ストーリー・感想6話〜10話


ダ・ガーン6話

8人目の勇者
脚本:川崎ヒロユキ 作監:佐々門信芳 演出:大畑清隆
ストーリー  

 星史が自分の使命、隊長の自覚に目覚める話です。まあ正義のヒーローが必ず一度は通る道ではあますね(^^;)

 残りの勇者の石捜しに東奔西走しているセイバーズにランダース 星史君もダ・ガーンジェットに乗って探索してますが、当然ながら睡眠時間を削ってるわけで、これじゃ体が持ちませんね(笑)
 ジャンボセイバーは南半球、ジェットセイバーは北半球、シャトルセイバーは宇宙とそれぞれ担当空域があるようです。

 毎夜の寝不足でとーとー授業中に熟睡してしまう星史君、ひかるちゃんに笑われたのがかなりこたえたみたいですね。フォローしてあげてよ 螢ちゃん(^_^;)。

 で、罰として宿題を山ほど出されてしまい、これもダ・ガーンのせいとばかり、宿題を隊長の特権を利用してダ・ガーンにやらせようとした星史君ですが、世の中そううまくはいかない…
 「私には ページをめくる機能が無い」
 G・ウィングみたいなお手々があると良かったのにねえ。
 ついでにいえば、字を書く機能も無い訳で 宿題のノートはまっしろけ(^_^;)

 結局 自分で宿題やらなきゃならなくなった(当り前か)星史君、正義の味方なんか割に合わない!!とぼやきますが うんうんまあ確かにそうだなぁ(^^;;;;;
 TVでやってたF1レースを見て、またまた隊長の特権利用してダ・ガーン騙して(笑)イギリスまでひとっとびしてしまうなんて… スゴイ

 衛星軌道上の宇宙戦艦ではレッドロンが地球のメカの収集を相変わらず続けてます
 前回まっぷたつにされた学者ロボは修理されてますけど、なんじゃぁこの継ぎのあて方は(^_^;) だれが修理したんだろうか?
 地上メカを集めているのはロボットに変形する機能がないかどうか調べる…という目的(表向きは)になってますが、本当のところは趣味のようですね(笑)
 しかしあのハデハデのデコトラはナンバープレートが「なにわ」になっておったぞ。

 イギリスに着いた星史君、そこに謎の黒服、サングラスの男3人に追われる美少女が助けを求める!
 星史のかっこつけが凄いですね。思わずここで「ちっちっち」とやったらどうしようかと思いましたよ。
 「まあ、お嬢さん 俺に任せておきなって」
 「ふふふ 俺の右手がこぶしにかわらないうちに逃げたほうが身のためだぜ」
 「名乗るほどの者じゃねえ、安心しな お嬢さん。君には指一本触れさせはしないぜ。」
 小学生がいうセリフかぁ〜(笑)
 でも松本梨香さん、うまいですねぇ

 とかなんとかいってすっかりひたっちゃってる星史を置いて美少女は逃げ出してしまいます。星史君もピンチ!!
 そこへ爆音も高くバリバリにチューンアップしたスポーツカーが、乗ってるのはあの美少女ジュリア、
 「早く 乗って!」
 彼女はハンドル握ると性格変わっちゃってさっきの脅えた姿はどこへやら、すさまじいドライビングテクニックで逃走します。
 とりあえず追っ手をまいて街を見下ろす丘の上で語り合うふたり、お互い似たような心理状況だった訳ですね。

 ジュリアを追っていたのはなんと彼女の父親 ヘンリー家の家宝『神の紋章』を守り伝えていくためにジュリアを捜し連れ戻そうとしていたのだ。
 そして 神の紋章にはめ込まれているのは 勇者の石!!

 F1レース場でとうとう捕まってしまうジュリアと星史 そこへレッドロンの飛行メカが襲来! F1マシンを捕獲しようとした! レース場は大パニック!
 その隙にジュリアが逃げだした。

 ダ・ガーンを呼び、トレースゴンと対戦させる一方、ジュリアを捜す星史、ダ・ガーンは勇者の石捜しだと信じて疑っていないようなので、ちょっと後ろめたくてしどろもどろになってしまう星史なのでありました。調子イイ奴だけど責任感結構強いんですね。

 だがトレースゴンは強敵だ。対象となるメカを分析し同じ機能を持ったメカに変形出来るのだ。T2のT−1000みたいね。
 ダ・ガーンはパワーに押され苦戦してます。星史の命令を受けてダ・ガーンXに変形!

