2008年7月23日

奥入瀬から八幡平(2)


部屋から見えたツバメの群れだが、尻尾が燕尾じゃないのと背中が白いのでイワツバメだろうと思っていたらその通りだった。近くで見るとお腹も白い。秋田杉で出来ている本館に巣を作って子育てしているのが、中庭からよく見えた。

十和田ホテルを後にして、ちょっと湖畔の船着き場で十和田湖を眺めたり。それから樹海ロードを通って八幡平に向かう。高速道路に乗って八幡平を目指すのだが、初めてETCを使ってみる。クレジットカードのETCカードである。三連休の中日というのに道路が空いている。やっぱり東北道だなあ。松尾八幡平インターで降りて、田舎の一般道をロイヤルホテルへ。ロイヤルホテル周辺は温泉郷というか、リゾート開発された模様だが、あまり別荘が建っている雰囲気ではなかった。やっぱり便利が悪いものね。ロイヤルホテルでは田舎のDQNが結婚式をやっているようで、変な連中がうろうろしている。フロントでチェックインの際に、「今日は香港から団体さんが来るので、その時間帯を避けた方がお風呂とか良いですよ」とのこと。かみさんが乗り物酔いして調子が悪そうだったが、叱咤して散歩に出かける。散歩道と言っても夏草が茂る勢いが強いのか、かなりワイルドな雰囲気。良い感じで自然を実感してたら、遠くから音楽ががんがん聞こえてくる。後で分かったが例のDQNの結婚式を屋外でやっていたようだ。全く野鳥の声を楽しんでいたのが興ざめである。ま、適当に歩いたところで老朽化で閉鎖された展望台に着く。ウグイスの声がすぐ近くで聞こえる。

そこから歩いてホテルの方へ向かった。展望台のあたりは岩手山の登山道入り口で、入山ノートなんかもおいてあった。山はガスがかかっていて眺望は悪そうだった。松川渓谷にも行ってみたかったが、温泉を優先することにした。途中小雨が降ってきて、野外結婚式の連中はホテルへ退散した模様。温泉は松川の地熱発電の残り湯と言うことで、パワーの感じられる良いお湯だった。晩飯は大変量が多かった。少なくて良いから質に振り向けてくれた方がうれしいな。香港の団体さんは朝食で出会った。うーむ、愛想が悪いね。まあこういう人たちが来てくれるのは、地方のホテルや旅館にとっては有り難いんだろう。香港にないものがここにはいろいろあるし、温泉に浸かれて洋式のホテルってのは香港人には向いてそう。

ちょっと早めに出発して、途中西根の道の駅でお菓子や野菜を買い込む。団子類は美味いし野菜も美味しかった。早めの新幹線に変更して帰ってきました。ちょっと八幡平近辺の観光が少なかったのが心残りである。東京は暑くて、東北の涼しさを実感したのだった。

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