ストーリー・感想 26話〜30話


ダ・ガーン26話

封鎖された街
脚本:平野靖士 作監:石田敦子 絵コンテ:大畑清隆
演出:大畑清隆
ストーリー  

 
 地球を守るという目的は同じはずなのにどうしてそうなっちゃうの?という大人の都合と子供の都合の違いといった話ですね。大人のものの見方と子供(星史)のそれと…その食い違いが考えさせられます。
 軽い気持ちでGDOに協力を求めに行ったはいいが、それが思いもよらない事を引き起こしてしまう。
 大人(GDO)は大人(GDO)なりに地球を防衛しているのですがそこにはいろいろ複雑な思惑やら都合やらしがらみが絡んでいて、星史君には訳がわからないんですね。
 「地球が危ないんだから、守るんだ」理由としてはそれで十分なはずなのに、なんでいろいろ聞かれなきゃならないのか、すぐに協力が得られないのか、星史にとっては思惑から外れていくばかり… おまけに自分に黙ってガ・オーンは調べられたりするし。単純にその分素直にそして直感的に行動に移れる星史君に対して、大人達は、その行動を常識やら理屈やらに縛られてしまう。それが悪いことだとは限らないけれど(分別というやつね)、かえってそれにこだわってしまってものの本質から離れていってしまう事もある…ということなんでしょうか。
 まあGDO側にも言い分は有るし、敵に対する情報が欲しいというのは当然だけどやり方がえげつないですよねえ、郷上大佐。ほんとに強情だわ(^_^;) 高杉大佐も彼のやり方には疑問のようです。情報部の人間て疑り深いのばかりね(ってあたりまえかな?)
 
 ダ・ガーンはアフリカの大地の下に沈んだまま未だに戻ってはこない。
 折角心踊る夏休みが目前に迫って来ているのに心配と淋しさに沈んでいる星史に、
 「酋長 くよくよ よくない」
 およよ、ガ・オーンは海の中に隠れているのかぁ。お茶目な奴(^_^;)  それにしても『酋長』とは(笑)
 秘密を持ってるんで心から心配してくれているひかるにも素直になれない。ひかるちゃん貧乏クジ引いてんなぁ。かわいそう(;_;)
 でもひかるちゃんの背後からずずずっと現われるガ・オーンはいいぞ。
 GDO本部でやっぱり地の軽さが出てしまう星史君、思いもよらない事聞かれてでまかせにごまかしているけど、地球の空気吸ったら死んじゃうって言ってて誰も見てないと思ってフェイスガード外してジュース飲んではイカンぞ。ほら監視カメラにバッチリと… 食い気には勝てない星史君なのでありました。でもこのときの星史君の表情くるくる変わっててかわいいな(^。^)
 いきなりガ・オーンが星史のこと『酋長』と呼ぶもんだからとーとー名前が「シュウチョー」くんになってしまいました(笑)
 あまりのGDO(大人)のやり方のひどさに怒って一旦引き上げてしまう星史とガ・オーンですが、星史が緑ヶ浜に戻って来たときには緑ヶ浜は軍によって封鎖されていました。
 根元さんやっぱりパトカーの事心配してる(^_^;) いつもはいつのまにか戻って来ているのに今回はいつまで経っても帰ってこない… でもあんまり大騒ぎしなくなったね(笑) 兵隊さんにバレるの心配してるからか(^_^;)
 緑ヶ浜は封鎖され、外出禁止令が出されている。街には兵隊が溢れ、戦車やヘリが乗り込んできて街の様子が一変していた。ピンキーやひかるまでもが関係者として事情聴取のため連行されていく。それを引き起こしたのが自分であるという苦い思いにとらわれながら星史はなんとかしようと父親である高杉大佐に電話するが、大佐一人の力では如何にもなるものでは無かったのでした。
 
 ああ、でもガ・オーンってかっこいいわぁ★
 ピンキーはビオレッツェが送り込んだ戦車型メカが起こした騒ぎに乗じてピンクに変身して逃げる。そしてこの事が次回へのヒキになってるんですね〜 うまい!
 未だにピンキーが敵であることに気付かない星史そしてひかる、その事実を知るのはいつのことなんでしょ?
 そして緑ヶ浜に平穏が戻るのはいつの日か?
 
