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「ひでこのアトリエ通信」-4
只今サークルや教室は夏休み中、毎年この時期は窓を閉め切って冷房を効かせ、せっせと冬物を編んでいる頃ですが、今年はちょっとちがいます。窓を全部開け放って夏物を編んでいるのです。その訳は次のとおり。
現在、ヴォーグへ立体製図の勉強に通っています。ボディを形の良い立体の中に程良く納めるという考え方で、専用のパターンを使用するこの製図法ですと、体型の難点をカバーし動きのよいすっきりした作品が作れます。そこであれこれ実作を試みて
いるのですが、まず自分のものを4点ほど作り、作ったら即着てみようということで、すべて夏物。ついでに健康のことも考えて冷房は極力使用せずに。
こうして外からの風を頼りにひと味ちがう夏のアトリエとなりました。 - -
- 頭の隅に冬作のことがちらつくのを振り払いつつ - - -
葉をいっぱい付けた柿の木に、めずらしくシジュウカラがきて可愛い声で、チッチッピー、チッチッピーと啼いているのが聞こえます。蝉時雨の合間をぬ
ってこの可愛らしさはどうでしょう。窓を閉めていてはこの声に気付かなかったかもしれません。
そう言えば、今春の鴬のことですが、例年より大分遅くなって老鴬と呼んでもいいくらいの見事な声を聞かせてくれました。環境がそんなに変わっていないことがわかり、一安心!
庭にはむくげの花が満開です。 新しい勉強を始めたお陰で、着る楽しみの増えたこの夏は、どこへ出かけようかと思案中です。皆様もどうぞよい夏をお過ごし下さい。
では、また次回をお楽しみに。
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