ファイバード26話
デビルストーンの謎
脚本:渡辺麻実 作監:佐々門信芳 演出:西山明樹彦

●ストーリー

博物館へ夏休みの課題と火鳥にーちゃんの教育を兼ねて地球の歴史を学びにきたケンタ達、扇風機すらないアパートから 避暑のためやってきた一平と五郎デビルストーンを盗みに単身やってきたDr.ジャンゴであったが、デビルストーンは盗み出したもののひょんなはずみでそれは一平と五郎の手にわたってしまい、Dr.ジャンゴは国枝先生を人質にとり、デビルストーンの引き渡しを強要する。 デビルストーンはエネルギー生命体にのみ有害な影響を及ぼす隕石だったのだ。

渡辺麻実さん2本目の脚本です。前回よりは開きなおってるんですが、やっぱりちょっと展開が苦しいような・・・ うーん。   
国枝美子が本格的に関わってきて、火鳥にーちゃんを取り巻く環境に変化のきざしが・・・というわけでいよいよ恋愛ものに 突入かな!?(^_^;)   
しかし、あーゆー奴(火鳥にーちゃん)と真面目に恋愛してもきっと疲れるだけだし、最後は結局別れになっちゃうんだろうからいまいち応援する気にはなれないのでありました。 (えっ シットしてるんじゃないかって? うーんそれも少しあるカモ(^_^;))
ドライアスにひとあわふかせるために単身日本へ乗り込んできたDr.ジャンゴだけど、あのくそ暑いさなかにコート着込んでくるなんて、かえって目立つと思うけど(笑)  
しかしあれだけ用意周到に時限爆弾まで準備してても失敗しちゃうなんてよっぽど運がないのね。
あいかわらずのビンボー暮らしの一平と五郎、扇風機を買う金も無いというのはヒサンすぎるぞ。  ちゃんと仕事してるのかぁ〜〜〜〜?
火鳥にーちゃんは座るもひざまづくもみーんなとにかく正座なのね。一平と五郎のアパートに先回りしてちょこんとすわって にこにこしてる火鳥にーちゃんはかわいかったよ☆ 
まあそのあとデビルストーンのエネルギー波を浴びた火鳥にーちゃんの リアクションのすごさには思わずビビッてしまったけど(ブッ倒れるシーンね) 
ガードチームもバリヤーなんぞという開き直った技を披露してくれました。G・レスキューも遂にというかなんというか正体を国枝先生にばらしてしまいました。  一番正体を隠すのに腐心してたのはG・レスキューだったと思うんですが・・・(^_^;)  まあ、国枝先生はうすうす感付いていたと思うぞ。特に天狗山のあの事件からはね。  これは火鳥にーちゃんに国枝先生を取られないように自分をアピールしたんではないかと(笑)思ってしまいました。  きっとそうに違いない!
天野博士も国枝先生にまんざらでもなさそうだし(そりゃあ美人だからね)なかなか競争相手は多いぞ G・レスキュー(^_^;)
でもケンタ、なんですぐ「結婚式みたい」なんてセリフがでてくるんだ? ちょっーとそれはいくらなんでも気が早いのでは(笑)。
しかしいちばんわけわかってないのはやっぱり火鳥にーちゃんなのでした。


ファイバード27話
悪魔の音楽(メロディ)
脚本:平野靖士 作監:キャラ・植田均
   メカ・大張正己
演出:西山明樹彦

●ストーリー

ケンタと買い物に出掛けていた火鳥は急に戦いの幻覚に襲われる。ガードチームもエースバロンも同じ様に幻覚に襲われ、 生命エネルギーを消耗させていく。  繰り返し現われる戦いの幻覚に撹乱されガードチームも故障し、エースバロンは夢遊病のように発進してしまう。  その原因はTVCMソングにカモフラージュされたある種の電波であり、火鳥達警備隊は発信源を叩くため、消耗した体で 出撃する・・・

