コンピュータ室運営日誌


6月後半のできごと


ミニ新聞づくり(6/16)
ミニ新聞づくり2(6/18)
コンピュータ研究委員会(6/19)
導入業者のサポート体制7(6/20)
授業参観にて(6/21)
今度は何をやろうかな(6/23)
オトナと子ども(6/29)
先生も「ミニ新聞」づくり(6/30)

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 ミニ新聞づくり(6月16日)
 今週土曜日の授業参観に向けて,ミニ新聞づくりを始めました。

 新聞の大きさは,記事全体を一目で見渡せるよう,ディスプレイ一画面分の大きさとしました。横全角32字×縦15行の480文字分になります。その中にタイトルやカット・写真なども組み込みますから,文章(記事)の量は300字前後でしょうか。

 内容は,新聞・テレビのニュースや,家や学校でのできごとの中から,印象に残っていることを自由に書かせました。子どもたちが考えてきた記事は,家で飼っているハムスターなどペットに関する話題が最も多く,クラスの約4割(15名)を占めました。次に多かったのがプロ野球などのスポーツ関係の話題で,約2割(8名)でした。新聞・テレビのニュース等の時事問題に触れた子どもは,わずか1名(愛知万博について)でした。小学生ですから,やはり身近なできごと以外には,あまり関心が向かないのでしょう。

 神戸の事件について(家で下書きを)書いてきた子どもが2名いましたが,興味本位という感じだったので,やめさせました。担任による言論統制ですが,こういう異常な犯罪を取りあげて,いたずらに子どもたちの感情を揺さぶりたくなかったし,まじめに取り扱うにしても子どもにはちょっと荷が重すぎる話題だと思ったからです。

 2名の子どもたちには,「今度の授業参観は,みんながニコニコ楽しめる時間にしよう」と話して,話題を変えてもらいました。


 さて,作業の様子ですが,今日は思い切って2時間(45分×2)を新聞づくりに費やしました。そのうち,最初の20分で,日本語入力の仕方の復習や新聞の形式の説明を行い,残りの70分を子どもたちの作業の時間に当てました。

 子どもたちはとても張り切って新聞づくりに取り組みました。

 ですが,思ったよりずいぶん時間がかかりました。

 一応,日本語入力は全員ができるのですが,まともに文章を入力した経験があるのは,昨年度私が受け持ったクラスの子どもたちだけです。他の子どもたちは,自分の名前や作品のタイトルなどの短い言葉しか入力した経験しかありませんから,色々とまどうことも多かったようです。

 おまけに保存操作のミスで,入力した文章がすべて消えてしまった子どももいたりして,なかなか大変でした。

 20台しかパソコンがないので,2人1組で1台のパソコンを交替で使用させたのですが,結局どの子も半分程度しかできませんでした。計算してみると,お絵かきソフトでタイトルやカットなどを作成する時間をのぞくと,300文字の入力するのに60分ぐらいかかるようです。

 予定では,今日の2時間でほぼ完成させるつもりだったのですが,あと2時間(90分)ぐらい必要です。


 困ったなあ。あと2時間か。
 先月行われた野外学習の準備等で,すでに授業の進度がかなり遅れてしまっているのです。
 でも仕方ないな。



 MS「NetMeeting」に関するアドバイスをいただき,ありがとうございます。早速私のパソコンにインストールした「NetMeeting」を調べてみたところ,TCP/IP以外のプロトコルも使えるようなので,うまくいくかも知れません。早速試してみます。





 ミニ新聞づくり2−データ消失事件−(6月18日)

 一昨日から始めたミニ新聞づくりですが,昨日も今日も行いました。

 昨日,授業開始時に確認したところ,全部で5人の子どもの文書データが消失してしまっていることが発覚しました。(一昨日の授業の最中に発覚した子が3名いるので,データを消失した子は全部で8名です。)

 一昨日2時間もかけて入力したのに,また一からやり直しということで,子どもたちはさぞかし落胆しているだろうと思いましたが,そうでもないようです。

 どの子もケロッとしていました。ショックを受けているのは私だけで,子どもたちは再度入力作業を行うことをあまり苦にしてないようです。むしろ楽しんでいる様子すら見受けられます。