                                

ダ・ガーン27話

隊長を調査せよ
脚本:川崎ヒロユキ 作監:平岡正幸(キャラ)
高谷浩利(メカ)
絵コンテ・演出:高松信司
ストーリー  
 
 こんなシリアスな展開になってるんだからいくら川崎さんでもヘンな話じゃ無いだろうと思ってたら、ところがどっこい変なとこがあるんで、さすがです。おそれいりヤのクリアキン(^_^;)
 ビオレッツェの初めての敗北ということになるんでしょうかね。
 ピンキーがGDOに連行されたと思い込んだ星史、それを利用して星史とガ・オーンを調べようとする郷上大佐、きたねえナァ(^^;) 調査されることと引き換えに緑ヶ浜からの軍隊の撤退とピンキーの返還を要求した星史はオーストラリアのGDO本部へと向かう。状況が切羽詰まっていて気取った喋り方してても気取りきれない星史くんでありました。ガ・オーンは海の上走れるんだぁ。
 「親父までついてくるんだもんなぁ なんかやりにくそう」なんて言ってるけど、
お父さんのおかげでいろいろ助かったし、お父さんの考え方や本当の姿を見ることが出来たんだからそれはとってもいい収穫だったと思うぞ。
 
 相手が子供でも誠実であれば、誠実であろうとする高杉大佐、自分の目的の為には手段を選ばず、相手を騙す事さえ厭わない(この場合相手が子供だろうと大人だろうとあんまり変わらない気がする、でも相手が何も知らない星史だから軽んじてるところはあるかも知れないな)郷上大佐、その手段が醜悪でもいろいろ理由をこじつけて正当化しまうのは…ままよくあることですね;;;
 子供ならでのストレートさ、そして大人の複雑さ、どっちがいいとか悪いとかは言えないけれど星史君の目的に向かってまっしぐらというのも羨ましい気がする。(裏かえすと何も考えてないってことになっちゃうんだけど)
 軍が引き上げると聞いてここで手柄を立てておかなくては…と物思いにふけるピンク、それをうまい具合にピンキーを心配してると勘違いしてしまう星史、だ〜か〜ら〜、星史君違うんだってば(^^;) いきなり話し掛けられて、「ピンクに愛の告白タイムでしょ〜」なんてピンボケな対応してるのにそれを無理してるなんて思っちゃうな
んてなんておめでたい奴なんだ、星史君は(笑)。ピンクの切り換えの早さはさすがです。
「ばーか 戻ってくるわけないじゃないの」ああ、ピンキーにまでバカにされてる。
 調査を受けるガ・オーンと星史とダイレクター、だが一切の調査を受け付けず結局何も分からない。
 ネコに化けてGDO本部に潜入するビオレッツェ、それを見てピンクに化けて潜りこもうするピンキーだったが、ところがどっこいその手は通じない(^_^;)。
 「子供くらいいいでしょ」
 「だめ!」
 「やっぱりぃ」 わかってんならするなって(笑)
 そこで今度はお色気たっぷりのマジカル・ピンキーの姿で、警備兵があっけに取られてるあいだに強引に潜入(^_^;) そこへビオレッツェのメカが・・
 高杉大佐は星史を保管庫へと連れていく。
 そこには数多くのレッドロン・アイが! そうかGDOもやることはやってたんだなぁ。レッドロン・アイを回収していたなんて。そこへ現われる郷上大佐、星史とガ・オーンを軍の管轄下に置くことを宣言する。星史はそのあまりの身勝手さにすっかり腹を立ててしまう。
 「きったね〜 これがGDOのやり方なのかよ」
 そして郷上大佐に飛び掛かり銃をむける星史、しかしその銃を制したのは高杉大佐だった。しかし高杉大佐は改めて銃を郷上大佐に向けるとダイレクターを返すように言うのだった。しかし意外に素直にダイレクターを星史に返しましたね〜。うーんなんか裏がありそう…。
 GDO本部を襲撃するビオレッツェのメカ、GDOの兵器を同化して攻撃を加える、GDOの本部は殆どなす術もなく破壊されていく。GDOは、大人達はあまりにも無力です。
でも「地球を守る任務の大切さ」をちゃんと理解してそこから物事を見ることのできる人もいる…高杉大佐はそれを見せてくれましたね。星史君もお父さんに惚れ直したことでしょう。うんかっこいいぞ。
 それにしてもガ・オーン強い! ガ・オーン・トマホークを二刀流に、G・バルカンとG・キャノンを同時にぶっ放す。
 ビオレッツェの円盤も見事撃墜されレッドロン・アイは奪われずに済みました。
 「ちょっと いたい」の星史君がかわいい。
 しかし本部にはピンキーが連行された事実は無いという… ではピンキーはどこにいるのか? でもまだ星史はピンキーを疑ってはいない。そしてガ・オーン達を凄じい表情で見下ろすピンキー、果たして星史はその視線に気が付いたのでしょうか?
それにしても螢ちゃんはアフリカ大陸がくっつくまで気絶しっぱなしなんでしょうかね〜。(^_^;;;


