昔からの人の体験と試みでできあがった、これらの伝統ある療法を実生活の中で生かし、健康自衛の手段として大いに活躍いただきたいと思います。まだたくさんの情報がありますので少しずつ追加していきます。

詳しい作り方、解説を追加しました。GOのマークをクリックしてください。
のどが痛いとき 熱があるとき 精神疲労 滋養・虚弱 高血圧 滋養強壮
下痢 肩こり 肉体疲労 生理不順 口内炎 水虫
悪酔い、二日酔い 胃痛 低血圧 胃潰瘍.十二指腸潰瘍 神経痛 しっしん.じんましん
小児ゼンソク うおのめ、いぼ 便 秘 貧血 慢性胃炎・胸やけ

 

 かぜのひき始めで頭痛と寒気の時の民間療法

ネギ、ショウガ湯

ネギの白根15gとショウガ5gを煎じて熱いうちに飲むと効果が

あります。

梅干しの黒焼き

梅干し2個を、フライパンでほんのりこげめがつくまで、弱火で

やきます。湯飲みに梅干しをいれ熱湯をそそいで上澄みを、飲みます

黒砂糖や、ショウガを加えてもよい。

ダイダイ

ダイダイの果汁を絞りこれに熱湯を注ぎ、砂糖を少し加えて飲む簡単

な方法です。

しその葉湯

しそ葉10gに熱湯を注いでのむと発汗して軽快します。

スルメの黒砂糖煮

スルメ30gを千切りにして黒砂糖小さじ1杯と一緒に三カップの水

で煮ます。約半分に煮つまったものを一日三回に分けて暖めて飲みます。

みかんの黒焼き

ミカンを金網にのせ丸焼きにします。ショウガのおろし汁数滴、みそ少々

蜂蜜スプーン1杯を加えて熱湯を注ぎみかんを、くずしながらかきまぜ

たべます。

のどが痛いときの民間療法

大根アメ    

大根を輪切りさいの目に切ったものに水飴や蜂蜜をかけておくと大根が

しぼんで透明な液体がでます。大根を取り液体を飲みます。

きんかん

キンカンの実10個、氷砂糖と一緒に煎じお茶のかわりに飲むと

喉の痛みに効果があります。

くろまめ

くろまめと、砂糖または黒砂糖をくわえて煎じます。煎じた汁を飲むと

せきどめ、またはのどの痛みにも有効です。

熱があるときの民間療法

タマネギのみそ湯

タマネギを五分の一ほど細切りに、しみそ小さじ一杯、蜂蜜小さじ

一杯とともに茶碗にいれ、熱湯をさして全部をあたたかいうちに飲む。

はちみつレモン

レモンの絞り汁にはちみつを加え熱湯を注いで茶碗一杯飲みます。

卵酒


日本酒一カップを熱燗にし卵一個を割りこんで、砂糖小さじ一〜二

杯をくわえてかき混ぜて寝る前に飲みましょう。

ショウガくず湯

まず本クズ粉に熱湯を注いでクズ湯を作ります。カップ一杯分にヒネショウガひとかけらをおろし入れ大さじ一杯の蜂蜜を加え熱いうちに飲みます。

精神疲労のときの民間療法

しいたけ茶

干しシイタケ二枚をきざみ、湯飲み茶碗に入れ、熱湯をさして食塩

を一つまみいれさまします。さめたらうわずみを飲みます。

れんこん汁

レンコンをすりおろし、しぼった汁を、一日にコップ一杯ぐらい飲みます。

滋養、虚弱体質の子供の民間療法

黒豆しるこの素

黒豆105g、あずき150g、黒ゴマ50gを別々にフライパンでこげない程度に炒ります。それぞれ別々にミキサーにかけて粉末にします。(すり鉢でも結構です)

粉末をカップに半分、水1カップ、黒砂糖適当を鍋にいれ煮えたら水溶き片栗粉を少しいれてとろみをつければ出来上がり。

 高血圧の予防の民間療法

コンブ水

コンブ20gをふきんで表面をふきます。コンブを細切りにしコップにいれ

冷水を八分目入れ10時間ほど置いておくと濃い粘りのある液になります。

この液と、昆布も食べましょう。

下痢にきく民間療法

梅エキス

青梅を、たねを取り果肉をすりがねですりおろします。さらにすり鉢

で細かくしガーゼにつつみ絞り汁をとります。絞り汁を弱火で二時間

煮詰めると黒褐色の粘りのある梅肉エキスができます。

一日量3gをお湯でといて飲みます。

 肩こりの民間療法

大根おろしの湿布 ダイコンおろしを布に塗り、こるところにはります。
梅干しの湿布 梅干し果肉を小麦粉で練り合わせ、布にのばしてこるところに広めにはります。


 肉体疲労の民間療法

玄米ス−プ
玄米1カップ:水7カップ:食塩
厚手のフライパンに玄米を焦がさないように、気長に炒ります。きつね色になったら、水の入って 鍋に炒った玄米をいれ中火にかけます。ふきこぼれないようにス−プが半量になるまで煮詰めます。煮詰まったら塩で味付けしてふきんなどでこします。ス−プは飲むたびに暖めて、こしカスの玄米も一緒に食べます。
酢 卵
卵1個:醸造酢カップ7分目合成酢はいけません)大人1回分
卵は殻も飲むためきれいに洗います。卵を割らずにそのままコップにいれ醸造酢を七分目入れ、ふたをして三〜四日すると殻がとけて、ブヨブヨになります。殻を突き破り殻ごとよくかきまぜます。一日一個分食後三回に分けて飲みます。
よもぎの青汁 よもぎの青汁をサカズキに一杯ほど、三倍に水でうすめて飲みます。
一日一回から一回飲みます。