 子どもたちに事情を聞いたところ,
  • 二人とも同じ文書名で保存したため,最初に入力した子どもの文章が上書きされてしまった。
  • 作業を交替する際,文書を保存しておくのを忘れてしまった。
 など,二人で一台のパソコンを使用しているために生じた誤操作が主な原因でした。

 他に,
  • 作業中に間違えていくつものウィンドウを開いてしまい,それらをすべて同じ名前で保存してしまったため,データが消えてしまった。
 という子どももいました。新規作成した文書は「文書1」「文書2」…などの記号で表示されるので,どれが”本物”か,見分けがつかなかったようです。

 保存の手順と「上書き保存」の意味を再度説明するとともに,自信がないときは上書き保存せずに,文書名を変更して保存するようにさせました。

 以後,保存操作の失敗や保存忘れによるデータ消失はなく,順調に作業を進めることができました。


 文書に組み込む写真は,私がスキャナから取り込み,イメージファイルを作成し,子どもたちに渡しました。スキャナがサーバーに接続されているので,作業は極めて簡単です。取り込んだイメージをそのままサーバー内にある個人用フォルダに保存してやるだけです。写真一枚につき所要時間1分程度でした。


 最後に,家庭で発表の練習ができるよう,出来上がった作品を印刷し,一人一人に持たせました。

 途中で失敗もありましたが,4時間で全員が作品を完成させることができました。

 授業参観の準備は整いました。一安心です。



 コンピュータ研究委員会(6月19日)

 今年度第2回のコンピュータ研究委員会が開かれました。地区の各学校のコンピュータ担当者が集まる会です。(前回は野外学習のために欠席しました。)

 今日は,4月からこれまでの各学校の校内研修会の実施状況と,この委員会の本年度の活動方針などが話し合われました。


 校内研修会の実施状況は,学校によってかなりの差が見られるようです。

 これまでに校内研修会を開いた回数は,各校平均1回程度でした。平均一回ですから,つまりまだ1回も実施していない学校もあるということです。また,実施した学校の中には,コンピュータを操作できる教員がいないために,他の学校の教員を講師に招いて研修会を開いた学校もありました。

 ちなみに,校内研修会を一番多く実施しているのは,私が勤務するM小学校でした。これまでに3回開いています。

 研修内容については,ほとんどの学校が,電源の入れ方など最も初歩的な操作や,学習指導ソフトウェアの基本操作の練習を行っているようです。どの学校もまだまだこれからという感じです。

 私の学校も,機器やソフトウェアの操作練習を行ったり,活用のアイディアを紹介しているレベルですから,そんなに進んでいるわけではありません。


 次に,この委員会の今後の活動方針が話し合われました。昨年度は,コンピュータ導入をめぐる様々な問題点やトラブルについて,業者の方にも参加していただきながら情報交換をしていたのですが,すべての学校に導入が完了した本年度は,どのような活動に重点を置くか決めかねていたのです。

 話し合いの結果,各学校でのコンピュータ活用を促進するため,コンピュータ室及び機器等の管理運用のためのマニュアルづくりと,コンピュータを利用した授業の実施例を作成していくことになりそうです。


 それから最近私が気になっているMS「NetMeeting」の話題も出ました。現在地区の2つの学校で「NetMeeting」を導入していますが,LANでの「NetMeeting」の導入は,やはり素人の手には負えないそうで,2校とも地元の業者さんに依頼して”無料”でセットアップしていただいたそうです。

 「NetMeeting」はインターネット電話,チャットやホワイトボード機能の他に,プログラムを共有(&遠隔操作)する機能があるそうです。その機能を使うと,例えば一本の電子辞典ソフトを(合法的に)複数の人間が利用できるようになるそうで,とても便利です。これを利用しない手はありません。

 早速,私も”無料”でやっていただくようお願いしたいと思います。




 導入業者のサポート体制7−台風の中の来校−(6月20日)

 午前9時30分,台風で大雨の中,業者さんが私たちの学校に徒歩で来校しました。

 上から下まですっかりずぶぬれの状態でした。

 実は先週,私が不在の時に,何かのバージョンアップのために20日に来校したいとの,業者さんからの伝言を受けていたのですが,私はてっきり,以前約束をすっぽかした業者さんだと思っていたので,確認の連絡もせずにほったらかしにしておきました。

