コンピュータ室運営日誌


5月前半のできごと


閑古鳥(5/1)
導入業者のサポート体制5(5/2)
アドバイス(5/3)
DTM大作戦4(5/4)
導入業者のサポート体制6(5/7)
htmlは学校でも便利3(5/9)
2年目のトラブル(5/13)


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 閑古鳥(5月1日)
 4月にコンピュータ室を使用したクラスは,たったの1クラスでした。

 その1クラスは私のクラスです。

 年度当初の忙しい時期ということもあり,それなりに事前の準備(練習)が必要なコンピュータの授業のことなど考える余裕がなかったのでしょう。

 私が本年度の方針を提案したのが,少し遅い時期(4月21日)だったということもあるでしょう。

 それに,昨年度最後に使用してから,かなりの月日が過ぎているので,先生方がコンピュータの使い方を忘れてしまった,あるいは,自信がなくなったということもあるかも知れません。昨年度最後に使用したのが2月下旬頃だとすると,もう2ヶ月もコンピュータに触っていないことになりますから。

 ですが,それにしても私のクラスだけとは...。

 昨年度はずいぶん盛況だったのですが,今年はいったどうなるのでしょうか。少し心配になってきました。




 すっぽかし(5月2日)
 先日の職員研修の際に発覚したベ××セ「マ××××ク」のネットワーク機能の不具合を,今日の午後から直しに来ていただくはずだったのですが,業者の方は来ませんでした。

 事前連絡もありませんでした。

 どうやら,先日の約束を忘れてしまったようです。

 新年度になってからは,私の学校では,まだほとんどコンピュータ室が使われていないのですが,今日は珍しく使う予定のクラスがあったのです。それを中止にしていただいて,わざわざ空けておいたのに,すっぽかされました。

 今日私は,午後は教室で授業を行っていたので,もしかしたら私が知らないうちにやってきて,知らないうちに帰ってしまった可能性もありますが,1時間ごとにコンピュータ室をのぞいていたし,他の先生も,業者の方を見かけていないようなので,やはり,来ていただけなかったと思います。

 業者の方には,本当なら代金を取られるような作業をサービスしていただいたり,無理をお願いすることもあるので,良好な関係を続けていたいのですが,こういうのは困ります。ここの業者とは,コンピュータが導入される以前からつきあいがあるので,馴れ合いになってしまっている部分があるのかも知れません。

 とはいっても,やはり業者さんには強い言い方はできないと思います。

 連休明けに,優しく電話してみます。



 アドバイス−クラブ活動のアイディア−(5月3日)
 今日は,一切仕事をせず,完全休養日としました。
 この時期の3連休は本当にありがたいです。

 先日のクラブ活動行き詰まり日誌について,KTさんとYMさんからアドバイスのメールをいただきました。

 ありがとうございました。うれしいです。教員以外の方からのアドバイスは,私達とは考える視点が違うので,大変参考になります。

 KTさんより
 クラブ活動懐かしいですネ(^_^)
 活動ネタですが、ありきたりですが、ホームページをつくってみてはいかがですか?
 NTサーバもあるし、デジタルカメラも使えるならすぐに楽しいページができそうです。(ネットワークも閉じているので情報公開の問題も少なそう)


 全校児童が自由に閲覧できるようにしておくと,やりがいもあるし,きっと楽しいでしょうね。一人一人が自分の興味があるテーマで自由に作成するのもよいし,26名のクラブ員が,行事担当,職員室担当,児童会担当などと内容を分担して記事を書き,学校ニュースを作るというのも面白そうです。

 YMさんより
 クラブ活動って学校で一番楽しい時間だろうと思い出します。
 もし私が生徒だったら先生が側にいて分からないことを気軽に教えて貰って壊してもいいくらい、自由にパソコンをいじれたら一番楽しいような気がします。
 学校には沢山ソフトがあって、附属機器も沢山あるので、そんな教材をごちゃ、ごちゃ自在に使うのは楽しいと思います。そのうちに生徒の方で特別にやりたいことがあれば手伝ったりして。


 壊れても良いから,好き放題にパソコンを使ってみたいという子どもたちの気持ち,よく分かります。私が子どもだとしても,先生から言われたことをやるだけでなく,パソコンという不思議な箱に何が入っているか,とことん調べてみたいと思うでしょう。
 こういう事って確かにクラブの時間でしかできませんね。

