言い回し かきまわし 2007.10.07

話をするとき、あるいは文章を書くとき、注意しなければならないことはたくさんある。
まず伝えたいことが通じることが重要であるし、意味を取り違えられないこと(誤解)ももちろんであるし、同じことを言うにも相手に納得してもらえるように相手の利益・メリットを示してセールスパーソンとなれるかどうかも大事なことだ。
そのためには、話が聞く人に合わせてわかりやすくなければならないし、論理的につじつまが合わないとか、引用した証拠や文献が適正か、その他瑕疵があってはならないことも大事なことである。
このウェブサイトに頂くご意見にも話がかみ合わないと感じるだけでなく、おいおいそりゃ論理が違うぞとか、論点はずしも多い。あるいは反論として理屈ではなく誰それが言ったとかという理屈で押しまくる方もいる。
私の仕事の環境監査でも、駄駄こねとか、支離滅裂とか、自己満足で倫理の破綻など、わきで聞いていれば吹き出すようなおもしろいことがたくさんある。もちろん当事者である私にとってはおもしろくもなんともなく、そんな相手を説得するのは小学生に説明するようで時間ばかりかかって仕方がないのである。
偉大なる(皮肉である)毛沢東が反面教師という言葉を使ったが、どのような事例も参考になる。偽者を知るには本物を見ることが質屋の勉強だそうだが、悪い事例を知ることもヘボをしないために必要なことだろう。よって本日は話し合いあるいは議論でこんな戦法はいけないよというのを・・・ もっと書きたいのだが、家内が飯だと呼んでいる 


本日のダジャレ
かきまわしとは、
言い回しに対する書き回しとかきまわすことにかけただけですよ



木下様からお便りを頂きました(07.10.07)
・・・
こういうこと書き込むと失礼かもしれませんが、佐為様がこれほど生産的な方だとは存じませんでした。私だったら「もっとわかりやすい日本語で書いてね。」で終わってしまいます。
おお!木下様 ご無沙汰しております。お元気ですか?
そうですね、これを書いたのはお分かりと思いますが、はとぽっぽ様のお便りについてのコメントというか指導のつもりなのです。
こんなへんぴなウェブサイトでもいろいろな方からお便りを頂きます。
木下様もそのお一人でした。
私だけでなく、私が師と仰ぐ何人ものかたが後輩に表現とか論理構成についてご指導しているつもりです。それは主義主張に関わらず守るべきこと、それを満たさないと世間では相手にされないというベースラインなのです。
木下様のようにご理解いただいた方もいらっしゃいます。先輩の意図を理解することができず疎遠になってしまった方もいます。それも仕方ありませんが、その方は今までのアプローチ、表現では世の中で誤解を生むのではないかと懸念します。
今回の場合は・・・まあどうしようもないので、変わった切り口でお話したつもりです。
もっともご本人はご覧にもならないでしょうが・・
少なくとも木下様はお読みいただいたわけです。ありがたいことです。

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