2010年1月3日日曜日

謹賀新年&軽井沢万平ホテル

あけましておめでとうございます。

さて去年の軽井沢旅行記の続き。万平ホテルはブランドに頼った駄目駄目ホテルであった。建物は確かに趣はある物の、見事さに於いては奈良ホテルには比べられる物ではない。車で到着しても誰も出てこない。こんな対応は他所のホテルじゃあり得ないよな。食事は奈良ホテルと同レベルの駄目駄目であった。クラシックホテルの中ではきわめて低レベルと言って良い。ただし、ここの客はこう言うのが好きかも知れぬ。銀座マキシム・ド・パリ程度が好きな客なら、こういうありきたりの古くさいフランス料理が良いのかも。だいたいパンが不味い。ミルクパンと米のパンとか言うのが出てきたが、どちらももそもそして味がない。なんじゃこりゃ。コースメニューもつまらん。ヒラメと牛ステーキを出しておけば良いんだろ、的なありがちな感じ。客を喜ばせようという気概はみじんも感じられない。二日泊まって翌日は中華を戴いたのだが、印象はまるで変わらない。フカヒレスープ出せばいいのだろう、牛肉出せばよいのだろう的な。

ワイングラスは一様に煙り臭い。(タバコ吸いながら磨いたのか?)せっかくのワインが台無しである。これは白も赤も同様。ボーイ達は年寄りから若いのまで、動きに無駄が多くだらしない。これは年寄りのボーイが駄目駄目なんだろう。とにかくフロントからドアマンまでチームワークという物を感じない。年寄りが率先垂範していないためと見た。

ジャムもバターもなっていない。本当に吟味しているのか?ホテルで売っているお土産はそそられない物ばかり。だいたい朝飯のジャムがうまくないのだから、お土産で買おうという気も起こらないってもんだ。

帰りがけに県境を越えて下仁田に行ったのだが、ここは美味いものが一杯だった。どうして万平ホテルでは下仁田の食材を使わないのだろう。下仁田ネギ、こんにゃく、縮みほうれん草、上州牛、神津牧場のチーズやジャージー牛乳、日本ミツバチの蜂蜜。ブルーベリーのフルーツソースだって、万平ホテルで売っている物より下仁田の農産物直売所で売っている物の方が美味しそうだぞ、って言うかたぶん美味いと思う。パンだってこんにゃくパンの方が美味い。ブランドに絡め取られて身動きできないような万平ホテルに未来は感じられないなあ。写真の中庭にも自然が感じられない。バードフィーダーでも置いて野鳥でも呼べばいいのに。

中日には中軽井沢で国設野鳥の森のネイチャーツァーに参加。ここでは地下からカワガラスを初めて見る。感激。
川に潜って餌を採っていたよ。
更にはヤマガラも撮す事が出来た。シジュウカラと違ってヤマガラは警戒心が強く、ひまわりの種を取ったらすぐに咥えて飛んでいった。

その後にネイチャーツァーに行った。他にカラ類ではコガラを観察。うちのマンション前にもいたと思うが、ほんとに北海道のハシブトガラとそっくりだなあ。ちょっと歩いた沢でルリビタキがいた模様。俺は動く物を見たぐらいで、ちゃんと姿を観察できなかった。

更に歩いた沢の向こうの斜面で俺がイカルの群れを発見した。残念ながら写真は撮れず。同行のくそガキが五月蠅くて敵わなかった。大声上げるガキはげんこつでも食らわせろよ。
更に登った草地で俺がベニマシコを発見。またもや糞ガキのせいで双眼鏡で見る事も出来ず。ホントに不愉快だなあ。まあこの日はライフリストが三つ増えたのだ。

