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朝4時起床。外はまだ暗い。5時出発。電車を乗り継いで東京駅へ。
駅前に出て、シャトルバスの乗り場に並ぶ。割とすぐ乗れた。そこから苗場まで約40分。湯沢駅ではそうでもなかったが、苗場はさすがに高原だ。空気が冷たく涼しい。かなり気持ちいい。天気もまぁまぁ良い。とりあえず、バスを降りて、横目に巨大な苗プリと緑の山々を眺めつつ歩くこと30分、入場ゲート到着。すでにゲート前では行列ができている。などと思ってたら、前方に、全裸で、靴だけ履いて一人で並んでいる男の人を発見。ホントにまさにフルチン。おしりしか見えなかったけど。近くにいたMTV取材班もびっくり。しっかり撮影していたようだ。でもこれは放映されることはないだろう。一体あの人はどこから全裸でやってきたのだろうか?謎である。いろんな人がいるものだ。
しばらく寝てたりするうちに、ステージにはスマッシュ社長が出てきてご挨拶。そしてジョーイ・ラモーン追悼の儀式が始まる。それを横目で眺めつつ、お昼も近くなって来たので、屋台コーナーへ移動。パエリアを食う。結構いろんな食べ物がある。焼きそば、たこ焼き、フランクフルトのようなジャパニーズ・メニューはほとんどなくて、タイラーメン、タイカレー、インドカレー、パキスタンカレーにヨーロッパはパエリア、フィッシュ&チップス他世界のメニューがいろいろ。雑貨屋さんなども含め、エスニック系が多い。ビールはハイネケンがメインだ。結局タイラーメンがいちばんおいしく、これは何度も食べた。ただ、夜になると、同じ500円でもみるみる具が減っていくのがわかって少し残念。食材が足りなくなってくるのはわかるけど…。
夜7時、いよいよマニック・ストリート・プリーチャーズが始まる。この日、はじめて前のほうで観た。見た目は小太りのオヤジさんという雰囲気だが、ヴォーカルはすごく上手い。そしてパワーがある。曲もかっこ良い。ベースの人は女装趣味があるようで、ワンピースにハイソックスのような格好。ドラムはふつうの人だったが、見た目的には不思議な感じの3人だった。黙々と演奏しつつも、終わったらいきなり楽器を壊しはじめたのが、なんだか取って付けたようなパフォーマンスで、オイオイという感じではあった。ライヴそのものはかなり良かったと思う。
部屋に戻り、しばしテレビニュース等見たりして和んでからすぐ出発の準備。昨日は大きめのリュックを持って歩いたが、今日は荷物はほとんど宿へ置いておく。持っていったのは、多少の薬とカッパの入ったポーチのみとわりと身軽。 10時前に宿を出、湯沢駅前のシャトルバス乗り場へ。土曜なので今日から参加するお客さんもいっぱいいて、バス乗り場は昨日よりも混雑している。会場に着いたのは、11時ちょい過ぎ、すでにナンバーガールの演奏が始まっていて、横目で見つつ、今日の陣地取り。遅くなったせいか、あまり空きがなかったが、昨日と似た場所にわずかな隙間を見つけ、レジャーシートを広げる。シートに石を置き、そのままナンバーガール見るため、前へ移動。
終わってしばし自分のシートに戻り休憩。少しのつもりが、グリーンステージのJuno Reactorの音を聴きながら眠ってしまう。Juno Reactorは眠りながら聴いたので「なんだかテクノだなぁ」という素朴でちょっと間抜けな感想しか出てこない。ホットハウスフラワーズのときはピザとか食いに行ってたが、結局起きたのは3時をかなり過ぎた頃。すっかり寝込んでしまった。何しに来たんだろうかとも一瞬思ったが、今日はニールとモグワイだけ観 それにしても、昨日にも増して会場内の砂ぼこりがひどい。通路はもうもうに舞い上がってるので、口にタオルをあてて歩いている人も多い。水撒きとかやってくれればいいのにな。