ファイバード41話
大奮戦!佐津田刑事
脚本:平野靖士・浅井 薫 作監:柳沢哲也 演出:日高政光
●ストーリー
 銀行の金庫が破られる事件が連続発生、そして現場には天野博士のポケコンが落ちていた。それを証拠として念願の天野博 士逮捕を果たしたと思った佐津田刑事だったが 天野博士にはれっきとしたアリバイがあった。誤認逮捕がマスコミに取り上 げられ、 その責任を追求され、佐津田刑事は休暇を取らされ捜査からはずされてしまう。  そして佐津田刑事の休暇のおかげでG・スターもうまく身動きがとれない。  一人でも銀行強盗事件と天野博士を追い続けると単独行動を始める佐津田刑事であったが、G・スターは彼の行動が気にな ってしかたがない。  一方、パトロール中の火鳥は、銀行を襲っているゾルを発見するが、いま一歩のところで逃げられてしまう。そして刑事の 勘として次に紙幣印刷機が狙われるとふんだ佐津田刑事は上司に上申するがとりあってもらえず、一人で造幣局へと向かう。  そしてその後ろには佐津田刑事の力になろうと追いかけるG・スターの姿があった。  やはりそこには、紙幣印刷機をねらうドライアスのメカ獣が現われたのだ。

 

 前回で男を上げた佐津田刑事とG・スターのからんだ話でしたね。  この二人っていままで一緒に行動してることが多かったのに、二人のつながりの話というのが無かったので今回のこの話は とっても嬉しいです。
 どっちかというと佐津田刑事は邪魔物扱い(^^;)されてましたからねぇ。 車(G・スター)から放り出されたり、置いてけぼりくらったり・・・でしたから。
 G・スターも相棒としての佐津田刑事を改めて認識したようです。鬼平部長も久々の登場ですね。
 佐津田刑事もあの思い込みさえ無ければ、正義と市民の安全を第一に考えるいい人なんですね。天野博士に関する勘だけ間違ってるんですよね。あれだけ思い込み激しけりゃ勘だってにぶっちゃいますよ。誤解の解ける日はいつかな?
 銀行について火鳥にーちゃんに聞かれて、答えられないケンタに助け船をだす国枝先生ですが、あの説明で火鳥にーちゃんが理解したとはとうてい思えない(笑)  ゾルに向かってきったタンカで、ああ、やっぱりわかってない(^^;)と思ったもの。
 佐津田刑事もポケコンだけで天野博士を逮捕するんじゃない!  でも天野博士、ヒルマン教授と電話で話してて良かったね。これが地下の秘密基地にいる時だったらアリバイたたないじゃない(笑) だってあそこは秘密なんだから・・・
 佐津田刑事もまんが悪いわね。あそこでモモちゃんにつかまっちゃうなんて(^^;)  もちろん誤認逮捕はいけないことだけど、あれで一層問題が大きくなりましたね 。
 G・スター:「あの石頭がいなくなってせいせいした」
 G・レスキュー&ファイヤー:「ふ〜ん」
   ハモってるとこがかわいい(^_^) だけどG・チームのみんなも結構好きなこと言ってますねぇ(^_^;)。
 G・ファイヤー:「火の無いところに煙は立たないって言うしなぁ」
 ちょっちょっちょっとぉ(^^;;;  でも正しいとこで正しい諺使ってますね(笑) 状況はともかくとして・・・ 「馬子にも衣装」がわからない火鳥にーちゃん はやっぱりおばかなのかしら(笑)  G・ウィングなんか天野博士のことちっとも信用してないのかしら(^^;)
 資金不足のため銀行からお金を強奪するゾルですが、やっぱりなんかお金の価値がわかってないようです(^^;)
 火鳥にーちゃんのアクション、かっこいい!★
 自分の勘だけを頼りに、次に襲われるのは紙幣印刷機だと予測した佐津田刑事は警備強化を依頼するのですが、聞き入れてもらえず、それなら一人ででも・・・と造幣施設へ向かうのですが、事件を未然にふせいでこそ市民の安全を守ることになるんだ ・・というのは、彼の信念が現われていていいですね。  「我々の働きはお天道様が知っている」ですか。 しかしG・チームって結構シビアですね。
 G・レスキュー:「その情報は確かな根拠でもあるのか?」
 天野博士の推測も確かな根拠にはならないわけね(^^;)
 いきなりG・ウィングに命令無視されてしまう火鳥にーちゃん、隊長の威厳はどこへいったんだ〜。
 今回の主役はガーディオン! G・ウィングは勝手な行動がたたって戦闘には参加出来ず(笑) 今頃悔しがっていることでしょう。
 危機が転じてチャンスとなり、動けなくなったメカ獣にガーディオンの必殺技が炸裂する!!