 KTさんのご意見もYMさんのご意見も,とても魅力的に感じました。

 やはり,普段学級でやっていることと同じような事をやっていては面白くありませんね。ぜひ,今後の活動の参考にさせてください。




 DTM大作戦4−挫折−(5月5日)
 今日はいつもの休日より早く,7時半ごろ目が覚めてしまいました。今日中にやらなければならない仕事を大量に抱えているためでしょうか。睡眠不足にも関わらず二度寝する気にはなれませんでした。

 午前中はボーッとしていて,お昼頃から仕事を始め,テストや野外生活のしおりを作成していました。仕事の合間に少しだけ「DTM」の続きに挑戦しました。


 楽譜の画像イメージをMIDIデータに変換するソフト「MIDI SCAN」(4月19日購入)は,やはり駄目です。

 昨日,野外学習で歌う曲を何曲か試してみましたが,どうやら使いものになりません。(昨日の日記

 楽譜変換の手順は次の通りです。

1 楽譜をイメージスキャナで画像データとして読み取る。
       ↓
2 画像データを楽譜データとして認識する。
       ↓
3 誤認識の部分を修正する。
       ↓
4 楽譜データをMIDIデータに変換する。


 2のところで正確に認識できなかった場合は,3で修正することができるのですが,昨日は4のところが駄目でした。つまり,楽譜データとしては正しいのにも関わらず,演奏がメチャメチャになってしまったのです。

 これではどうしようもありません。「MIDI SCAN」の駄目さ加減を思い知らされました。パッケージに大きく書かれた「楽譜からMIDIへ一足飛び!」のキャッチコピーが虚しいです。

 やはり,ITさんからのアドバイスにしたがって,カワイ「スコアメーカー」を購入した方が良いでしょうか。(39800円です!)

 たまたま雑誌の付録に「スコアメーカー」の体験版が収録されていたので,早速試してみました。

 結果は見事な変換ぶりでした。「MIDI SCAN」と同一条件で試してみましたが,「スコアメーカー」の方は,楽譜通り正確に演奏してくれました。

 これはいいです。ITさん,ありがとう。早速購入したいです。

 購入価格18000円の「MIDI SCAN」は,もはやハードディスクのゴミになってしまいました。アンインストール機能がありません!

 そういえば,体験版「スコアメーカー」もアンインストール機能がありません。

 困ります!



 仕事の方は午後10時半までやったけど,まだ終わっていないので,これからまた仕事です。ふぅーっ。




 導入業者のサポート体制6(5月7日)
     −すっぽかしの理由−

 学習指導用ソフト「マ××××ク」のネットワーク機能の不具合を直していただく約束をすっぽかされた件について,本日,業者さんから連絡がありました。


 「2日にお伺いするはずだったのですが,実はマ××××クが2日にバージョンアップされまして,それがこちら(業者)に届いたら,インストールに伺おう思いまして...。」とのこと。

 どうやら,業者さんが,ネットワーク機能の不具合の原因を調べようとして,メーカーに問い合わせたところ,設定ミスではなく,プログラム上の不具合が原因だったことが分かったようです。それで,バージョンアップ版が届くまで,来校を見合わせたというのが真相のようです。

 それならそれでいいのですが,来校を見合わせることについて,事前の連絡が一言もありませんでした。それに今日の電話でも,ここまでの会話の中で,すっぽかしたことについては,一言も謝っていただけません。(どうやら迷惑をかけたとは思っていないらしい)

 だんだん腹が立ってきたので,
「こちらに来ていただくときは事前に連絡していただけますよね。」
「授業の予定がありますから!」
「この前も,授業を組まずに午後からコンピュータ室を空けて待っていたのです!」
と少し強い口調で言いました。

そしたら,
ああ,連絡が遅れてしまってスイマセン。
とのことでした。

 それを言うなら,「遅れて」じゃなくて,「忘れて」じゃないですか?

