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さてっ、『バーナム博物館』もあと1篇を残すのみ。ずいぶん回り道をしたのう。これが終わったらAlmondと古川日出男とどっちを先に読もう?1月は、購入本が1日1冊より少なかった。よし今後もこれ以下に抑えよう>一人じゃ淋しいから心当たりの方どうぞご一緒に〜。
Web上のあの人もこの人も、そういえばまたあの人もどうしているんでしょう。最近ご無沙汰の顔が多くなっている気がする。Webを通じて知り合った人って、結構最初から核心部分でつき合っているから、妙に心安かったりするのよね。中学時代の友達って、そう言うふうだったように思う。高校時代の友達はお互いに好き嫌い・選り好みがはっきりしてからの友達だけれども、中学の同級生なんて、その年代より後に出会ったとしたら絶対に友達でいられないようなタイプの子がいっぱいいたものね。
ゆうべ、次男が「ジャンヌ・ダルク」を見ているそばで「早く寝なさいよ」と言いながら転がっていたら、次に気が付いたのは次男がTVを消して布団をごそごそやっている時だった。一体何時だったんだろう(^^;;。ちらっと見た限りでは景色とかお城とか、すてきだった感じ。
昨日届いたハウフ『冷たい心臓』は、昨年秋福音館から出たもの。挿し絵が美しく、「隊商」、「アレッサンドリアの長老とその奴隷たち」、「シュペッサルトの森の宿屋」がひとつに収められているのでつい買ってしまった(福音館のサイト>挿し絵と紹介)。岩波少年文庫の『隊商』は今絶版らしい。そんなわけで、またも寄り道の最中。
お正月からこちら、次男の学童保育で百人一首をやっていたようだが、昨日はその決勝戦。残念ながら彼の班は準優勝だったとの事。彼は一年生ながら結構点を稼げたらしく、これまでも何度か、欠席した3年生のピンチヒッターに抜擢されたと嬉しそうに言っていた。初めは一つ二つを覚えるのがやっとだったようだが、そのうち、帰宅すると必ず新しい歌を覚えてくるようになっていた。先生がそれらしい調子で読んでくれ、決まり字なども積極的に教えてくれている様子。マジメに覚えた事のない親は押され気味、ていうか押されっぱなし(>綺麗な絵のある「小倉百人一首」のサイト)。
「ショコラ」をDVDで見たが、原作に比べると、主人公がヘンな人という感じがせず、なかなか説得力のあるものになっていたと感じた。美しいフランスの古い村、チョコレート店の店内やロマの舟のもやう川べり、小さな教会の中などの映像が美しい。共演のデップさまを私は以前からちまたの声のように「ハンサム」として捉えてはいなかったのだが、終わり近くで再び村に戻ってきたシーンでの彼を、「きれいっ!」と思ってしまったのであった。ジョニー・マイラヴ。美しい風景の中、リラックスした様子でギターを奏でるシーンなど、シャイな彼の魅力がよく引き出されていると感じた。彼は大作よりもこういう作品の方が彼らしい。力んだところの少しもない心に残る映画であったが、それもそのはず、ラッセ・ハルストレム監督作品なのであった。「サイダーハウス・ルール」も見/読みたいと思う。
ハウフ『冷たい心臓』読了。「アレッサンドリアの長老とその奴隷たち」は、「隊商」と似た味わいのアラビアンナイトふうの物語であるが、長老が訳あって年に一度奴隷を解放してやる際に対価として奴隷たちが語る話という体裁を取る。本の表題となる「冷たい心臓」は枠物語「シュペッサルトの森の宿屋」に収められ、盗賊にねらわれた森の中の宿屋で、警戒のため夜明かししている客たちがかわるがわる語る話のひとつである。オランダ人ミヒェル(すでにこれは人ではない)の言うがままに自分の心臓を動悸が打つこともない石の心臓と取り替えてしまった炭焼きペーターの話。森の宝番のガラスの小人が登場してわくわくさせる。昔話のモチーフが新たな語り手を得て、ひと味違ったスパイスで調味されて新しい命を得ている。枠物語がドイツを舞台としながらどこか異国風であることも、味わいがあった。「ショコラ」で主人公の彼女ヴィアンヌが好んで振る舞うチョコレートドリンクは、チョコレートにチリの風味を付けたちょっと変わったものだが、このハウフの作品も、奇異であってもすでにある意味読者が慣れ親しみながらもある期待を持って耳を傾ける、ドイツや中近東風の物語に、さらにいっぷう変わった風味をブレンドしたところに大きな魅力があるように感じた。ハウフのこれらの作品は、いずれも枠物語とその中で語られる物語とがそれこそお話のように見事に溶けあう結末になっているのが大きな魅力だ。世界がまだ見知らぬ驚異に満ち、語りの力が絶大であったころの、ひとつの才能の見事な結実だと思う。