 ファイバードも武装合体すらしませんでしたね。完全にガーディオンのサポートに回ってました。というより助けてもらったのか(笑)


ファイバード42話
パパになった勇太郎
脚本:渡辺麻実 作監:秦野好紹 演出:西山明樹彦
●ストーリー
 楠ヶ原財閥より宇宙警備隊に3億円の寄付の申し出があった。その知らせに色めき立つ天野博士であったが、場所を教えら ないのでは受け取ることもできない。がっかりしながら、ハルカに頼まれた買い物を済ませて帰ろうとした矢先、ものすごい 勢いで走ってきた少女がぶつかってきた。その少女を追って現れたゾルとシュ ラを撃退した火鳥をその少女は「パパ」と呼 び研究所まで付いてきてしまう。  その少女は薫子と名乗り、火鳥から離れない。そんな態度にハルカはすっかり呆れるが、当の火鳥は強くて優しくて遊園地 に連れてってくれればパパになれるときか されさっそく薫子と遊園地に出掛ける。  その頃、Dr.ジャンゴは楠ヶ原の屋敷に乗りこみ、娘の命と交換に楠ヶ原財閥の 全資産を要求する。  薫子か楠ヶ原財閥の一人娘であることを知った天野博士は、ドライアスがなぜ薫子を狙っていたかに気付き、火鳥に警戒す るように知らせるがその瞬間ゾルの攻撃を受けてしまう。そしてメカ獣が現われ、薫子が人質に取られてしまう・・・

 

 う〜ん なんか物分かりのよい火鳥にーちゃんだなぁ。
 火鳥にーちゃん、優しいのはいいんだけど、火鳥にーちゃんの本来の優しさの表現とはちょっと違うような気がします。
 なんかみんな少しずつキャラクターを外してるみたいで・・・
 大体、なぜ遠くても"安い"所へ買いに行かされるのかわからない(つまりお金の価値というものを良く理解していない)人が、
 「お金より大切なものがある」
なんて言っても 説得力ないんですよね。
 楠ヶ原財閥の寄付の目的にしたって、善意からなのか売名行為なのかいまいちはっきりしなくて(モモちゃんのインタビュー への答え方からすると後者のようですが) なんか状況設定が甘いというかハズしてるというか・・・で、話のポイントが私にはわかりにくかったですね。
  TV局が謎の宇宙警備隊ファイバード捜しに一枚噛んだというわけなのかな?
