ニムの木かげの家日時計 2002. 3月

 
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2002.0301(金)〜0303(日)

 沈丁花をはじめとして花の匂いがいっぱい。すみませんちょっと慢性寝不足ダウン中。とりあえずメモモード。

 今日(3日)MOE4月号ロード・オブ・ザ・リング(複数にしたい〜)特集で渇きを癒す。ぜえったい今週中に見に行くからねっ!

 上記MOEには、イバラード特集も掲載されているので是非ご覧あれ。

 あすは娘の卒業式に出席予定。早かった3年間。

2002.0304(月)

 娘の卒業式に連れあいと出席。ある来賓が「松下村塾」を「まつしたそんじゅく」と読むとかいろいろ(^◇^;) 

 終わったら一緒に昼食を、と思っていたのだが、教室に戻ったきり、寄せ書きだ、配りものだ、写真だ、なんだ、かんだとまだまだいつまでも終わりそうもないようなのでまたの機会にして、せっかく休みを取ったので急遽「ロード・オブ・ザ・リング」を見に行った!(>大したことないけど感想・ねたばれあり)。

 隣に座った二人連れ、家でビデオ見てるんじゃないんだからさー、いちいちいちいち感想だの解説だの、でかい声で言わないで欲しい。モリアでの手に汗握る部分が終わりかけたところで面白そうに「あーあ、おっこっちゃったァ」とか。ボロミアが死ぬところでも「あー、死んじゃった」とか言うんじゃないかと思ってしまった。よしーっ、また見に行くぞー!

2002.0305(火)

 えいごのせんせいに「きのう"The Lord of the Rings"見に行きました〜」と言って、ちらりとプログラムを見せたら、いきなり「おっ、見せて見せて!どうだった!?」と熱心に見始めた。「ビルボ!ガンダルフ!ストライダー!これは?あー、エルロンド…。リベンデルに…モリア!」聞けば、彼は以前から指輪の大ファンで、何回も読み返しているのだという。「ぐれえと・ぶっく!I love it ! ホビットは読んだ?」「もっちろん!」「今度の日曜に行きたいけど…昨日は混んでいた?」「満員だった」「月曜なのに?」「月曜でも混んでた」「日曜は混むなあ…日曜しか行けないし…でも行く!」ここにも指輪の友あり\(^O^)/

 でもって私はゆうべ、しっかり指輪を夢に見てしまったのであった。

 昼前から一日、会議・会議・会議。辛うじてお茶の時間1時間だけ空いて、なんだかとっても美味なケーキの差し入れを頂く。これを下さった先生は、いつも素晴らしく美味なお菓子を持ってきてくださる。ああ、げに持つべきものは舌の肥えた知り合い。

2002.0306(水)
購入本
たかどのほうこ/『ぼんぞうののぞきだま』/ポプラ社
ローズマリー・サトクリフ/『辺境のオオカミ』/岩波書店

 『ぼんぞうののぞきだま』、過日講演会で高楼方子さんが出版間近のこの本をみずから読んでくださったのだ。次男に読んでやったが、もうすっかり声色は高楼節になりきり。「たすけてくれよう」なんていうところでは心の中で泣き笑いだ。「ぼんぞうは、ほんとうはこそどろでした」で始まるこのなんとも素敵な本だが、次男の「こそどろってなに?」にはちょっとずっこける。「こそどろってねえ…こそっと泥棒することよ」とは言ってみたものの、やっぱりふつう泥棒は、あんまりおおっぴらには泥棒しないよねえ。

 大幅に遅れに遅れているBarry Hughart "Bridge of Birds"、うえーん今までで一番わかんないよう。でもなんだかとっても面白いのは確か。鍵を握るginkyoはそのとおり銀杏なんだけど、その学名がginkgoなのは肉筆で書かれたyをgと間違えたのがもとだとかいうことを遠い昔に習った。

2002.0307(木)

 当初の予定通り、娘と「ロード・オブ・ザ・リング」を見に行く。おほほほほ、私は月曜に続いて2回目よん。朝いちで某ワーナーマイカルへ行き、昼過ぎの回(これが平日の初回)の指定券(全席指定)を取り、それまでの間お買い物とかお茶とか。夕方からの回は次男が学童保育から帰ってくるので日中の回しか見に行けないのだ。平日の日中でしかも各駅停車しか泊まらない駅にある映画館なので相当空いているかと思ったら、始まる頃には8〜9割の入りになった。