昨晩はまた次男と「ミセス・ダウト」を見る。ロビン・ウィリアムズは本当にうまいなあ。
昨日より、David Almond "Secret Heart"を読み始めた。ちょっと英語から離れてしまったので、ここらで一冊。まだごく初めの方である。軽い吃音があって、目の色が左右違う少年Joeは母とふたりで暮らしている。彼は、しばしば現実から離脱して、雲雀の鳴き声にも我を忘れてしまうような子だ。町に来たサーカスの少女に、既視感を覚えるJoe。マッチョを気取るらしいJoffが、彼と友人Stannyを「タフにしてやる」と、森でのサバイバルごっこに彼らを誘う。Joffが母に気があるらしいとも感じてJoeは不安でたまらない。
ミーティングまたミーティングの日。あまりの嫌さに(*^_^*)胃がキビシク痛くなって、終わり頃からエスケープして30分ほど横になる。指先はしびれたようになるし、寒くなって震えが来そう。休憩室のベッドに倒れ込むが、上を向いても下を向いても痛くて、治まるのにしばらくかかった。終業後の英会話ではその余韻が逆に英語に対する敷居を低くしてくれたと見え、ブロークンであってもとにかくいつもより言葉が口から出てきた。しかしミーティングでは別にむずかしい議題ではなかったのに何で胃に応えたのか自分ながらわからない。
"Secret
Heart"の続き。サーカスの女の子Corinnaが、言葉をうまく操れないJoeに、彼女の軽業、空中ブランコを見せてくれる。お互いにどこかで会ったような気がするのはどうして?それは前世で一緒だったからよ。この世で出会ったというのは、一緒にする事があるからなのよ。サーカスのテントをなぶってゆく風。美しい文に知らず知らず引き込まれている自分に気付く。
そもそもどうしてアーモンドを英語で読み始めたのだっけ?…そうか"Death,
death, death, death,"が出てくる本"Kit's
Wilderness"を薦められたのがきっかけだった。1作目の邦訳『肩胛骨は翼のなごり』を読んだ時は、こんなに次々読みたくなるほど好きになるとは思わなかった。"Kit's
Wilderness"の邦訳『闇の底のシルキー』は買ってあったが読む気が起きず、どうせ読まないと思って先日人にあげちゃった。気に入ってくれると良いのだけれど。ははあ訳者の山田順子とは、ピアズ・アンソニイなんかを訳している人だったか。
そう言えば英語の先生はJoeせんせい from Brighton。
舞い込んだメイルに怪しくでっかい添付ファイルが…感染はしていませんがなぜかメイラーに不具合発生ちゅう(;.;) Outlook Express、なぜかファイルサイズが大きいメイルが来るとそれ以降サーバーから落ちてこないでつっかえちゃうのよね。なぜに〜。見限らない私が悪いんですけど、ちょっと今日のケースはくさっちゃうよなあ。なんとかを仇で返すみたいな気が。
ふたたびミーティングとミーティングの日。きょうは比較的短い小さなものだったので何とかクリア。しかし昼抜き、昨日の名残で不調の一日だ。私ってそんなに神経質だったのかしら(反語)。単なる寝不足の影響かもしれない。組織再編に伴い職場のサイトを改装予定。とりあえず必要最小限に止める予定だけれど、4月の改装に間に合うようにおえらいひとびとの原稿が集まるかどうか、大変に怪しいものだ。「基本的に」とか「原則として」とかをちりばめて予防線を張る。
波津彬子のファンサイト「波万波」より同人誌の総集編「日々是好日」と波頭濤子「日々平安」が届く。にこにこにこにこ