 破壊されたレース場で炎に包まれるジュリア親子、ダ・ガーンも苦戦中で彼らを助ける事ができない!! 星史はこういう事態を招いてしまった自分自身を反省します
が、そんなとき彼らの守ってきた物が勇者の石だった事に気付きます。
 オーリンが光輝き、勇者の石が目覚めF1マシンとジュリアのスポーツカーに融合!

 「俺の名はターボランダー 全開バリバリだぜ!」
 「俺の名はマッハランダー 大将! 命令を言いなって」

 これだけではまだ性格わかんないけどキザな奴なんかな やっぱり。

 ジュリアと父親は和解し、すっかり女らしくなってしまったジュリアさん。
 なんかジュリアは家に戻った代わりにF1レーサーになるのを諦めたのかなぁという感じの描写なんですがそんな事無いよね。

 勇者が全員揃ったのは全くの怪我の功名で、ダ・ガーンに「さすが」と誉められてもそれを素直に受けられない星史君なのでありました。
 でも隊長として何を成すべきか、どうあらねばならないのかが少しずつ解ってきた星史君でした。
 「もう辛くても ぼやかない」などといった星史君ですが、宿題がまだ山ほど残ってることを思いだしてやっぱりぼやいて仕舞うのでした。
 この分だと帰ってからも徹夜ね きっと(^_^;)

 OP、友人と話してて気が付いたのですが、戦闘シーンが無いんですよね。
 だから明るいのかな。

 さあいよいよ次回はレッドロン様直々の出撃だぁ!!

ええとこの話は二本立てで、ジュリアとその父親の関係、ダ・ガーンと星史の関係を通してお互いがお互いに自分の使命に気付いていくといった話なのですが、どうも
描き方が浅いんですね。だから私もいまいちピンときませんでした。
 言いたいことはわかる しかし… の世界なんです。
 演出的にもちょっと不満。やっぱり心理描写が弱いというか表面なぞってるだけという気がします。

 確かにダ・ガーンに宿題やらそうとしたり、部下を騙して自分の楽しみだけの事で出動させちゃうのは悪いことだけど、なんか星史君の気持ちもわかるので、あんなに責任感じちゃう事なのかなぁと思ってしまうのです。
 星史君だってまだまだ小学5年生の男の子、たったひとりで地球の全ての命への責任を負わされるのは重荷に過ぎるんじゃないかと。
 それに今回は偶然というのがちょっと目につきすぎますね。今までの話だって割とご都合的に展開してるんですが、今回は偶然行ったイギリスで、偶然勇者の石のゆかりの者に会い、遊びに行った先のレース場が敵に襲われ… あまりにも偶然が重なり過ぎるぞ(笑)

 ヘンリー家のジュリアと父親の確執にしたってね、神の紋章を守り伝えていくことが家を飛び出させてしまうほどイヤなことだったのかなぁ?
 そりゃ由緒正しき貴族の娘がF1レーサーになるとか言い出したら止めるかもしれないけど。
 レース場での会話で、『あてにならない古い言い伝えだけ大事にして私の気持ちなんか全然考えてくれなかった』という意のセリフをジュリアが言いますがそれまでの状況がうまく描かれていないために説得力に欠けるんですよね。
 丘の上での星史とジュリアの会話もいまいち弱いんだよなぁ(^^;)