ダ・ガーン28話

友達は魔女
脚本:志茂文彦 作監:直井正博 演出・絵コンテ:大庭秀昭
ストーリー  

 えと、高校野球が3試合しかなくて早く終わったんでダ・ガーンの放映がありました。ちゃんとビデオタイマーしといてよかったわ。コミケ会場で放映を見てきた人間にひかるちゃんのセリフが泣かせるよなんてさんざん聞かされて帰ってきてから見たんですね。結構残酷な話でしたね。信じていたものに裏切られる、友達だと思っていた人が実は敵でその思い出全てが偽りでしかなかったということ、星史君にもひかるちゃんにもあまりにも厳しい事実でした。
 しかしこれではひかるちゃんがかわいそうだよぉ〜(;_;)(T_T)
 あまりにもむくわれなさすぎる〜〜!! 終始暗い表情のひかるちゃんでしたね。
 
 海岸をばあやと二人で歩く螢、ああよかった、気絶しっぱなしじゃ無かったんだね。
 「風が変るわ…」
 それはダ・ガーンの復活を示すのか、それともまた新しい何かが現われるのか?
 ピンクのマンションでニュースを見ている星史とひかるとピンク、相変わらずGDOによる緑ヶ浜の封鎖は続いている。お姉さんに早く帰って来て欲しいと言うピンクに、ピンキーさんはきっと外国に脱出して無事にいるという星史、あの時やっぱりピンキーを見ていたんですね。
 そこへ黒ずくめの二人の男がピンキーを訪ねてやってきた。しかし如何にもという格好ですねえ(笑) 部屋を見せて欲しいと部屋のドアに手をかけたとき、
 「だめ!!」
 ピンクのあまりに激しい口調にはっとするひかる。星史は何も気付かず二人の無礼さに怒り親を盾にとって二人を追い返してしまう。ピンクの感謝の言葉とお礼(^_^;)
のキスにすっかり舞い上がってしまう星史くん。たとえ世界中が敵に回ったって俺はピンクの味方だぜって豪語してますが、確かにまあその姿勢は間違ってはいない…とは思うけど… 心底信じてるんだなぁ。
 しかしピンク(ピンキー)はそろそろ状況が悪くなってきた事に気付き宇宙船の発進準備を始める。
 ああ、情けなくなるほどいい意味でも悪い意味でもおバカだわ(^_^;) 星史って。
 ピンクのマンションからでた星史とひかる、ひかるはピンクの一件が心に引っ掛かって浮かない表情をしています。そしてマンションの外には特殊車両が置かれている。
それに又憤慨する星史、まあ信じている人に対してそんなことされりゃあ怒るのも当然かもしれないなぁ。なんとかひかるに宥められてその場を去ったものの、GDOの日本支部の高杉大佐に緊急かつ重大な用件と称してピンキーをリストから外してくれるように頼んでしまうが、子供は大人の仕事に口をだすなとにべもなく電話を切られてしまう。今回は子供の素直さより大人の理屈の方が正しかったというわけですね。
 それでも一応、郷上大佐に抗議する高杉大佐、星史の言葉を無視したわけではないようですね。確かに一般市民に対してはやりすぎだと彼も思ったんでしょう。
 しかしそれに対して郷上大佐が高杉大佐に示したものは驚くべき事だった。
 あのピンキーのマンションは特殊X線でも透視できず、ガス、電気、上下水道も通っておらず自給自足しているのだ。あたかも宇宙船のように!
 でもこの郷上大佐って嫌味無いですね。あれでやっぱり改心したのかなぁ。それとも職務に忠実というだけかしら。
 ひかるもついにピンクに対する疑問を星史に打ち明ける。ピンク&ピンキーは緑ヶ浜に来る前は何をしていたのだろう? それを私たちは何も知らない…
 疑いというよりは不安と言った感じです。ひかるも本当は信じたいんでしょうね。
 星史はひかるまでピンクを疑いだした事にすっかり頭に来てしまうが、あのさー、ブッチョのサーカスで世界中を回っていたなんて言ってるけどブッチョは宇宙人だったんだしょ、本当に世界中回っていたかどうかわかんないじゃん。おのれの言葉の矛盾に気付けよぉ。
 遂にGDOがピンクのマンションに乗り込んできた。たった一人で抗戦する星史、いい時間稼ぎとばかりに宇宙船の発進準備にとりかかるピンク。
 しかし星史を応援する街の人達の姿は今までのGDOのやり方があまりに強引で反感をかっていたことがうかがえます。(なんか怖かったです)
 しかし相変わらず星史君は悪知恵だけは働きますねえ。他のことは鈍感だけど。
 