 薫子ちゃんとお父さんの関係にしたって、なんかあいまいでセリフだけでの説明では苦しいというかセリフ回しがマズイという か、????でした。   ジャンゴとの交渉のなかでも娘よりお金のことを先に言ったりするのですが、それにしては態度が瞹昧で、お金が大事なのか 娘が大事なのかはっきりせず、かといってもひとつ葛藤している風にも見えない。
 ジャンゴの要求に対する返事を渋ってはいるんですが、お金が惜しいのか、悪に加担するのがいやなのか、それでも儲けに走りたいのか、本当に娘が心配なのか、なんかよくわかんなかったです。ここでジャンゴをだますぐらいのしたたかさを見せてくれたほうがよかったような・・・・
 だからラストシーンがいまいち生きてこないんです。
 悪戯っぽく舌を出す火鳥にーちゃんもいまいちらしくないし・・・  (どっかで覚えてきたんかなぁ? 薫子ちゃんのベーはアッカンベーのベーだったしなぁ)
 文句ばっかり言ってないで良かったところも言っておこうっと(^^:)
 薫子(るこ)ちゃんの声をアテたのはまたまたかないみかさんでしたね。
 火鳥にーちゃんが電話をかけるとこは受け答えがオマヌケでよいなぁ。
 でも、あんな申し出があったんなら、カタリの電話掛けてくる輩も沢山いただろうなぁ。天野博士も天野博士よね、住所も電話番号も知らせないでどうやって3億円受け取るつもりだったんだろう? 大体そんな電話TV局にかけたって信じて貰えるわけないじゃない。たとえ本物だったとしてもね。
 ゾルとシュラとの格闘のために渡り廊下の強化ガラスを割ってしまった火鳥にーちゃん おいおい公共物破損は悪いことなんだぞ。でも公共物破損して文句いわれないのはヒーローの特権ね(最近そうでないのもいるけど・・・)(笑)  薫子ちゃんに話しかけるエースバロンがお素敵★でした。
 あらら、天野スペシャルぶっこれてしまいましたよ。
 G・スターが変形するためにコソコソと佐津田刑事から離れるところもらしくていいですね。最近目立ってるね〜G・スター。 エースバロン呼んじゃうし。  パトカーがないっ!とか慌てるとこもねー いい加減に気付きなさいよぉ(笑)佐津田さぁん(^^;)
 しかしまあ うまく行かなかったからって、家を壊してしまうジャンゴってセコイというかガキっぽいというか、ですね。「金はいくらでも払う!」と言われた瞬間にそっちに気が行ってしまうのはよっど切羽詰まってるのね。財政 状況が(笑) なんか先に資金が無くなったほうが負け・・とかになってしまいそう。
 でも薫子ちゃんには宇宙警備隊のことバレちゃたんだから もしかすると寄付が行くかも知れませんね。研究所に。それとも 口止めしたのかな。
 でも薫子ちゃんに素敵な誕生日のプレゼントをありがとう」ぐらいのセリフは言って欲しかったぞ 今回もうちょっとなんとかして欲しいというシーンが多かった。
 で、ちょっとばかり考察を。
 最近の話を通してみていると、火鳥にーちゃんは様々な事を学んでいっているようですね。  親子の愛情とか、人と人とのつながりとか、お金(経済観念)のこととか。
 お金のことは未だにいまいちよくわからないようですが、しかたないかも知れませんね。経済観念を理解するのは難しいと思うぞ。
 そもそも火鳥にーちゃんの故郷にそれに類した観念があるかどうかも疑わしいし。それを言ったら親子関係なんかもおんなじなんだけど。
 こんな事考えるのは、いままでの話の中に共通したものが根底にあるのがわかるからです。シリーズ構成をきっちりされている 賜物だと思います。  親子関係なんかは、吸血鬼の話のあたりからずっと触れてきてますよね。  で、授業参観でハルカちゃんのパパにはなりそこない、そして薫子ちゃんの事件で(念願の?)パパになったというわけですね。これがさらに男女関係につながると(^^;)  お金のこともハルカちゃんが家計簿睨みつけていたり、博士がいろいろこだわっていたり、ジャンゴが資金集め目当てに事件起こしたりと、なんか大切なものらしいということはわかってきてる(?)ようですが、でもなぁ きっとお金で物を買えると いうのは知っていても、沢山お金があると何でいいのかわかんないんだろうなぁ。
