PORT ELLEN

DATA OF DISTILLER


・所在地 Port Ellen,Islay,Argyll ・電話番号 − ・所有者 ユナイティッド・ディスティラーズ社 ・創業者 A.K.マッカイ ・設立年 1825年 ・ブレンド銘柄 −


PORT ELLEN蒸留所


アイラ島の入り口であるポート・エレン港は、フレデリック・キャンベルの妻エリノアの名前から付けられている。そのフレデリック・キャンベルはかつてアイラ島で最も力を持っていたキャンベル家の一族である。そのポート・エレン港のすぐ近くにポート・エレン蒸留所はあり、現在は操業を停止しているが製麦部門だけが残り、ラガヴーリン蒸留所やカリラ蒸留所などの蒸留所に麦芽を供給している。


この蒸留所は1825年にA.K.マッカイによって設立される。19世紀後半にポート・エレン蒸留所を所有していた、ジョン・ラムゼイは当時のウィスキー産業の中心的人物であり、あの連続式蒸留器を考案した、イーニアス・コフィーの協力者でもあった。このコフィーの実験はポート・エレン蒸留所で行われていたと言われている。


これらのことを考えると、ポート・エレン蒸留所はウィースキーの歴史上、非常に重要な蒸留所である。それは、イギリス女王のエリザベス女王も1980年に訪問していることからもそのことがわかる。


しかし、ポート・エレン蒸留所の歴史は波瀾万丈である。1926年にこの蒸留所は操業を停止。その後1966年に操業を再開するが、すぐ1983年5月に再度操業を停止し、現在も操業を停止したままである。先にも述べたが、今は麦芽を製造するモルトスターとして、他の蒸留所に麦芽を供給している。


ポート・エレンのポットスチルは4基。1967年に拡張工事が行われる前は2基しかポットスチルはなかった。仕込み水は裏手の丘の小さな湖から引いている。


現在は操業を停止しているが、モルトのストックは大量にあり、今でも飲むことができる。実際私もこのボトルをバーで見かけたことがある。ここのモルトは、蒸留所のストックがなくなる前に一度は飲んでおきたいモルトである。


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