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ヴェルイエ編

Tバー・Jバーの恐怖
 

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ヴェルビエというスキー場は、まだ日本人にはあまり馴染みがないかも知れない。
と言うのも、何故か日本人は山が大好きで、ヨーロッパにはマッターホルン・モンブラン等、有名な山がたくさんあるが、あいにくヴェルビエはこれと言った有名な山がないからかも知れない。でもそんなヴェルビエはスイスでも有数の大きなスキー場で、ヨーロッパ人には人気のリゾート地なのだ。町も、グリンデルワルドと比較するとヴェルビエの方がずっと大きくてにぎわっていた。そしてジュネーブの空港からも近いので(車で90分程度)飛行機の長旅で疲れている我々には何よりもありがた〜いロケーションなのである。
「日本人の居ないところへ行きた〜い!」という人は、早めに押さえておきましょう。

ヴェルビエのスキーエリアは大きく4つのエリアに分かれている。ビックリするくらいデカイロープウエイがあって、それに乗ったときは思わず天を仰いだよ。

 Mont Fort ヴェルビエの町から一番近いスキーエリア頂上からはモンブランやマッターホルンが望める。
 4 Vallees 一日かけてツアーリングできる。但し、恐怖の長〜いT-バーが口を開けて待っているのだ。覚悟のほどを。
 Savoleyers 少し規模の小さめのエリア(私の一番のお気に入り)
 Bruson ここまでは行けなかったのでわかりません。
ごめんなさい。
Savoleyers について。(気に入って、ここへは2日間行ったのだ。)

ここは視界が広く広がった、中級斜面の多いのんびりとしたスキーエリアだった。Mont-Fortが混んでいるときでも、ここはかなり空いている。ここの一番のお勧めは、Chez Simonsというレストラン。残念ながら食事のメニューはちょっと少ないのだが、アットホームな感じがとても良かった。中でゆっくりくつろいでも良いし、お天気の良い日は断然外で食べるべし。ランチタイムに気軽にスイス名物のフォンデュが味わえる。夕食にフォンデュはちょっと胃にもたれてしまいそうで嫌かな?と言う方にお勧めなのだ。
そして絶対に食べて欲しいのがアップルタルトである。偶然作る現場を目撃したので間違いなくの手作りの逸品であることを私が証明いたします。

さて本題。ヨーロッパスキーの中で一つだけ「気の重い」ことがある。それは何を隠そう、それはあの、にっくき T-バー・J-バーなのである。
ほとんど日本のスキー場でみかけないこいつら。ヨーッロパのスキー場へ行くとやたらめったらここにも、あそこにもあるのだ。それも中には半端じゃない長さの奴もいる。このヴェルビエでもあちこちで見かけた。混雑時にT-バーに一人で乗ったら怒られた。「でも慣れないモン同士で乗ったら余計迷惑かけるやんか!」と叫びたかったが、相手はフランス語。ところがどっこい、向こうの子供は、おむつをしていそうなガキんちょでも、生まれたときからT-バー・J-バーと仲良しなもんだから平気な顔で乗っている。
あ〜ん!!! くやし〜!

みなさん、ヨーロッパスキーで一番大切なことは、T-バー・J-バーの攻略方です。
特にスノーボダーのみなさま、ご注意のほどを。

 御参考:今までT-バー・J-バーにお目にかかったことのないお幸せな方々へ。

T-バーとは、鉄柱にかかったワイヤーからリフトのかわりに鉄のロープの先にT字型をしたものがぶらさがっていて、それに左右ひとりづつお尻をあてて仲良く二人で引っ張られるモン。(お互いの板がぶつかったりして降りる時に険悪になる場合も多し)

J-バーとは、T-バーと同じ原理で(但し一人乗り)、先に丸い円盤のようなものが付いていて、それを股の間にはさんで引っ張られていく。

何がそんなに恐怖かって? まず、自分のバーをキャッチするのに一苦労。結構スピードがあるんでっせ。 これほどストックがじゃまに感じることはないざんす。 そして滑りながら引っ張られて上がっていくのだから、足元のバランスを崩してこけちゃったらもう一度下まで降りてハイ、やりなおし。そして、中には上がっていく途中で、スキーヤーが横断したりするスリル満点のモノもあるのだから。何よりも、リフトはのんびり座って休憩するところ。なのに緊張の嵐で降りたときにゃあ、足はバンバンに張っちまいます。
はっきり言って、大大大大嫌い。

 
ワンポイント・アドバイス
  1. 2月の第2週はスイス、フランス等の学校は休暇なのです。 人の居ないゲレンデを目指して行くならこの時期やクリスマス、新年近辺は避けるべきです。97/2月に行った私はひどい目に遭いました。

  2.  
  3. スキーパスを買うときに写真が必要ですが、売場の近くにインスタント写真機がおいてあります。これはたしか5FRだったのですが、5FRで二回撮れるので、友達と一緒の時はすばやく交代して節約しましょう。 現地のガイドさん秘伝?のワザです。

  4.  
  5. スイスと言えばチョコレート。たくさんお土産を買って帰る人も多いでしょう。チョコレートは町のスーパーマーケットで買うのが一番お得! 空港の免税店よりも安いのです。

  
 
 

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