「マンスリーウィル」  ワック株式会社 good
出版社ISBN初版定価(入手時)巻数
ワック(株) 雑誌月刊680円くらい月刊


これはちょっと今までの推薦本と毛色が異なる。
ひとつには今までの推薦した本は単行本であり、これは月刊誌であるということ。だから過去の「WILL」がすばらしいといっても、自今以降もすばらしいかどうかは保証の限りではないこと。それどころか過去の「WILL」の記事にもGoodというのもあるし、エエツというのもある。
もうひとつはここで推薦する選択基準である「なるべく他のホームページで取り上げている本を避け、少し斜めに見て図書を選んでいます。」に反するからだ。というのは「WILL」は反朝日、反サヨクの旗手であることは明白だ。だからわざわざ取り上げるまでもないというのは理屈である。
しかし、「WILL」の発行部数をすこしでも伸ばし、少しでも多くの日本人に本当の日本と本当の歴史を知る機会を増すことは悪いことではないと思う。

私たちの日常で、人と議論になったり、あるいはシャレたことを言いたいと思ったとき、とっさにいい文句が頭に浮かんでこないということありませんか?
時間がたってから「しまった!こう言えばよかった」という経験は誰にでもあると思います。
でも、証文の出し遅れ、後悔先にたたずで、取り返しがつきません。

もぐら様
本当はたくさん座布団あります
毎度お笑いを
落語家とかタレントなんてのはとっさの機転が常人よりすぐれているのは間違いないようです。
落語に三題話というのがありますが、高座でお客様からテーマを出してもらいそれをネタに即興で一席語ってしまうというのはものすごい芸であると思う。大喜利を見ても感心する。修行を積まないとできない業である。
もっともテレビ番組はあらかじめ筋書きを書いた台本があるそうです。NHKの紅白の司会の掛け合いやバラエティ番組でタレントが話しているのが、そのまま彼らの知能を示すものではないようです。昔あったクイズ番組で有名漫画家が常に成績上位でしたが、あれはあらかじめ答えを教えられていたということです。
同じように報道番組でも日曜討論でも、韓国人大学教授や、サヨク評論家がでて来て反日を語るというのは、そのご意見はもちろん本人の「WILL」でありましょうが、そう言わせようということ、つまりその意見がテレビ局、スポンサーのご意向であることは間違いない。


さて、サヨクの方と議論しているとしましょう。悠長な論戦なら調べてから書くとか、じっくりと考えて投稿するということも可能です。しかし、ネットでたとえば掲示板や2ちゃんとかになりますと、そんなことをしていたらもう流れ流れて議論を見ている第三者には議論に負けて姿を消したのかと思われてしまいます。
そんなことについて以前、掲示板の議論という拙文を書きました。
ネットの議論で大事なことは、相手に勝つことではなく、第三者に勝ったと思わせることです。 man1.gif 論理を尽くしても護憲論者、平和主義者、サヨクを改心させることは不可能でしょう。
しかし、護憲論者の論理を論破することによって、議論の相手を改宗させることはできなくても、数多くの観客や傍観者に護憲主義は間違っているのだというメッセージを伝えることができるのです。

最近はやりのディベートでも時間制限があり、制限時間内に己の主張を構成し、相手の発言を聞いたら即座にその論理を否定することを考えなくてはなりません。
話を戻す。
何事もしっかりとものごとをものにするには、じっくりと勉強することが必要です。サヨクとの論戦に必要な具体的な知識としては一般の歴史もありましょうし、戦史もありましょう。各国の軍事状況、武器の性能、戦術、戦略、戦闘教義もあります。日本国憲法についてだって、過去の学説、と学説、各政党のスタンス、ネットの主張(私のようなボケも含む)を知らなくてはなりません。また政党が過去どのような政策を唱えてきたかいつどのように変化したのか、ある代議士がどのようなことを主張してきたのか、新聞社がどのようなことを伝えてきたかということは、過去の新聞記事を検索したり、本を読んだりしなくてはなりません。

でも、このように一生懸命学んだこと・知りえた情報・知識を、議論という勝負の場で取り出して使えるかということになると、頭の回転といいましょうか、なかなか困難なことであります。
もちろん、それには場慣れといいましょうか、数多くの練習、実戦を経験することによりある程度有効に使えるようになります。
しかし、もっと簡単に、持っている知識を棚卸して、使いこなせるようにする方法があります。
それは「WILL」を読むことです。
例えば、06年9月号には「中国を永久に黙らせる100問100答」なんて特集があります。書いている方は変なお人じゃありません。渡辺昇一さん、あのお方です。
「100問100答」にあるのはちょっと調べればたどり着けるというか、客観的に認められているようなことばかり・・・・でも議論の最中にパット頭に浮かびそれを相手に投げつけられるかというと非常に難しいと思います。
だからこそ、そんなことは知っているなどと言わずに一生懸命WILLを読み、そういう知識を自家薬籠(じかやくろう)としなくてはいけないのです。
朝日新聞の8月15日付け社説でこの「100問100答」をだいぶご批判していましたが、ということはそれだけサヨクの急所であるということでしょう。
過去の記事も面白いのがたくさんあります。
woman.gif ・本多勝一 疑惑だらけの履歴書
・対馬も狙っている 竹島ドロボー盧武鉉
・総連・民団の歴史的和解は盧武鉉の悪だくみ
・何が何なんでも安倍総理を阻止したい 朝日新聞の言論テロ
・朝日新聞は「人民日報」東京支局か
などなど

毎月WILLの記事をながめ、主要なところを熟読しておくとお役に立ちますよ。もちろん、これだけを信じては心もとない。気になったことがあれば、本を調べるなり、ネットでググルなりしてパワーアップしておきましょう。

みなさん、受験勉強の時「出るとこだけ」とか「完全丸暗記」なんて参考書ありましたよね、この「100問100答」も「出るとこだけ」で「完全丸暗記」しなくちゃいけません。
来週、みなさんに試験をしますのでよく勉強しておくように 


以前語ったああ言えばこう言うやお勧め本の「ディベートうまくなる法」「これからの環境論」なんてのも類似の効果が期待できます。





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