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■ Essay 05-05
 
 





 おわら風の盆  (富山県 八尾市)
■ 見えないことは魅力的(おわら風の盆)

 おわら風の盆」に出かけた。3日3晩も続く、優雅で哀しい210日の夏祭り。
 おわらの調べは最終日の朝6時過ぎまでおわらなかった(笑)。

 まつりの特徴は次の4つ。
   @ 深い編み笠、
   A 若い踊り子(25歳以下)、
   B 哀しい胡弓の音色、
   C 美しい街並み(日本の道百選の一つ)

      
   

 編み笠を深くかぶっているため、踊り子の顔は口元しか見えない。
 綺麗なうなじ、まっすぐに伸びた指先、そして優雅な物腰。とても綺麗な女性が踊っているに違いないと、誰もが想像してしまう。深い編み笠と若い女性、これが「おわら風の盆」を一層魅力的な祭りにしている。

 衆議院選挙が間近に迫った。今回の選挙は郵政問題だといわれているが、いまひとつはっきりしない。政党間でどこが違うのか、立候補した人は何をしたいのか、選挙用発言からは本音の部分が見えてこない。また、誰が当選しても、重要な政治問題は、有権者の見えないところで決められている。これが有権者の政治離れの一つの理由と思われます。

 顔が見えない「おわら風の盆」は魅力的だが、腹の内が見えない政治家の発言は全く信用できない、