 娘には先日、ビルボが指輪を手に入れたいきさつや、「旅の仲間」のあらすじを語っておいた。そのせいか大体ついて行けたようだったが、もし何も予備知識がなかったらさっぱり事情が分からないんじゃないかというご意見であった。人物の名前もどれがどれやらよく分からないみたいだし、地理もつかみにくいらしい。ちょうどいま原作は知人に貸してあるため、早く返してもらってと言われた。「映画と原作どっちって言われたら、両方だよね!原作読むのなんか面倒なんて言う人はもう全然読まなくていいよ、さよなら」とかなんとかいうご意見で、つまり大層気に入った模様。レゴラスとアラゴルンがかっこよすぎ!と連発、アルウェンは出番が少ないと言う(あとでまた出てくるからご心配なくと言っておいた)。オークだの黒の乗り手たちだの、つまり闇の力の面々が怖すぎだそうだ。サムがフロドをご主人様扱いするのはなぜかと言っていた。主従関係でしかも友人でもあり得るとは理解しにくいのかな?(感想に追記

 月曜に見に行ったとき、隣の二人連れのおしゃべりにうんざりしたので今日こそは、と思ったら、始まる直前になって子連れのママさんたちが後ろの席に陣取ったので、あちゃー。結果さいあくっ!!だってね、その子はホンの2歳くらいなのだ。「ママ」「かいじゅー?」「いこう」程度の言葉をやっと言えるくらい。3時間の長丁場、むずかったのはほんのちょっとだけだったのは大変に偉かったのだが、さすがに終始「あー」だの「うー」だの言いっぱなし。シンとした部分で「ふあ〜」と間抜けな声が入るので興ざめなことこの上ない!お母さん方よ、あんた方には社会性ってものはないのか。子供だって途中怖がるし退屈しちゃうし、よく3時間我慢したよ、きみは偉いがお母さんはダメダメだね。子供は友達同士預けっこするとか、なにか手だてを考えなさい。ほんとにもう。しょうがないなあ、また見に行こう(#^.^#)

2002.0308(金)

 「ロード・オブ・ザ・リング」の英語のセリフは、割に聞き取りやすいように感じた。英語をちゃんと聞き取れない私などは、字幕版の映画では、字幕に100%頼るとまでは言わないまでも、字幕を視野に入れて大意を取りつつ、細かいニュアンスを英語から聞き取ろうとしている(そりゃあ英語以外の外国語なら100%字幕頼み)。今回は、気がつくと字幕に頼らないでいる割合が多かったように思う。

 しかし2ちゃん方面ではこの字幕の評判がすこぶるよろしくない。私は戸田奈津子の字幕は、誤訳と言うよりも確信犯的に意訳しているのかと好意的に見ていたのだが、どうもそうではないような気がしてきた(でも2ちゃんで話題になっている、ボロミアが死ぬあたりや、フロドが去る前にアラゴルンと語る部分などは、幸か不幸か字幕はあまり見ていなかったらしい。「captain」を「隊長」としてあったのはおいおい、と思ったが)。たくさんLOTR関係のスレッドが立っていて面白いぞよ。確かに原作で彼らがどういう背景を持ちどういう確執があるかをある程度飲み込んでいればこれらの「誤訳」も自動的に修正して咀嚼できるが、全く下地がない観客にとってはむしろ害悪に近いものがあるかも知れない。逆に吹き替え版は非常に評判がいいようだ。日本語吹き替えということはつまり、トールキンが彼らに語らせた言葉(に近いもの)を聞けないということである。それでもあの字幕を読ませられるよりは遙かにいいと言う意見が少なからず出ていると言うことは、字幕の出来が相当憂うべきものだということかも知れない。どのみち次男用に一度吹き替え版を見に行かねばならないので、その評判を確かめることができるだろう。ありがとうよ次男(その次男、けさから38度の熱)。それから長男とも一緒に見に行かなくちゃならないし、5人家族なので最低4回は見なくちゃいけない、ああ大変\(^O^)/<喜んでいるらしい

 それにしても、「ロード・オブ・ザ・リング」のあちこちでふと感じるのは、スターウォーズとの類似性である。SW3部作を最初に見たときに、モリアの入り口の池の怪物や、ガンダルフが奈落に落ちるシーンなどを思い出したものであるが、SWがrings原作から影響されたかもしれない点をまた「ロード・オブ・ザ・リング」が引用しているようにも見え、こだまのように影響しあっているのを感じる。

2002.0309(土)

  昨夜からずっと、風邪引き次男が吐き気で寝られず大騒ぎ、昼過ぎにようやく吐き気止めが効き目を現すまで大変だった。熱は早いうちに治まったので、まあ普通の風邪でしょう。夕ご飯はおかゆ少々とお味噌汁、おかずも少々食べられて、現在「フラバー」を見ているところ。日中たくさん寝たので眠くないらしい。親は二人とも眠すぎだーい。

