８月２５日（火） 今日のプロフィール：波には強いが涙に弱い

企業にとって名前は重要である。企業のイメージを大きく左右する要素であるだけに、名前にこだわる企業は多い。
ワールドしかり、東急しかり、太陽神戸三井しかりである。
身近な所にも名前に対する企業の強い思いがわかる例がある。
御手持ちの電話帳(タウンページ)を開いてみて欲しい。。
「運送」の欄、一番最初に掲載されている会社はどこの会社だろうか。
「アート引越しセンター」なんてのが最初に掲載されている電話帳が多いのでは。
一番最初に載るというのは営業上大きなメリットだ。
お客さんからの問い合わせ電話本数が、ヤマダ引越しセンターに比べたら格段に多いことは間違いない。
ところで私の手元の電話帳によると、一番最初は「アーク引越しセンター」だ。
見事な名前である。天晴れ「アーク引越しセンター」よ。
「アート」に先んじる実利を得、なおかつアークには箱舟という意味もあり、引越し屋として実にいい名前だ。

てなことを思っていたのだが、この間栃木に出かけた際に「アーク」を越える会社を見つけた。
交差点で信号待ちをしている時に、会社名を車体に書いたトラックが目の前を通った。
アート引越しセンターの車が走ってるなあと思いきや、よく見るとトラックに書かれた文字が微妙に違う。

「アーア引越しセンター」トラックにはそう大書されていた。狙いがはっきりしていて実にすがすがしい会社である。
一度引越しをお願いしたいものだ。栃木に引っ越すかな。いや引越し屋なんだから別に栃木でなくてもいいか。

もうひとつ例を挙げよう。
「アダルトショップ」のページを開いて欲しい。一番最初の会社はどこだろうか。
いや「アハーンアダルトセンター」とか「アンアンアダルトショップ」とかベタなネタはやめてくれ。
ちなみに私の手元の電話帳によると、
一番最初は「アークアダルトグッズ通販センター」だ。
二番目はというと「アークＳＭグッズ通販センター」だ。
では三番目はというと「アーク絶倫強精剤通販センター」だ。
じゃあ四番目はというと「アーク増大勃起具通販センター」だ。
それでもって五番目はお待ちかねの「アークダッチワイフ通販センター」なのだ。
以上がアダルトショップの全ラインナップである。
引越し屋ほど競争が激しくはないようだ。「ヤマダダッチワイフ通販センター」でも大丈夫だったかも。


ひさしぶりだというのに下ネタになってしまった。しかもオチなし。
数少ない奇特な女性読者がまた減ってしまうなあ。あーあ。

うそくさー