 
いやー、ほんとにすごい使い回しですねぇ。いったい新作部分は全体の何%だったんでしょう(^_^;)  でも総集編じゃない。このお二人の余力はグランバードやグレートファイバードのバンクシーンにいってるんでしょうか?   またまた力の入った美しいシーンを期待しております。
とにかくシーンのつなぎかたも脈絡がないんで見てるほうも夢なんだか現実なんだかわからなくなってしまう悪夢の世界でした。うまく編集してあったと思います。  確かにこんな幻覚みせられたら 疲れてしまうわねー
しかしこの話見て、私は島本和彦の「燃えよペン」の出来上がった絵を組み合わせてストーリーを作ってる話を思い出してしまいました。
 火鳥にーちゃんのセミヌードがおいしい(^_^;)(←ああ、なんてヨコシマなんでしょ)  しかしあの点滴ボトルはなんだぁ? アンドロイドになに点滴してんだろ?  ハルカちゃんがけなげでとーってもよかったよ☆  ケンタっていつもオタオタしてるだけだけど ハルカちゃんて物事のポイントをついてくるからとってもスゴイ。
 火鳥にーちゃんも「大丈夫だから 心配するな」って言えるぐらい成長したのね(注:第21話参照)
 ケンタの持ってた銃がフレイムショットなわけですね。おもちゃがサイバーコップのSDガンそのままだったので(色違うけど )本編には出てこないんだろうと思っていたんですが(笑)人間には無害というのはキャシャーンのMF銃みたいな感じですねぇ。
後で谷田部監督に聞いた話によるとこの回は2000枚で作れというお達しで、こういう作り方になったとか。悪夢のシーンは適当にこっちで選ぶから…という事だったのに平野さんは律儀にここはこのシーンを、とちゃんと指定してきたそうです。 ホント律儀ですね。


ファイバード28話
凍りついた夏
脚本:平野靖士・伊藤康隆 作監:山本佐和子 演出:越智浩仁

●ストーリー

 夏は海!というわけで海水浴にやってきた火鳥達、ケンタと火鳥はサーフィンにハルカちゃんは日光浴に、とそれぞれ夏を満喫していたとき、 突然沸き起こった黒雲が太陽をさえぎり、気温を下げ遂には季節外れの雪まで降り始めた。 東京は凍りつき都市機能はマヒしてしまう。分析によりこの異常気象の原因がヒマラヤ山脈にあり、ドライアスのしわざでは ないかとふんだ天野博士は火鳥をヒマラヤ山脈へ向かわせた。やはりそこにはメカ獣がおり、雪原での対決となるが 強力な冷凍光線によりファイバードは動きを封じられ、応援に駆けつけたサンダーバロンも氷付けにされてしまう・・・

 今回も佐々門さんが原画に入ってらっしゃいましたね。自分の作監の回以外にもやってるなんてすごいなぁ
 何故かウルトラセブンの「零下140度の対決」を思い出してしまいました。
 
 うふふ 火鳥にーちゃんのサーフィン姿はお素敵☆  自転車のときとおんなじでサーフィンものみこみがはやいわね〜
 しかしそれを双眼鏡で見ている国枝先生はちょっと変よぉ(笑)  エネルギー生命体に興味があるならG・レスキューがいつもそばにいるでしょぉー。 おんなじ医者同士なんだし、そっちの方が得ることがあるとおもうけどなんか下心がミエミエだよーんなんて思ってしまいました。(国枝ファンのみなさんごめんなさい)
 どうもいままでの国枝先生のカラませ方がいまいちマズイんじゃないかと思います。  そんなことないよと思われる方、意見を書いて私の目を覚まさせて下さいね(^_^;)
 
 モモちゃん 暑い中寒い中レポート御苦労さん。しかし暑さ寒さなんかかんけーない火鳥にーちゃんがうらやましい。
 火鳥にーちゃんの召喚に応じて雪の中から飛び出してくるファイヤージェットのシーンが気に入ってしまいました。  フレイムブレスターってあーゆー使い方もあったのね。  しかし雪に足を取られたとはいえすぐに氷付けにされるなんて情けないぞファイバード!
 ケンタはよく頑張ったね。えらいえらい。これもじいちゃんの発明品が素直には役に立たないせいね。でもそのおかげで  サーフィンできるようになったんだからいいじゃない(^_^)
 
 サンダーバロンも大活躍!でしたね。  ロボットモードからジェットモードになってまたロボットモードになったのはきっとまずジェットモードで加速をつけてから、  さらに破壊力の大きいロボットモードに変形したのでは・・・