 この回では きっと親子の愛情の方が、お金より大事なんだと言うことを言いたかった(つまり今まで平行でやっていた事をクロスさせた)と思うのですが、持っていき方が甘かった・・・・と思います。
 火鳥にーちゃんに 「君のパパはお金より大切なものがあるってちゃんと知ってるよ。」と言わせてしまったのはどうも失敗じゃないかと思うんですけどね。
 というかセリフ回しがいまいちうまくないというか・・・  うーん なんかうまく言えない。
 もっと直接的に「お金より薫子ちゃんのほうが大切だったんだ。」って言ってもらったほうがまだ納得できるなぁ。
 だって前者のセリフだと、火鳥にーちゃんがお金の価値分かってないと出てこないセリフだろうし、後者は楠ヶ原氏の価値観念 の問題になるんだから。  でもそうするとラストのセリフも言えなくなっちゃうし。
 パパと薫子ちゃんの関係では、なんかハルカちゃんが絡んでくるのかなと思ったら、やきもちやいてただけだったし。いっしょにいても心の通じていない薫子ちゃんとパパ、離れていても心は通じているハルカちゃんと両親でなんか出来ると思ったんだけどな〜。  こう見ていくといい話なんですよね やっぱり。もったいない。


ファイバード43話
俺たちの使命
脚本:平野靖士・富岡淳広 作監:佐々門信芳 演出:大畑清隆
●ストーリー
 夢見ヶ島で火災が発生した。G・ファイヤーも消防車として消火に駆けつけたが それをノンキに見物してるだけのG・ウィングと 口ゲンカになってしまう。  なんとか鎮火させたものの、火災の原因はわからない。ほぼ同じ頃、街じゅうで人々が次々に倒れパニックが起きていた。  原因はシュラがゴミを発酵させて作り出した毒ガスであり、火鳥はそのガスを放出しているカプセルを発見、宇宙警備隊全員に カプセルを回収するように命じ、G・ウィングにはカプセルの発射地点を見付け出すように命令する。  夢見ヶ島が発射地点だと知ったG・ウィングはさっそくそこへ向かい、メカ獣と遭遇する。たったひとりで戦闘を始めた G・ウィング、そこへ駆けつけたG・ファイヤーはG・ウィングのあまりに勝手な行動に勘忍袋の緒を切らしてしまい、敵を前に 仲間割れをしてしまう。

 

 いやぁ〜 面白かったですねぇ(^_^)
 G・ウィングとG・ファイヤーの意地の張り合いに、プッツン切れたG・スターに人命救助にかこつけて見て見ぬフリする (そーゆー風に見える(笑))G・レスキュー 相変わらずマイペースの火鳥にーちゃん。
 ほんとーに宇宙警備隊ってヘンな連中が集まってるなぁ。あ、変なのは地球に来てる ファイバードのチームだけなんかな(笑)?
 この時代になってもゴミ処理にはいい解決策がないようですね。
 天野博士〜、いくらゴミを燃やすのが良くないからって凍らせてもなんの根本的な解決にならないでしょーが。まあその失敗が、あと役にたつんだけど・・・・
 それに国枝先生、環境のことを考えるんだったら、「本当はみんな焼いてしまえばいい」なんていってはいけません。資源として活用する道を探さなければならないんですよ。 
そーだ 家のゴミは火鳥にーちゃんに食べさせちゃいなさい。たわし食ってもヘーキなんだからおなかをこわす心配は絶対に無いぞ。食費も浮くし、ゴミも片付くし、これこそ一石二鳥(^_^;) ・・・・そりゃちょっと違うって
 ま、ハルカちゃんがそんなことは絶対させないだろうけど(笑)
