然です。規格では目標は目的の一里塚であって、到達点が目的と称するものであることは明らかです。
■その3
(目的(objective))亜米利加をアジアから排除する。
これについてはそういう見解であっても良いとは思いますが、もっと即物的な目的であっても規格を満たすと考えます。
つまり、
(目的(objectives))真珠湾の亜米利加艦隊を殲滅する。
(目標1(target1))連合艦隊は千島列島を11月26日発信する。
(目標2(target2))連合艦隊は西経157度北緯25度に12月7日夜までに到着する。
(目標3(target3))第一波攻撃隊は12月8日に出撃する。
と目的目標を理解して良いと考えております。ここで目標を複数並べたのは目的を達するためにはタ−ゲットはそうあるべきだと考えるからです。
■その4
審査員氏から3年後の計画を要求されたとのことですが
これって、仮定法過去の問題じゃなくて、今現在の現実ですから認証機関がそのような判定能力を備えているのは間違いありません。
審査員氏は組織が3年後の目的・目標を達成する能力があることをどんな風にして判定するのでしょうね?
のんきなとうさん様 無邪気な疑問です。
私は過去10年間ISO14001の審査を受けたり立ち合って、審査員が目的・目標があるか、その内容が適切かをチェックするのを見てきました。しかし、組織が目的・目標を達成する能力があるかをチェックするのを見たことがありません。不思議なことです。
ところでJIS17021序文bでは「明示した方針及び目標を一貫して達成できる」となっております。目的はどこにいってしまったのでしょうか?
これはガイド62と66の二つを満たすためにISO17021を作ったわけで、ISO9001の顔を立てて原文のobjectivesを目標としたのでしょうか?(JISしかなくISOがないので教えてください)
のんきなとうさん様は「達成する能力があること」とお書きになりましたがJISでは「一貫して達成できる」です。これは同じでしょうか?
私にはわかりません。神学論争のような気もしますが・・
■その5
ISOの信頼性・失墜、審査の欠陥について、審査員氏のみを責めるのは酷であるような気がします。
そうでしょうか?
どう考えても私にはISOの信頼性・失墜、審査の欠陥が組織にあるとは思えません。ましてそれ以外のステークホルダーである株主とか近隣住民あるいは最終顧客に責があるはずはありません。
もし組織が嘘をついていた、瑕疵を隠していたというならそれは犯罪行為です。また組織が認証を受けずに認証しましたと虚偽の広報をしていた事実は過去ありません。
つまり認証という行為を主体的に行ったのは、認証機関とその実施者である審査員であることは間違いない事実です。単に組織が適合でなければ認証機関は認証しなければ良いだけのことです。言い換えると認証機関が適合でない組織を認証していたことを否定できません。このへんはこちらをご覧ください
よってISOの信頼性・失墜、審査の欠陥の責任は、審査員及び/又は認証機関が負うものと考えます。
繰り返しますが、審査員がちゃんと見て判定していればISOの信頼性・失墜、審査の欠陥は起きなかったはずです。

ぶらっくたいがぁ様からお便りを頂きました(08.10.13)
私の場合、ISO=経営実務であると考えておりますので、「環境目的」は日本語でいう「目標」、「環境目標」はそのための各施策の「進捗指標」と解釈しております。
今風の経営用語でいえば、「環境目的」はKGI、「環境目標」はKPIということになります。
すなわち、「環境目的」はおばQ様が提唱されているボーリングのピンであり、「環境目標」はレーンにマークされた▲印(ボーリング世代から少しだけ離れておりますので、これを何と呼称するのか知りませぬ)であるという考え方に同意であります。
最終的にはピンを倒すことを狙っているのでピンは日本語の「目標」、ピンを倒すためにはボールがしかるべき▲印上を通過しなければならず、それを逸れている場合は目指すピンに当たらないということが途中でわかる、つまり進捗の状況が定量的に把握できる指標ということになります。
ボーリングの場合はボールを投げてしまえばもう修正がききませんが、現実の業務ではそれが可能ですから、▲印からはずれていることがわかれば、ピンに到達する前に極力修正することが可能となります。この▲印の設定が甘かったり不適切であるとストライクはとれませんから、ピンに当てること以上に重要であるともいえます。つまり、▲印も「目標」の一部と見なすこともできます。
「組織は、その目的及び目標を達成するための実施計画を策定し」とは、それぞれ別々に立てることを求めているのではなく、両者は一体のものとして「組織は、適切な進捗指標が含まれた目標達成のための実施計画を策定し」という意味に解釈すると合点がいくのではないでしょうか。
日本語訳をする際に、それぞれ「環境到達目標」、「環境進捗目標」とでもすれば混乱もなかったのでしょうが、後者を「環境目標」としてしまったことが誤りの元であると思います。