 ところが,来校したのは,私の知っている方ではありませんでした。

 用件をたずねてみたところ,教育用ネットワーク「PC−XXXX」のバージョンアップをしたいとのことでした。ということは,どうやらはるばる横浜からやってきた方のようです...(汗)

 今回どんな点がバージョンアップされたかをたずねてみたところ,ビデオプロジェクタへの出力が低下することがあるので,その点を強化したとのことでした。

 あっ,やはりそうだったのですね。

 今年の1月29日に,わざわざ横浜の開発部?から来ていただいて,4人がかりで調査し,直していただいたのですが,その後も調子が悪かったので,どうもおかしいと思っていました。

 他には例がなく,私の学校だけで起こる症状とのお話でしたが,バージョンアップ版が出たということは,やはりプログラムの不具合だったのですね。

 まあ,正直言ってすでにあきらめていた状態だったので,思わぬ儲けものをしたような感じで嬉しかったです。

 作業は,11時までの約一時間半で終了しました。すぐに別の学校に行かなければならないとのことで,お茶も飲まずに,大雨の中を徒歩で帰っていきました。本当にご苦労様です。



 それから,地元の業者さんに,MS「NetMeeting」のセットアップの件をお願いしてみたところ,二つ返事で快く引き受けていただきました。近日中に時間を見つけて,セットアップに来ていただけるとのことです。

業者さんありがとう!

もしかしたら,自力でできるかもしれないと思い,一応やり方をたずねてみましたが,やはり素人には無理だろうとのことらしく,あまり丁寧には教えていただけませんでした。

fukufuku「やはり設定は難しいのですか。」
業者さん「ええ,アイピーなんとか(忘れました)を設定しなければなりません。それからサーバーの方も・・・(???)」

fukufuku「ああ,そうですか。ずいぶんややこしいのですね。では,よろしくお願いします。」




 授業参観にて−データ消失事件2−(6月21日)

 授業参観でした。子どもがたちが4時間かけて作成した「ミニ新聞」の発表会です。

 ワープロの編集画面に「ミニ新聞」を読み込み,その画面をそのままスクリーンに拡大表示しながら(注),発表させることにしました。

 水曜日に全員の作品が完成し,木曜日に最終確認をさせ,家でも発表の練習をさせたので,今日の発表会はバッチリ...


 ...ではありませんでした。え〜ん!(泣)


 授業の途中でAくんとBさんが私のところに来ました。Aくんの作品が無くなってしまったとのことです。

 というか,ファイルはちゃんとあるけれど,不思議なことに,ファイルの中身が,一緒に作業したBさんの作品になってしまっているとのことです。

 あれれ!?
 どちらのファイルを開いても,Bさんの作品が表示されます。(汗)

 Aくんに確かめたところ,木曜日の最終確認の時点でデータを消失したことに気づいていたそうです。ですが,Aくんがそのことを私に連絡したのは,自分の出番になってからです。

 「どうして今まで黙っていたの!?」と思わず問い詰めたくなりましたが,なにしろ授業参観の真っ最中です。焦りと怒りと困惑をぐっとこらえて平静を装い,とりあえず対応策を考えました。

 幸いにも,家庭での練習用にと,プリンタから出力した原稿があったので,それをスクリーンに拡大表示して発表させました。


 授業参観が終わり,保護者の方々が帰ったあと,Aくんを呼びました。

 「木曜日に気づいていたのに,どうして黙っていたの!!!」

 「すでに印刷を終えていたので,(データが)無くても困らないと思ったから黙っていました。ワープロの画面を,そのままスクリーンに表示するとは知りませんでした。」

 あれぇ。言ってなかったっけ?

 注)教育用ネットワークPC-XXXXの機能を使って,パソコンの画面をスクリーンに表示させます。


 思わぬトラブルがあったものの,無事授業参観を終えることができました。
 保護者の方々の関心も高かったようです。参観の時間が終わった後も,学習指導用ソフトを操作している子どもたちの様子を熱心に見ている方が数名いました。




 今度は何をやろうかな(6月23日
 
 6月30日 コンピュータ研修会について
 ようやく,このことを考える余裕が出てきました。とはいってもあと一週間で準備をしなければなりませんから余裕はないです。

 使用頻度の高い機器やソフトの研修会は,昨年から本年度にかけて一通り終わっています。前回のように授業に活用できるアイディアを紹介するか,それとも先生方の技能を高めるような研修にするか迷いましたが,アイディアを紹介するには,準備のための時間的余裕があまりないので,今度は,技能を高める研修にしようかなと思っています。