 次回に「ロード・オブ・ザ・リング」を見るときに気をつけること:レゴラスの弓の違い(ロスロリエンの前と後)、アラゴルンの剣。

 日中、2ちゃんねる「ロード・オブ・ザ・リング」関連スレ(どっさり!)だの、それ以外の関連サイトなどをひたすらさまよい歩く。>関連サイト

2002.0310(日)

  風邪引き次男も今日は退屈そうにごろごろ、元気が有り余って来はじめた。まあ明日は大丈夫でしょうと家族一安心。すっかり夜になって「なんか飲みたい」「お水飲みたい」とやたらに言う。「えー、また飲むの?」「…うん。あつい」との返事に、んんっと思い体に触ると、暑いんじゃなくて、熱い。ああ〜、ぶり返したか〜、がっくり。

 15日に小学校で読み聞かせの予定。今度はたかどのほうこ『ぼんぞうののぞきだま』にしようと思い、次男の同級生のお母さんたちに意見を聞き、「おもしろい〜」と賛成を頂く。

2002.0311(月)

  祈りもむなしく次男は朝から38度。私は今日締め切りの仕事があって休めず。上の子たちが学校が休みに入り在宅、連れ合いも午前中は在宅(確定申告の追い込みとか年度末進行とか)のため、かわるがわる次男を見ていてくれて助かる。夕方医者に滑り込めるタイムリミットのころは打ち合わせ中でこちらからは連絡できなかったが、家からは連絡がなかったので安心して帰宅。すると長男が事もなげに「4時半頃はかったら、38.8度あったよ」うー、その時に電話してくれれば何がなんでも医者に連れて行ってもらうべく指示できたのに、明日はもっと時間がないのよ〜、そうだっ、長男あなたは昨晩修学旅行から風邪を引いて帰って来て、ひどいかすれ声だ、明日弟と二人で医者に行ってきなさい!だめか?お願い……働く母はこうやって綱渡りなのだよ。それにしても連れ合いキミは自分が医者に連れてゆくことはどうしても考慮の対象外なのか?

 どうも本を読む気にならない。手近にある本を開いてみてもまったく集中できない。あれか?これか?といろいろ頭に浮かべてみるが、どれもバッテンだ。なぜだろう…?と自分によっく訊いてみてわかった。指輪にはまっているのだ。出来ることなら一日一回、映画が見たい!原作を人に貸していてまだ戻ってこないのだが、そうだ、それが読みたいのだ!そうわかると、また指輪関連サイト巡りがしたくなってきて…。また今日も何も読めず。

2002.0312(火)

  ありがとうよ長男、弟と医者に行ってくれて。次男はインフルエンザではないようだという見立て。それにしても長びく風邪だ。次男は昨晩早くからぐっすり寝ていたのでその間にあちこち指輪関連サイトをさんざん見て、さあ寝ようと思った2時頃から、「お腹が痛い」とお目覚め。もうろうとしつつお腹をなでてやっていたら3時の時報が聞こえ…うう、昼休みは机に突っ伏して討ち死に。

2002.0313(水)
購入本
ブライアン・シブレイ/『ロード・オブ・ザ・リング公式ガイドブック』/角川書店
ジュード・フィッシャー/『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』/ 〃

 やっぱり買ってしまった↑

 ゆうべ次男の布団をかいこんでやって「おやすみ」と言ったところまでは覚えているが、次は朝だった。次男は5日ぶりに社会復帰したがまだ本調子ではない模様。でも親子そろって「フォレストガンプ」を見てしまった。昨日の寝不足が尾を引いて時間感覚がずれてしまい、気付いたら11時を過ぎている。病み上がりなのに、だめじゃん。

 2ちゃんの指輪関連サイト巡りにくわえ、Web関連板などにずぶずぶ足を踏み入れる。指輪関連板で笑ったのは、映画板のどれかの

514 :名無シネマさん :02/03/13 17:41 ID:PMq89rCB
ロード・オブ・ザ・リング じじいとゆかいな仲間たち。
まさにこんな内容。
515 :  :02/03/13 17:47 ID:e+nK58oV
むしろ
ゆかいなじじいと仲間たち

 どこかで聞いたようなネタだが、オルサンクでのあのじじい対決とグルグル回りを見た後ではあまりにも「ゆかいなじじい」がピッタリで(爆)

2002.0314(木)