 ちょっとしたことだけど,とても不愉快な電話でした。


 それから,今日は第3回目のパソコンクラブがありました。
 先週に続いてお絵かきソフトの練習をしました。

 先の見通しはたたないのですが,当面は,グラフィックやワープロやWINDOWSの操作のごく基本的なことを地道にやらせてみようかなと思っています。

 何か高度なことをやるにしても,好きなように自由に使うにしても,パソコンとはどんなものかがある程度分かっていないと,結局何もできずに終わってしまうのではないかと思ったからです。(こういう発想をするところに私の頭の固さが表れていますね。)

 1学期は,2学期からの活動に向けて,力を蓄える期間にします。どうでしょうか。



 htmlは学校でも便利3(5月9日)
 社会科の郷土資料を作成している研究会の本年度第1回目の会合が開かれました。

 この研究会の中心的な活動は,郷土学習のための教科書を作ることです。昨年度からは市内の公共施設を紹介する資料集をhtml形式で作成し,それを各学校のサーバーにインストールして活用していただく活動も行っています。私は3年前から「市内の産業」のページの執筆を担当しています。

 メンバーは,異動や校内人事の関係で多少変更があったものの昨年度とほぼ同じです。

 ところが,その多少の変更が問題で,昨年度html資料を作成していた2名の先生がメンバーから外れてしまっているのです。今年はいったい誰がやるのでしょうか。昨年度担当していた先生の発案で始まった活動ですが,進んで引き受ける人など誰もいません。

 他のメンバーを見渡したところ,やれそうな人は,学校HPの公開にストップがかかり(危ない発言かも)意気消沈している”みにてち”氏と,深夜にこそこそ日誌を書いている”私”ぐらいしかいないようです。

 私は,自分がHPを作成していることなど他の方には話していないのですが,つい先日,校長と教頭には告白してしまいました。そして,まずいことに私の学校の校長がこの研究会のボスです。

 ということで予想通り,私達がやることになってしまいました。

 HP作成は,あくまで自分の趣味ということで,仕事ととしてはやりたくなかった(ずいぶん面倒な作業のようですし)のですが,html形式での教材作りは,今後いろいろな場面で行われていくことでしょうから,良い勉強の機会かも知れません。気持ちを切り替えて頑張ります。




 2年目のトラブル(5月13日)
 5月になって,コンピュータ室の方もぼちぼち使われるようになってきました。
 そろそろ実際の授業の様子も報告できそうです。

 昨年度はマンネリ化を避けるため,特別の理由がない限り,同じトラブルを何度も日誌の中で取り上げることは避けてきました。実際に起こったトラブルをすべて取り上げると,毎日同じような日誌になってしまいます。(その方が書く方はラクだけど。)

 さて,2年目を迎えた今年はどのようなことが起こるでしょうか。もしかしたら,昨年度の繰り返しになってしまうかも...。

 今日はこんな事が起こりました。

 (読者の方も原因を推理してみてください。)
 算数の授業でコンピュータを使用しようとしたS先生とG先生が,サーバーを立ち上げ,続いて教師用コンピュータのスイッチを入れたところ,教師用パソコンの画面が真っ暗なままで,何も表示されなかったとの報告がありました。

 これは,ディスプレイの電源が切ってあったせいではないかと思い,たずねてみたところ,ディスプレイの電源はついていたそうです。

 H先生(パソコン歴2年)に応援を頼んで調べてもらったとのことだったので,H先生に状況をたずねてみました。

 H先生の話では,メモリカウントは行われたにもかかわらず,その後パソコンの動きが止まってしまったそうです。それから,サーバーにインストールしてあったOCRソフト「読んde!!ココ」が何故か起動していたそうです。

 「うーん。」
 聞いただけでは原因が分かりませんでした。これは深刻なトラブルかも知れないと思いながら,コンピュータ室に行き,調べたところ,原因はこれでした。「読んde!!ココ」は何かのはずみで起動してしまったようですね。

 このトラブルは,昨年度何度も起こっていました。

 先日,作成したコンピュータ教育ガイドブックには,ディスプレイの電源の件は載せておきましたが,こちらは漏らしてしまいました。S先生達は,せっかくガイドブックを参照しながら原因を調べてくれたのに,私の記載漏れが原因で分からなかったのです。

 こういうちょっとしたことが原因で,授業が潰れてしまうわけですから笑い事では済まされません。反省しました。

 早速明日にでも先生方に報告いたします。





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