 ただし,ソフトの初歩的な操作練習ではなく,実習的な研修にしたいです。ちょっと安易だけれど,先日の授業参観で子どもたちがやった「ミニ新聞づくり」を先生方にやっていただこうかなと考えています。

 この実習を通して先生方に覚えていただく技能は,
  1. ワープロ・お絵かきソフトの基本操作
  2. お絵かきソフト上での日本語入力
  3. フォントの種類やサイズの変更
  4. 斜体・中抜き・影文字などの文字修飾
  5. ワープロ画面上への図形・写真の貼り付け
  6. イメージスキャナの使用法
  7. 取り込んだ画像ファイルの個人フォルダへの転送
 などです。

 1〜4までは,おそらくどの先生もできると思うのですが,問題は5〜7です。特にイメージスキャナを使うのはどの先生も初めてなので,何名の先生方に覚えていただけるか,心配です。

 ですが,今後のことを考えると,写真を組み込んだ文書を作成する技術はぜひ覚えていただきたいと思います。本当は,写真よりもデジカメを使った方が便利なのですが,イメージスキャナの操作より,はるかにややこしいので今回は見送ります。

 それから,先日の私のクラスの子どもたちのようにデータを消失しないよう,未然に防ぐための配慮事項を資料としてまとめておきたいです。実習で使用するスズキ教育ソフト「cube」は,”ウィンドウの切り替え”と”新規作成”と”履歴一覧”の区別が付きにくく,混乱しやすいので,特にその点を詳しく説明しておく必要があります。

 時間があれば,表計算ソフトを使ったグラフ作成もやりたいですが,無理かも知れません。

 とりあえず今考えているのはこんなところです。

 今週が正念場です。




 オトナと子ども(6月29日)

 月曜日の校内コンピュータ研修会の準備をしています。今度の研修会では,先日クラスの子どもたちが作成した「ミニ新聞」を,先生方にも作成していただこうと考えています。

 子どもたちに教えたことと同じことを,今度は先生方に教えることになるわけですが,どちらがやりやすいかというと,正直言って子どもたちを相手に教える方がはるかにラクです。(内緒!)

 授業でも職員研修でも,ソフトウェアの操作方法を説明するときは,まず私が一連の操作を全員の前で実際にやって見せてから(注),取り組んでいただくようにしているのですが,子どもたちなら,よほど難しい操作を行わない限りは,私が行う一連の操作を,一度見ただけで覚えてしまいます。たとえ迷ったときでも,友達と相談し試行錯誤しながらやり遂げてしまいます。(注:教師用コンピュータの画面をスクリーンに拡大表示して行います)

 それに対して先生方に説明するときは,一度見せただけでは,あまり覚えていただけないことが多いので,分からなくなったらすぐに参照できるようにと,一連の手順を記したマニュアルを用意しておく必要があります。

 たとえ簡単な操作でも,マニュアルを用意せずに説明しようとすると大変不安になるようで,そういうときは最初から最後まで逐一メモを取ろうとするので,とても時間がかかってしまい,なかなか研修が進みません。ですから,先生方に説明するときは,できるだけマニュアルを用意するようにしています。


 このことについて,昨日読んだ岩波新書「新・コンピュータと教育(佐伯胖著)」に大変参考になることが書いてありました。

 機器やソフトウェアの一連の操作を,説明を聞いていたときは分かったつもりなのに,実際にやろうとするとできなくなる人のことを「機械音痴」というのだそうです。

 佐伯氏は,機械音痴の原因は,課題分割ストラテジーがとれない,つまり課題を下位の課題に分割することができないことにある,と紹介しています。

 プログラマなど理工系の人間は,一つの機能(課題)を,いくつかの下位機能(課題)の集まりとしてとらえて理解しようとするのですが,機械音痴の人はそれが分からないため,ほとんど一挙一動のすべてを「メモ」に書き留めようとしてしまうとのことです。そのため,当然覚えられないし,間違いも多くなるわけです。

 一方,子どもたちの中に機械音痴をあまり見かけないのは,子どもは「約束事」に従うのにいちいちその理由などは問わずに,「〜することになっている」と言えば,「はいそうですか」とあっさり従うことができることと,試行錯誤を恐れないことによるものだそうです。