 F1レース場が襲われたのだって、何も星史君のせいではないし 「勇者の石探しもせずに遊びほうけてたせいだ」
 違うぞ、何かが違う。

 勇者の勢揃いに関しては、おもちゃの発売時期なんかとの絡みもあるんだろうしまあ仕様がないですね。

 それにしてもダ・ガーンは最初から星史の嘘を見抜いていたのだろうか?
 最後のセリフからするとそんな気もするんだけど。

 もし本当に騙されていたのなら星史に謝って欲しかったなぁ。

ダ・ガーン7話

出撃!レッドロン
脚本:五武冬史 作監:平岡正幸(キャラ)
   高谷浩利(メカ)
演出:高松信司
ストーリー  


 あの高杉大佐の「ぶいっ!」は最高でしたね!! いいお父さんだなぁ。しかし強烈なキャラクターだ。

 レッドロンの目的が明らかにされ、その為の地上基地の建設が秘かにはじまっていよいよレッドロンの地球侵攻が本格化してきました
 レッドロンの目的は地球の持つプラネット・エナジー、地球そのものの生命エネルギーのようです。それをいったいどうするのかまでは明かされていません。

 仕事の僅かな合間を縫って家に帰ってきたお父さん、両親がいない間散らかし放題の星史を怒りもせず寸暇を惜しんでスキンシップしてますね。
 まあどっちかつうとお父さんのほうが星史にスキンシップさせて貰ってるみたいですね(笑) すごいマイペースで星史君付き合わせてるものねえ(^_^;)
 駄酒落がウケなくても変に媚なくて悠然と構えてるとこが流石ですね。
 星史はすっかり呆れてますけど(笑) 素敵なお父さんじゃないですか(^_^)

 空港のシーンもなかなかシブくていいですね
 でもこの二人ほとんどすれ違いなんですね。一家全員水入らずなんて機会は滅多に無いみたい。それでも星史が素直に育ってるのはお隣さんのおかげかな。

 超音速旅客機で再びオーストラリアへ向かった高杉大佐、丁度レッドロンが試掘していた活性化装置が暴走しその爆発(というよりプラネットエナジーの暴走)に巻き込まれ行方不明となってしまいます。

 しかしあのレッドロンのガードナー、落石くらいでやられるなっちゅーの!
 あの謎めいたマントの下を期待していたのに…

 お父さんを助けに出動する星史、ちょっとぉお父さんをああいうイメージでいままで捕らえていた訳? 曲がりなりにも地球防衛機構の司令官ですよ。
 ほらほらちゃんとやるときはやってるでしょ。
下手なスキンシップより(あれはあれでとってもよかったけど)働く男の背中のほうがものをいったわけですね。

 レッドロン様直々の出撃! しかし見事に星史達に先手を打たれ折角の人質作戦もおしゃかに… 突貫で作った(製作時間はとっても短かったのでは?)エーベンブロイで出ます。なかなかクラシックなデザインですねぇ そうかレッドロン様の趣味ってこういうのなのね。

 出た!必殺技 一撃必殺のブレストアースバスター、でもやっぱり使用をためらう理由があれでは納得出来ないぞ!
 しかし月軌道を越えていくエネルギー流、もし月に当たったらどうなるんじゃろか?

 レッドロンと対決する星史 しかしレーザーサーベルと棍棒じゃあまりにもハンデが…… お父さんに仕込まれた剣道だってこれじゃ役にたちませんよ(^^;)

 ああ、爆発してしまった学者ロボ、彼の登場はこれで最後なのでしょうか?
 それとも次回は首だけになってでてくるんでしょうかね(^_^;)?

 いまのところ勇者達より星史を囲む人達の描写に力が入っているようですね。
 戦闘シーンにもっとハッタリが欲しいぞ。変にリアルに抑えないで欲しいなぁ
ブレストアースバスターぶっ放した後にもキメポーズが欲しかったなぁ・・・と
 カタルシスがなくて物足りないですね。

 今までの勇者シリーズと違うことやろうというのは判るんですが 肝心なところでスカされてるような気がしてるのは私だけなんでしょうか?
 エクスカイザーのコウタやファイバードのケンタが戦闘には深く噛みこまなかった分、ロボット達が主役で動けたわけですが、ダ・ガーンでは星史が結構大きなウェイトを占めてしまいダ・ガーン達のキャラがいまいち立ってないような気がするのですね。