 開けられていく扉の向こうは無骨な構造材だけ…やはりこのマンションのこの部屋は見せかけだけのものだったのだ。
 立てこもる星史を見てやめさせなきゃとマンションに忍び込むひかるちゃん、エレベーターに乗ったものの勝手にそれは動き出し、おまけに表示盤は地球の文字では無い! そしてついた先でひかるが見たものは…
 宇宙船の発進命令を出すピンクの姿、そしてその姿はあの学校を襲ったレディ・ピンキーへと変る。
 マンションが宇宙人の基地である可能性が高いと星史を説得しようとする高杉大佐、だが星史はそんなこと信じられない。
 そこへ謎めいた余裕の笑みを浮かべて現われるピンク、発進準備が完了したのだ。
 「そう ようやく気付いたという訳ね」
 星史の目の前でピンクはピンキーへそしてレディ・ピンキーの姿となる!
 「本当に 少しでも疑ってみなかったの?」
 あまりの星史のお間抜け加減を嘲るかのように勝ち誇って笑うレディ・ピンキー。
 それに対し「何故だ…」とうめくように言う星史。ピンクの正体よりも裏切られたこと、今までの事、デートしたり宿題のみせっこしたり等のこと全てが偽りだった事がショックだったのですね。騙されていたことに対する怒りではなく悲しみが感じられます。最後の最後まで信じていたかったんでしょう。それをマヌケと取るかどうか
はともかく…
 「地球人は救いがたい愚か者ね」
 「全てはロボットどもの隊長を探し出して殺すため…」
 そう、彼女が、ピンクが、ピンキーがここにやってきたのはロボットの隊長を、つまりは自分を殺す為だったのだ。あまりの事に茫然とする星史、そして捕らえられたひかるを人形のコレクションにすると言われて今度は怒る星史、だか彼はあまりにも無力で、ピンキーにあっさりかわされてしまう。
 崩れその正体を現わしていくマンション、市民に嫌われていた軍が一転避難誘導にあたる。しかし星史はまだマンションに残されたままだ。
 ガ・オーンに助けを求める星史、危機一髪でガ・オーンに助けられた星史は宇宙船を攻撃する。おお、シャトルセイバーが久々に登場だ。シャトルセイバーにまたがり空を駆けるガ・オーン、しかしG・バルカンもG・キャノンも宇宙船の外装には歯が立たない。そしてGDOの戦闘機も次々に撃墜されていく。そこで目を伏せる星史君の表情が印象的です。そう地球を守れるのは自分しかいない…
 しかし武器をパワーアップしろ!と言われてやってしまうガ・オーンてスゴイ(^^;)
 本当にGバルカンとGキャノンをくっつけちゃうんだもんなぁ
 「撃てるのか?」
 「わからない ガ・オーン これ初めて」
 「だめでもともと…」 おーい暴発したらどーするつもりだったんだ(笑)?
 その新兵器の火力は凄じくピンキーの宇宙船にダメージを与え、ガ・オーンも反動で吹っ飛んでしまう。そこにすかさずガ・オーンを拾いにいくシャトルセイバーが素敵(^_^;)
 「ピンキー…」怒りとも悔しさとも悲しみともつかない声で呟き表情を暗くする星史、信じていたかったのに…
 ピンキーの宇宙船が去り全てが終わった夕方の緑ヶ浜の海岸でのひかると星史。
 騙されていたことを怒りに変えなければやりきれない星史と、悲しみにくれるひかる。
 「山本さんは… ピンキーさんは…」
 「どうして…どうしてこんなことになっちゃったの。」
 「私たちのお父さんやお母さんや先生やクラスのみんなもみんな、みんなピンクとピンキーさんのことが好きだったのに、こんなのひどすぎる…  私、もう何がなんだかわからない…」
 ひかるちゃんて優しいのね。
 こら、星史、「信じられるのは螢だけだ。」って そりゃあんまりでないかい。
 ひかるちゃんの立場はどーなるんだ!?
 

