2008年6月8日

スイス旅行 4


ツェルマットを立つ日も朝は雨だった。よって奴の姿を拝めぬままシャトル列車に乗る。テーシュで再びバスに乗りモントルーへ。レマン湖が見えてきた。そしてちょっとシオン城に立ち寄る。湖畔の城ですな。レマン湖にちょっと立ち寄り水鳥たちを見る。白鳥やらキンクロハジロ、マガモとかいるんだが、見慣れないくちばしの赤いカモがいる。アカハシハジロというそうな。日本にはいないらしい。

この辺からレマン湖沿いのラ・ヴォー地区でワイナリーを見学する。スイスのワインはこの日まで飲んできたが、割と軽めな味が多い気がする。日照が限られているだろうから、味に凝縮感はない。白は酸が多い感じ。赤はピノノワール中心らしく、安いピノの味がしていた。ところが見学したワイナリーのロゼや赤はちゃんとタンニンの味がして、なかなか美味いのであった。残念ながら日本には輸出していないそうな。

それからローザンヌで昼飯を食べてジュネーブへ。ジュネーブはなんか雑然とした印象だ。アルプスの山岳地帯では見かけない黒人も多い。フランス語圏だからアフリカ移民の連中が来るのだろうか。時計好きとしてはジュネーブは憧れのはずだが、街としてはただの都会だなあ。欧州国連本部とか赤十字とか見る。国連って中国語では連合国だよなあ、日本は連合国に屈したんだよなあ、とかどうでも良いことを考える。

そして高速道路に乗りシャモニーへ向かう。それまで無料だった高速料金がフランスに入ったらいきなり徴収された。なんかなあ。それでも谷に入っていくと他のスイスの山岳地帯と変わらない。そしてシャモニーに近づくと車窓に氷河が。なんとまあよく見える事よ。シャモニーの宿は見晴らしが良くて機能的であった。しかし近所のレストランの晩飯がまずい。スープは恐ろしくしょっぱくパンもまずい。スイスの宿はおおむねパンが美味しかったので余計に気になる。去年のフランス旅行でパンが美味しくなかったことを思い出す。

続く

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