ダ・ガーン8話

南海の大決戦
脚本:志茂文彦 作監:直井正博 演出:大庭秀昭
ストーリー  

 面白かったです、特に後半が。セリフ回しも良かったし。
 でもスカイセイバー初登場ににしてはあっさりしすぎてるような感じだなぁ。
 やっぱり個人的にはもっとパワー感が欲しかったですね。いやかっこいいのはかっこよかったんですが。
 思わずビデオを何回も巻戻して見てしまうようなリキの入ったかっこいいシーンが欲しいです。今のままじゃやっぱりちょっと物足りない……

 南太平洋の島で春休みを過ごしているひかるからのビデオメール、ふむふむオーストラリア旅行の代わりにここになったわけね。
 画面の中で突如地震が! 画面のブレから慌てふためく春夫さんの姿が想像できて楽しい(^_^;) それにしてもひかるちゃんは動じないね。
 それをどこにもいけない星史はつまならそうに見てますが、行きたいなぁ…そうか行っちゃえはいいんだ!とばかりにジャンボセイバーを呼び出して南太平洋まで出掛けてしまいます。いいよなぁ、私だって専用のジェット機とかのぞみちゃんとか欲しいぞ。そしたらどこへでも気軽に行けるのに…(笑)
 とりあえず地震の調査という名目のもとに(実際は単に遊びに行きたかっただけ)すぐ行動に移しちゃうのが星史君のらしいところで、イギリスん時の教訓が生かされてないよなんて声も聞こえてきそうですが、星史って反省が長続きしない奴なのね。
 ジャンボセイバーのなかで、「あと美人のスチュワーデスがいれば…」なんて小学5年生のいうセリフかぁ?(^_^;)
 でもあやまっちゃうジャンボセイバーがカワイイ。
 しかし、勇者達はそろそろ星史の隊長としての資質に疑問を持ちはじめているようですねえ(笑)。
 でも珊瑚礁の美しさや鯨の泳いでいる姿に瞳を輝かす星史君は見込みあるとおもうよ。この時は直接地球を守るという行動には出てないとしてもね。
 星史君も地球については学びつつあるのですから…… 地球は人間達だけのものではないと言うことを。

 とうとうひかるちゃんのいる南のマフィカ島までやってきた星史君、さぁっそく真の目的である遊びに出掛けてしまいます。それもダイレクターを置きっぱなしにしたまま… さっそく浜辺で女の子をナンパ、そんな姿をみてセイバーズ達はダ・ガーンに疑問を投げかけますが、
 「星史は選ばれた人間なのだ。彼のすることに間違いはない。」
と星史を弁護してます。今はちょっと頼りないけど信じていれば、それに応えられる隊長になるだろうと思っているのかな。星史がオーリン(地球)に選ばれたのはやっぱりそれなりの理由があるだろうから……と

 地震の原因はやはりレッドロンのプラネットエナジー開放点の探索によるもので、データ違いによりそこが開放点ではないと知ったレッドロンは、セイバーズが出現したことも併せ、海底火山を噴火させるという手段にでた。
 おお、学者ロボが銀から金色にグレードアップしているぞ!
 セイバーズはレッドロンのロボットと遭遇しますが、星史の命令が無ければ攻撃出来ない。ダ・ガーンに星史を捜してくれるよう頼みます。そしてダ・ガーンが浜辺を星史を捜して走り回ってるころ、われらが隊長は女の子と潜りっこして遊んでいたのでありました(笑)
 「なんで日本のパトカーがこんな所にいるんだ?」
 「仕事熱心なのねぇ」
うーん つくしさんのこういうボケ方いいなぁ 人と違った見方の出来る人って素敵
です。こーゆーキャラクターって監督のお気に入りなんでしょうか?

 後半の星史君の活躍かっこ良かったですね
 檻に閉じこめられている動物達を助けにいくシーン、ジェットセイバーの心配そうな声がいい。でも操縦者もいないジェット戦闘機が動くのを不思議には思わなかったのだろうか(笑)? まあ乗ってたのがあの3人だから……
 セレーネアルパはなかなかの強敵、しかしレッドロンは自分のコレクションを破壊することを何とも思ってないんですね。どっちかというと破壊すること自体に美学を感じているようです。

 空の3体合体スカイセイバー登場!!
 うん強いぞ!

