ISO14001 3.用語及び定義

12.09.25
ISO14001の3章で定義している用語について駄文を書く。別にISO規格の定義への挑戦とか否定ではないが、規格の定義はわかりにくく誤解を招いており問題である。
より分かりやすく私が考えていることを書く。といっても再定義するわけでもなく用語の説明でもなく、ISO規格の定義についてのエッセイとでも言おうか・・
真面目かと言われると、素面(しらふ)だともいえないが、100%おふざけでもない。まあ、読んでみてのお楽しみ。
ご注意 長文ですから、お暇なとき読んでね 

うそ800 本日のトリガ
少し前、たまたま某公民館でお会いした方から・・・その方も定年退職者でした・・・どんな仕事をしていたかと聞かれ「環境とかISOなんてやってました」と答えると「ISOとは難しくなんだかわからないが、会社には役に立たない」との仰せ。私はそんなことないですよと説明したのだが、その方が勤めていた会社では、例によって箸にも棒にもかからない役立たずのISOをやっていたらしい。
そのときISO用語について二三説明したことからこのアイデアが浮かんだのですよ。

うそ800 本日の願い
この駄文で、一人でもそういう犠牲者、被害者が減りますことを・・・
、効果がないって!
実を言いまして私も、ISOの本を書いたり講演している人にこそISOの基礎教育が必要だと実感しております。
ただ救いは、ISO関係の本は最近はほとんど出版されていません。ですからガセを語る本も少なくなっています。いや、ガセを語っていたから売れなくなったのでしょうか?
ISO関連書籍出版数

このグラフは2010年に作成しました。そのとき近似線を引いたのですが、2010年から3年間まさしく予想した通りのコースをたどっているようです。ナンマイダブ、ナンマイダブ
山が三つありますが、お分かりのように、ISO9001の2000年改定、ISO14001の2004年改定、そしてISO9001の2008年改定の翌年が山になっています。
おお、そうすると売り上げを上げるには規格改定は良い手段のようです。車のモデルチェンジと同じですね。
1996年はISO14001が制定された年ですが、1997年は山が小さいです。当時はまだISOはマイナーだったのでしょう。
ISO関係の本は3000部もはければベストセラーだと聞いたことがある。認証件数合計が60,000件、環境と品質がほとんどで同じ組織が双方を認証していることが多いから、その1割が購入するとして3,000部、そんなところなのだろう。
書籍の損益分岐点がどれくらいかは門外漢で分らないが、宣伝費をかけなければ1,000部くらいらしい。だが、それではそもそも誰も知らず売れない。
アイソス誌で1ページ広告が23万のはずだから、それだけお金をかければ売値1500円として300部くらい増えないと割にあわない。だがアイソス誌の発行部数が7,500部(2011/12月時点)だが、広告1回で読者の4%、25人に一人が買うものだろうか? ちょっと無理ではないかな。
アイソス誌以外でISO関係の宣伝になる雑誌となると、日経エコロジーは環境全般だし、ISOマネジメント誌もアイソス誌に比べると低レベルの人を対象としているので、ISO関連書籍の宣伝媒体としての効果はないだろう。
著者が講習会の講師をしているなら、そこで配るのはいいアイデアだ。もらうほうもコピーをもらうよりありがたみがあるだろう。どうせ書籍代を講習代に込みしておけばよいのだし・・
大学の先生が書いた本なんて、ほとんど講義のテキストに買わせている。そうでもなければ売れませんよ。
うそ800を本にしたらって・・・・そんなことは3年も前に書いたことがありましたね

名古屋鶏様からお便りを頂きました(2012/9/25)
素晴らしい!
是非、これをプリントアウトして我が愛する審査機関の連中に・・・

名古屋鶏様
今回は鶏様のアイデアを数件無断借用しております
おっと出典は明記してますよ タワリシチ


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