サークルオブ5th
circle of 5thcircle of 5th image
コードモーションにおいて、もっともスムーズなもの、つまり進行に違和感を感じさせないものが完全5度下降進行である。トゥファイブドミナントモーションもこの進行に含まれる。

  • IIm7 > V7
    II → I → VII → VI → V (5度下降)
  • V7 > I
    V → IV → III → II → I (5度下降)

この5度進行を12回続けると元のコードに戻る(循環する)ことから、サークルオブ5thと呼ばれる。
サークルフレッティング
ナット側とブリッジ側の弦幅の違いにより、各弦の長さが微妙に違うことによるピッチのズレを解消するために直線ではなくやや円弧になったフレットを使用することで、すべてのと各フレットの交差が直行になり、正確なピッチになるというフレッティングのこと。
サードハンドカポ
Third Hand Capoから発売されている部分カポのこと。6弦のうちの任意の3弦だけを押さえることができるカポタストのこと。
サイド
胴部横面の板、つまり表板裏板をつないで空間を作っている板のこと。 日本では側板(がわいた)といいます
サイドサウンドポート
側板サウンドポートのこと、サイドボディサウンドポートということもある
サイドボディサウンドポート
側板サウンドポートのこと、サイドサウンドポートということもある
サイドポジション
side position
サイドポジションマークのこと
サイドポジションマーク
side position mark
フレット位置を示すポジションマークのひとつで、指板の横側に埋め込まれている小さなドット型のポジションマークのこと。
サイドマーク
side mark
サイドポジションマークのこと
サイドマン
SIDEMAN
コンサートやアルバムにおいて、リーダーやゲスト、フィーチャーされたプレイヤー以外のプレイヤーのこと。
あるいは、主旋律を演奏する楽器奏者や歌手に対して副次的な演奏を行う人=伴奏者のこと。
材の枯渇
トーンウッドの枯渇はよく聞くようになりました。ワシントン条約による規制もあるでしょうが、簡単にいうと伐採と成長のサイクルが合わない木材が多いということでしょう。土地開発や焼き畑による原生林の減少も一因かもしれません。
しかし、それだけたくさんの材を必要とするほど、ギターは売れているのでしょうか。そちらのほうが気になります。
サイプレス
cypress
ヒノキ科イトスギ属の総称で、日本では糸杉と呼ばれる。シープレスセイヨウヒノキと呼ばれることもある。 ギター側板裏板に使用される。特にフラメンコギターでは代表的な材である。
サウンドポート
Soundports
ネック近くの側板あたり(ギターを構えたときの奏者の顔の下辺り)の位置に空けられたサウンドホールのこと。対してサウンドホールとは、表板に空けられた響鳴穴のことである。 アコースティックポートと呼ぶ人もいる。
目的としてはいろいろな説があるようだが、演奏中にはサウンドホールからの実際の音を聴くことができない奏者のために空けられているようである。
サウンドボード
SOUNDBOARD
表板のこと。弦振動が下駒を伝って最初に伝えられるのが表板なので、表板に対してこの名称を使用することがある。
サウンドホール
SOUND HOLE
サウンドホールとは表板にあいている穴のことで、響鳴胴内部で響いた音を外に放出する(逃がす?)ものである。形状により,ラウンドホール、DホールFホールオーバルホールなどがある。
サウンドホールカバー
サウンドホールにすっぽりとかぶせるゴム製の蓋のような道具。
箱モノギターをステージ上で使用するときの大敵であるハウリングフィードバックをある程度防ぐことができる。消音器の代用として使う人もいるようである。
サウンドホールプレート
サウンドホールカバーと同じ。
サウンドホールパーフリング
サウンドホール周りの模様細工、つまりロゼッタのこと。これはきっと英語圏での表現だと推測されます。
NECK
ネックのこと。 ざっくり言ってしまうと指板が張られてが張ってある棒状の部位。
逆剥け
乾燥などの原因により、の生え際の皮が荒れて、指の根元の方に細かくむけること。読みは「さかむけ」。ささくれということもある。
ささくれ
乾燥などの原因により、の生え際の皮が荒れて、指の根元の方に細かくむけること。逆剥けも同じ意味。英語では、 hangnail というようである。
サスティーン
SUSTEEN
持続音から減衰音にかけて鳴り続けている音のこと。ギターにおいては減衰音だけを指すものと考えてよいと思われる。簡単にいうと意味が怪しくなることを承知で書くと...「を弾いてからその音が聞こえなくなるまでの音」のことであろう。サスティーンを残響や余韻と説明している場合が多いが、残響や余韻はリバーブと称する方が正しく、残響や余韻については環境的要因が多くなるため、ギター本来のサスティーンとしては減衰音のみを指すと考えたい。
