ISO14001用語の見直し その1

20.03.05
最近は実際の審査の当事者になることもなく、もめごとの相談も来ないので、ISO14001規格をひたすら読んでいる。そしてこれおかしいぞというのを見つけると、なぜおかしいのかとかその改善策を考えて暇つぶししている。
認定機関の理事長が言っているが、ISO14001認証は信頼されていないそうだ。その見解と同じか異なるかわからないが、私はEMSを認証してもその意図「遵法と汚染の予防」が実現されていないと思っている。
わかんねー その原因は多々あるだろう。ただISO規格が分かりにくく、そのために規格の意図「遵法と汚染の予防」が審査側、受査側双方に理解されていないことは間違いない。とはいえ受査側が理解していないというのはありえるとして、審査側が理解していないとは笑えない冗談だ。
なぜISO規格が理解しにくいかといえば、いろいろな問題が考えられる。
本日は用語とか使われている語句に不適切と思われることを書く。

まず問題といっても色々がある。
ひとつは英文を和文に翻訳するとき不適切ではなかったのかというもの、ひとつは和訳せず英語をカタカナとしたワケがワカランもの、本来の趣旨、ニュアンスが把握できないもの、ひとつは元々原文の使い方が不適切なもの、その他ということになる。
その分類が適切かどうかも怪しいが、みな等しく論評するのも疲れるし面白くないので、とりあえずいくつか思うことを書いていく。
今回は気が付いたものを少しとりあげたが、まじめにみればきりも限りもない。ということで続きがあるかもしれないのでタイトルは「その1」とする。



とりあえず第1回は、私がモヤモヤしているものを取り上げた。
おっと、今回は翻訳が適切なのかというものと、カタカナ語が良いのかというものだけだが、他にも英語原文そのものがおかしいんじゃないかとか、まあいろいろある。
乞うご期待


うそ800 本日の思い
現役のときなぜ問題提起しなかったのかといわれるかもしれない。
現役のときはとにかく認証をゲットすることとか、審査員に自社のシステムを悪くさせないようにという価値基準で必死に戦っていたというのが本当ですね。
正直言って、ISO規格が立派なものかどうかなんて考える余裕はありませんでした。




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