さあこれから"Secret Heart"の続き。
西の方から大量にハードカバーが送られてきた。全部分厚い重たい本だと言う事がすっかり意識から抜け落ちていた。荷物を目にした時といざ開けた瞬間とに、思わず「何じゃこりゃあ」と叫んでしまった。しまい場所が決まるまでどこに置いておいたら家族の皆さんの目に付かないだろうか(おろおろ)。
眠くて眠くて眠くて…。
昨晩もまた本を胸に「これで目を閉じたら寝るぞねるぞ」と分かっていながら一旦閉じた目を開ける事が出来ない。よほどたった頃、娘の「ママ寝てるから静かにっ…電気消して…」という抑えた声が聞こえたのを最後に、次に意識を取り戻したのは、目覚ましが鳴った時だった。寝ても寝ても寝ても、眠さが普段と異質。このところ寝ながら聞いている青春アドベンチャー「エドモンたちの島」が面白いぞ(今日最終回)。
この数日病気のように眠い。"Secret Heart"もなかなか進まない。学校の笑いものJoe、始終学校をエスケープしているJoeは、その夜抜け出して、心惹かれるサーカスのテントに向かう。サーカスが町に来た朝、かれはトラが彼の寝床までやってきたという、夢にしては生々しい体験をしたのだったが、このサーカスには猛獣はおらず、芸をする犬や豚がいるだけだ。町の高校生たちは「動物虐待をするサーカスはここから出て行け」と非難を浴びせている。今やサーカスは夢を与える力もその命も失おうとしているのだ。この晩CorinnaはJoeにトラの模様のボディペインティングを施し、かれをサーカスの年老いた盲目の女性Nantyのもとに導いてゆく。彼女は、白い膜の張った眸でJoeの心を見通し、「あんたは見かけよりずっと勇敢な子だ。あんたの内に、野生の生き物がいる…ヒバリも、トラも…」などと語り、箱の中から古いトラの骨のかけらを取り出して、彼に飲み込ませる。一晩戻らなかったJoeを見いだして取り乱した母は、一旦はJoeを引っ張って帰ろうとするが、ここにいたいと珍しく主張するJoeを、毅然として落ち着いたCorinnaに託してゆく。「私たちはね、あなたのような人が…ううん、あなたが必要なのよ」とCorinnaは言う。JoeはCorinnaのように空中ブランコから羽ばたく自分をイメージする。このタイプの少女は、Almondのどの作品にも出てくるのだなあ。彼のアーキタイプの女性なのだろう。どの子もそれぞれに魅力的だ。
未だにメイラー(OE)不調直らずBecky使用中。OSレベルのエラーメッセージなのよねえ…。
職場でCD-R(W)書き込みソフトB's ClipをWin98にインストールした同僚、どうしても正常に作動しないと悩む(全然メディアを認識しない)。98よお前もか?ていうか何かどこかに勘違いがあるんじゃないかしらお姉さま。
怠惰な一日を過ごす。ソルトレイク・オリンピックの開会式を一通り見る。火の精の衣装がいまいちだった。なぜに舟木がスピルバーグらと五輪旗を?聖火の最終ランナーは、まあ妥当な選択でしょう。実は私はスピードスケートの清水のファンである。納得の行く滑りをしてください(でも本人は金メダルじゃなくちゃ納得できないのかも)。
David Almond "Secret
Heart"読了。トラ、虎、ではなくてやっぱりtigerじゃなくちゃ語感としてだめなのよ〜。すじはもちろんあるのだけれど、とても微妙な心の景色が大きな役割を果たしているので、非常にまとめにくい。
Helmouthのはずれに住むJoe
Maloneyは幼い頃から人には見えない妖精たちが見え、人には聞こえないものが聞こえる。ほかの子たちからはちょっとはずれてしまっている子なのだ。彼の美点を、母は理解しようとしてきてはいるが、さすがにため息を抑えきれない。あなたは人とは違う、素晴らしいものを持っているのよ!小さい時からそうだったんだもの。でも…。さてCorinnaに勇気づけられ、かれは空中ブランコの台から、空中に身を躍らせる。おしまいの日を迎えつつあるサーカスの団長Hackenshumidt(史上最強のレスラー、何人でもかかってこい)や、幼い息子を事故でなくして以来少年と見るとその名で呼びかけ続けるCarusoらサーカスの面々は、彼の内なるtigerを感じ取り、見守っている。