ラストシーン、泣いているひかるに対して慰めることのできない星史くん。彼はひかるの涙の意味を理解出来なかったのです。星史くんは優しい子ではあるけれどいままで自分中心的で他人の気持ちを推し量る、ってことをしてないので、ひかるちゃんがそれまでため込んできたもの(気持ち)に気づかず、あの場面で慰めの言葉ひとつかけてやれないのでした。早いハナシがとんでもないおニブさんってことなんですが。
 

ダ・ガーン29話

復活!ダ・ガーン
脚本:五武冬史 作監:久行宏和 絵コンテ・演出:杉島邦久
ストーリー  
 
 遂にその勇姿を現わしたグレート・ダ・ガーンGX!!
 えー、登場の必然性があまり感じられなかった(というより新しい謎と連動している)んでいまいち燃える!という展開では無かったんですが、でもかっこいいです。
 そしてセブンチェンジャーのコクピットの謎の少年、ヤンチャー王子。
 そして彼の言う伝説の力とはなにか? またまた新しい謎が姿を現わしてきました。
 星史君の悪夢、こともあろうにひかるちゃんが宇宙人だった(^_^;)という夢を見るとは何事!? まあ、身近だった人が宇宙人だったというショックの大きさを現わしているんでしょうね。団長ことブッチョは「つくし」やサーカスで顔を会わせる程度だったけど、ピンクはクラスメート(おまけに隣の席)だったし、ピンキーさんには憧れていたし、自分が一度も疑ってみなかった分だけその衝撃は大きかったんでしょう。この夢が螢だったらしばらく怖くて立ち直れないか、ああ、やっぱりと思うかのどっちかだと思うぞ(笑)。
 
 ピンキーの宇宙船が去った後も緑ヶ浜の封鎖はまだ解けない。実際に宇宙人が緑ヶ浜に潜んでいたこともあってさらに厳しくなったのかもしれませんね。
 身分証明書がないと捕まってしまう…あんまりぞっとしないなぁ。
 今日は臨時登校、学校へ行く道すがらひかるは星史にピンクの正体を先生に報告するのはやめようと言います。自分の隣りにいる人が宇宙人かもしれない…疑い出すときりがなく疑心暗鬼に捕われたら街はみんなはパニックになってしまう…。
 でも星史と秘密を共有できてひかるは救われていると思います。おそらく両親にも言ってないんじゃないかな。あそこまで考慮できるひかるちゃんは偉いです。
 しかし学校に行ってみれば皆が皆つねりあいっこしている。
 「宇宙人はつねられても痛くないんだぜ」 あ、小指が曲がんないんじゃ…ってそれはインベーダーか(笑)
 「山本ピンクって宇宙人だったんだろ」 冗談ともとれないやり取りがなんか怖いなぁ。疑心暗鬼も芽はここにも芽生えている。下手すると魔女狩りに発展しそうで怖いよぉ。ひかるちゃんの判断は正しかったですね。
 螢ちゃんは病欠、ということでひかるを連れて螢の家へ行く星史、ふーん庭で野点かぁ。雅だなぁ。そそジーパンで正座すると足しびれるんだよね〜。あ、それとも正座しつけてないからか。おまけにお抹茶も口には合わなかったようで(笑)
 「私 いますっきりしてるんです」
 それは宇宙人がもう緑ヶ浜には居ないということなのかな?
 