  次男、学童保育から帰って、また頭が痛いと討ち死に。夜になって、頭痛がひどくなったらしく、大泣きになく。鼻が詰まっているので泣くと苦しさが増すのだがどうにも止められない。冷やしてやってもさすってやっても薬を飲ませても、おさまるまではそれ以上どうしようもなく、無力感を抱く。あまりに泣くので、以前友人の子供が髄膜炎になったときにものすごく痛がって苦しんだというのを思い出し、首筋をさわってまさか髄膜炎じゃないよなあと心配してみたりする。

 その割にはのんきな母親、相変わらず病気>ロード・オブ・ザ・リング

2002.0315(金)

  私が指輪病にかかってしまったため読むのをお休みしてしまっている間に、もしやBarry Hughart "Bridge of Birds"は邦訳が出ちゃったみたい?>okkoさん。うううう〜、どうすべきか激しく悩む。そう言えば先日、話の鍵を握るのはginkyoと書いたが、どうも話がヘンだヘンだと思ってもう一度本をよく見てみたら、ginsengだった。ginsengは銀杏じゃなくて、人参だよ。なんで銀杏の根っこなのか?銀杏の根っこにそんなにすごい薬効があったっけ?と首をひねりながら読んでいたのだが、どうもわけが分からないはずだ、銀杏ではなくて人参だよ〜。思いこみとは恐ろしい、というかはずかしい。

 昨日は連れ合いも熱が出たが、半日で熱は下がった模様。あとはハナとか。そのためイビキがすごく、私はとうとう夜中に枕と掛け布団を抱えてソファに避難した。おかげで日中は頭痛がするほど眠い。幽鬼状態。

2002.0316(土)

  小一の次男のクラスの非公式保護者会。なんてったって学校側の都合でこの1年間に3人も担任が替わったのだもの。あれこれ問題が出てくるのは当たり前と言えば当たり前。学校側が(校長が)、(具体的な個人個人としての子供を念頭に置いた上での)子供のことを第一に考えてなんかいない、ということがよ〜くわかった一年であった。こと学校に関しては、人間性善説は採らない方がお利口らしい。

  娘はホビットの、巨人が喧嘩してるところにいるだそうだ。私の今月の読書はどうなってるんでしょう…まあ脳内読書状態みたいなものだからよしとしよう。

 と言ってる間に、桜は既に開花してしまったのであった。

2002.0317(日)
購入本
バリー・ヒューガート/『鳥姫伝』/ハヤカワ文庫FT
ルーディ・ラッカー/『フリーウェア』/ハヤカワ文庫SF
リチャード・マシスン/『ある日どこかで』/創元推理文庫
ダグラス・アダムズ/『銀河ヒッチハイク・ガイド』/新潮文庫

 原書に行き悩み、同時にLotR病に罹患して読書自体に手が着かない状態になっているいるうち、Barry Hughart "Bridge of Birds"の邦訳『鳥姫伝』が出てしまった。どうも、ちゃんと読めているのかどうかよく分からないまま、病でストップしてしまっているので、ええい、この際あばんだん!邦訳を読み始めてしまった。いえその、不確かな部分を確かめて、と読んだあたりまで目を通して…とんでもない、面白すぎ!読んだら最後、やめられない。久々の大ヒットでした!

 邦訳も原作をよく移した独特なテンポなので、必ずしも読みやすいとは言えないかも知れないが、登場人物や場所が漢字で表記されているぶん中国っぽさ満載。主人公の名前「Number Ten Ox」よりやっぱり「十牛」のほうがはまる。もともと結構どんどん描写を端折って進んでゆくので、今何が起きたか、つかみにくいかも知れない。また英語で読み直したい気がする。英語だと、ネタが割れるのが早くないのかな?邦訳だとその部分がかなり隠蔽されるでしょ?>そのスジの方(^^)V

 主人公とシンドバッドのオンブ老人さながらの師匠、情けない税金取り立ての男、これでもかのびっくり仰天に次ぐ大びっくり、最後は『喜びの箱』のラストを彷彿とさせるような(それに輪をかけた)一大パノラマ。これは必読だっ!

2002.0318(月)

  思い悩んだがどうしても春休みに突入して子どもたちで混む前に、と、午前中休んでLotR吹き替え版を見に行く。映画を見に行くためにこんなに休みを取ったのは初めてだー。いいのだろうか、もちろんいいのだ。職場に戻ると案の定あれこれあったけど休んだせいじゃないし。マイカル板橋には9時半の開場直前に着いてしまい、10分ほど待っていたのだが、なんだかとってもオタクになった気分がした。10時25分の開始時刻になったら6割くらいの入りだったろうか(定員150人くらい)。今回こそは、周りの雑音もなくすっかり没頭できました!