そしてついにtigerが闇の中からJoeとCorinnaの前に姿を現す。JoeとCorinna、そしてtigerは星月夜、森へと向かい、野獣を殺すと気取って森に入りその通りの事をして野営しているJoffとStannyを見いだす。Tigerばかりか森の不思議な生き物たちが姿を現し彼らを脅かすが、Joffはおびえるばかりでその姿を見る事が出来ない。森を荒らした彼らの後始末をし、朝まだき、新しく生まれ変わったかのような感慨を抱いて、Joeたちはサーカスのテントに戻る。サーカスの最終日とて、観客7人がかりに痛めつけられて横たわるHackenshumidt。人々はサーカスを蔑むが、怖れてもいるのだ。初めて一晩家を空けたJoeの様子を見に来た母が、サーカスのメンバーを家に誘う。「フリークスは行っちまえ!」「やーい、Maloney、まぬけのマロニー」と口々に叫ぶ少年らを無視して彼らはJoeの家に行き、庭でささやかな朝食を食べ、午後までずっと寝そべったり喋ったりしている。この町で出会うべく運命づけられていた彼らなのだ。もうサーカスは移動する。Joeは内なるtigerの存在を確かめ、新しい友達Corinnaを見いだした。これから、どうする?さて、これから…。夕暮れに沈んでゆくまちHelmouth。明日、また日が昇る。また、明日。
ほんとうにいつもこの人の作品は読後感がなんとも素晴らしく、透明な、それこそ朝露に洗われたかのような心持ちにさせる。並行してちびちび読んでいる短編集"Counting
Stars"は、Almondの少年時代を題材にしていると言う。長編のどの作品もそれぞれある程度似たような町が舞台になっているが、舞台背景に"Counting
Stars"との共通点が最も直接に感じられるのが、この"Secret
Heart"であるように思う。それは頻繁に星、夜空、夜の闇が出てくるせいでもあるだろう。ううAlmondさん新作書いてください。
いちおうメイラー復調しました。おおたさんご心配有り難うございました。でも今日もまたお馬鹿なせんせいが、実物大よりまだ大きいような顔写真を本文に貼り付けて送ってきたという…(嘆息)。それはともかくこれを機に本格的に何かに乗り換えよう。
娘と池袋徘徊。大学の入学式って、女の子たち何を着るんでしょう。リクルートスーツっぽいのを買う人が多いと言うんだけれど、なんてつまらないんだろう!それ以後当分着そうもないスーツにブラウスに靴にバッグにウン万円かけるのは、七五三じゃあるまいし、けっこう痛いし馬鹿らしい。着る機会があるならそれはそれでいいんですけどねウーン(私の黒いブレザースーツ殆ど新品に新しいブラウスでもいいんじゃない?はいサイズ的にはほぼ共有できます(*^_^*))。
やっぱり首から上が不調で早寝。
クラフト・エヴィング商會の新刊『じつは、わたくしこういうものです』発行案内と、あわせての展覧会の通知が舞い込む。平凡社のサイトでは品切れとなっているが新刊発売は2月14日との事。
週一回デイ・ケアに行くようになった母のために、パンツ(というかモンスラというか)を買う。そのケアセンター(民間)は接骨院が母体なので、リハビリや機能訓練が売り物なのだ。スラックスか何か持ってきてねと言われてはいたのだが、母は長年、普段ズボンの類を穿く事が全くなく、今も一本も持っていない。ヘルパーさんたちに言わせると、この年のおばあさんがスカートを穿いてくるとは全く予想していなかったそうだ。どの人もどの人も普段着にはジャージーとかモンスラのようなものを穿いているという。そう言われてみれば、病院でも大概の人がパンツ姿だと思い当たる。冷えないし転んでも怪我しにくいと思う。ただ足が弱ってきて片足立ちが難しくなった時は着脱に問題が出てくるかも、と言うことはそろそろうちは怪しいかも。ともかく今日買ったのは、膝から下にファスナーが付いていて容易に足をむき出しにする事が出来る「診察用」と称するもの(セール品1900円)。次回素直に穿いてくれるかしら?
