ニイタカヤマノボレ その7 2007.12.07

arizona.jpg 私がこのウェブサイトを開設して6年、12月の恒例となった「ニイタカヤマノボレ」について書くのもこれで7回目となる。
初めて「ニイタカヤマノボレ」を書いたとき、真珠湾攻撃から60年目と書いたが、今年は66年目となる。ということはこのウェブサイトの設立から経過した時間は、真珠湾攻撃からの時間の経過の1割にあたるということになるのだ。
いかに時の経つのが速いというか、あるいは太平洋戦争とは今から遠くないできごとであると言うべきだろうか?
この時間の感覚がお分かりになるだろうか?
リメンバーパールハーバーとは現在の日本人にこそ言いたい言葉である。

昭和16年(1941年)の真珠湾攻撃は、私の生まれるほんの数年前の出来事である。還暦目前の私を年寄りというだろうか? そんなことはない、時間の進みはみなに平等である。平成生まれの方にしても、真珠湾攻撃は誕生のわずか48年前のことなのである。48年はそんなに長い期間ではない。私は家内と結婚して既に33年になる。
多くの人は真珠湾攻撃とか太平洋戦争とか広島・長崎の原爆を、大昔の出来事と思っているだろうが本当はそんな古いことではないのだ。

../akagi.jpg そして時間の感覚だけではなく、もっと大事な価値観もずれてしまったのではないか?
現在の日本では日教組と社会主義反動勢力による偏った戦後教育によって、日本が悪かったのだ、軍が戦争に導いたのだ、財閥が悪かったのだと言われている。
本当にそうだったのだろうか?
はっきりいってそれはうそだと思う。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」では当時の大実業家である渋沢栄一が日露戦争に反対するさまが描かれている。
太平洋戦争ではどうであったのか? 私に真実は知りようがない。
しかし資本家、お金持ちが、お金を失うのが見えている戦争をしようなどと考えるはずがないと思う。515事件とか226事件は軍部を悪くいい、軍隊の危険性を強調する具体例となっているが、そういう事件が起きたということは。軍隊が危険なのではなく大正時代に輝いて見えた民主政治がいかに無力だったかということの証拠である。田舎で食うに困る人々が大勢いて、娘が売られて、そんな状況にいても立ってもいられない国を憂いた将校が立ち上がったということは政治家がだらしがなく実行力がないということに過ぎないのである。
もちろんこれはクーデターを良しとしたり、目的は手段を正当化するという意味ではない。

独裁者と言われている東条英機が首相になりたかったという話は聞かない。いろいろな本を読んでも東条英機は彼自身思いもかけず、たまたま首相になってしまったようである。彼の本心は平時であろうと戦時であろうと、ただの一軍人として天皇の命を全うすることが望みであったのではないだろうか?
一部の財閥が儲けていたというなら、そのお金を国民に分け与えたらみなが豊かな暮らしができたのかと考えれば、その話がおかしいことは良くわかる。
当時の日本は一般庶民だけが貧しい暮らしをしていたのではない。国全体が疲弊してにっちもさっちもいかなかったのである。
太平洋戦争に入るとき、日本海軍の軍艦の燃料は二週間分しかなかったという。(小説太平洋戦争ほかによる)
この日本のわずかばかりのリソースをいかに国民が平等に分かち合ったとして、みなが豊かになるはずがない。
当時の財閥が持っているお金を国民に分け与えたとして、日本の国民が豊かになったはずがない。
君は黄禍論と知っているか?
ハルノートを知っているか?

戦後の日教組と社会主義勢力はそういう真実を語らず、日本が悪い、財閥が悪い、軍隊が悪いと言い続け、そして現在の日本人の考えと日本社会を作ってきた。
もうたくさんだ!
たった二週間の燃料で弾薬も足らず、戦争をしたがる軍人がどこにいるのか?
今もっているお金をなくそうとして戦争に走る財閥がどこにいるのか?
喜んで特攻に行きたがる人がどこにいるのか?
戦後民主主義の毒牙から離れて、素直な心で考えてみないか?

1956年の「経済白書」は「もはや戦後ではない」と語った。
みな、大声で言おう、「もはや戦後民主主義ではない」と

戦争当時の映像を見たことがありますか?
映画「男たちの大和」の中にでてくる当時の映像をご覧になりましたか?
正直言ってみながみすぼらしい姿格好をしている。しかし、男も女も誇り高いと思いませんか?
特攻隊の実録の映像ではめめしい人はひとりとしていない。

みなさんに国に命を捧げろなどとは言わない。
しかし生きてこの国のためにしてほしいことがある。
自分たちの安全を守り暮らしを良くするために棄権せずに投票してください。
自分たちの社会福祉、平和と治安のために税金を納めてください。
自分たちの老後のために年金を納めましょう。
そういう積み重ねが日本を良くしあなたの暮らしを良くすると確信する。
私たちが自分のことを考えて国を良くして行くこと、それこそが66年前に日本人が望んだことであろうと思う。

過去に書きました、ニイタカヤマノボレ1も合わせてお読みいただければ光栄です。

言い訳
私は忙しい人間である。今週は4日出歩いていた。先週も三日、先々週も4日出張だった。
私は無借金経営の男であるが、そんなこんなでニイタカヤマノボレが間に合わないのではないかと気がかりだった。できはともかくなんとか間に合った。ホッとした。


川内様からお便りを頂きました(07.12.07)
佐為様、今日は川内です。
12月8日(土)は大東亜戦争開戦から66年目になりました。日本の命運そして、アジアの解放を掲げたこの戦争は白人至上主義を根底から覆す大きな出来事でした米、英、蘭、仏、等を相手によく戦ったものだと私はつくづく思いました日本はすごい国だなと。
結論、祖父達の勇気と信念そして誇りに対し、敬礼!
同意です。