 ラストシーンも良かったな★
 「隊長を起こさないように エンジンの音を抑えて……」
 ゆっくりおやすみなさい 星史君。

 勇者達にはロボット3原則のようなタブーというか優先命令があるのでしょうか?
 あくまでも勇者達は地球の防衛機能であり、個々では防衛行動しか取れず命令が無ければ敵を撃退(攻撃)することが出来ないみたいですね。

ダ・ガーン9話

レッドロンからの贈り物
脚本:川崎ヒロユキ 作監:石田敦子 演出:杉島邦久
ストーリー  

根元巡査大活躍!でしたね。この話も面白かったです。
星史君はなかなかかっこよくてイロっぽくて(^_^;)、ドキドキしました。
相変わらずロボットのキャラはあんまり表現されて無いけど戦闘シーンもスピーディでかっこ良かったし。それにしてもダ・ガーンXって弱いのねぇ(笑)
 その封印の解ける日はいつのことか(^_^;)

 つくしさんところで食事をする根元巡査と星史君、つくしさーん、昨日のパンプキンパイはまあいい、2日前のキャロットケーキというのもまあ許そう(^_^;)、だけど、だけどトリカブトのゼリーというのはなんなんだ!? なんかあぶないぞ(^_^;)
しかし食べるほうも食べるほうだわね(出すほうも出すほうだが)
 ま、おなかもこわさず無事食事を終えた根元さんは、特別休暇で故郷へ帰るついでに春休み中にもう一遍どこかへ行きたいというひかるやどこにもいってない(ということになっている(^_^;))星史をつれていってやろうと提案します。気立ての良いかわいい女の子がいるというセリフだけでついていっちゃう星史君はやっぱりカルイ奴だな。根元さんは星史の性格しかっり掴んでる(笑)
 で、へらへらしてる星史にカウンターパンチを食らわすひかるちゃんはまだまだ自分の気持ちには気付いて無いようですね。星史のほうも気付いてないんだろうけど。

 故郷に向けて道無き道を走る軽自動車、うーんサバイバルだなぁ でもサスペンションいかれちゃいそう。助手席の星史君が子猫みたいでかわいい。
 で、着いた先は自然溢れ花咲き乱れるユートピア…ではなくてさびれた山村、でもそこで生まれ育ったものにはやっぱりユートピアなんである。
 で、当然の事ながら若い女の子なんて全然いなくているのは年寄りばかり、すっかり当ての外れた星史君なのでありました。
 しかし根元さんのお母さんもぶっとんだキャラですねえ。ダ・ガーンは出てくるキャラみんなぶっとんでてますますロボット達の影が薄くなってしまうぞ。
 出ました! ここに残れ発言(^_^;)

 螢ちゃん、良い家に住んでますね。純日本風の由緒正しい家のようです。若しかして巫女さんの家系だったりして。なんかばあやと二人暮らしなんだそうですが。
 ホタルを飛ばす螢ちゃん、まるでメッセージを託すかのように……

 ホタルに導かれてレッドロンの開放点掘削現場にやってきた星史、いきなり円盤に襲われ、ダ・ガーンに助けを求める!
 しかしホタルを捕まえて桜小路のお土産にしようというのはやっぱり洒落のつもりだったんかしらん?
 ダ・ガーンもあの悪路をやってきたのかしら? ダ・ガーンジェットでくれば距離的な問題やタイムラグなんか気にならずに済むのにね。なんかやっぱり瑣末事が気になって仕舞うのね。何でかな〜?