でも、トイレの水もだんだん出なくなってきてるし、水の貴重さがわかるってもの。水が出ないのってつらいものだ。 途中、ひこうきぐもの掲示板に去年くらいまでよく書いてくれていた、ゴッドねえさんに偶然会う。この春から仕事の都合などで、中国は上海にお住まいのゴッドねえさんだが、このフジロックを観る為にわざわざ来日。ほとんど出演者並だ。ぼくより年上であるにもかかわらず、行動力は何倍も上。ぼくがシートで寝ているような間に、精力的に動き回っていた様子。一体どこにあんなパワーが潜んでいるのだろうか。ぼくが体力がないだけかもしれないが。ちなみにゴッドねえさんには、過去に99年のフジロック日記を、無理言って書いて頂いたことがある。感謝。(今も上のメニューから見れます)
で、ステレオフォニックスも途中だったけど、モグワイを見るためにホワイトステージへ移動。すでに始まっていた。なんというか、ノイズの壁。ウォール・オブ・ノイズ。ヴォーカルがほとんどないのはわかっていたけど、とにかくノイズ。高音引っかき系ノイズもありで恍惚ドンヨリ状態。なんだか凄い。曲はいいけど、あれをずっと聴いてるのも限界あるなぁと思う。お客さんはかなりいたけど、さすがに途中で出て行く人も多く、前が次々空いていくので、ぼくはその隙間をじりじりと前に詰めていった。今度、一度単独でライヴハウスで観てみたいと思う。
もう夜も9時を過ぎ、そろそろニール・ヤングが始まるころなので、グリーンステージへ移動。昨日のトリ、オアシスのほうがお客さん多かった気もするが、まぁいいか。しばらくするとテンガロンハットのヤング氏登場。おぉ、本物じゃないか。しかも始まった曲はなんといきなり「Don't Cry No Tears」。感動の嵐。そう、ティーンエイジ・ファンクラブもカヴァーしたあの大名曲。その後も、「ヘイヘイマイマイ」「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」など有名曲の連発で大サービス。さすがに10分以上のギターソロのところなんかは長すぎるなぁ…とも思うが。やりほうだいといった感じだが、すべて終わったのは深夜12時。約2時間半の大熱演。すごい。
ホワイトステージのトリ、ニューオーダーも少し観たいと思ってたのに、ニール・ヤングが長かったもんだから、結局観れなかった。まぁいいけれど。と、もう宿に帰らなければいけない。昨日はバス乗り場ですごく並んだが、今日はそうでもないらしい。ニール氏が何度もアンコールするものだから、途中で帰ってしまった人もいるようで、わりとお客さんが分散されたようだ。まぁ1日目よりは、お客さんはもともと各ステージに分散していたかもしれない。それほど昨日のトリ、オアシスのお客さんの数は凄かったのかも。帰りはバス乗り場までまた歩いて約30分。苗場を去る。山の斜面にたくさんのテント。テントの人は帰りが近くていいなと思う。まだフジロックは3日目が残っているが、ぼくのフジロックは今日で終わり。ほんとあっと言う間だった。
8時半頃起床。宿の食堂で朝ご飯。今日はご飯2杯食う。10時前にチェックアウト。歩いて3分の越後湯沢駅へ。帰りの新幹線は、ちょっと遅めのを取ってあったのでまだ時間がけっこうある。しばらく駅構内のベンチに座ってたら、オビキくんに声をかけられる。会場では会えなかったけど。元・小金井のニール・ヤングは、わりと邦楽中心で観ていたようだ。でももちろんメインはニール・ヤング。結構焼けていたようで、いろいろ楽しんでいたようだ。結局、フルカワくんには会えずじまい。ゴッドねえさんには会ったが、他に知り合いで来ている人は誰も知らなかった。まぁあんまり友達いないのもあるけど、誰か来てたのかな…。 オビキくんと分かれて、駅構内の立ち食いそばを食う。昨日来たときにも食べたヤツ。それから、お土産売り場をしばらく覗いた。午後1時半、ぼくは新幹線に乗り込んだ…。 |