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2009年12月29日火曜日

冬の軽井沢

昨日から軽井沢に来ている。目的は万平ホテルに泊まることとバードウォッチングだ。万平ホテルにはいろいろ思うことがあるが、もう一泊残っているので帰ってから感想を書こう。今日は軽井沢野鳥の森でのネイチャーツアーに行ってきた。今はホテルで休んでいるところである。今日は行って良かった。天気はいいし、初めて見た鳥が三種類。カワガラスにイカルにベニマシコである。ベニマシコは肉眼でしか見られなかった。イカルは写真が撮れなかった。カワガラスは撮れたので、家に帰ったら写真をアップしよう。とりあえず良かった。午後にも何か鳥がいたのだが、よく確認できなかった。

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2008年10月22日水曜日

アメリカに来ている

月曜日からアメリカ出張で東海岸に来ている。JALの方がANAより飯がうまいと聞いていたがそうでもない。おばちゃんCAの給仕がいい加減というか雑で興ざめ。ベテランのくせにこれじゃあなあ。組合運動を頑張ってそうなタイプ。シートは新しいShellFlatNeoだったが良かった。モニターがでかかったのだが、結局見てなかった。

さて東海岸はすっかり紅葉シーズンでなかなか綺麗である。落葉もかなり始まっている。二日続けてステーキだったが、なかなか良いものに当たってまずは満足。いまはアメリカでもアイスコーヒーが飲めるのね。などととりとめのないことを感じている。泊まってるホテルだがWhirlpoolの風呂と言うことで、肩までちゃんと漬かれるのは良かった。Fairfield Inn & Suites程度なんだが。今晩はボストンに移動。魚だな。

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2008年7月23日水曜日

奥入瀬から八幡平(2)


部屋から見えたツバメの群れだが、尻尾が燕尾じゃないのと背中が白いのでイワツバメだろうと思っていたらその通りだった。近くで見るとお腹も白い。秋田杉で出来ている本館に巣を作って子育てしているのが、中庭からよく見えた。

十和田ホテルを後にして、ちょっと湖畔の船着き場で十和田湖を眺めたり。それから樹海ロードを通って八幡平に向かう。高速道路に乗って八幡平を目指すのだが、初めてETCを使ってみる。クレジットカードのETCカードである。三連休の中日というのに道路が空いている。やっぱり東北道だなあ。松尾八幡平インターで降りて、田舎の一般道をロイヤルホテルへ。ロイヤルホテル周辺は温泉郷というか、リゾート開発された模様だが、あまり別荘が建っている雰囲気ではなかった。やっぱり便利が悪いものね。ロイヤルホテルでは田舎のDQNが結婚式をやっているようで、変な連中がうろうろしている。フロントでチェックインの際に、「今日は香港から団体さんが来るので、その時間帯を避けた方がお風呂とか良いですよ」とのこと。かみさんが乗り物酔いして調子が悪そうだったが、叱咤して散歩に出かける。散歩道と言っても夏草が茂る勢いが強いのか、かなりワイルドな雰囲気。良い感じで自然を実感してたら、遠くから音楽ががんがん聞こえてくる。後で分かったが例のDQNの結婚式を屋外でやっていたようだ。全く野鳥の声を楽しんでいたのが興ざめである。ま、適当に歩いたところで老朽化で閉鎖された展望台に着く。ウグイスの声がすぐ近くで聞こえる。

そこから歩いてホテルの方へ向かった。展望台のあたりは岩手山の登山道入り口で、入山ノートなんかもおいてあった。山はガスがかかっていて眺望は悪そうだった。松川渓谷にも行ってみたかったが、温泉を優先することにした。途中小雨が降ってきて、野外結婚式の連中はホテルへ退散した模様。温泉は松川の地熱発電の残り湯と言うことで、パワーの感じられる良いお湯だった。晩飯は大変量が多かった。少なくて良いから質に振り向けてくれた方がうれしいな。香港の団体さんは朝食で出会った。うーむ、愛想が悪いね。まあこういう人たちが来てくれるのは、地方のホテルや旅館にとっては有り難いんだろう。香港にないものがここにはいろいろあるし、温泉に浸かれて洋式のホテルってのは香港人には向いてそう。