 苦戦するダ・ガーンXの応援としてランダーズを呼び出す星史、村人の反応がのんびりしててナイス(^_^;)
 しかしランダーズの面々さん、畑を荒しちゃいけませんよぉ。
 いきなり「合体できるのか?」と聞く星史、前回の教訓を生かしてますね。
 聞かなきゃ答えない連中だからなぁ。
 円盤の攻撃を受けダイレクターを落としてしまう星史! このままでは合体命令が出せない! ダイレクターを正義の少年(星史)に手渡すため攻撃の炎の中を駆け出す根元さん、かっこいいなぁ これでファンが増えたかな(笑) セリフがいいじゃないですか。
 ダイレクターを星史に渡した瞬間、敵の攻撃が! そこをすかさず庇うダ・ガーン隊長を守るというのはあらかじめプログラムされている優先命令のようですね。
 ランドバイソンへの合体は積み重なっていくんですねえ。なんかだるま落としを連想してしまいました。合体の仕方も単純だし。ファイバードなんか画面何回見てもわかんなかったもんなぁ(^_^;)
 けっこう力強い演出で戦闘シーンなんかも運び方いいし、欲求不満が少し解消され
ましたね。私は。しかしやっぱりダ・ガーンXは弱い(^_^;)

 開放点ではなく温泉を堀りあててしまった閣下、八つ当たりはいけませんよぉ(^_^;)
レッドロン閣下って単なるワガママな奴なのね。
 ま、村のほうはただで村おこしの材料ができたわけで、めでたしめでたし。
 ついでに根本さんも村に残らずにすんでよかったね。あのおかあちゃんなら心配いらないし。

 さて次回は学者ロボV3が現われるのでありましょうか? 「必殺!合体破り」というタイトルも気になるなぁ
                                 

ダ・ガーン10話

必殺!合体破り
脚本:平野靖士 作監:柳沢哲也(キャラ)
   久行宏和(メカ)
演出:福田巳津夫
ストーリー  

まさに最終回のノリですねえ。レッドロン閣下の退場でまずは第一幕の終わりとい
う訳ですね。演出も細かい所まで配慮が行き届いていて良かったです。
 作画もバリバリに影入ってるし。

 いままでの戦闘のデータ分析から合体に3秒かかることを知りその瞬間を狙うという一種の王道破り(^_^;)の作戦に出たレッドロン!!

 日本海溝で資源探査に向かっていた深海調査艇がプラネットエナジー解放点を探索していたレッドロンのロボットに襲われ連絡を絶った。

 一方、久しぶりのオフ、星史と一緒に過ごそうと張り切る美鈴さんですが、ママの手料理といってもねえ、あの手つきじゃおちおち見てられませんよぉ。震えてますよ体が(^_^;;;) 最初に言ってたじゃありませんか、
『星ちゃん、ママより(料理が)上手だものね』って。
 しかし美鈴さんはニンジンの乱切りしかしないのか? まあ千切りとか輪切りとか出来そうにないけど…… とすると作る料理はカレーかシチューだな(^_^;)

 そこにTV局から電話が、折角星史とゆっくり話をしようと取った休みを邪魔されたくないと電話に出たものの、事件の内容に一瞬仕事意識を刺激される美鈴さんでしたが、やっぱり星史とのスキンシップを大事にしたいと思ったものの断りきれず局からの電話は無情にも切れて仕舞ったのでありました。レポーターとしての美鈴さんと母親としての美鈴さんの二つの顔が短い電話の間に入っていていいですね。

 「私でなくても取材はできるわよねぇ」と星史に同意を求める美鈴さんでしたが、遭難事件に気掛かりを感じた星史は 「何言ってるんだ、仕事だろ? かあさんが居ないとTV局だって困る」などと
ここぞとばかりに美鈴さんをたきつけるのでありました。でもやり方がわざとらしいぞ(笑)
 局に向かう途中、星史に悪い友達でもできたんじゃないかと思い至って、やっぱり
休みをもらおうと道路の途中で車を急停車させてしまう美鈴さん あぶなーーい!(笑)
 しかしその想像は半分当たってるぞ(^^;)
 鳴らされるクラクションにびくともせず「うるさいわね!(こっちはそれどころじゃないんだから!)」とのたまうところをみるとなんか一つのことに気が行ってしまうと他のことが見えなくなってしまうタイプのようですね。
 そこへ現われた謎の飛行物体! 星史のことを心配していた気持ちはどこへやら、職業意識にしっかり取って代わられて局へ向かって行く美鈴さんでありました。

