「素晴らしい国・日本に告ぐ」

2016.10.20
お断り
このコーナーは「推薦する本」というタイトルであるが、推薦する本にこだわらず、推薦しない本についても駄文を書いている。そして書いているのは本のあらすじとか読書感想文ではなく、私がその本を読んだことによって、何を考えたかとか何をしたとかいうことである。読んだ本はそのきっかけにすぎない。だからとりあげた本の内容について知りたいという方には不向きだ。
よってここで取り上げた本そのものについてのコメントはご遠慮する。
ぜひ私が感じたこと、私が考えたことについてコメントいただきたい。

書名著者出版社ISBN初版価格
素晴らしい国・日本に告ぐケント・ギルバート
テキサス親父
青林堂97847926052092015.05.221200円

ケント・ギルバートテキサス親父(トニー・マラーノ)の対談である。
ギルバートはテレビで知られているだろうが、テキサス親父を知らない人はいるかもしれない。アンチ・シーシェパードの論客というか茶化し屋である。シーシェパードの論理に矛盾があるので、ネットでそれをからかっているうちに捕鯨について調べるようになり、その結果日本が好きになったという。最近は韓国の従軍慰安婦をからかうのに忙しいようだ。アメリカのグレンデール市に慰安婦像ができたとき、アメリカで反対運動してくれた方である。我々はテキサス親父に感謝し応援しなければならない。



嘘つき売春婦の像
従軍慰安婦なるものは、まったくの嘘である。
原作は吉田清治で、1991年のソ連崩壊後、反日サヨクが自分たちの存在をアッピールするためにこれに乗りかかり、脚本は上村隆が書き、若宮啓文が演出した、朝日新聞総がかりの韓流ドラマである。
そしてヨイショする評論家はたくさんいる。
その嘘に乗りかかり、自分たちの勢力を伸ばそうとした河野洋平とか村山富市は、まさに万死に値する国賊である。ハトポッポは悪乗りしているのか、完璧なアホなのか、よくわからない。
さらに韓国はその嘘に乗りかかり、世界に売り込んでベストセラーとなった。実は韓国の輸出品第一位は、走らない自動車とか爆発するスマホではなく、嘘で作られた従軍慰安婦である。売り込むというのはたとえ話ではなく、現実にそれで日本から大金を稼ぎ、世界から同情を得るというビッグビジネスに育てた。

対談を一行で言えば、日本ほど良い国はない、日本人は国を愛し大事にしなさいということである。そして日本を貶める人たちは外国の利益のための工作員である、アメリカにもアメリカを貶める人たちがいるが彼らの思う通りにはさせないぞという宣言でもある。
と言ってしまうとおしまいなので本を読んで気が付いたこと考えたことダラダラと書く。

言葉狩りという言葉がある。メクラ穴というのは私が工業高校で習った言葉である。50年前はれっきとした専門語であった。メクラ穴とは突き抜けていない穴のことで、突き抜けている穴は通り穴という。メクラとは目の見えない人を言った。今は差別語、ヘイト用語らしく視覚障害者というらしい。とすると穴をのぞいても向こうが見えないメクラ穴は視覚障碍者穴というのだろうか? 今はメクラ穴のことを止まり穴というそうだ。通り穴の反対なら通らない穴となりそうなもので、止まっている穴は違うような気がする。

オネジちょっと疑問に思ったのだが、オネジ、メネジというのはなにか生々しくていやらしくないか?
もしこれが差別語とか卑猥語というなら、外ねじとか内ねじとでもいうのだろうか?
ちなみに英語ではおねじはmale threadで、めねじはfemale threadだそうだ。なんだ日本語と一緒だ。(weblioによる)

ともかく差別につながりそうな、つながる可能性がある言葉はすべからく使ってはいけなくなったのである。それが近代国家らしい。そういうのはちゃんとした言葉があり、ポリティカルコレクトネスというそうだ。言葉通りに訳せば政治的な正しさとなるのだろうが、その意味は「政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語のことで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現」なんだそうだ。なかなか難しそうだが、要するにサヨクが好む表現にしないと訴えられる危険があるということだ。
主人じゃありません夫です、家内じゃありません妻です。まあ、それは当然か。女性だけではないから看護婦ではなく看護師、まあそれもわかる。ビジネスマンもビジネスパーソン、それもいい。しかし痴呆ではなく認知症、こうなると意味が分からない。認知に支障があっても、頭脳明晰な人はいるはずだが?
ポリティカルコレクトネスには、平等とか正確というのでなく、サヨク的発想が根源にありそう。
ちなみにケントアンドトニーもアメリカでも同様に言葉狩りで大変だと語る。サヨクは生命力が強く全世界で跋扈しているようだ。
アメリカでは食事の前のお祈りをドラマで描くことはポリティカルコレクトネスに反するとしてできないらしい。だからアメリカのテレビドラマでは食前のお祈りのシーンはないそうだ。日本でならいただきます、ごちそうさまを放送しちゃいけないってことなんだろうか? ちょっと行き過ぎだよね? 父母と食事に感謝しなくて、他人を愛せるはずがない。

