推薦する本 (2007.11.02)

武田様よりお便りを頂いた。(07.10.31)
書評を拝見しました
ご自分でお調べになったのでもなく、気に入った作者の本に書いてあることを真実であるとし、それに反するものを頭から間違いであるとする姿勢は危ういと思います。何につけても完全な真実、虚偽はそうそうないものなのではないでしょうか。

武田様 お便りありがとうございます。
一般論として武田様のおっしゃることはしごく当然です。しかし、個別論として私の書いたものについて考えてみると、気に入った作者の本に書いてあることを真実であるとし といわれても、武田様の表現があいまいで私の書いたどれについて語っているのかわかりません。
故に論評も対応もとりようがありません。
まさかとは思いますが、ひょっとして武田様は「推薦する本」というタイトルと「取り上げてある書名」をご覧になっただけでお便りをお書きになったのでしょうか?
もしそうであれば見当違いかと思います。なぜなら、私の書き散らしたものをひとつでもお読みになればお分かりと思いますが、「推薦する本」というタイトルではありますが、私はひとつとしてその本を根拠に論を進めてはいないのです。また取り上げた本を推薦していないものも実は多いのです。


じゃあ、何を書いているかといいますと、その本を読んで私が考えた(頭に浮かんだ)ことを書いているのです。だからその本が真実であろうと間違っていようと、権威があろうがなかろうが、ベストセラーであろうとなかろうと、私にはどうでもよいのです。
もちろん、中には本当に推薦している本もありますが、その本だけを読んで感動したとか、その本だけを根拠に信じ込んで行動しているというものはありません。
2ちゃんねるでさえ「ソースを示せ」というのがお約束。本を一冊読んだだけで主張するなんて危険極まりありません。私の商売からも想像できるでしょうがそんな危ないというか頼りない根拠を基にしては生きていけません。
ぜひ武田様も私の書いたものを全部お読みになって、まず私がここに書いたことの適否をご判断ください。そして私が書いたことについて真偽、あるいは適否を議論しませんか?
ここに「推薦する本」として取り上げた本の真偽、適否は私の知る限りではありません。 

 そうすると「推薦する本」というタイトルは羊頭狗肉でしょうか?
うーん、良く考えると苦肉の策だったのかも(ダジャレです)


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