 かあさんをうまく(?)追い出してダ・ガーンを呼びに行ったものの、派出所にはダ・ガーンの姿はない。連絡を取ってみれば根元巡査を乗せて本庁に向かっている最中で出動は出来ない。そこでランダーズを日本海溝へ調査に向かわせた。
 (まあ確かに柄の悪い友達かも知れんの(^_^;))
 そしてこの事が起死回生の一発を生んだのである。

 日本海溝深くへと潜っていくランダーズ達、短いセリフだけどそれぞれなかなからしさみたいなのが出ていてよかったです。ただ今まで勇者達のキャラクターがはっきりは描かれていなかったので ああ、こういうキャラなのかなというので終わってしまいましたが。やっぱり勇者達メインの話が欲しいですね。

 一方、世界各地でレッドロンの円盤メカがキャッチされた!
 シャトルセイバーを呼び、ダ・ガーンパトカーをペイロードに収納し飛行物体の追跡に向かう星史、アングルがいいなぁ。ペイロードの位置からすると逆さ向くのあたりまえなんだけど。大気圏突入シーンがあるのもええぞ。

 円盤メカを追いかけるセイバーズ、目的を知ろうと追尾したものの円盤メカは日本海溝を通り過ぎていく。実は円盤メカはダ・ガーン達ををおびき出す為のおとりだったのだ。
 下っ端円盤メカなんぞは、ダ・ガーン、セイバーズの敵では無い! 次々に撃破され全機撃破!!したかと思われたその時、日が翳ったかと思うと上空には巨大な宇宙戦艦が! しかも変形を開始し巨大なロボットに!! やっぱり私もマ○○スだと思いました(笑) しかしダサイぞこのデザイン(^_^;)

 あまりにも巨大な敵に、合体指令を出す星史。だがこの瞬間を狙って満を持して来たレッドロンは合体追跡レーダーを駆使し合体の瞬間に主砲を発射するという戦法に出た!! 合体の瞬間を撃破するんじゃなくてあくまでも合体させない戦法のようですね 合体の瞬間というのは一番無防備な状態ですからもっと精密なレーダー作られてたらやばかったなぁ(それじゃダ・ガーン終わっちゃうって(笑))
 合体できないのならこっちのものと総攻撃をかけるレッドロン閣下、嬉しそうにネタばらしするんじゃないって(^_^;)
 「研究開発したのは私です」とちゃっかりアピールする学者ロボも…(^_^;)

 合体を封じられ苦戦するダ・ガーンとセイバーズ、レッドロンの猛烈な攻撃と爆弾ロボの前に成す術もない!

 勝利を確信したレッドロン閣下の演説は・・・デスラー総統みたいでした(^_^;)

美鈴さんが車を発進させたあと、一旦止めてミラーで星史の姿を見る、それに気付いた星史がダ・ガーンのもとに直行するのをやめて手を振る。諦めたように再び車を発進させる・・なんかとっても表現が細かくてよかったです。
 でも家庭内暴力で、積み木崩しを想像するあたりが何とも……

 調査艇救出のために日本海溝へ潜ったランダーズ、
 ドリルランダー「ま、これくらいの深さは大した事ねえけどな」
 ターボランダー「おめえは潜るのが仕事だ。こちとら地上……」
 あの〜地中を潜るのと海中潜るのとはちょっと違うと思うんですけど……
 でもドリルランダー自身が別になんとも思ってないとこを見ると彼自身違いは感じていないのかもね(笑)

 「でも海の中と空って…… いったい何の関係があるんだろう?」
 実際はあんまり関係は無かったのでありました。閣下はダ・ガーン達の撃破のみに集中していたものね(笑) 閣下もシングルタスクなお人だから……

 海底で調査艇を捕らえている敵メカを発見したランダーズ、そこでいったい何をしているのかと言うことを知ろうともしないところがおマヌケ(^_^;)
 うーん よおく考えると勇者達って本当にお間抜けな連中ばっかりね。敵はそれに輪をかけてお間抜けだけど。
 「敵メカはどうするんでぃ!」
 「んなもん ブッとばすに決まってんだろ!」
 「そうこなっくちゃあ!」
気の荒い連中ですね。でも一応、
 「待てい! 作戦を考えるんだ。このまま真正面から行って調査艇を壊されたのでは何にもなんねえ。」
 さすがランダーズのリーダー、ビックランダー。 でもこの連中の考える作戦てちょっと不安(^^;) 力こぶで物考えそうな連中だからねぇ……