キース・グレイ『ジェイミーが消えた庭』読んでいるところ。半分くらい。と言いつつ、連れ合いがニコニコ買ってきた「ジュラシック・パークIII」のDVDの特典メニュー・制作スタッフの音声解説を流しながらついつい見入ってしまう。オリンピックも見なくちゃいけないし。
月曜休みが多くなったのが喜ぶべきことなのかどうかよくわからん。週の真ん中にぽつんと休みがあるのって、思いがけないご褒美をもらったようで嬉しいのだが、それが減ってしまったのは確かにつまらない。
おとといは風花が舞うし、立春が過ぎたとは言え一時より寒いのだけれど、もう柳の枝が青みがかってきたし、あちこちにすっかり梅が咲いて、確かに春に向かい始めているのを感じる。ベランダでもこのところすっかり放置されているミントが新しい芽を出している。
昨夕『ジェイミーが消えた庭』を終えて、『アラビアの夜の種族』を読み始める。面白い!英語の題は"The Arabian Nightbreeds"。響きが綺麗。そうだ懸案の『アラビアン・ナイトメア』もこの際読んでしまおうか。
『アラビアの夜の種族』の続き。50゜Cのとちゅうまで。それにしてもミルハウザーからこっち、アラビアづいているぞ。夜のオリンピック特番を見ながら死にそうな眠気に負ける。清水、どうか腰をゆっくり直してください!男子フィギュアスケートは、やっぱり王子さま系のロシアがうまいよねえ!でも個人的には3位につけているアメリカの選手(ゲーブル)が好き。
娘が、やっと仮免を取った。あの暴走娘が路上に出るかと思うと、おそろしい。私が高速でハッと目を覚ますと、助手席にいる彼女は、「とうさん、この車ムカツク、早く抜いてよ!…やたー、抜いた、行け行け〜」とか何とか叫んでいるのが常なのだ。
うん確かに『八月の博物館』を想起しますね>『アラビアの夜の種族』。でもついでに「インディ・ジョーンズ」(蛇がいっぱいでてくるやつ)や「ハムナプトラ」(特に2のほう)も思い出したり。すみませんふと『日蝕』も思い出した。確かに大変に面白い。語りと書物。
職場に室内の工事が入り、丸一日居場所がないので、休みを取ってしまう。でも間が悪いことに、子どもたちが出かけた後に睡眠不足解消しようにもなぜか連れ合いが昼まで在宅(いちおう気が引ける)、娘と映画でも見ようと思ったら教習所の予約があるとかで時間が合わず、おまけに母の薬を取りに病院に行かなくてはならず、などなどなんだか無駄に年休を減らしてしまった気もする。
結局娘と落ち合うことは落ち合って、池袋東武(全館改装中)に新装開店したアフタヌーン・ティールームで昼食。娘が「本屋は嫌だー」というので、珍しく目的もなく東武とか西武とかフラフラ歩く。娘がトイレに行っているのを待っている時、たまたま近くのコーナーでコートのセールをしているのが目に付いた。以前から、黒のマントっぽいフード付きロングコートで気に入るのがあったら欲しいなァと漠然と思ってはいたのだが、買い物、特に服に関しては、捜しているときに限って見つからないと言う法則が働くのは周知の通り。でもきょうは一目見て呼ばれたので、早速試着、めでたく娘のお許しも出たので購入した。衝動買いと言えばそうだが予定と言えば予定(はい言い訳)。でもセール品とは言え、元が結構なお値段だったので、それなりに高かったよう。こんなの絶対定価なんかで買うものか(; ;) 所で私のコートは学生の頃からずーっと、殆どもれなくフード付き。東京ではまず実際にかぶることはないけれど、フード付きが好きなのだ。指輪物語とかナルニアなんかでも、みんなフードの付いたマント着てるじゃありませんか、襟元を小人族の手になる美しい細工物のブローチで止めたりして。アホみたいだがこの好みはその辺から来ているのは間違いない(なにせ大島弓子のマンガにあこがれて髪をソバージュにした人だし)。
夕方からバイトに行く娘と別れ、久しぶりにジュンク堂へ。のんびりさまよっていたら、帰りにうっかり夕方のラッシュ時刻にさしかかってしまい混雑に辟易する。土曜のような気がしていたが金曜日なのだった。皆さんお勤めご苦労様。
『中つ国歴史地図』これも結構なお値段だが…うっとり。こういうのは高くたって買っちゃうのだ(; ;)
bk1の指輪物語フェア。人物相関図の、ビルボ・ボロミア間の「複雑な感情」というのが何とも。
