第4日(4/26 火):スミソニアン航空宇宙博物館
	晴れ

	目が覚めてびっくりした。時計は12:50である。カーテンの隙間が
	チラチラと強烈に明るい。しまった、寝過ごした!
	疲れがピークに達していた上に、目覚しをセットし忘れていたのである。
	ウーだるい、と思いつつ、急いで出かける。
	歩いて地下鉄のFoggy Bottom GWU駅まで行き、fear cardというメトロカードを
	買って地下鉄に乗り込む。
	地下鉄の駅は清潔で安全なのだが、照明が薄暗いのでちょっと恐い感じ。

    Foggy Bottom           Franklin
        GWU  →         →   Park
        -●--------○---------○----+
        ↑                          |↓
      ◎                □          |
      宿            White House    ○ Metro Center
                                    |↓
                                   ○
                                    |↓
         □ ==========  □ ======  ○  ================== □US Capitol
      Lincoln       Washington      |Smithsonian  ■Air&Space Museum
      Memorial       Monument       |             ↑
                                    +-------------●----
                                      →     L'Enfant Plaza

	L'Enfant Plaza駅で下車し、地上に出る。
	道の向うに広々とした空間が見えたので歩いていく
	ここがモールと呼ばれる部分である。モールに沿って巨大な建物が
	ポツンポツンと建っている。
	スミソニアン航空宇宙博物館はどれだろう、と辺りを見回す。
	おかしいな、駅からすぐのはずなのにな、と思って元来た道を振り返ると、
	今までに何度も写真で見たことのある建物が。ただし、想像以上にでっかいし、
	外壁は薄いピンク色でとてもきれい。着いたのは午後2時前であった。
	駅からここまでは人通りが少なかったのに、中は結構な混雑である。
	でも、ガラス張りで明るく、吹抜けの空間が多いので、混んでいても
	全然圧迫感が無い。

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	スミソニアン航空宇宙博物館(NASM)
	入場料: 無料
	時間:   10:00-17:30
	・ラングレー・シアター(IMAX1番組につき $3.25)
	  Blue PlanetとThe Dream is Alive, To Fly, Living Planetの4番組を
          上映。
	・アインシュタイン・プラネタリウム ($3.25、無料の番組もある)
	・展示室
		1階に15室
			偵察機と観測衛星、太陽系の惑星、初期の飛行、ロケット等
		2階に15室
			宇宙飛行、試験飛行機、第二次大戦の飛行機、艦上飛行機等
	・大きな売店、小さな売店
	・カフェテリア, レストラン
	・他国語(日本語もある)のガイド・テープレコーダを有料で貸し出し
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	入口のホールには見たいものが集中している。
	まずホール中央にライト兄弟のフライヤー1号がぶら下がっている。
	想像以上に翼が長く、大きい感じ。これが始めての動力飛行機、
	その実物なのか、と感激する。

	同じく、ホール中央にアポロ11号指令船が置いてある。ヒューストンで
	アポロ指令船を見ているのだが、11号となるとまた別の感動がある。
	円錐系の底面は焦げて一部がボロボロと剥がれている。

	スピリット・オブ・セントルイスも吊してある。これは意外に小さい。
	これで大西洋を横断したとは信じられない。

	朝食がまだなので、カフェテリアの方にブラブラ歩いていくとミサイルが沢山
	立ててある。その中にV-2号もある。実用の液体ロケット第一号である。
	兵器なのだが、流線形で4枚の尾翼がついていて、どこかユーモラスな、
	いかにもロケットと言う形をしている。
	これはフォン・ブラウン博士のセンスなんだろうな、いいなぁ。

	見たいものが次々に目の前に現れて、その度にその周りをうろうろするので
	なかなかカフェテリアに到着しない。いい加減お腹が空いてフラフラして
	きたのでカフェテリアに入る。入口から100m程の距離を移動するのに
	1時間くらいかかって、ようやく朝飯である。
	朝食をとりながら、売店で買ったガイドブックを見て今日の予定を立てる。
	ラングレー・シアターとアインシュタイン・プラネタリウムはパスして、
	展示物だけ見てしまうことに決める。