 いよいよ地球のイモロボット撃破に向かおうとするレッドロン閣下、 そこに入るプラネットエナジー解放点発見の報告、しかしレッドロン閣下はそれを無視してしまいます。主客転倒してるよ そもそも地球にきた目的はそっちがメインでしょうが。ほんとに一つのことに熱中しちゃうと他のことが見えなくなっちゃう
だから。

 メカアクションシーンは確かに凄い出来でした。

 バイザーの影から透けて見えるセイバーズの顔が素敵★
 ジャンボセイバーを受け止めて助けるダ・ガーンもステキ。
 ダ・ガーンマグナムのマガジンを入れ替えながらしゃべるダ・ガーンもかっこいい

 合体も出来ず、逃げ道すらなく、火力にも圧倒的な差があり、窮地に立たされるダ・ガーンとセイバーズ。ああ、ドキドキ。
 しかしのぞみちゃんとアースファイターは単独では攻撃できないのかな?
 まあアースファイターはともかくのぞみちゃんの攻撃は体当たりしか思い浮かばないけど(笑)。

 日本海溝で無事調査艇を救出したランダーズ、どうやらまずターボランダーが調査艇を敵メカから奪い返し、それを待って一斉攻撃という作戦だったようですね。
 うーんランダーズのこのへんの活躍も見たかったぞ(^_^;)。
 そしてランダーズは星史の命令に従い、海上を一路ロサンゼルスへと向かう。
 「こっちへ来る前に4体合体だ!」
 王道破りには、王道破りでってか。
 すでに合体しランドバイソンとなった姿を見て驚くレッドロン閣下、まあ心情とすりゃそりゃないわね。でもそういう場合も想定しときなさいよ。いくら合体シーンばっかりみてても、あらゆる場合を想定しなきゃ万全を期す事にはならないでしょうが。

 すでに合体されていたのではレーダーは使えない。あっさりとレーダーを破壊されダ・ガーンもセイバーズも合体!! ブレスト・アース・フラッシュ(これはブレスト・アース・バスターよりエネルギーを使わないようだ)、スカイセイバーのセイバー・ブレイカーで小型円盤爆弾を一気に撃破!! しかしまだまだそこでは終わらない!! 不利を悟ったレッドロンが乗艦を大気圏に脱出させるのを追撃するダ・ガーン達、飛べないランドバイソンを両脇から抱えて飛んでいくシーンがナイス。

 宇宙空間まで出ればこちらのものとばかりに再び攻撃を始めたレッドロンではあったが勢いに乗ったダ・ガーン達は怯まない。
 三位一体のフォーメーション・アタックでレッドロンの乗艦をぶち抜く!!
 必殺技の出し惜しみ(^_^;)なんかせずにどんどんいっちゃうのがいいぞ。

 爆発炎上する戦艦の中で、敗北したことにでなくなにか他のものに脅えるレッドロン、兵士ロボの万歳の声だけが空しく響く・・ 学者ロボの申告にも耳を貸さずただ脅える姿にまだ見ぬ敵の凶悪、冷酷さが見えてきますねぇ。
 でもレッドロン閣下も学者ロボの忠告をちゃん聞いてればこんな事にはならなかったのにねえ。ほんとうにおバカ(^_^;)さん。人のいうことに聞く耳もたないでロボット相手に演説ぶちかましてるからこんな事になるんですよ。人の言うことはよくききましょうね、これから(^_^;)

 なんとか命からがら脱出した閣下ですが、ただただ脅え逃げようとします。その前に現われる巨大戦艦!! あの自信家のレッドロンが「許してくれぇぇ・・」と叫ぶくらいですからボスは相当恐ろしい存在なんでしょう。

 「I'll be back」と言ったかどうかわかりませんがレッドロン閣下は再び帰ってくることでありましょう。いやそれを期待しています。
 

 しやけどなんですね、地球防衛機構は出る幕無しでしたね


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