 一方宇宙船内のピンキー、八つ当たりをかましてます。そこへ作戦の協力を申し出てくるセブンチェンジャー、ダ・ガーンが動けない間にダ・ガーンを倒し、アフリカの解放点をもう一度刺激すれば…手柄はピンキーの物にして構わないと言う。手柄が欲しくてたまらなくて焦っているピンキーは一も二も無くその申し出に飛び付いてしまいますが、流石にセブンチャンジャーにはそういう態度をおくびにもだそうとしま
せんね。だけど美味しい話には裏がある(笑) 裏も考えてる余裕もないのかと思ったら自分の美貌のおかげだと思ってんですね。自惚れた奴。地球人の愚かさを笑えないよ(^_^;)。
 「ダ・ガーン、出るときは出る。それまで入ってる。大丈夫」 そりゃそーだ(^^;)
 「ダ・ガーンを迎えにいって引っ張り出そうと思うんだ。」
 「どうやって」
 「どうやってって、そりゃどうやればいいんだろうな」
 で、ジェットセイバーに乗って螢の所へやってきた星史、苦しいときの螢頼み(^^;)ですねぇ。あれGDOには見つかん無かったのかな?
 「私には貴方の期待に応えられる力なんてないのよ」
 しかしとにもかくにも強引に螢を乗せアフリカへ向かう星史。そしてピンキーのキラードールもダ・ガーンを倒すべくアフリカへ向かっていた。
 一方サハラ砂漠(?)の砂嵐の中で立ち尽くすセブンチェンジャー。そしてそのコクピットにはまるでダ・ガーン達が星史を乗せているのとおなじように少年が…!
 「やはり試して見るか。」
 「ああ、このままでは惜しい。」
 「我々の力になるかもしれないからな。」
 彼らの目的は一体…?
 セブンチェンジャーはランダーズを待ち伏せ、車輪を狙って足止めさせる、こらあ、根性で足で走ってこんかい!!
 そしてジャンボセイバーとシャトルセイバーも撃墜される。あっという間ですね。さすが戦闘のプロです。
 ここぞとばかりにダ・ガーンXをドリルミサイルで攻撃するピンキー、だがホークセイバー、ガ・オーン、ジェットセイバーがそうはさせじとダ・ガーンを守る。
 「わたしは何をすればいいの?」静かに問いかける螢、だけど私は何もできない、ただ地球の、生き物達の声を聞くことが出来るだけ…。
 星史君はどうも螢ちゃんに過大な期待をしているようですねぇ。
 そこへ飛来するセブンチェンジャー、そのコクピットのモニターには星史とそして螢の姿が写し出される。
 残された全ての力を集めてブレストアースバスターを放ったダ・ガーンは力尽きる。
 その前に立ちふさがるセブンチェンジャー、
 「どうやら見込み違いだったらしいな、死んでもらおうか」
 「ダ・ガーン! しっかり! 立て、立つんだ! ダ・ガーン!」
 振り降ろされるソード、その時何かが目覚めた。
 ダ・ガーンXとガ・オーンがまばゆい光に包まれ、オーリンが光を放つ。
 光の中で合体を開始するダ・ガーンXとガ・オーン。隊長の命令も無しに!!
 そして青く光る地球を胸に納め名乗りをあげる。
 「グレート・ダ・ガーンGX!」
 そしてピンキーの宇宙船の攻撃にもビクともせず、堂々としたその姿。
 その必殺武器のGXバスターの一撃がピンキーの宇宙船を沈めた。
 「新しい力… 地球の不思議な新しい力…」
 その力を目覚めさせたのは星史の心からの叫びだったのでしょうか?
 「遂に出た! あれが本当の伝説の力か!」
 セブンチェンジャーとヤンチャーも狙いはこの伝説の力を呼び覚ますことにあったようです。
 命からがら小型艇で宇宙へ脱出したピンキーの前にビオレッツェの宇宙船が…
 このシチュエーションはレッドロンのときと同じですね。
 次回予告、小さくされたブッチョやピンクの姿のピンキーやレッドロンの姿に、 ビオレッツェの傲慢さを感じてなんか怖かったです。
 そしてヤンチャーくんが星史達の前へ姿を現わします。彼は星史とは対照的な境遇にあるのですが、彼との出会いを通じて星史が何を感じるか、何に気付いていくか 興味がありますね。