サスフォー
SUSPENDED 4
サスフォーとは、サスペンデッドフォーの略で、Csus4、C7sus4と表記される。3度の音が完全4度に引き上げられたメジャートライアドまたはセブンスコードのことを指す
サップ
SAP
サップ=sap wood(辺材)のことらしい。少し前あたりから雑誌などで見かけるようになったが、裏板で色の違う部位の入った板が使われていることがあるが、あの色の違うところをサップというらしく、「サップの入った美しい・・・」といった表現で使われる。ある種類の木では心材(中心部分)と辺材(樹皮に近い部分)で木の色が違うことがあるようであのような感じになる(大抵の場合、辺材の方が色が白いことが多い。そのため、白太、白肌と呼ばれることもある)
サテンフィニッシュ
艶消し仕上げにすること
わたしが使用しているクラシカルギターの中で、田村廣さんの作った1984年製のギターサテンフィニッシュです。
サドル
SADDLE
下駒上の骨棒(下駒に掘られた溝にはめられている骨棒)のこと。およそ牛骨や樹脂で作られている。の振動を響鳴胴に伝える大事な部分である。日本では下駒枕ということもある。
代表的な材料は象牙や水牛の角であるが、入手が困難であったり、非常に高価であるため、ブラスや牛骨、樹脂もよく使われる。サドル用に使用される樹脂としては、ユリア樹脂PPSなどが代表的な材である。また、人工象牙(TUSQ)も使われている。
サブスティテュートコード
SUBSTITUTE CHORD
代理コードおよび裏コードのこと。英語ではこれらは全く区別されず、サブスティテュートコードと訳される。
サブドミナント
SUB-DOMINANT
音階の第4音のこと。下属音
(key=C)
C  D  E  F  G  A  B  C
サブドミナントコード
SUB-DOMINANT CHORD
サブドミナント上に積み上げられた和音のこと。コードの特長としては不安定な響きを持ち、トニックコードあるいはドミナントコードに進みたくなる。下属和音
サブドミナントマイナー
SUB-DOMINANT MINOR
サブドミナント上に積み上げられたマイナーコード/短三和音のこと。サブドミナントコードドミナントコードの代理としての使用や、
C > F > Fm > C
といったケーデンスで使用される。
サペリ
主にアフリカで産出するセンダン科の木材。サペリ・マホガニーとも言われ、ホンジュラス・マホガニーとかなり似ている材である。家具やギター側板裏板に使用される。
サムピック
THUMB PICK
親指に付けるフィンガーピックのこと。フィンガーピックの中ではサムピックだけが大幅に形状が違う。それは親指がに当たる角度が他の指と異なるからである。また、フラットピックサムピックを使用する人もいる。ちなみにわたしもサムピックフラットピックの兼用型と呼べるようなピックを2種類ほど持っている。ただ、使用感としてはどっちつかず過ぎてどちらにも使いにくいものでした。
三全音
全音3つ離れた2つの音のこと。非常に不安定な響きを持ち、下の音が半音上行&上の音が半音下行した長3度の音程に進行したくなる。わかりやすく書くと、シ(下)とファ(上)の音程トライトーンであり、ド(下)とミ(上)に進むこと。トライトーン
サンドイッチトップ
表板の構造のひとつ。ダブルトップ の項を参照されたし。
サントスローズウッド
パーフェローもしくはモラドと呼ばれている材のこと。
南米やボリビアで産出されるマメ科の広葉樹。エボニーに匹敵するほど密度が高く硬質な木材ということで、キャビネットやデスク材、ギターではネックフィンガーボードブリッジバックサイドなどに使用されることがある。他にボリビアンローズウッドリオグランデパリサンダーなどと呼ばれることがある。
これはどうやらローズウッド(附属書II)の一つではないようです。
サンドペーパー
一般的に紙やすりのこと。紙やすりと総称されているが、使用目的により耐水性のモノや布製のモノもある。わたしは相変わらずサンドペーパーを磨いているが、近頃はなかなかよい爪磨きが出ているようなのでそろそろそちらをつかって見ようかという気持ちもある。
サンバースト
SUNBURST
(1) ギターのボディカラー(塗装)の一種。胴部外周の濃い色が胴部の中央に向かってだんだんと薄くなっていくように塗装されたものをサンバーストという。
(2) 曲名⇒アンドリュー・ヨーク作曲のギター独奏曲。近年はクラシカルギター奏者が好んで演奏することが多いが、元々クラシカルギターのために書かれた曲ではない。
三和音
3つの和音ではなく、3音からなる和音のこと。トライアド
一般的に3度音程(根音と第3音)に、さらに3度音程(第3音と第5音)を重ねたものであることが多い。
さらに3度音程(第5音と第7音)を重ねると四和音(七の和音)となり、そこにさらに3度音程(第7音と第9音)を重ねると五和音(九の和音)となる。