どうも最近、髪がうっとうしく感じられる上、静電気のせいかブラシの通りが悪く枝毛急増。考えてみたら11月の末に美容院に行ったきりだ。電話したら無事予約がとれたのでカット&トリートメントに行く。所が、トリートメントが終わった後、濡れた髪をタオルで巻いたまま、ずーーっと待ちぼうけ。寒いよー、冷たいよー。冷え切って頭が痛くなっちゃったよー。濡れ髪のまま放置されるのは最悪だ。お姉さん待たせるなら無理な予約入れないで欲しい。そのせいか帰宅しても何だか体が温まらず、いっぱい着込む。今さら風邪は引きたくないぞよ。でも3月って以外に危ないのよね。
美容院に『魔術探偵スラクサス』持っていって読み始めたのだけれど、昨夜の寝不足のため30ページほどで沈没。ずっと寝ていました(本のせいではありません)。
Photoshop Elementのお勉強。これは昨年Win版GoLiveを買ったときセットでくっついてきた、Photoshopのデジカメ用お手軽版(Mac/Winハイブリッド)だ。ロゴなどWeb用の画像作成にも有用。Photoshopほどには複雑でないわりに結構いろんなことが出来て、Photoshopのデータも読めるから、単体の定価9800円はなかなかお買い得なのではないでしょうか(Photoshopは10万円近い)。と言う割にちっとも有効利用していないけど(^^ゞ
ふたたびだらだらモードの休日。近所の路地に面したごく小さいけれどしゃれた家に、ミモザの木がある。久しぶりに通りがかったら、もうつぼみがふくらんでいて木全体が淡い黄色と緑になっていた。かすかな雨に心なしかうなだれている。私が昔住んでいた家にもミモザの木があった。ミモザはあっという間に大きくなるが幹がやわなので、紐で家にくくりつけてあった。風が吹くたびミモザが揺れて、ぎいぎいと音を立てていたのを思い出す。春先に咲く花はミモザのように黄色い花が多く、いかにも春が形をとって咲き出たかのよう。
本読みお休みモード。といいつつ夜中に『アラビアの夜の種族』を開いたら最後なかなか閉じることが出来ず、あすが月曜日であることを思い出し半ば恨めしい思いでいやいや閉じる。
暖かな日だが、どうも体が温まらない。いわゆる冷え性のように手足が冷たいのではなくて、体の芯が暖まらない感じ。インスタントのタピオカ入りココナツミルクとか、ココアとか飲んでしまいカロリーオーバーだ。と思っているうち腹痛がぁ。こりゃ間違いなく感冒性腹痛です。早寝。
なんか本がいっぱい届く。Easy Seekにミルハウザーを登録したら古書店から連絡が来たのだが、ついそこであれこれ見つけてしまい、年頭の決意もむなしく目的物以外にもハイご注文してしまったもの。ばちが当たって体調不良の日に届いたらしい。
うう自分でゲット↓
フィギュアスケート女子ショートプログラム。やっぱりミシェル・クワンは素敵!文句なしに感動しちゃう。あのスパイラル、あの笑顔…ただうっとり〜。ついあちこちファンサイトを捜しちゃったり。そういえばタラ・リピンスキーはプロに転向しちゃったのね?
とうとう次男が本格的な風邪引きになり、この冬初めて医者にかかる。幸いにインフルエンザではない模様だが、咳が出て気の毒だ。自分から「○○さん(かかりつけの医者)に行きたい〜」と言い出す。いつも優しい先生の対応に安心するらしい。今年もインフルエンザの予防接種は効いているらしく、普通の風邪の患者が殆どだとの話。ただ次男の学年3クラスのうちほかの二クラスは三十数名中それぞれ十二、三人欠席とのことなのでちょっと心配だ。彼のクラスの欠席は三人のみ。母はまだ腹痛です。
医者の玄関先にあるこぶしの木が、大きなつぼみをたくさん付けている。咲いたときは見事なのだが、出来れば見ないで済むといいな、と複雑。
昼休み皆で連れだってネパールカレー屋に。4種類のカレー・ナン・チャイ・サラダ・つけ合わせなど食べ放題850円おいしい。狭い階段を2階へ上がりドアの向こうをのぞくと並んでいる客がいる様子なので「振られたー」と言いながらまた下へ降り、外で「どこへ行こう」と悩んでいると「すぐ空きますよ〜」という声が降ってきた。見回すと2階の小窓からカレー屋のお姉さんが「すぐ空きますからどうぞー」とニコニコしている。数年前に開店したときはこの店いつまで持つかと言い合っていたが、すっかり固定客が出来て繁盛している様子だ。一所懸命なこのお姉さんの働きが大きいよねえ。うっぷ、お腹いっぱい。
