2008年6月7日

スイス旅行 3


テーシュからシャトル列車で着いたツェルマットは雨だった。だから見えるはずのマッターホルンは全く見えず。駅にはホテルの電気自動車が荷物を運ぶために待っていた。そして我々は歩いてホテルへ。スキーがメインであろうホテルはなかなか快適だった。

翌日雨は上がったが、山の上には雲がかかり奴は見えず。ゴルナーグラート鉄道に乗り展望台を目指す。ちなみに普通に切符を買うと往復で7千円ぐらいする。アプト式の電車は急斜面をぐいぐい登る。森林限界を超えたあたりで、リスの仲間であるアルプス・マーモットが線路脇に姿を見せる。かわいいものだ。ちなみにマーモットに似てるからと言って、モルモットはモルモットと名前を付けられたそうな。マーモットは結構大きい。しかし脂を採られたって、、、

やがて雪だらけになり山頂に着く。ゴルナーグラート展望台だ。晴れていればマッターホルンが目前に見えるはずなのだが。流石に空気が薄く息が切れる。マッターホルンは残念ながら見えないが、氷河は真下に見える。ゴルナーグラート氷河だ。いくつもの氷河が見える景色は息をのむ。スイス最高峰であるドム峰が見えたような。山頂にしばらくいたら激しく吹雪いてきた。しかしここにもカラスの奴がいた。ぼろ切れのように飛んでいる。なんなんだろうね。

ツェルマットの街に戻ってきたら晴れてきた。街をぶらぶら歩く。小さな公園ではいろいろな鳥に会うことが出来た。まず近寄ってきたのがズアオアトリ。クッキーの粉を撒いたら食べた。写真で見ると名前の通り頭が青いですな。

それからシラコバトが離れたところに来た。こいつはあまり動かず非常に動作がスローモーであった。あきらかにドバトとは違う。ちなみにドバトはドバトでいたよ。下山途中でちょっとした散策をしたけれどお花がいろいろ咲いていたのを見ることは出来た。ただしすでに森の中なので目新しいものはなし。ところで5月はオフシーズンのため「ガソリン車のないツェルマット」は体験できない。3週間しか工事が出来ないので、ダンプやら重機やらヘリコプターが街の中を飛び交っている。静かな山の街なんてとんでもない。

土産物屋が並ぶメインストリートを一歩裏手に行くと、ネズミ返しの小屋があったりする。そこで良い声でなくクロウタツグミ(Blackbird)と出会った。こいつはあちこちで囀っている。見た目は山頂のカラスに似ているが、声が全く違う。

晩飯はスイス郷土料理であった。近所のレストランで、チーズフォンデュー、ラクレット、フォンデュ・ブルギニヨンにワイン飲み放題。なかなか美味いけれど、フォンデュ・ブルギニヨンの牛肉は脂身が無くて歯ごたえがある。さすが山の斜面を歩いて草だけを食べている牛だなあ。

続く

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