ファイバード29話
飛べファイヤーシャトル
脚本:平野靖士・御崎剛司 作監:中村旭良 演出:日高政光

●ストーリー

 今月も天野平和科学研究所は大赤字・・・ 膨大な電気代をタダにしようと太陽エネルギー集積衛星と打ち上げ用の スペースシャトルを開発中のところに突然警報が鳴り響いた! 軌道から外れた人工衛星が落下してきたのだ。 しかも大気圏内で燃え尽きる筈の人工衛星は燃え尽きず、地表へと落下した。  そして次々に人工衛星が連絡を絶つという事件が起き、調査の為ファイヤージェットで宇宙へと向かったケンタと火鳥であった が、火鳥は衛星内に閉じこめられ、その間にファイヤージェットはドライアスの攻撃を受け破壊されてしまう。  人工衛星を地上に落とそうとするドライアスにファイバードになれない火鳥はどうすることもできない。そこへS・ガーディオ ンとサンダーバロン、天野博士が操縦するファイヤーシャトルがやってきた。そして苦戦するS・ガーディオンとサンダーバロン を見た火鳥は意を決する!

 というわけで グランバード初登場!です。  舞台が宇宙まで広がりとっても面白かったです☆
 ガンダムみたい〜と思ったところも無きにしもあらずでしたが・・・(笑)
 グランバードの登場は期待に反しない素晴らしい出来でした。
 しかし今回はハルカちゃん 殆どおこった顔しか見せてくれなかったけどおこった顔もとってもカワイイ☆  睨みつけられて思わずたじたじとなる火鳥にーちゃんもかわいかったけど☆
 でもあの年で家事一般から家計簿つけまでやってるなんて大変ね。  大人の方がしっかりしてないからねぇ。  ソロバン使ってるなんてなんてアナクロなんでしょ(^_^;)  アナクロといえばマイナスエネルギー検知器のとなりにあった分析器?もかなりアナクロよね。ソーステープ(だったっけ?  あの紙テープ)はきだしたり、それを読んでる天野博士をみてひえぇ〜と思ってしまいました(笑)  あれって、ほんとに読める人なんていないってのが定説。
 
 しかし、電気代ただにするために太陽エネルギー集積衛星作って、またそれを打ち上げるためにスペースシャトルまで作ってしまう天野博士ってとってもグレート。 でもそのために膨大な電気使ってるとするとなんか本末転倒の様な気が・・・ 素直に電気代払った方が安いような気もするけど。あんまし電気代かさんだり払ったりするとそれはそれで怪しまれたりするかも。
 ファイヤーシャトルの建造を手伝ってるバロンチームがナイス!!
 うれしそうに宇宙服取り出した博士の横で「またこんなものこっそりつくって・・・」と いいたげなハルカちゃんの表情がイイ☆
 おいおい 火鳥にーちゃん「馬子にも衣装」というのは宇宙服のことじゃないぞ!  「ぼくも馬子にも衣装が欲しいです」ってきみはそんなものいらないのっ!
 
 宇宙へ出て自分の故郷の方を何も言わずじっとみつめてる火鳥にーちゃんは何を思っていたのでしょう。  ケンタもそんな火鳥にーちゃんをみて別れの予感に気付いてしまったようです。
 「博士、ファイヤーシャトルを 借ります」って ファイヤージェットからファイヤーシャトルに乗り移ったときのあのエネルギーの流れが火鳥にーちゃんの本体なんですよ、博士にケンタくん
 「ファイヤーシャトォール!」の雄叫びもテレフォンサービスで初めて聞いたときはちょっとマヌケだなぁなんて思ったのですが、絵と合わせてみるとなかなかどうしてかっこいいではありませんか☆ ホレボレ・・・
 ロボット戦はうまく解説出来ないのでパスします。  ブレスタージェットはどっから飛んできたのでありましょーか?
 どうでもいいけど ブースター外すの手伝ってあげなさいよぉグランバード(^_^;)
 しかし太陽エネルギー集積衛星はエネルギー変換に問題があり、見事に失敗してしまったのでありました。
 でも博士の出す赤字はちょっとケタが違うから新しい洋服の一枚や二枚買っても大差ないんじゃない。一家の家計を一手に握っ てるしっかりもののハルカちゃんとしてはそんなことできないのかな?
 「毎日毎日おんなじお洋服で情けないったらありゃしない」ってそれは禁じ手では・・・(^_^;)
 やっぱりこの中で最強なのはハルカちゃんだと思うぞ☆
 火鳥にーちゃんいつまでも「馬子にも衣装」にこだわってるんじゃないっ