 G・ウィングとG・ファイヤーのケンカってモロ ガキのケンカよね〜★  青筋立てて 思わず水圧をあげてしまうG・ファイヤーがカワイイ。
 これこれ消防車が熱くなってどうするの ま、火吐かなかっただけでもいいか。  おかげで消火もできたことだし。(笑)
 G・ウィング:「地球人の言葉のセンスというのはどうもわからねえなぁ」
 それがすぐわかりゃ、火鳥にーちゃんはあんなに苦労しませんて(笑)
 カプセル回収にあたって、あんな奴呼ばなくてもいいというG・ファイヤー、そこにちゃっかり現われるG・ウィング、 さすが面白そうなことは逃さないってか。
 G・ウィングに水掛けようとしたG・ファイヤー あははやっぱり子供のケンカ(^^;)
 ケンタの心配をよそに「ケンカするほど仲がいい」と言ってのける火鳥にーちゃん、やっぱりちょっと違うよぉ〜
 そりゃ 確かにほんとーに仲が悪いということはないと思うんだけど。  それで片付けてる場合じゃ無いでしょうが。
 ほらG・ファイヤーがキレてますよ。  しかし、そのあとG・ウィングにカプセルの発射地点を探りにいかせる火鳥にーちゃん、G・ウィングの性格掴んでる・・・・ の・・・よね・・・? うーん未だにつかみどころのない奴だなぁ火鳥にーちゃんて。 さすが隊長といっていいものやら(笑)
 夢見ヶ島でのメカ獣との戦闘、
 「毒ガス増やしてどーすんだっ!」
 「これ以上火事広げてどーすんだ!」
 あははははっ それぞれ観点の違いと言うのが如実にあらわれてますね。  しかしここでいちばんわりくったのはガキの喧嘩に付き合わされたシュラかもしれないですねぇ。このあたりのシーンはもう 可笑しくて(^_^) 
 毒ガスの中でマスクなしで平気な火鳥にーちゃんに気付く清掃局員、うん見せ方が細かい。
 G・スターは二人のケンカのあおりをくらって、モロにメカ獣の攻撃くらうわ、落ちてきた二人の下敷きになるわ、 これでプッツンしないほうがおかしいわよねえ。
 G・スター:「いまだ! フォーメーション・・・・」
 G・ウィング&G・ファイヤー 「やなこった!!」
 ・・・プチッ・・・ 怒ると恐いG・スターの本領を見せてくれました。スターブラスターで撃っちゃうんだもんなぁ、二人を。おまけに殴っちゃうし。ああ、青春してるわね(^_^;)ゞ もろ逆光だし。  しかしそのあとは流石、ガードチームのリーダー、
 「地球の人々を守ることも俺たちの大事な使命だということを忘れたのか!!」
 しかしそのあいだにもG・ファイバードは孤独な戦いを続けるのであった(^^;)
 そして天野博士の失敗がヒントになり、毒ガスと火災を一度に対処する方法、すべてを凍らせるという方法を思い付く。 それが出来るのはS・ガーディオンだけだ!!
 G・ファイバードとサンダージェットとS・ガーディオンが合体!  これがテレフォンサービスで言っていたギャザウェイブラスターね。
 ただもちっと見せ方にはったりが欲しかったぞ。かなりパワーのある攻撃なんだからもっとど迫力が欲しかったの(^^;)  ほんでもって、フルバリアフォーメーションとなるわけね。
 しかし、この3体合体を見て、ファイバードが始まるか始まらないかのころに全部のメカが合体してグレートファイバードにるとかいう噂を聞いたのを思い出してしまった(^_^;)。
 なかなか意地を張って素直に仲直り出来ないG・ウィングとG・ファイヤーに 「こらぁ〜」と 隊長の威厳を見せるのか思ったら、ゆびきりげんまんですか(^^;)
 「仲直りにはゆびきりがいちばん!」  ほんとーにそう信じてるんだろうなぁ。らしくていいや。それにへたにわかったこと言うよりいいかもしれない。素直じゃないから二人とも。