ダ・ガーン30話

謎の少年
脚本:川崎ヒロユキ 作監:佐々門信芳

絵コンテ森田風太
演出  :大畑清隆

ストーリー  

 OPがほんの少しだけ変わりました。うーみゅこれではホークセイバーとペガサスセイバーの立場がないぞ。ヤンチャーくんもセブンチェンジャーも出てないし。
  
 螢ちゃん受難!?の話でしたね。ヤンチャーくんには「来い!」って言われるし、ブッチョにはさらわれるし…。ヤンチャーくんも星史達の前に姿をやっと(^^;)現わしました。ヤンチャーくんも強引な割には、泣き出しちゃったりもしてカワイイです。
まあヤンチャーくんの強引さは他人との付き合い方を知らないからということなんででしょうね。ヤンチャーくんも螢との出会いを通して様々な人とのつながりを知っていくんでしょう。ヤンチャーくんが螢ちゃんを追いかけるのは隊長こと星史と一緒にいたからですね。ヤンチャーは何とか地球の隊長とコンタクトしようとしているようです。
 
 セブンチェンジャーのトレーラー形態も初お目見えかな。星史に対するダ・ガーンの態度とは違ってヤンチャーにはとってもやさしいですね、セブンチェンジャー(^。^)
 ビオレッツェの宇宙船、レディ・ピンキーはお仕置をうけてピンクの姿のままにされてしまう。まあ「嫌なことはしない」といいつつ、そうやっちゃうのはビオレッツェがピンキーの嘘を見抜いているからですね。まあ友人が「まんじゅうこわい」だって言ってましたけどまさにその通りだなぁ。
 そして半メカにされたレッドロン、八つ裂きにされたブッチョ…
 ああ、でもコート姿でいきなりコートの前をバッと広げて…、わーーードキドキ。 アブナイよぉ。
 そこでピンキーは自分がオーボス様にとって下っ端の幹部にしか過ぎなかったことを聞きます。そしてダ・ガーンが現われた事によりこの星、地球に伝説の力が眠っているのではないかと自分が派遣されてきたのだ…と。
 
 さあて、新学期がもう始まってます。パトカーが帰ってきて御機嫌の根元さん。
 「ぼかぁもう一生君を離さないぞ」 スリスリ… よかったね根元さん。
 星史もダ・ガーンが帰って来てくれて嬉しさを隠せない。どうやら軍も緑ヶ浜から撤退し街は平常に戻りつつあるようです。
 そうやってはしゃぐ星史くんを見てひかるちゃんは「ピンキーさんの事件から立ち直ったみたい」って言ってるけどひかるちゃんはどうなのかな。
 そこへ横から飛び出してきた螢、誰かに追いかけられているという。螢の視線の先には謎の少年、ヤンチャーくんが。 だが次の瞬間には彼は姿を消してしまう。
 学校の校庭に姿を現わしたヤンチャー、ガニマタだねこの子。
 いきなり窓を蹴破り、教室に飛び込んできたヤンチャー、螢の机の上にのると、
 「俺と一緒に来い!」
 ちょっとぉ、いきなりそれはないでしょうが(笑) もりそばは腰抜かしてしまってます。
 
