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■ Essay 05-07
 
 






 千葉の海(外房))
■ 銚子のサンマ

 仕事で千葉の銚子に出かけた。漁港近くの小料理屋で遅い昼食をとった。マグロ、アジ、イカ、サンマと、新鮮な海の幸を楽しんだ。腹いっぱい食べて2000円。旨さと安さに驚いた。勿論始めて入った小料理屋。

 帰り際に、「土産に魚を買って帰りたい」 と言うと、女将さんから 「サンマがいっぱいあるのであげる」 と思いがけない言葉が返ってきた。お代を払うと言っても 「気にしない。気にしない」 と応じてくれない 。ここしばらく、ただで物をもらった経験など殆どない。どう対応したらよいか困惑した。結局、言葉に甘えてダンボール箱にいれてもらい東京まで持ち帰った。

 家でダンボールをあけてまたビックリ。形の良いサンマがギッシリと詰まっていた。その数は20尾。山の幸、海の幸は人の心も豊かにするのかな。昔、東伊豆の食堂でみかんを一箱もらったことを思い出した。
 
 貰ったサンマは近所にお裾分けし、残りを家族全員で味わった。旬を過ぎていたため、油の乗りはイマイチ。でも、今までに食べたサンマの中では一番の美味しさだった。