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(5) 1998/7~1998/11
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kei43.jpg

「Sunset」

 最近はスリップドレスが流行のようですね。流行りものというよりも流行現象そのものがあまり好きではないのですが、肩の細そうな女の子というのは結構趣味なので、落書きから清書してCGにしてみました。
 今回はバージョンアップを受けたPicturePublisher8を初めて使ってみました。筆先のバリエーションが増えたりしていますが、基本的に、初心者がおそろしく簡単に高級テクを実現できる魔法のソフトという方向に進化しているみたいで、色塗り系の進化はあまりないのでした。
 でもマーカーはちょっとパワーアップしていて、よりリアルな感触で使いやすくなったみたいです。今回は大部分をそれで仕上げています。

(Software:Micrografx PicturePublisher8)
(1998/7)


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「TAPP27号中表紙」

 これはこの夏に発行される会誌「TAPP」のイラスト。原稿はカラーだけど印刷はモノクロのコピーだったりします。(^^;

 今回はいろいろと技術的に冒険をしています。
 最大の冒険は解像度!印刷向けなので、線を720dpiで取り、180dpiに落として着色し、線画を取り除いた塗り絵部分をPhotoshopで再度720dpiの2値網掛けに変換、ここに最初の720dpiの線画を載せて印刷させています。
 こんな無茶ができるのも、この夏に導入した128M DIMM+MagnaRAM97のおかげです。これで現在190M仕様、論理上は250M前後。いつぞやアニ研連のパンフをやったときは24Mですからねぇ・・・。

 ほかには、浴衣の柄のヒマワリ!こんなもの、手描きでやったら泣いちゃいます。(←根性なし) このヒマワリがちゃんと浴衣のシワに合わせて歪んでいるのは、PicturePublisher8のイメージワープ機能のおかげです。
 しかし、こんな柄を貼ってしまうと上から着色できなくなってしまうので、レイヤーを重ねてこちらから明度をコントロールして明暗を表現しているのです。ああ、厄介な。

 今回は発注翌日仕上げという特急作業だったので安直に写真背景で逃げていますが、できればあとで背景は差し替えたいところです。

(Software:Micrografx PicturePublisher8)
(1998/8)


kei45.jpg

「Summer Vacation'98」

 やっとコミックマーケットが終わり山積していた懸案事項が一気に片付いたので、以前からストックしていたイラストを仕上げてみました。・・・ありゃ、Gallery5は全部正面ばっかり。
 このイラストはもう半年以上前に下絵ができていたのですが、麦藁帽子の解決方法が思い浮かばなかったためずっと保留になっていたものです。今回は前作の浴衣と毛髪の処理からヒントを得て、麦藁模様と凹凸を別レイヤーで制御することにより自然な質感を出せました。
 今回はビキニを古風なカッティングで仕上げてみたのですが、当時のデザインってハイレグのデザインよりずっとエッチだと思うのは私だけでしょうか。
 ちなみに、ポーズはさとう珠緒嬢の得意の決めポーズから頂いてます。(^^)格好いいんですけど、どこのグラビアでもあの腕というのは気にならなくもないですねー。

 ちょっと調子に乗って麦藁帽子のメイキングを載せてみました。よかったら見てやってね。

(Software:Micrografx PicturePublisher8)
(1998/8)


kei47.jpg

「2万人感謝!」

 96年初夏に稼動開始して以来、2年目半ばにしてついに当ページも2万アクセスを突破しました。地味なサイトですが、これからも皆様よろしくお願いします。

 さて、2万人達成予想日に合わせて1ヶ月ほど前からkei46を準備していたはずなのですが、2ヶ月近く原稿ホルダーに吊るして悩んだ割にはどうも硬さが抜けないもので渋々ボツを出し、この絵は下絵からほぼ1週間半ほどで仕上げてみました。
 今回はアプローチが何からなにまで異なっているのですが、最大の技術的ハイライトはやはり髪の毛です。前作の麦藁帽子をこしらえた後で私はPP8のオブジェクトの扱いについて悟りを開きまして、今回の娘は実のところ髪のために描いたようなものです。本当ならKei46が実験台になる予定だったのですが・・・。
 技術的ポイントは2つあり、一つはアルファチャンネルの新しい削り方、もう一つは前作の麦藁帽子と同じくレイヤーを利用した柄コントロールです。もっとも削り方もまた麦藁帽子からの応用です。わざわざαを妙な方法で削らなくてもPhotoshopなら楽勝じゃないかとか言われると非常につらいのですが・・・どこか違うところ、ないかなぁ・・・。
 ほかに輪郭を脱却した方法論の確立とか、瞳の一時的擬装とか、自分にとって新しいことは山ほどあるのですが、かなりくたびれたので次回はもう少し気楽なネタでいきたいものです。

 また、2万人を機に、2年間固定されていたデザインを改め、当ページの名称も安直に命名した「Kei's Homepage」から、「Kei's Media Image Lab.」に改称します。でも、次期デザイン案はまだまとまってなかったりします。ああ、どうしよう。

(Software:Micrografx PicturePublisher8)
(1998/11)


daigaku.jpg

 これは先日学園祭に遊びに行ってきたお茶の水女子大の徽音堂(きいんどう)。
 木造の校舎というのは絵になって美しいです。でも踏むと音がする廊下は、曲者になったみたいで怖いです。
 初冬の日射しというのは、最も美しい輝きがあるので真夏よりも好きな題材です。

(Minolta α-9000)
(1998/11)


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