 私は,子どもの方がはやく覚えることができるのは,子どもたちの方が集中力があるし,テレビゲームなどをいつもやっているので,コンピュータの操作にも苦手意識がないからだと思っていましたが,どうもそれだけではないようです。

 子どもに教えるときと,オトナに教えるときでは,同じ教え方をしていてはいけないようです。

 今度の研修会では,一連の手順を細かいステップに分けて説明し,一連の機能が下位機能の集合であることを,先生方に理解していただけるよう特に心がけたいと思います。



 ステレオタイプ的に子どもはこうだ,(文系の)オトナはこうだという書き方をしましたが,もちろんこれは一般的な傾向を述べているのであって,すべてのオトナと子どもにあてはまるわけではないことは言うまでもありませんね。




 先生も「ミニ新聞」づくり(6月30日)

 本年度4回目の校内研修会を行いました。「ミニ新聞」づくりです。

 ワープロで文書を作成し,そこに飾り文字と絵や写真を組み込むということで,先生方にとっては,これまで経験がない複雑な作業です。

 最後まで投げ出さずに取り組んでいただけるかどうか大変不安だったのですが,予想以上に熱心に取り組んでいただき,気がついたときには,終了予定時刻を30分も過ぎてしまっていたほどでした。

 イメージスキャナの操作については,希望者のみということにしていたのですが,半数以上の先生方に挑戦していただきました。やはり文書の中に写真を組み込めるということが魅力的だったようです。

 今日先生方に取り組んでいただいた操作は,
  1. ワープロ・お絵かきソフトの基本操作
  2. お絵かきソフト上での日本語入力
  3. フォントの種類やサイズの変更
  4. 斜体・中抜き・影文字などの文字修飾
  5. ワープロ画面上への図形・写真の貼り付け
  6. イメージスキャナの使用法
  7. 取り込んだ画像ファイルの個人フォルダへの保存
 でした。

 1については,どの先生も大丈夫だったようです。

 2〜4については,新聞のタイトルを作成するために取り組んだのですが,色々なデザインの文字を作って楽しんでいたようです。

 5については,やはり何人かの先生がとまどっていたようです。複数のソフトを起動し,ウィンドウを切り替えながらデータのやりとりをする操作は,WINDOWSの操作に慣れていない先生方にとっては少し難しかったようです。ですが最終的にはどの先生の画面にも,絵や写真を組み込んだ文書が表示されていたので,なんとかできたようです。

 6については,解像度の変更など細かい設定操作は行わず(つまりデフォルトのまま),写真を取り込む操作だけを行うことにしたので,挑戦した全員の先生に理解していただけたと思います。

 7については,イメージスキャナの操作を行った先生にやっていただいたのですが,今度自分一人でやろうとしたときに,サーバー内の個人フォルダを無事見つけだすことができるかどうかは疑問です。

 ですが,サーバー内の個人用フォルダに保存したファイルが,クライアント(児童用パソコン)から読み込めるということを実感していただけたことは,ネットワークの働きを知っていただくきっかけになったので良かったです。

 たとえば,こんな会話をしていました。
fukufuku「Aドライブのマークをトントンとダブルクリックして下さい。」
A先生 「Aドライブっていうのは何ですか。」
fukufuku「(サーバーを指さして)ここです。」
A先生 「こんなところに保存するのですか?」
fukufuku「そうです。この中の個人用フォルダに保存すると,自分のパソコンから呼び出せるようになるのです。」
A先生「へえー」


前回のように私からの説明ばかりの研修より,やはり今回のように実際に作業をしていただく研修の方が興味を持っていただけるようです。

見ているだけでは退屈してしまうのは子どもオトナも同じですね。


追記(昨日の日誌で書くつもりだったこと):
 今回の研修会の資料としては,研修会で使用するソフトウェア「ハイパーキューブ」の紹介,図形をワープロ文書に貼り付ける方法,イメージスキャナの使用法などを記したものを用意しました。

 例のコンピュータガイドブックは,なかなか好評なようで,今でもちょくちょく問い合わせがあるので20部ほど増刷してしまいました。そういえば,約束したのにまだお届けしていない方がいるので早速お送りいたします。ごめんなさい。




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