午後中どころか6時半すぎまで月例所内報告会の聴講&講演会の打ち合わせ。しにそう。
あのさー今年度の仕事の報告会に去年の仕事の話ばかりしないでよね>最初の4人。みんな知らないと思ってるんだかホントにもう。使う薬物をとっかえひっかえさえすれば同じ実験ばかりしてていいってものじゃないでしょ。所長「新しい薬物を捜しているのではないのですね、既存のものばかりなんですね」
次の演者、おたくの隣の研究室じゃそれより進んだ調査研究が既に行われているのに、何で今さらそんなこと始めるんでしょう。何、昨年の夏の調査結果?隣の研究室ではその頃とっくに実地のプロジェクトが始まっていたわい。質問も出ません。
そのまた次の人、アメリカでA病を予防すれば一見無関係なB病も減らすことが出来るという画期的な報告があったので日本ではどうかと調べてみたが、A病とB病に関係があるという結果は得られなかった。もう一年かけて、B病を減らすため、A病を予防するマニュアルを開発する予定です。聞いていた所長ついに「ご自分自身の調査結果をきちんと見ないで、アメリカでそうだからといって一年かけて日本向けA病予防マニュアルを作ったとしても、それがB病予防に何の意味があるのか?」と言うが、ご当人どこがいけないのかまるで気付かず。所長ご苦労さま〜。
4月の一般向け講演会担当の先生、基礎知識のない一般人相手にいきなり実験結果をいくつも並べたてったって、そりゃ聞いている方はお話の筋も何もつかめないっす。と言うことを出席者がかわるがわる進言するんだけど、細かいところをいっそう詳しく説明してくださるだけで「確かに一般の人は分からないでしょうねえ」で終わる。所長次のご用があって退席できてよかったね。せんせい解説はいいからストーリーを作ってください、ストーリーを(; ;)
まあ人のことはいくらでも何とでも言えるということ。くたびれて本読めず。
みごとに2の字が並んだ日。猫の日。昨日に続き今日も帰りが遅くなり、ご飯を作る気力がナイ。と思いながら家にたどり着いてみたら、お残りや冷凍食品でちぐはぐとは言え、長男がすっかり食事を用意していてくれていた。母は有り難かったよう〜。感謝!
夜フィギュアスケートを見ていたが、眼精疲労か肩こりか、頭がくらくらして起きていられず、途中でちらっと起きたらまた頭痛が始まってしまった。ううだめ。
フィギュアスケートはやっぱりクワンが好きなのだけれど、たしかに新しい人たちがあれだけうまいと、いつまでも同じようなことでは、という感じは否めない。一位のサラ・ヒューズより、サーシャ・コーエンが断然好きだな。
なんで皆がお休みの日に限ってきみは登校日なんだ>娘。朝起きても頭痛と気持ち悪さが続くので、服薬。30分もしないうちにすうっと頭痛が退き、人心地がついた。もしかして眼鏡が合わないせいか。3Dの本って、目の筋肉の運動になるのだろうか。以前はやった頃、連れ合いが興味を示して何冊か買い込んでいたから、引っ張り出してやってみようかな。
ShurikenProに乗り換え予定。他のメイラーからのデータインポートツールがついているとか、画面デザインがカスタマイズできるなど、余計な機能も多いけれど、エディタが起動できる点がいいかも。
だめです本読みお休みモードです。ちらちら読んでみるのだが、どうも目の奥の方が受け付けない。そろそろ禁断症状。
荒俣宏訳『ロード・オブ・ザ・リング 『指輪物語』完全読本』(文庫、ハードカバー同時発売)は、リン・カーターの未訳の本があったのか?と、一応出版の日付を見たらつい最近だったので、文庫の方を買った。が後でもう一度見たら、晶文社『トールキンの世界』の改題・改訳版だという記述を見つけがっかり。持ってるよー。
娘といやいやお買い物(ほれ入学式のスーツ)。クラフト・エヴィング商會の展覧会『じつは、わたくしこういうものです』@紀伊国屋画廊に同行願う。鼻で笑うかと思ったら、真面目な顔をして「…面白いね!」と見入っていた。果実勘定士がよかったとのご感想だ。渋谷ロゴスでのムットーニの展覧会も行きたかったが、体力負け(; ;)