 (本日の感想)

 ブルボンのCD-ROMつきお菓子セット&カードいりチョコ各2個買う。カードはいきなりオークと幽鬼、わーんもっと買えばよかった。

 指輪にも負けない『鳥姫伝』、こんどはゆっくり読み返し中。

2002.0319(火)

 何だか知らないが、朝からずーっとやたらに忙しく、お昼もホンの10分ほどパンを頬張りながら英語の予習(今週はさぼっていた)。午後もミーティングだ何だと言って、いすがし。こんな時に限ってExcelが動作不良になる。もしや指輪のCD-ROMのせいか?まだ殆ど見ていないのに。

 何とか間に合って(振り切って)えいごに行く。「Joeせんせい、パソコン持ってますか?」「日本にはない」「うー、でもこれあげる」「なになに?」「指輪のCD-ROM、お菓子付き」昨日買った2個のうち一つを進呈する。大層お喜び下さったので良かった。また授業中も例文にLotRばなし。映画と言えばこれ、本と言えばこれ、俳優と言えばこれ。でも3回目を見に行ったと言ったらあきれられた模様。

 桜はすっかり爛漫といった風情に突入し始めている。欅の新芽も負けじとほどけ初め、見ていたら微速度撮影のように葉が広がってゆくのがわかるに違いない。夕方の細い月も、帰りが早いと空が明るくなったので目につかない。軽いシャツを羽織っただけの人、トレーナーやセーターの人、背広やブレザーの人などが多い中、しっかり冬の毛のコートやダウンを着込んだ人もまだまだ目につく。この冬は全然スカートをはかなかったがやはり春の声を聞くとはきたくなってくる。う、うえすとが。

2002.0320(水)

 何だか知らないが、朝からずーっとやたらに忙しく…って昨日と同じ。お昼はなんとか食べることができ、やっと指輪のCD-ROM(ブルボンのおまけ>「スイートコレクションチョコ&キャンデー:本編をスペシャル編集し、約17分の映像を収録したCD-ROM(多用途デジタルディスク)が1枚封入されています」)を見た。これで320円(だったかな)はお買い得。きゃーレゴラスさま〜、すごいモヒカン!ピピンもサムもフロドもサルマンもみんなすてきだぜぃ以下略。

 夜、土星食を観る。東京では月齢6の下端をかすめる程度の短い食だが、息子共々しっかり観測できた。インターネット中継は結局回線混雑で繋がらず残念。

 昨日の英会話のクラスでのこと。「キャプテン・クックが何々を何した」を、受動態に言い換えて何か言えとの指示。最初に指された私、即座に「はいっ、キャプテン・クックは、敵に足を切り落とされましたっ!」だがJoe先生首をかしげる。「あれっ、足はちゃんとあったっけ?」と悩む私。次の人は「うーん分かりません」次の人もパス。最後の人「うーんと、腕を切られました…腕だよね?」Joe先生ほとほとあきれたと言う顔で、「それはピーターパンの話でしょう?」皆うなづく。「ピーターパンに出てくるのは〜、キャプテン・フックじゃー!」全員どっひゃー!私も何か変だなとは思ったんですけどね(^^;; だいいち、正しいお答えは「何々はキャプテン・クックによって何された」でなくちゃあ。お気の毒なJoe先生が期待していたのは、「ハワイはキャプテン・クックによって発見された」のような文のはず。しかし全員笑いこけておしまい\(^O^)/

2002.0321(木)

 昨日の段階で、桜は八分咲きから満開と言ってもいいくらいの感じになっていたのに、今日は朝からものすごい風が吹き、建物が持ち上がるんじゃないかと思う程の、どどうっという音がし続けている。空気はすっかり埃色になってしまい、洗濯物を干すのもはばかられる。家族はみんなどこかに行ってしまい、さびしく持ち帰り仕事。これまでの間にちょっとだけでも画像処理ソフトをいじっておいて良かった。誰も出来ないので微力ながらお役立ち。

 さて、2chでホビットネームジェネレーターなるものが紹介されている。
(http://www.chriswetherell.com/hobbit/default.asp)
これによれば私のホビット名は

Honeysuckle Danderfluff だそうだ。

 同じくミドルアースネームジェネレーター
(http://www.barrowdowns.com/Welcome.asp)によれば…

According to the Red Book of Westmarch, In Middle-earth, **** (私の名) was a
Incognito Wainrider

(エルフ名) Elven Name Possibilities for **** 
The root name suitable for feminine and masculine is: Aireamarth
Another masculine version is: Aireamarthion
More feminine versions are: Aireamarthie, Aireamarthien, Aireamarthwen

(ホビット名) Hobbit lad name for **** 
Pippin Sandyman from Sackville
Hobbit lass name for ****
Estella Sandyman from Sackville

(ドワーフ名) Dwarven Name for ****
Balin Clayholder    This name is for both genders.