 なんにも言わずに二人に無理矢理ゆびきりさせるG・スターがナイス★  逆らうと恐いからねぇ 後が・・・  あれ、G・ウィング メットオンしてないや。 しかし今頃になってそんな事に気が付いたのかぁなどとツッコミを入れてしまいそうになりましたが、 みんなまだまだ経験を積んでいって成長していく途中なんですね。
 G・ウィングは戦うということ、G・ファイヤーは火災を消火することという行動そのものに囚われてしまい、それを何のためにやっているのかということを見失ってしまった為に今回の軋轢が起きてしまったのでしょう。
 火鳥にーちゃんは最初から「全ての生命(が生きること)をそれを脅かすものから守る」という理念で動いているようですね。  そして二人がそれをはっきりと認識したと思ったからこそラストは説教にならずに指切りげんまんで終わったのでしょう。 (G・スターが既に説教してるし)  こうしてみると火鳥にーちゃんて物事の表面に囚われることなく、その本質はちゃんと見通してるんですね。
 ただあまりに言動がストレートなんではたから見るとボケてるとしかみえないという・・・(^^;)


ファイバード44話
ブラッククリスマス
脚本:平野靖士・志茂文彦 作監:キャラ:植田均
   メカ:大張正己
演出:高松信司
●ストーリー
 今日はクリスマス・イヴ、賑わう街へ買い物に出掛けた火鳥、ケンタ、ハルカ、ク リスマスについて訊ねる火鳥、 そんな中を上空をゆっくりとトナカイの飛行船が 通り過ぎていき、黒い雪が降り出した・・・。  研究所ではイヴのパーティが開かれ、そこへサンタクロースに扮した佐津田刑事が やってきた。プレゼントでうまく博士達 を丸め込んだ佐津田刑事であったが、本当の目的は研究所の捜査であった。そしてひょんな事から地下の秘密基地に入り込んで しまう。そこには宇宙警備隊のメカがあり、驚く佐津田刑事であったが、その体には黒い斑点が現われ、高熱を出して格納庫で 倒れてしまう。  ニュースで街じゅうで同じ様な症状の病気が発生している事を知ったその時、Dr.ジャンゴからの通告が入った。黒い雪は ジャンゴの細菌兵器であり、感染した人間は明日までの命だという。そしてワクチンが欲しければ世界の支配権を渡せと要求 してきた。細菌兵器を播き散らすトナカイの飛行船を見つけ出した宇宙警備隊であったが、その実体はメカ獣であり本体を現わ したメカ獣は細菌兵器をさらにばらまき始めた! そしてワクチンを盾に宇宙警備隊に降伏を迫る。

 

 もうベストメンバー(^_^)といっていい回でしたね。
 いやぁまたまた佐津田刑事がかっこよかったですねえ。う〜んなんておいしいんだ。
 ハルカちゃんもかわいかったし★  でもハルカちゃんには、折角のクリスマスなんだからあんなプクプクした顔でいて欲しくないなぁ。
 もっともっと無邪気な顔で笑っていて欲しいですね。  そりゃまあ年末の支払いと、税金が残ってるんじゃね(^_^;)。
 ドイツの両親からのクリスマスプレゼントは届いたのかな?
 というわけで遂に、天野平和研究所の秘密が佐津田刑事にばれてしまいました。
 クリスマスというとプレゼントの事しか頭に無いケンタくん、ハルカちゃんがしっかりフォローを入れてますが、キリスト様の事について「世界に愛と平和をもたらしてくれた人」と言ってますが、実際のところその教えに反して宗教がらみで幾多の血が 流されたと言うことを知ったら火鳥にーちゃんはどんな顔するんかなぁなどとふと考えてしまいました。(別にこの話とは関係ないですけど)
 サンタに扮して研究所にやってきた佐津田刑事、天野博士には幻の銘酒「大勇者」、ケンタにはゲームソフトとドンピシャなプレゼントを持ってきたのですが、ハルカちゃんへのプレゼントは・・・・(笑) どうやら女性の扱いは全然ダメみたいですね。
 どうせなら新しいセーターでもあげればよかったのに(笑)  美子先生には何も持ってこなかったのかな?
