れ
- レーベル
- 英語で書くとlabelなのでラベルのこと。つまりレコードの中央に貼ってあった丸いラベルのこと。それがいつのまにかレコード会社や商標のことをレーベルと呼ぶようになったそうです。
- レア
- 中古ギターの人知れぬ価値を表す言葉のひとつで稀少の意。ただし、この基準もどこまで信用できるかというと...やっぱり、主観でして...。所詮は人知れぬ価値ですから。
- レイズドフィンガーボード
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表板に指板が直接貼り付けられていない構造のこと
ネックが胴部に対して角度が付けられて結合されていて、胴部と指板の間にネック材の一部が入り込んでいるような構造のこと。ううーん、字だけでは説明が難しいので、ハンフリーやサウスウェル作のクラシカルギターを一度ご覧ください。 - レガート
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{ legato (イタリア語) } は音楽用語としては「なめらかに(つなぐ)」という意味になります。
これをギターの奏法としたときに、なめらかに&途切れなくつなぐということがいつのまにか、『右手のアタック(ビッキング)なしでなめらかにつなぐ』というふうにちょっと窮屈に解釈されている。本来は前者の前の音をできるだけ残して(伸ばして)、次の音につなぐ&なるべく同じ音色&音量でという意味になります。それを実現する方法、つまり奏法を前提としたほうが説明しやすいということで後者の解釈が幅を利かせるようになったのかもしれません。それもありでしょうけど、それがすべてではないということも知っておきたほうがいいですね。後者の解釈を具体的に説明すると、『ハンマリングオンやプリングオフ、グリッサンド、チョーキングなどを使用して、右手のピッキングなしでフレーズをなめらかに演奏すること』という意味になります。
時々、レガートを『ゆったりと』と説明しているものを見かけますが、どうしてそういう説明になるのか、わたしにはわかりません。 - レギュラースケール
- エレクトリックギターの弦長の種類。フェンダーのストラトキャスターやテレキャスターに代表される324mm(25+1/2inch)スケールのこと。
- レギュラーチューニング
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標準の調律のこと。
1弦から順に、E,B,G,D,A,Eと調律すること。
1 ― E
2 ― B
3 ― G
4 ― D
5 ― A
6 ― E - レキントギター
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ナイロン弦が張られたギターで通常のギターよりも小ぶり&ショートスケールのものを指す言葉。調律も通常のものよりも5度高く調律される。
1 ― B元々はラテン音楽用の楽器であったが、近頃はアルトギターとして使われることもある。
2 ― F#
3 ― D
4 ― A
5 ― E
6 ― B
また、5度上ではなく完全4度上にチューニングされるときもあるようである。1 ― Aこれだとギタレレと同じチューニングになるようです。
2 ― E
3 ― C
4 ― G
5 ― D
6 ― A - レコーディングメトロチューナー
- メトロノームとチューニングメーターとICレコーダが一体になったものの名称。いや、これはもう商品名ですよね。
- レジン
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Resin
樹脂のこと。樹脂には、天然樹脂と合成樹脂があるが、どちらもレジンである。 - レッドウッド
- スギ科 / 北米で産出 。セコイアとも呼ばれ、表板に使用される。またウッドデッキ等にもよく使用されている。杉の仲間ではあるがレッドシダーとは違う木である。
- レパートリー
- 音楽・演芸などで、演者が演奏したり演じたりすることのできる曲や芸の種類のこと。
- レフティ
- 左利きのこと・・・、そこから、左利き用のギターを示す用語としても使用される。右利き用のギターと比べるとギターをネックを上に正面に向けた状態で全くの左右対称となる。
- レプリカ
- 複製品のこと。類語としてコピーモデルという語もあるが、レプリカのほうは複製対象が既に存在しなかったり、最初から1台しかない(もしくは何台かあるが市場に出てくる可能性がない)ような場合において、必要とされて複製されたものというニュアンスが強い。
- レラティブスケール
- 並行調のスケール同士のこと。CメジャースケールとAマイナースケールなど。
- レラティブチューニング
- スタンダードチューニングの音程関係のまま、その各弦の関係を崩さずに、正確に全体のピッチを上下させたチューニングのこと。半音下げチューニングや全音下げチューニングがよく知られている。
- レラティブピッチ
- 基準音があたえられれば、相対的に音高を把握できる感覚のこと。相対音感。無論、単に気持ちいい悪いと感じることではなく、短3度であるとか完全5度であるとわかる感覚のこと。普通に音楽に携わっているとある程度は持っている(はずである)。
- レリック
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Relic
遺物、残存物の意
レリック加工とは、クラッキングや塗装のはがれ、色のくすみ、傷など、長年使い込んだような状態を人為的に作り出して、オールドギターのような風情にする加工、仕上げのこと。むかしも、ヘッドにタバコの焼け跡をつけるとか、メイプルワンピースネックをわざと汚すといったことはあったが、これが格好いいとはどうしても思えない。 - レリックギター
- レリック加工されたギターのこと。
- 練習
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技能や芸事などが上達するように同じことを繰り返しならうこと。
必要な練習とは単純な動作をただ反復するのではなく、一つ一つの動作を意識して行うことである。故ナルシソ・イエペス(ギタリスト)も「練習することは考えることである」と言っている。 - 練習不要論
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ネット上だけじゃなく、雑誌上でもよくみかける「オレはギターなんか一度も練習したことはないね」という話の事。
努力で身につけたものは個性でも、才能でもないとでも思っているか。あるいは音楽=芸術という面において、ひどく偏った考えを持っていて、練習するという行為が芸術的ではないという考えを持っているか。はたまた、天才(練習しなくてもできる)を自称しているのか、当人にしか本意はわからないし、回りには理解するすべがない。
全く違うスタンスとして、「ギターを練習することは”練習”ではなく、ギターを女性のようにを愛し可愛いがること」なんてものもあるらしい。 - 連符
- 通常、音符の長さは一小節を2等分するものになっている。2分音符は1/2、その1/2は4分音符、その半分は8分音符、あと16分、32分、64分...と。しかし、それ以外に等分されることもあるわけで(つまり3等分とか、5等分)、それを記述するのが連符である。3等分にするなら3連符、5等分にするなら5連符になる。普通、音符は小節に対する音価(音の長さ)を表していますが、連符は元音符の等分された音価になる。フラットピッキングで連符を弾く場合(とくに奇数の連符をオルタネイトで弾くときは)、そのアクセントに注意しなければならない。