	各展示室にはVTRを備えた所もあり、15分程度の番組を流しているのだが、
	面白がってみていると時間がいくらあっても足りない。
	大急ぎで展示室を見て回ったが、結局この日は、2部屋残ってしまった。

	閉館時間の直前に、ラングレーシアターのチケット売場に並んでみた。
	私はお金を払えばチケットをくれるのだと思っていたのだが、
	「何時からのどの番組にするの?」と聞いてくる。英語が聞き取れなかった上に、
	私の知らない上映番組名を聞いてくるので完全にパニックになってしまい、
	"No Thank you"と訳の分からないことを言ってチケット売場を後にした。

	閉館時間が近付くと、あちこちで「あと15分でーす」「あと5分でーす」と
	言って回る人がいる。航空宇宙博物館だけあって、カウントダウンしていく。
	17:30になると、ザワザワとお客は外に出ていく。

	外はまだ明るいし、非常に暑いので、そのまま帰る気になれず、ブラブラと
	ワシントン塔の方に向かって歩いていく。
	そのうちにホワイトハウスの前に来た。
	柵の前に来ると、何やら説明が流れ始めた。良く見ると柵の内側に点々と
	スピーカが配置されていて、その前に来ると説明が流れるようである。
	日本の首相官邸にもこんなサービスがあるのかなぁーと思いつつ、
	写真だけ撮ってその場を離れて宿に帰る。

	帰りにウォーターゲートの地下にあるスーパーマーケット(地球の歩き方に
	出ていた)で食糧を仕入れる。
	ここにはサラダバーがあって、いろいろな大きさのプラスチック容器が
	備えてあって、切った野菜を好きなだけ取れる仕組みになっている。
	お客はサラダを容器に入れてレジに持っていくと、バーコード読み取り機と
	計りが一緒になった機械を使って、計り売りしてくれる。

	野菜と並んで魚らしき固まりがあったので、鮭のオイル漬けだと
	思って取ったら、なんとゆでたカニであった。約15cm角のカニの固まりと
	野菜を取って好きなドレッシングをかけて、それで$3程度。
	日本で食べるセブンイレブンのサラダとは質も量も違う。
	スーパーを出て、隣にある中華のデリカテッセンに入り、seafood何とかと
	Dropped Egg Soupを注文する。奥の方で中華鍋でアツアツのを作ってくれて、
	それを宿に持って帰って食べる。seafood何とかは、ドカベんのような
	アルミホイルの容器にタップリとボリュームは2人前以上あった。
	スープの方は、卵の方がスープよりも多いくらいで、これまたタップリ。
	これにご飯とお菓子が付いている。お腹が苦しくなったが、味はGood。
  1. 全日程
  2. 第1日:私はアメリカに旅立つ
  3. 第2日:ジョンソン宇宙センター
  4. 第3日:ヒューストンからワシントンD.C.へ
  5. 第4日:スミソニアン航空宇宙博物館
  6. 第5日:ゴダード宇宙センターと再びスミソニアン
  7. 第6日:ワシントンDCからハンツビルへ
  8. 第7日:マーシャル宇宙飛行センターとアラバマ宇宙ロケットセンター
  9. 第8日:ハンツビルからデトロイトへ
  10. 第9日:ヘンリーフォード博物館とグリーンフィールドビレッジ
  11. 第10日:ディアボーンからデイトンへ
  12. 第11日:デイトンからオーランドへ
  13. 第12日:ケネディー宇宙センター
  14. 第13日:スペースキャンプとケネディー宇宙センター:ニューヨークへ
  15. 第14日:マンハッタン
  16. 第15日:ニューヨークから日本へ