(オーク名) Orkish Name for ****
Ghâshag the Despoiler    This name is for both genders.

なんだかまちまちな意味の名前になっているみたい。

 娘の熱烈リクエストにより、大江戸さんから、『モンスター』全18巻お借り出来て、「良かったね!まとめて読めて、有り難いね」と言ったのは昨日。娘、丸一日で全部読み切ってしまった。

2002.0322(金)
購入本
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/『トニーノの歌う魔法』/徳間書店

 何だか知りませんが年度末進行?1週間であれこれ始末しようったって、無理なんじゃないかしらね。私ゃ、来週の木・金・土はスキーで休みだからね。頑張ってね皆さん〜(^^)/~~~

 『トニーノの歌う魔法』をぱらぱらと読む。後書きを見たら、短編集も刊行予定とある。喜ばしいことよ。ダイアナ・ウィン・ジョーンズはとても個性が強いので、十分に指輪に対抗できるのだ。指輪に関しては、赤表紙本を読み始めたのではあるが、若かりし頃に何度も読み返して脳内にすっかり自分なりの世界が出来ているので、何だか今さら読み直すのがもどかしい気もする。と言っても、もちろん細部はす〜っかり忘れているのは言うまでもない。2ちゃんでは皆さんお詳しいのねホント、脱帽。それに、ホビットも指輪も、私が読んだのは昔のハードカバーなので、新版や改訳の部分については全く知らないのである。ホビットの各版に関しては「白の乗り手」比較ページがあり、差別用語などをはじめとして時代の変遷を感じさせる。

2002.0323(土)
購入本
美宅成樹/『分子生物学入門』/岩波新書
丸山工作/『新・分子生物学入門』/講談社ブルーバックス
小塩隆士/『高校生のための経済学入門』/ちくま新書
フィリップ・K・ディック/『あなたをつくります』/創元SF文庫
山岸眞編/『90年代SF傑作選 上』/ハヤカワ文庫SF
石井宏/『誰がヴァイオリンを殺したか』/新潮社
スーザン・クーパー/『影の王』/偕成社
ライナー・チムニク/『クレーン男』/パロル舎
鳩よ2002.4月号』特集 トールキン「指輪物語」を読もう/マガジンハウス

 長男は一昨日からスキー合宿で不在、娘も次男も春休み。ああ〜、今日は寝坊だ〜、予定のない土曜日だ〜!次男も早々遊びに行ってくれた、と、思いっきり午前中をだらだら過ごす。頂き物の高級レトルトインドカレー(というふれこみだけどあまりおいしくない)でお昼ご飯。もうすぐ1時だ、何をして午後を過ごそう…と思った瞬間カレンダーの書き込みが目に入った。「23日:高校の保護者会1時から」きゃあぁぁぁ、すっかり忘れていたよ!慌てて支度をし、家を出たのが1時半、学校に着いたのが2時、よかったよー先生長話で。滑り込みセーフ。成績表を配るのに間に合った(大汗)。しかし何で高校生にもなってわざわざ親に成績表を配るかね。

 学校の最寄り駅で2カ所サンクスを見つけ、ブルボン(3/15ニュースリリース参照)のLotR携帯ストラップ付きお菓子ほかがあるかと思って捜したが、空振りだった。関連商品ナシ。家の近所にはサンクスがないのでせっかくの機会だったのに、がっかり。

 久しぶりに池袋リブロをゆっくり徘徊する。…時間があっちゃいけないのね↑。おまけにLotRコーナーでついついサントラCDを買ってしまった。オリジナルコレクターズカードは、ガンダルフだったよーん(^^)V 『鳩よ2002.4月号』の巻頭フローチャートって、全部ネタバレなので原作未読者は心すべし。原作読む気ない人にはいいかも。ほかの部分は今のところ未見。

 サトクリフのオリジナルシリーズ最終巻(6)『剣の歌 ヴァイキングの物語』を見かけたのだが、既に上記のほかに職場用のマニュアル本2冊も買っていたので、十分すぎる程荷物は重くなっており、あきらめ。ああ重かった。

2002.0324(日)
購入本
Barbara Strachey "Journeys of Frodo" Harper collins
J.R.R.Tolkien "The Hobit and The Lord of the Rings" Houghton Mifflin Company
 〃 "Unfinished Tales of Numenor and Middle-Earth"  〃