ちょっと早めに出発して、途中西根の道の駅でお菓子や野菜を買い込む。団子類は美味いし野菜も美味しかった。早めの新幹線に変更して帰ってきました。ちょっと八幡平近辺の観光が少なかったのが心残りである。東京は暑くて、東北の涼しさを実感したのだった。

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2008年7月22日火曜日

奥入瀬から八幡平(1)


三連休に東北旅行をしてきた。ルートは羽田から青森空港へ飛び、レンタカーを借りて八甲田山を通って奥入瀬へ。十和田湖畔で宿泊して、八幡平でさらに一泊して盛岡から新幹線で帰った。

さて、はじめに久しぶりの自動車運転で八甲田山を通る。途中睡蓮沼と言うところで車を止めて八甲田の山々を眺める。せっかくの美味しい空気が、やってきた喫煙者の群れで台無し。だから嫌われるんだよ。さらに車を進め、やがて十和田湖に近づいてくる。奥入瀬の石ヶ戸休憩所で駐車して路線バスに乗る。銚子大滝のバス停で降りて、遊歩道を石ヶ戸に戻ってきた。いやあ、下りなんでもっと楽かと思ったら、休憩を入れて2時間以上掛かった。写真は阿修羅の流れ。最後はへろへろしながら石ヶ戸に到着した。奥入瀬は昔も歩いたような気がするが、覚えちゃいない。花はエゾアジサイが青い花を咲かせていたぐらいだが、羊歯と木賊がたくさん生えていて、苔も倒木に生しているのが面白い眺めであった。馬門橋からはチトセバイカモが白い花を水中で咲かせているのが見えた。偏光フィルターがあったらもっと綺麗に撮れたろうね。

石ヶ戸から車で十和田湖畔を過ぎて、目的地の十和田ホテルへ到着。ここは政府の要請で秋田県が戦前に建てたクラシックホテルである。オープンは昭和14年だ。本館の玄関を入った吹き抜け部は、綺麗な木造建築である。我々が泊まった別館も綺麗な部屋で、十和田湖が眺められ良い景色だった。バスルームも広くて綺麗だった。晩飯は和洋折衷創作料理とのことだったが、ほとんど和食。洋風のものと言えばミネストローネぐらいか。カルパッチオもほとんど刺身。でも、それを気にしなければ美味しい料理だった。地元の素材を活かした品々。みずの白和えも美味しいし、南禅寺蒸しは茶碗蒸しより美味しい。クラシックホテルの料理の中でもレベルが高いといえよう。ただし従業員のサービスは今ひとつ。なんというかバイト臭い。冬は閉鎖されるホテルのためか、従業員教育が行き届かないのだろう。ビール、日本酒、ワインと呑んで、(少しずつだが)十和田湖湖水祭りの花火をちゃんと見られず眠ってしまった。

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2007年8月5日日曜日

ニューグランドに泊まりました


また一週間前の話。

クラシックホテル宿泊シリーズ。今回は結婚記念日にニューグランド本館に泊まる。
実はそんなに期待してなかったのだが、ごめんニューグランド。いやあ、良かったです。建物も趣があるし何よりサービスがよい。レストランのル・ノルマンディも実によい。写真はレストランからの眺め。この後更に暗くなって実にムードがある。料理も良い。やっぱり横浜だから田舎の観光ホテルとは違うなあ。今までのクラシックホテルで比べると、料理の順番は
ニューグランド>宮ノ下富士屋ホテル>日光金谷ホテル>奈良ホテル、と言った感じである。田舎ほど料理のレベルは下がる。奈良ホテルだと結婚披露宴で良く出るフランス料理、って感じ。もっと頑張って!<奈良ホテル しかしレストランは金曜日なのに客は我々を入れて五組というのは寂しい。もっと繁盛して良いと思うのだがなあ。ワインはコート・デュ・ローヌのシャトー・ヌーフ・デュ・パフ。スパイシーで癖のある例のやつ。

従業員の方達の感じも実によい。会員になると割引がいろいろ効いてお得なのだ。お土産にはフィナンシェが美味しいのでお勧めである。また来たいと思ったのだ。

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