 しかしプレゼントであっさり丸め込まれてしまう単純な博士とケンタ、貰ったプレゼントがあんまり(佐津田刑事にそっくりね このクマさん)だったのもあいまって、警戒を解かないハルカちゃん、性格でてるなぁ(笑)
 でも美子先生って、料理ヘタだったんでは? ま、鳥の丸焼きくらいは出来るか(^^;)  (いっぺん焼いたことあるけどあれは準備がなかなか力仕事だった(笑))
 二人に勧められてお酒を一気にあおってしまう火鳥にーちゃん、でも酔えないんだよね、確か。アンドロイドがよっぱらったらコワイけど(笑)
 通風口から地下の秘密基地に落ちてしまう佐津田刑事、そうかああいう入り方もあるのか。また私は部屋を探っているうちに 例の秘密の入口を見つけてしまうのかなと思っていたので、その意味ではうまく予想を(私の発想が貧困なだけだって(^^;)) ハズしてくれたので妙に感心してしまいました。 佐津田刑事を本物(^_^;)のサンタクロースだと信じて、挨拶しておまけに変形までしてしまうエース・バロンがとってもお茶目でした。無邪気だなぁ★
 最近、エースバロンのところにいろいろと訪問者がありますね。
 で、実は天野平和科学研究所がかの宇宙警備隊の秘密基地だったという事実に驚いている間もなく佐津田刑事は倒れてしまい ます。
 今までのことが全くの誤解だったことを悟った佐津田刑事は、弱った体をおして、天野博士達に協力します。いいですねぇ  ここまでくると秘密がバレたというのはたいしたことではありません。  命を救うということでは天野博士達も宇宙警備隊も佐津田刑事も思いは一緒なのですから。
 「まってろ佐津田刑事 必ず助けてやるからな」
 出来ればG・ウィングやG・ファイヤー、G・レスキューにも一言ずつ欲しかったんだけどG・スターのこの台詞だけでも満足 (^_^) 尺が足りなかったのかもね。
 大張さんの描くメカって美しいわね。うーーん流石だなぁ★
 でもジャンゴの細菌兵器が、感染力弱くて良かったですねえ。直接細菌に触れないと発病しないみたいだったし。
 ワクチンを盾に迫るメカ獣に、宇宙警備隊は手出しが出来ない!  なかなかシビアなセリフも飛び出してました。
 「降伏でもなんでもいいからしてくれ。」
 ケンタは、みんなの身勝手さにちょっとムッとしますが、そのあとの悲痛なセリフに何も言えなくなってしまいます。
 宇宙警備隊としてはたとえそれが見え透いた手段だったとしても誰独りとして命を失わせる訳にはいかない。
 ジャンゴにとってもエネルギー生命体は興味ある対象のようです。
 降伏し空中へ磔にされてしまう宇宙警備隊、そこへ現われたのは特殊コーティング剤を搭載した、天野博士操縦するところのブレスタージェット!  ブレスタージェットが単体で活躍しましたね。でも天野博士っていっつもどこか肝心なところが抜けてますね。だからいらん苦労しないといけないんですよ、みんなが(^^;)
 ハッチのロックくらい自動で解除できるようにしときなさいよ(^^;)  こっそりとブレスタージェットに乗り込んでいた佐津田刑事と天野博士の会話もいいですね。
 「俺にジェット機の操縦ができると思うか?」
 「一般市民を危険にさらす訳にはいかん」
 佐津田刑事の信念がわかるいいやりとりです。自分の仕事(警察官)であることに本当に誇りをもっているんですね。
 そして二人の頑張りで ワクチンの容器を特殊コーティング剤で固め、破壊できないようにして宇宙警備隊の反撃開始!
 コンビネーションプレイがばっちりでした。
 クリスマスの当日、招かれざる客(^_^;)の税務署の査察官がやってきますが、佐津田刑事はうまくごまかしてくれました。 でもしっかり期日までに税金を払うよう釘をさされてしまう天野博士なのでした。そりゃ脱税勧める訳にはいかないわ(笑)  いくら世界平和のためでもね。
 うふふ でもまだ火鳥にーちゃんの秘密には気が付かないのね。 そしてイヴの夜は明け、窓の外には白い雪、クリスマスはこれからです。


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