 昨夜11時半からうわさのBBCドラマ Lord of the Rings 初体験。うさぎ屋さんのチャットに参加しながら聴く。初めてにしてMount Doom(滅びの山)だったよー。インパクト強すぎ。いえ中味はちっともわからんかったけれど、例のシーンがぁ…!ドラマでもサムはいいぞ。鍋の転がる音に涙するなんて。ガンダルフとアラゴルンの声が、なかなかよろしい。フロドは、もろビルボ(映画でビルボ役にぴったりはまっているイアン・ホルムが、このドラマではフロドを演じている)。効果音や音楽もなかなか美しく、ドラマCD欲しい病に罹患した。固有名詞が実際に発音されると、なんて美しいんでしょう!それだけでも感動だった。13回シリーズであと1回を残すのみ。トム・ボンバディルのところはどうだったんでしょう。
 その前にTVでやっていた「パラサイト」に出ていたのは、イライジャ。やっぱり小柄なのね。

  ドラマCDはとーっても欲しいのだが情報集めてから。と思っている間にほかに「ぽちっとな」してしまった結果↑が夕飯時に届く。"The Journeys of Frodo "は某海外サイトに図版がそのまま載っていたもの。旅の仲間の旅程のうち『中つ国歴史地図』がカバーしていない部分を見ることが出来る。

 『トニーノの歌う魔法』快調に読了。今回訳されたうち『魔女と暮らせば』と並ぶ面白さ。現実世界とはちょっと違うイタリアにある大公国カプローナでは、魔法を司る二大旧家が、モンタギュー家・キャプレット家よろしく昔から対立を続けている。このところ町を守る魔法が次々と弱まり初め、折りも折り、周りの国々(フィレンツェ、ピサ、シエナ)が戦争を仕掛けてこようとする。どうやら正体の分からない強力な魔法使いが暗躍しているらしいのだ。カプローナ大公は芝居や人形劇ばかりが大好きで、戦争が目前に迫っていることなど意にも介していない様子。魔法一家モンターナ家の少年トニーノは、敵対するペトロッキ家のアンジェリカと共に騒ぎの渦中に巻き込まれてしまう。この巻ではトニーノの母が英国から嫁いできたという設定で、クレストマンシーが登場することになる。またまた痛快な猫ベンヴェヌートが大活躍。パンチとジュディ人形の目から見たシーンと、クライマックスの大聖堂のシーンがウィン・ジョーンズの真骨頂、必読。

2002.0325(月)

  仕事を終えて外に出、周りの桜を見上げると花の向こう、中天高くに月が掛かっている。おもわず、わぁと口に出す。青みがかった夜桜は凄い。

 ひたすらアカデミー賞授賞式(再放送)を見る。LotR出演者はフロドとガンダルフとその愛人しかいない〜。レゴラス様〜(いつのまに様づけ)。2ちゃん方面の情報によれば、ピピン、メリー、レゴラスの3人はどういう訳か会場に行ったのにもかかわらず中に入れてもらえなかった模様。私はそれが見たくてわざわざ見たのに(;.;) でもマッケランの愛人(一瞬アラゴルンかと思ったよ)が見られたのはもうけ。進行役のウーピー、大好きだ。踊ってよウーピー。

2002.0326(火)
購入本
『SFマガジン5月号』/早川書房

  寒さが戻ってきて、何日ぶりかに冬のジャケットを着る。手が冷たい。久しぶりに昼休み近所の本屋に行き、SFMを購入。かつきさんの部分を読む。

 今日も楽しく(笑いこけっぱなし)えいごが終わって帰宅途中、家に電話を入れると長男の疲れた声。思わず「どうしたのっ?」と訊くと、「さっきから急に来た」「何が」「なんか、頭が痛いって言うか」ちゃんと日本語しゃべれ。スキー合宿でお疲れらしい。帰宅すると彼はソファに転がっており、珍しく早く帰った連れ合いは何もしないで待っていた。もはや誰もキミをあてにしてない状態を認識せよ>連れ合い

 ご飯が終わった頃から死にそうな眠気に襲われ、どうにもこうにも抗しがたく、次男より早くどっと倒れ込む。これも風邪の一種か。読み直し中の指輪、続きに行きたいのに。指輪の文庫版(旧版)は、あまりに文字が小さかったので買わず、今まで赤表紙本に忠誠を誓って(というわけじゃないけど)来たが、やはりここに至って、持ち歩いて読みたい!という気持ちが強くなり、ついにまた「ぽちっとな」をしてしまった。だって、赤表紙本もよく見たら角がすり切れ始めていたんだもん、と言い訳をしてみる。一昨日買ったペーパーバック版でついMt.Doomの部分を真剣に読んでしまう私はやっぱり病が重い。