たいがぁさん 毎度ありがとうございます。
私はあなた様より年上のボウリング世代です。
▲印(ボーリング世代から少しだけ離れておりますので、これを何と呼称するのか知りませぬ)
だから書いているでしょう ズバリ ターゲット(目標)です。人によってはその形からアローと呼びます。

日本語訳をする際に、それぞれ「環境到達目標」、「環境進捗目標」とでもすれば混乱もなかったのでしょう
その通りと思います。混乱は翻訳の不適正にあったのか?
いや、3年後の目標が目的とのたまわく認証機関があることを考えると、JISの翻訳のせいではなく、やはり誤った考えで審査している認証機関の問題なのでしょう。
これが過去形でなく現在形であるところがイタイところです。

のんきなとうさん様からお便りを頂きました(08.10.13)
目的と目標のはなし
おばQ様、言葉足らずで私の意図が通じなかったようです。
■審査員氏は組織が3年後の目的・目標を達成する能力があることをどんな風にして判定するのでしょうね?
□これについては、言外で「審査員に判定できるはずがない、判定するはずがないですよね。」と言ったつもりでした。
■ISOの信頼性・失墜、審査の欠陥について、審査員氏のみを責めるのは酷であるような気がします。
□これについても、言外で「より責められるべきは、認定機関ではないでしょうか?」と言ったつもりでした。組織(企業側)ではありません。
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「誰に責任があるのか」というおばQ様の問いかけにも答えたいと思っているのですが、考えが纏まらずなかなか書けません。簡単に述べますと、私は個人である審査員の力量を改善するのはもちろんでしょうが、審査員を縛っている制度・組織もそれ以上に改善すべきではないかと思うのです。審査報告書を公開すべきと言う意見がありますが、それ以上に認定報告書を(可能な範囲で)公開すべきではないかと思います。

のんきなとうさん様 毎度ご教示ありがとうございます。

■審査員氏は組織が3年後の目的・目標を達成する能力があることをどんな風にして判定するのでしょうね?
□これについては、言外で「審査員に判定できるはずがない、判定するはずがないですよね。」と言ったつもりでした。

十分存じ上げております。
私は「できるはずがないことをしているということ」を冗談ぽい言い回しをしたので誤解を招いたようです。

■ISOの信頼性・失墜、審査の欠陥について、審査員氏のみを責めるのは酷であるような気がします。
□これについても、言外で「より責められるべきは、認定機関ではないでしょうか?」と言ったつもりでした。組織(企業側)ではありません。

すみません、私は認定機関に思い至りませんでした。
認定機関と言っても一つではありませんね。まあ日本の場合はJABとUKASでしょう。おっしゃるとおり、認定機関はああせいこうせい言いだけでなく、認証機関の監督責任がありますよね。
いったい彼らは何をしているのでしょうか? 私は知りたいです。

「誰に責任があるのか」というおばQ様の問いかけにも答えたいと思っているのですが、考えが纏まらずなかなか書けません。簡単に述べますと、私は個人である審査員の力量を改善するのはもちろんでしょうが、審査員を縛っている制度・組織もそれ以上に改善すべきではないかと思うのです。審査報告書を公開すべきと言う意見がありますが、それ以上に認定報告書を(可能な範囲で)公開すべきではないかと思います。
すみません、私も視野が狭いです。審査所見報告書を公開せよと語っておりましたが、認定報告書を公開せよと言ったことはありません。
一度見てみたいですね。きっと認証機関の書く所見報告書よりは価値があるのでしょう。そう期待したいです。

今度からメールアドレスを書いてください。メールを交わした方が理解しあえると思います。
私は総会屋系ではありませんので、安心してください。


しょうちゃん様からお便りを頂きました(08.10.17)
おばQ様、お世話になります。
目的・目標について、ある審査員から、面白い事例を聞きました。
ある小さな会社で、「目的」および「目標」ではなく、「目的および目標」と、ひとつの単語として扱っている組織があったそうです。
最初はチョッと驚いたけど、会社の規模からすると、合理的で面白いやり方だと褒めておられました。
私はそんな審査員や、それを認める認証機関が好きです。

マネジメントシステムは、「みんな違ってみんないい」んだけど審査員や認証機関は、「みんな違って困ります(T_T)」というのが
現状ではないでしょうか?

しょうちゃん様 すばらしい!
そういうケースを聞いたのは初めてです。
私たちはみな、10年前のISO14001のおかしな解釈に汚染されてしまったのでしょうか?
裸の王様の子供のように自由に素直にものを考えることができなくなってしまったのでしょうか?
反省せねば・・・


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