[↑画廊目次へ]
(6) 1998/11~
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [Gift] [Incoming] [SecretZone]


kei48.jpg

「Midnight Runner」

 何故だろう、凝りまくったような気がするのに8時間もかかっていない・・・・。それなのにこれじゃなんだかCGみたいじゃありませんか、どうしましょう。
 今回は、表紙ページをリニューアルする予定でこの下絵を用意したのですが、ちょっと陰影をきつめに作ってみたら、そのまま本式の作品になってしまいました。
 難しかったのは、人物配置のバランス上どうしても空けなければならなくなった右端空間の処理です。実はここをどうしようかなーと考えているだけで8時間中2時間ほどを消費していたりして、あげくの果てに劇画新宿パターンに走ってしまいました。・・・カモノハシ
 右の空間は本当の本当にI have no ideaで、仕方ないから壁に看板をつるしてみようかと思ったら遠くの広告塔にも見えるので、そのまま大友チックなサーチライトを付けて背景をデッチ上げてしまったのでした。大体、看板にピントが合っていて路上にピンボケの光輪ができるなんて大嘘もいいとこです。(^^;  にもかかわらずそれらしく見えてしまうのは、雲のエフェクトでとりあえず空気に不規則性を出したことと、あとは壁のライティングがうまくできたから、ですね。
 うー、見ればみるほど右サイドが乖離している・・・でもアイデアは枯渇、ぷしゅう~。

(Software:Micrografx PicturePublisher8)
(1998/11)


kei53.jpg

「謹賀新年」

 今年は数年ぶりに年賀状というものをこしらえてみました。
 見ての通り、今回はKei44でちょっと不満な結果に終わった浴衣娘のリターンマッチです。でもまた最終段階に入ってから左手が大きすぎる事実が発覚・・・!一旦完成状態になっていたのですが、後悔したくないので根性で修正しました。ここだけで5時間ほど食っています。
 着物の柄は京都で仕入れてきた友禅千代紙で、例によって別のレイヤーから明度をコントロールして陰影をつけています。前回はここの合成に大チョンボがあったのですが、今回はもう完璧です。
 さて、大量に余ってしまった千代紙の束、どう使ったものやら。素材用にスキャンしたら、折り紙でも習いましょうか?

(Software:Micrografx PicturePublisher8)
(1999/01)


kei54.jpg

「秘密の想い」

 確か今月初頭ではバレンタイン特別仕様のリボン自縛娘を狙っていたはずなのですが、構想は迷走に迷走を重ねた末に、最終的に残ったものは「恋愛」というテーマだけになってしまいました。おまけにバレンタインは1週間以上昔になってしまったし。
 しかし、タイトルには「秘密の想い」なんてカッコつけてみたものの、実際には額同士をつき合わせても考えが伝わるわけでもなく、言葉を使ってもまだ伝えきれなかったり悪くすれば誤解を生んでしまったりするなど、人間というものは、意思伝達については実に不便な生き物であるようです。

 さて、ここ数枚は技術的に凝りに凝ったものばかり連続して作ってきましたが、今回は謎テクをおさらいでちょっと洗練させた以外には特に新しいことはやっていません。
 裸のねーちゃんというのはKei39"Marmaid"以来なのですが、Gallery6が成人向けにならないように気をつけるとかいう以前の問題として、すっぽんぽんにしてみても全然色気が発生しないというのはさすがに憂慮すべき事態であるように思えます。
 とはいえ、私のムネはこんなに立派じゃないし(←馬鹿)、もしこれが私の趣味の淡泊さ(本当か?)故のことだとしたら、これは今の自分ではどうしようもないことだとあきらめるしかないのです。

(Software:Micrografx PicturePublisher8)
(1999/02)


kei60.jpg

「Angel」

 ありゃ、前作とデザインがかぶってますね~。
 今度のアニメーション研究会連合の上映会で「天使」について何かやれとゆーお題が出ているのですが、それにちょっとインスピレーションを受けてこしらえてみました。「電算界に住まう天使と悪魔」とゆーネタを思いついて、処理テストに本作をこしらえてみたのですが、「電算界」とゆーのががどーもうまくできなくて、ただの天使になってしまいました。

 今回は早大アニメ研秘密兵器のPicturePublisher8用セミオート・アニメ塗りシステムを応用して、鉛筆下絵に赤鉛筆でカゲ指定を付け、スキャナのノイズや色境界線の後始末をオートマチックに処理させています。
 このシステムを使えば、動画を1枚あたり手作業3分・自動後処理3分前後で塗り上げることができますが、まだ実戦には一度しか使ったことがありません。
 実はこの手法は、普段のアナログお絵かきでもマスク境界の高速処理として応用しているものです。詳細は「PucturePublisher徹底解説」を見てください。

(Software:Micrografx PicturePublisher8)
(1999/05)


ohkuma.jpg

 この春はようやくサークルの新人勧誘から解放され、久しぶりに桜を美しいと感じることが出来るようになりました。
 そこで仕事の行き帰りの鞄に一眼レフをしのばせていたのですが、残業帰りの午後7時、とても不思議な空だったので呼吸を止めて1/8秒シャッターを切ってみたのでした。あれれ、本当にこんな空だったかなぁ・・・?

(Camera: MINOLTA α-9000)
(1999/4)


[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [Gift] [Incoming] [SecretZone]
[↑画廊目次へ]