2002.0327(水)
購入本
J.R.R.トールキン/『指輪物語』全9巻/評論社文庫

 いよいよ年度末となり、異動の内示が出た事務関係の同僚らは、一挙に慌ただしさを増す。予算削減のあおりで、異動した後には補充がない係も多い。一種の天下りでここに来た再雇用のおじさま方、高い給料をもらってるんだから、ふんぞり返って新聞広げていないで、最終履歴にかかわらずちゃんと一人分のお仕事したらどうかしらね?おじさま一人分の給料で若い人2人くらい雇えるんじゃないのかしらまったく!

 先日より私、次男と続いて虫歯の詰め物が取れ、ようやく今日二人で歯医者に行く。いつもよりかなり待たされ、帰宅すると8時を回っていた。せっかく長男が遠隔操作で夕食を作ってくれていたのに、待っていたのはクモが這ったような字の母のメモ。いわく「○○叔母さんのだんなさんがなくなったそうです。××伯父さんから電話がありましたが、よくわかりません。」こりゃ無視できない。せっかくのトマトシチュー(のようなもの)を横目に、母に電話し(母さっぱりわかんない)、叔母さんや伯父さんの電話番号を訊いて電話し、お香典やお花をどうするか相談し、私も母も行かれないので弔電を打ち(母のと2通で8000円以上もした)…やっと終わったら9時を過ぎてしまった。ごめんねー長男。なぜお葬式に行けないかというと実は明日から土曜までスキーなのだ。ごめんなさい亡くなった叔父さん。長年没交渉に近いから許してね。冷めたシチューをさびしく食べながら、今日届いていた日本語訳でもついMt.Doomの部分を真剣に読んでしまう私はやっぱり病が重い。おまけに今日は地図("Journeys of Frodo")を参照(^^)V

 というわけで週末まで留守にします。指輪の文庫はもう荷物の中に入れました。あっ、地図も入れねば。

2002.0328(木)〜0330(土)

  毎年恒例、奥志賀へスキーに行く。公称190センチの雪だが、今年の異常気象のためか、さすがの奥志賀も下の方はザラメである。楽しみにしていた一年ぶりのスキーというのに、日頃の運動不足がたたって、体調絶不調。二日目は天候が崩れ、私はおとなしく出かけずに寝転がって『王の帰還(下)』を"Journeys of Frodo"を見ながら読んで泣いているところへ、家族ご一同様戻ってきた。雨になったのである。雪になってくれればもっと捗ったのに(;.;) ←何を泣いているんだか。ともかく最初に戻って『旅の仲間(上2)』初めまで到達。3日目午前中再び統べるがじゃなくって滑るが、やっぱり不調。帰路は車に酔うし高速道路は予想外の混雑でえらく時間がかかるしで、くたびれた。

 夜再度BBCドラマ(LotR)最終回を聴く。原作(PB)を見ながら聴いたのだが、所々違っているような気が。歌うように喋るエントが素敵。王の戴冠などで奏される音楽がイギリスふうの古楽という感じだったので耳にはなじんで美しかったが、実際の中つ国の音楽はどんなものなのだろうか。さすがの束教授も音楽までは創造できなかったか。それにしても英語わかんなさすぎ。

2002.0331(日)

  昨日これで上がるという直前、重たい雪にエッジを取られて思わぬタイミングで転び、ゴーグルから雪面に衝突したため、眼鏡(縁なしの軽いもの)が思いっきりゆがんでしまった。これを直しに出る。最近、度が合わなくなっているので、作り直そうかとも思っていたが、これというフレームが見あたらないまま面倒になり、直しだけですませた。コンタクトにしたいよー。コンタクトはこれまで数回挑戦したが、いつも作って1週間くらいして慣れた頃から目がかゆくて堪らなくなり、どうにも入れていられなくなってしまい、泣く泣くあきらめるのである。ハードでもソフトでもそう。何故に〜。

 『旅の仲間(上2)』はブリーを出るところまで。「バックル村」は「締金村」が好きだったんだけど。やっぱり映画でいきなりブリーに着いてガンダルフはいないは、怪しいストライダーが出てくるは、等々というのも無理があるようには思ったが、別にそれはそれでいいのだーと思ってしまう。バタバーのおやじ、好きだなあ。

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最終更新
2002.10.14 00:25:10