 螢ちゃんが朝とは違って微笑んで首を振り拒絶されると、ヤンチャーはどうしていいか分からなくなって素直に引き下がってしまいました。
 お昼休み、ヤンチャーを凝らしめるべく竹刀を振り回してる星史君ですが、肝心の狙われてる螢をほっておいてどうするつもりだったんでしょ? ひかるにも突っ込まれてますが(笑) ガードの意味がないよぉ
 そしてやっぱり螢を狙ってヤンチャーが現われた。
 そこで我等が星史君とヤンチャーの対決が! 子供のケンカしてていいね(^_^)
 螢が怯えていたのはヤンチャーくんではなくブッチョの気配だったのかも知れませんね。とすると冒頭の暗闇の中を走る影はブッチョだったのかな?
 ヤンチャーくんには微笑みまくりの螢ちゃんです。螢も人付き合いに問題のある(^^;)子ですからどう接したらいいのか分からないのかもしれませんねぇ(笑)。
 ピンクの時とは反応が違いますから悪い奴では無いことはわかってんでしょう。
 おお、倒れた拍子にヤンチャーとひかるちゃんがキッスを!!!!!
 すかさずはやし立てる星史とクラスメート。ひかるちゃんの鉄拳を食らっても星史くんはへこたれません。まあキッスというものに対する小学生の反応ってこんなものですよね〜。
 はやされてまっかになって涙ぐんで逃げちゃう(それもよつんばいで)ヤンチャーくんがかわいいのなんのって(^^)
 一難去ってまた一難、今度は螢がコート姿の謎の男にさらわれた!!
 そのコートの男はデ・ブッチョ。やっぱりジュラルディンちゃんこと螢ちゃんの事が忘れられないのですね〜。すかさず追いかける星史、しかしそこにはなんと8人のちっちゃいブッチョが! 「分身の術」には笑いました。忍者マンガの読みすぎですって(笑)
 そこへ現われる装甲獣、ブッチョもなかなか研究してるようで(肝心なとこ抜けてるけど)パワーアップしてますね。
 おおアースライナーの体当たり攻撃だ。ひところののぞみちゃんの故障騒ぎは体当
たりのしすぎだったんではないでしょーか(笑)
 装甲獣が最終形態に変形したときブッチョと螢を掴んでいた足が消え、螢は真逆さまに落ちる! ガ・オーンが助けにいくが上空からセブンチャンジャーが!
 だがセブンチェンジャーは螢を助けていたのだった。
 「ありがとう…」
 セブンチェンジャーに向かってお礼を言う螢。コクピットの中でヤンチャーがドギマギしてます。
 夜…トレーラー形態のセブンチェンジャーとヤンチャー、
 「だけど変だよな 伝説の力が出たにしちゃなんにも変わってねえ」
 伝説の力とは一体何なのか、なぜオーボスは伝説の力を捜しているのか?
 謎はまたまた深まるばかりです。
 「まったくやかましいったらありゃしないぜ、この星は」
 「ありがとう…か そんなの言われたの初めてだよな…俺」
  なんかがっくり肩を落としちゃうヤンチャーくんはなにか思い出したようです。
 その後ろ姿が淋しいものを感じさせますね。ヤンチャーくんにはいろいろ辛い過去
がありそうです。
 そして昼間の事を思い出して赤くなってしまうヤンチャーくん。カワイイ。
 ヤンチャーくんにもいろいろあった一日でした。
 
 33話のアフレコんときのナレーション原稿の裏に描いてあったヤンチャーが甘えている母親の落書きがよかったなぁ(^_^;)
 そそ、松本梨香さんがヤンチャーくんのキャプテンスーツの方がかっこよくていいなぁってやきもち焼いてるそーです(笑)


1話〜5話 6話〜10話 11話〜15話 16話〜20話 21話〜25話 26話〜30話 31話〜35話 36話〜40話 41話〜46話

ダ・ガーンのTOPページに戻る ホームページに戻る