あらま様からお便りを頂きました(07.12.08)
トラ・トラ・トラ
開戦から66年目になるのですね。その奇襲攻撃の成功を伝えた電文か「トラ・トラ・トラ」。小生はこの電文を題名にした戦争映画を子供のころに見たことがあります。
アメリカの「コンバット」のような戦争映画とは違って、日本軍人の無念が伝わってくる映画でした。
開戦直前の日本の様子は、外交下手、巨額の累積赤字、堕落した官僚・・・。
そうしてみると、現在は戦後ではなくて戦前だと指摘する人もいます。
今、極東の軍事バランスが微妙にズレはじめたのも、戦前の雰囲気に似ているともいいます。
敗戦国でありながらいまだに「敵国」とされているのが国連の中の日本です。そんな国連を至上とする野党党首が中国の主席と会っています。
このように日本の外交はまとまりがなく、また安易な約束をしてきてしまうのかと、ハラハラしております。
あらま様 毎度ありがとうございます。
まったく審議拒否どころか中国詣でですか!
あきれたものです。
中国の有権者じゃなくて、絶対権力者の覚えめでたくなりたいのでしょう。
2ちゃんふうに言えばオザワ終わったなといいたいのですが・・オザワはびこるのでしょうね〜
川内様からお便りを頂きました(07.12.08)
佐為様、今晩は川内です。
佐為様のニイタカヤマノボレのお話で私の送りましたお便りを使って頂き、誠にありがとうございます。
大変光栄です、本当にありがとうございました。
さて、本日は大東亜戦争開戦から66年にちなんで靖国神社へ参拝に行ってきました。その前に地下鉄九段下駅を出てすぐ目の前に映画南京の真実に関するチラシ配りをしていました私は飛び入り参加ながらもチラシ配りをしました、御国の為に奉公した気分で気分が晴れやかになりました。最高です
結論、参加した事に意義がありました。
川内様 毎度ありがとうございます。
靖国に行ってきたなんて言われるとちょっと辛いところがあります。
私はせっせとお仕事をしておりました。
心は靖国にあるということで、お許しください。

タイガージョー様からお便りを頂きました(07.12.09)
成熟
日本というのは戦前も戦後もグランドデザインが苦手な国であります。ハル・ノートの後、圧倒的に物量で勝る米軍に対して健闘したことは見事ですが、いかんせん及びませんでした。
しかし私は日本人が常に外交下手、常にグランドデザインが苦手とは思いません。確かにハル・ノートが無理難題であります。しかしかつての日本人は、日本国を極貧状態にした幕末の不平等条約や、日清戦争で得た遼東半島を無理矢理取り上げられた三国干渉の時を耐えて耐えて乗り切ったではありませんか。
中国の外交上手も長い間植民地支配や異民族の侵略から得た物でしょう。アメリカは1970年まではヨーロッパ諸国から外交下手と言われ、ずいぶん損をしてきました。アメリカが外交大国になったのはキッシンジャー外交からです。
どんな民族国家も成熟までには多くの苦労があるのでしょう。私は今日、先祖の苦難偉業を振り返ることにしましょう。
佐為様、今年私は忙しくてあまりお邪魔できませんでしたが、来年もまた楽しいお話を聞かせていただければ幸いであります。
タイガージョー拝
タイガージョー様 いつもありがとうございます。
来年こそは今年より日本を良くしたい、もっと誇り高い祖国としたいと念じております。
来年も激励と檄をお願いします。

40代会社員様からお便りを頂きました(07.12.10)
12/8に改めて思う事。
G8+1に入っている唯一のアジア(有色人種)国家日本と言う国はかの大東亜戦争にて亡くなっていった軍人・軍属・一般市民の方々のとおとい犠牲の上にあるのではと考えるときがあります.
そして何故日本国が昔G7時代からこの会議にたとえアメリカの傀儡だとしても入っているのかと?
イギリスにおいてのグルカ人そしてアメリカ人にとっての日本人なのではと(手強いと認められている証拠)考えております.
アヘン戦争で中華民族もイギリスと真剣に戦っていればと・・10億人も居てどうしたのと?!
半島の方達にたいしては日本が負けた結果の建国であり統治時代より酷い朝鮮戦争の事は棚に上げて日本に怒りの矛先を向けるという隣国でありながら情けない国になってしまっている現実!
彼らはアメリカがいかに恐ろしい(力ならびに利用価値がなくなったら切る!)国だと言う事が良くも悪くも理解できてないのか心配です・・欧米ではアメリカ撤退後の半島は中華圏と言う認識(北朝鮮は既に中華の下請け国)を持たないと
いけないと考えるし・アメリカの功罪は別に考えるとして日本がG8+1に入ってる以上は大東亜共栄圏の名のもと散って逝った先人達にまずは感謝の念を持つと言うのが筋にて他の案件はその事を踏まえた上での議論でなければ活かないと考えます。
長文失礼。
40代会社員様 お便りありがとうございます。
法に反しない限り、何を唱えようと問題ないという前提で言いたいことを言います。
私たちは現在に生きています。
決して、50年前に人たちのために、彼らの努力や想いに報いるために生きているわけではありません。
そして時代は移り、私たち日本を取り巻く環境は大きく変わってきています。
彼らの意気を感じて誇りに思うことは否定しませんが、私たちの価値観というか・・私は絶対的なものなど存在せずすべては流動的、相対的であるという認識ですが・・私たちと私たちの子孫に有利な生き方、選択をすべきだろうと考えています。
過去を振り返ることは重要ですが、過去を尊重することはありません。
私たちは私たちの歴史を作る権利があるし、義務があると思います。

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