『春になったら莓を摘みに』の最初の章を読む。また文藝春秋PR誌『本の話』連載の池上永一『夏化粧』もいよいよ本領発揮。最新号は第7話である(web版はやや遅れて更新される模様)。
通勤にうちの前の公園の中を通り抜けてゆくのだが、先週末、あれっ、と思った。見慣れない切り株がある。…ひ、ひどい!芽吹いてきたばかりの柳の木が切られていたのだ。切らなければならないどんな理由があったというのだろう!無闇に木を切るやつは、呪ってやる〜@アーダム。
『アラビアの夜の種族』やっと読了。体調の悪いときに読むのではなかった。書物と語り、めくるめく魔術、砂漠、森、蛇、竜、剣。万華鏡のような語りが、語り終えられる。結末は意外だったが、それよりも、舞台である迷宮のごとく果てのない語りに絡め取られていた時間こそが、何にも代え難い。ハイペリオン4部作にどっぷりつかっていた時間と似た体験とも言える。語り終えて欲しくなかったのだ、ズールムッド。
その辺に転がしてある『ロード・オブ・ザ・リング 『指輪物語』完全読本』を手に取るとつい読みふけってしまう。「ゴクリ(映画ではゴラム)」などと書いてある所が、改訂された部分だろう。
職場のサイトリニューアルに伴い、業者に発注するための仕様書の素案作りなど。ふと思い立って主要ページのHTMLを見てみたら…あらららら、素人の私が見ても明らかすぎるほどの間違いがどっちゃり(たとえば、段落の最後に<P>だけが必ず置いてあるって何?)。商売にしてはこれはひどいわ。「出来るだけ正しいHTMLを書くこと」なんていう注文をつけなくてはならないとわ。つい意地悪心でAnother HTML-lint gatewayでチェックしたらそれはひどい点だった。だってマイナス200点以上なんだもの。
昨日の切り株の話つづき。今朝見ると、公園の柵沿いに、切られた柳の幹がいくつかに切断されて積んであった。見ると幹の中程とおぼしき辺りにかなり大きな空洞が。そうなのか、一見元気そうだったが、こういう不具合を抱えていたのか。多分安全を優先して切ったのだろう。それでも木が切られるのはつらい。この何年か、少しずつこの公園の木は減ってきている。しかるべき理由で切るのは仕方ない、でもすこし補充するということは考えないのだろうか>公園緑地課。
『春になったら莓を摘みに』は軽めのエッセイかと思って読み始めたのだが、大間違い。相当に重い、梨木香歩の真摯な思いが伝わってくる内容で、決して英国、カナダ、アメリカでの恩師ウェスト夫人をめぐるささやかなエッセイとしてするっと読んでおしまいにすることは出来ない。途中で思わず居住まいを正して向き合う。自身が神学を専攻したという点について、これまで余り直接に触れたものはなかったと思うが、そういうバックグラウンドを持った人間としての抑制された心情吐露も非常に興味深い。『飛ぶ教室』などの雑誌に発表した短編をまとめたものや、西の魔女の続編に当たるもの、さらに懸案の長編などをどうか早い時期に出版して欲しいという思いが募る。あっ、この本のカバー写真は、星野道夫です。
久しぶりにえいご。Barry Hughart "Bridge of Birds"読み始め。うえーん今まで放っておいた罰が当たった。間もなく邦訳がでちゃうことになった。何とかそれまでに終わりたい(なかば意地)。でも難しい(; ;)。でも、面白い!題名は七夕に天の川にかかる鳥の橋を思い出させるが…?
職場の同僚が「休みにだいぶ本を売っぱらっちゃった…置く場所ないもん、しかたないよ」とやや意気消沈気味。「スターウォーズ小説のハードカバーを全部と、SFの文庫このくらい(と手で示して)と、あとサンリオ」「ええ〜っ、サンリオ、言ってくれれば引き取ったのに!で、何を?」「オールディスと、レム」「レムっ?」「うん、何だっけ、ほら、『枯草熱』」…あーあ、欲しい人がいただろうに、残念でした。
そろそろ金星が夕方の空に帰ってきて、4月にはこんな眺めが見られるそうだ。
"Bridge of Birds"の一日のノルマを決めるが、2日目にして既に消化しきれず。昼休みくらい読ませてお願い(; ;)
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