2007年2月27日

フランス旅行 4

リヨンを出発してブールジュの大聖堂を見るんだが、ステンドグラスとかあちこちで見ているうちに、どれがどれだか。続けて見るのが良くないのかもね。正直凄く興味があるわけでもないので、区別が付かん。ガイドさんや添乗員さんの説明で、当時は文盲の人が多かったから、こういうステンドグラスや彫刻で聖書の内容を説明していた、というのはまあ、そうなんだろうなあ、と思う。悪いことしたら地獄へ行きますよ、と言うのは洋の東西を問わず、と言うか宗教的戒律が世俗道徳になっていたわけで。そう言うものから解放されるのが、フランス革命以後なのだが、それで民が幸せになり、人間の徳が向上したかはどうかね。

ロワールに移動してシャンボール城へ(写真)うん、こっちの方が教会よりはピンと来る。しかし無駄に塔が多い建物だ。RPGのお城のイメージはこれだな。石造りの建物はおよそ冬は寒そうで、住みたくなるようなものではない。しかし周りの庭と良い、非常に眺めの良いものだ。この城の周りでも小鳥が囀って綺麗な声を聞かせてくれた。やっぱり暖かいんだなあ。

ロワールのお城を後にしてトゥールへ移動して宿泊なんだが、途中にロワール川流域のワイン畑の側を通る。Vouvrayを通ったのだが、ここのワイン、ドメーヌ・ユエ・クロ・デュ・ブール・ヴーヴレイ・セックは飲んだことがある。シュナンブラン種のブドウを使った、ちょっと貴腐の入ったワインで、ハチミツ色がかった美味しいワインである。でもロワールのワインで最初に憶えたのは、アンジュー・ブラン・ラリュンだなあ。白ワインなのにがつんと来る味でびっくりしたものです。今ではそう言うパンチのある白ワインも色々あることが分かった。でも忘れられないワインである。

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2007年2月25日

フランス旅行 3

アヴィニョンの歴史地区は法王庁宮殿などを眺める。ヴァチカン以外に、ここにもローマ法王がいたんだよなあ、と世界史の教科書を思い出す。後はアヴィニョンの橋ですね。”輪になって踊ろーう”というやつです。残念ながら橋は途中で途切れていますが。

その後は写真にも出ているポン・デュ・ガールというローマ時代の水道橋を見に行く。なるほど、これは大したものだ。大聖堂とかはだんだん見るのも飽きてくるので、こういう橋なんかは良いなあ。この日はとにかく風が強くて、帽子が飛ばされそうだったのだ。その代わり空は青く澄んでおり、写真でもその辺は良く出ていると思う。プロバンスの青い空ですな。2000年前の橋と良いコントラストです。

近所のレストランで昼飯だったが、これは良かった。Le Colombierと言うホテルレストランで、ポトフを頂いたが、野菜が旨い。ポロネギってのは普段馴染みがないからなあ。イギリスの種苗会社Thompson and Morganのカタログを眺めていると、Leekというのがそれである。日本のネギより葉っぱが開く感じ。他にジャガイモ、ニンジン、カブ、ビーツ、牛のすね肉なんかが入っていたと思う。汁っ気が無くて煮たものがごろごろ皿に並ぶ感じ。

それから北上してリヨンへ。景色がだんだん変わってきて、プロバンスの白っぽい岩山に灌木が生えたものから、だんだん木が増えてきたような。TOTALの精油所などが見えてくる。リヨンは昔十数年前に出張で来たことがある。町なんかは殆ど憶えていない。フルビエールの丘から旧市街を眺めるが、泊まったホテルのあるクレディ・リヨネのビルは良く言えばランドマーク、悪く言うと景観を壊している。いかがなものか。沿道に葡萄の木が見えなくなったよ。

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2007年2月24日

フランス旅行 2


ニースの海岸は石ころだらけでビーチって感じじゃないのだなあ。プロムナード・デ・ザングレという奴だ。だから海が濁ってないのだろうけど。ミクシィのトップ写真がこの海岸で撮った写真。朝市がやっていて、カフェに入ったけど、コーヒーが不味かった。カフェオレの薄さはなんだろう。観光地だからかなあ、などと思っていたが、その後もこの印象は変わらなかった。

アルルに移動してゴッホの跳ね橋やら夜のカフェの舞台となった辺りに行く。今ではゴッホの絵の舞台を観光資産にしているが、当時のアルル市民はゴッホに冷たかったわけで。円形闘技場やらは世界遺産。闘牛が行われている模様。プロバンス料理などを食べてるわけだが、殆ど憶えていない。何食べたっけ?

アヴィニョンに泊まるが、夜に妻とメインストリートを歩くと話しかけてくる変な奴らが結構いる。あんまり良い気持ちはしない。郵便局の自動販売機で絵はがきに貼る切手を買ったりする。アヴィニョンはチェーンのホテルであるノボテルに泊まるが、ここは結構良かった。朝ご飯が美味しいと妻大喜び。

翌日はカルカッソンヌに日帰り旅行。カルカッソンヌもエズと同じく雨で、寒くて今ひとつ。確かに大きな城塞都市だし立派なお城なんだが、うーむ。あんまり印象に残らない。写真をアップしておきます。

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2007年2月22日

フランス旅行

さて、サーバーを久しぶりにDTIに戻してブログの再開である。DTIの方がFiberbitより容量が大きくなったのでね。DTIでもともと日記を書いていたのである。もう大分昔の話だけど。

昨日11日間のフランス旅行より帰ってきた。新婚旅行なのである。往復ビジネスクラスの格安旅行であった。実は海外に観光旅行へ行くのは初めてなのである。ドイツに三ヶ月ぐらいいた時に週末、観光旅行に行くことはあったけど、日本から出かけるのは今回が最初なのだ。

ミラノまで飛んで、そこから陸路でバスに乗りモナコ、ニースなど南仏をしばらく回って、それからリヨン経由でロワール、ブルターニュ、パリに行って帰ってきた。

南仏は行きたかったところである。モナコはごちゃごちゃしてなんだかイメージは良くない。ニースの方がずっと良いかな。コートダジュールの海は確かに青かった。しかし石灰岩の山肌にオリーブなどの灌木がちょぼちょぼ生えている景色は独特だ。常緑樹が少なくて、糸杉と石灰岩を溶かすという松だけが目立つ。コート・デュ・ローヌからラングドック・ルーション地方では葡萄の木、それもとても刈り込まれた木が密集して植えられている。他の地方では高速道路からは葡萄の畑はほとんど見えなかった。

エズの村は雨であまり見るところなし。何せ景色が見えないのだから。エクサンプロバンスでは写真を載せたサン・ビクトワール山が道中で見られる。セザンヌの絵でお馴染みのやつ。

さて、今日はここまで。

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