ファイバード30話
狙われた宇宙基地
脚本:平野靖士・志茂文彦 作監:直井正博 演出:大庭秀昭

●ストーリー

 新しく宇宙警備隊地球協力隊員(^_^;)となった国枝先生を秘密基地に案内している最中にひょっこり物置から出てきたオカリナ ・・火鳥はそれで懐かしい故郷のメロディを吹く。その時突然NASAのスペースシャトルからのSOSが入電、救助に向かい  NASAの宇宙基地へと無事着陸させた火鳥達であったが、そこはすでにドライアスにより占拠されていた。ドライアスは大量 のテシターをスペースシャトルで宇宙へ打ち上げようとしていたのだ。いったいドライアスはなにを企んでいるのか?  打ち上げられたスペースシャトルの自爆装置を作動させたもののそのままシャトル内に閉じこめられてられてしまったケンタと アルバートの運命は!?

 いやー最近のファイバードってテンション高いですねぇ  内容も濃いし、面白いし、嬉しい限りです。  志茂さんって メインキャラはもちろんのこと、ゲストの使い方もうまいと思います。
 最近 志茂文彦さんの脚本だともう無条件に信頼しています。
 国枝先生をうれしそーに案内する天野博士、「すごいわね」といわれて照れるケンタそれをあきれて(なんとなくライバル意識 を燃やしつつ)みているハルカちゃん、全くマイペースな火鳥にーちゃん、ほんと三者三様ですね。  それにしてもエースバロンておちゃめだなぁ☆
 修理中のファイヤージェットがチラッと出てきてましたね。これが復活したときがグレートファイバードの登場となるわけです ね わくわく。
 
 火鳥にーちゃんのオカリナってなんかとーとつだったけど まあいいや(^_^)  「こんな凄いことしてる小学生は世界で俺ひとりだけだろうけどね」ってところで思わず いや地球防衛組がいるぞとツッコん でしまったのは 私だけ・・・ですね(笑)
 いやーやっと本来の救助隊のお仕事ですね。スペースシャトルの事故自体にはドライアスは関与していませんから。  ちょっと気の弱いアルバートくんの性格設定もうまい。あとあとちゃんと生きてるし。
 ファイヤーシャトルの発進シーンもかっこいいぞ!!
 しかしあんな所から発進したらモロバレではないでしょうか?(^_^;)  ファイヤージェットとかサンダージェットとかは海側へ発進するからあんまり見られることはないだろうけど・・・
 ファイヤーシャトルにアルバートが収容されてすぐの真空でのシーンも面白い。 だーかーら火鳥にーちゃん 人間は真空中では生きられないんだよ。それわかっててなんであんなボケをかますわけ?(それが いいんだけどさ(^_^))  あれだけ堂々とやられると変に納得しちゃったりして(笑)  「空気注入完了」という細かいセリフが入ってるのがうれしい。火鳥にーちゃんもさりげなくボケてくれるし
 ブラックアウトで連絡が取れないというのも芸が細かくていいなぁ  そういう細かいことをきっちり押えてこそ話が面白くなるんですね。
 
 最近 某PTAのチェックが入ってからあんまり火鳥にーちゃんの口が悪くなんないのでつまんないです。あの豹変ぶりがよか ったのに・・・ しくしく
 バロンチームもそれぞれちゃんと見せ場もあったし・・・ 一瞬でもいいからあーゆーシーンがはいると あっ頑張ってるなって思っちゃいますよね。
 
 ドライアスの計画を打ち砕くため打ち上げ寸前のシャトルに乗り込んで自爆装置を作動させる。ここまではよくあるパターンだ けどここからがスゴイ。
 そのままケンタとアルバートはシャトルに閉じこめられたまま発進してしまうのである。おまけに急な発進だったため整備不良で電子ロックがかかったままでコクピットの切り離しも出来ない。
 グランバードはドライアスとメカ獣に邪魔にされ助けに 行くことができない。自爆時刻は刻々と迫る! おまけにテシターがコクピットへ侵入しようと迫ってくる。
 危機一髪のところで天野博士の通信が入り 回路を組み替えれば電子ロックが解除されコクピットの切り離しが出来るとその通りに作業を始めるアルバートであったが天野博士の持っていた設計図が古かったため 最後の最後で、繋ぐ回線がわからなくなってしまう。
 そこで エライ!と思ったのは一か八かの賭けではなく、最後の最後まで努力して正しい答えを導きだしたってことです。 もー感動しました。
 
さて いったいドライアスは何を企んでいたのか?という伏線を引きずりつつ終わるのでありました


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