では支那とはなんぞやとなるが、チャイナというのはれっきとした英語で誰も差別語だとは言わない。ちなみにドイツ語ではヒナ、フランス語ではシヌとなるそうです。だから日本語でシナと呼ぶのはまったくおかしくない。南シナ海というのは地理上正式な名称であり、英語でもSouth China Seaである。今は存在が否定されたが、シナントロプスペキネンシスとは北京原人のこと。学名にシナがついても誰も文句を言わない。
ところが我々が支那とかシナと呼ぶと、シャベツニダーと叫ぶ新聞社がある。不思議なこともあるものだ。
ちなみに私の仲間は支那と呼ぶと顰蹙を買いそうなので、チャイナと呼んでいる。英語で語るなら文句は言われまい。もっとも私は発音が悪いのでほとんどシナに聞こえるらしい。
もちろん韓国はコリアと言う。北朝鮮というのは良くても、南朝鮮というと文句を言われるが、英語ならノースコリアでもサウスコリアでも文句は言われない。

日本の新聞社、テレビ、某国営放送も含めて、マスコミはみんなサヨクが牛耳っているのは現実だ。読売はまともかと思ったこともあるが、ナベツネが真っ赤だからこれまた・・・
桜チャンネルがーとかおっしゃいますか、あれはマスコミではありません、残念ながらミニコミです。

ただケントもトニーも語っているが、今は新聞、テレビだけでなく、インターネットがあるからマイナーであっても我々は発言できると語る。そうだ、我々は発言しマスコミに洗脳されたマジョリティに真実を伝えなければならない。
しかし某国営放送が日本を貶めることばかり放送するのはなんとかしてほしい。
安倍さんよ、菅さんよ、頼むぜ

ケントとトニーの話を読んでいると、命を懸けても国を守るということが当たり前のことというのが話の前提にある。我々が政治の話とか中国の脅威を語るとき、 家族は自分が守る 自分が国を守るために戦場に行くという意識というか考えはまずないだろう。9条主義の平和ボケはもちろんだが、愛国を自認している人でもそうではないだろうか。
ところがケントもトニーも自分が武器をとっていくという前提というか認識がありありである。文句なしに尊敬する。それはすごいことだ。
ケント曰く「戦争とは敵を攻撃し、降伏しなければ殺害するもの」そうしなければ自分たちが殺害される。9条擁護の人たちはそれを考えることができないのだろう。

しかし沖縄の翁長知事が中国が侵略するのは見えず、米軍、自衛隊の危険を語るのは頭は大丈夫か?
ちなみに中国軍機の墜落は多く、米軍や自衛隊の比ではない。幸か不幸か、中国軍の飛行機は飛んでいる時だけでなく、墜落してもステルスなので気が付かないらしい。
米軍機でなくても墜落する
オスプレイが危険だと語るなら、それ以上にチャイナエアやアシアナは危ないと言わないと
犠牲になった民間人もステルス、ステルス、すてきだな〜
事故を起こした新幹線もステルス、犠牲者もステルス〜

stealth(ステルス)とは、こっそりすること,忍ぶこと、忍者

当然、二人は憲法についても語る。二人とも日本国憲法はアメリカの押し付けであるということはしっかりと認識している。そして変えるのも変えないのも日本人が決めることだと、これまた当然の認識だ。
憲法9条についてはお二人とも変えるべきという考えだが、変えなくてもいいともいう。というのは実は9条の文言は取り立ててユニークではないし、どうとでも解釈できるのだから目の色を変えなくてもよいというようだ。
お二人は日本人じゃない。だからいろいろ意見はあるが、結局は日本人が決めて行動するしかないんだよというのがご意見でありそれはその通りである。彼らが日本を指導しようというのもまたおかしいのだから。

では、このサヨクがうようよして悪さしている日本をどうすべきかであるが、私たちは無力ではない。自分の主張を世の中に発信しなければならない。それこそがこの世に生を受けた意味ではないか!
次世代の日本人に絶対に正しい認識を教えなければならない。
具体的な項目を揚げると・・・
日章旗 本日の主張
私たちは子供たちによりよい日本を引き継がなければならない。それは日弁連、サヨク、日教組の支配下にある日本ではないはずだ。日の丸を揚げてうれしくなるそういう気持ちになる国であるべきだ。

旭日旗 この本の欠点
値段が高い。1200円(税別)はないだろう。新書で700円くらいにすべきだ。私は図書館から借りた。希望者が多くて、かなり順番待ちした。自分の番が来るまで数か月かかった。とはいえ、たくさんの人が読んでいるということはうれしい。日本も捨てたもんじゃねえ


推薦する本の目次にもどる