 生理不順の民間療法

サフラン茶
サフラン30本:熱湯1カップ弱
サフランを30本コ−ヒ−カップに入れ熱湯を八分目くらいさし、そのままさまします。
しばらくすると大変きれいな、ウコン色になります。人肌くらいにさめたらうわずみを飲みます。婦人病には30本、頭痛なら20本くらいでいいでしょう。

口内炎の民間療法
梅干し・ナスのヘタ 民間療法の中では、黒焼きがよく使われますが、おもなものは、梅干し、ナスのヘタ、コンブ、ハスの葉などで、これらの黒焼きを痛む部分に塗るのです。黒焼きは材料を乾燥させ土鍋などで弱火にかけ2〜3時間焼きすりつぶして使用します。
ココア なにも入っていないココアをハチミツで練り、のり状にして潰瘍部にぬる。これならおいしいので小児でも喜んでつけさせるのではないでしょうか。

滋養、強壮に著効(肩こり、低血圧、冷え性)
ニンニク玉
ニンニクは強壮効果のほか、血管を広げ、血行をよくする働きがあります。取りすぎると害になりますので注意しましょう。

水虫の民間療法
ドクダミの外用薬 ドクダミの生葉に食塩をまぶし、指先で柔らかくなるまでもみ、これを患部にたたくようにして葉の汁をつけます。ドクダミの生葉は洗ってから用いるようにします。
梅肉エキスの外用薬 梅肉エキスを10倍に薄め、一日三回以上塗ります。
米ぬか油
米ぬかを炭火で焼いで抽出する米ぬか油は殺菌力に富み皮膚を刺激し水虫.いんきん.タムシ.切れ痔.鼻づまりに効果があります。

悪酔い、二日酔いの民間療法
大根おろしの苦味汁 大根おろしの苦味のあるものをサカズキ1〜2杯飲みます。
黒豆の煮汁 黒豆1カップに水4カップを入れ、半量に煮詰めます。この汁をサカズキに二杯ずつ、10分間隔に2〜4回飲みます。

胃痛の民間療法
卵の殻の粉末 卵の殻をフライパンできつね色になるまで炒って粉末にして、茶さじに半分くらいを白湯で飲みます。
ヒネショウガの薄切りの黒焼き ヒネショウガを薄く輪切りにしたものを黒焼きし、5〜6片茶碗に入れて熱湯をさし、そのうわずみを2回にわけて飲みます。

低血圧の民間療法
黒ゴマの丸薬 ニンニク、黒ごま、ハチミツの3種類でねりものを、作っておき、毎日少しずつ飲みます。目安は1回につき、ダイズくらいの大きさのものを2個ほどを1日2回を限度とします。取りすぎは、かえって害になります。
胃潰瘍.十二指腸潰瘍の民間療法
ジャガイモの黒焼き ジャガイモの芽をとり、皮は残したまま土鍋にすりおろし弱火で黒くボロボロになるまでかき混ぜ冷めたらすり鉢で粉にして粉末にします。1回につき1〜2gを一日3回水でのみます。
神経痛の民間療法
卵白の黒砂糖煮 黒砂糖200gと卵白2分の1を3カップ半くらいの水に入れとろ火にかけてかき混ぜます。黒砂糖が溶けたら強火にし、沸騰したら再びとろ火にして20分ほど煮込み、アクをとります。これを1日2〜3回に分けて飲みます。
ヨモギの草団子 ヨモギの葉をすりつぶして小麦粉にねりこみ、ダンゴにします。これを蒸して黒砂糖またはハチミツをつけてたべます。ヨモギはアク抜きすると効きめがなくなります。


しっしん.じんましんの民間療法
ゴボウの煎じ汁 ゴボウの煎じ汁で患部を洗います。(しっしん)
オオバコとハブ茶の煎じ薬 オオバコ15gにハブ茶10gを合わせ、煎じて飲みます。(しっしん)
ハコベのしぼり汁 ハコベのしぼり汁を塗ります。(しっしん)
さくらの葉の煎じ薬 桜の葉15枚ほどきざみ2カップの水をいれて、半量に煮詰め、その煎じ汁を2回に分けてのみます。葉は生のままでも干したものでもかまいません。(じんましん)
カワラヨモギの煎じ薬 カワラヨモギの葉茎15gを2カップの水で、半量に煮詰めます。その汁を2回に分けて飲みます。(じんましん)


ゼンソクの民間療法
ギンナンの油漬け
ギンナンをゴマ油でつけたものを1日1粒くらい食べさせます。


イボ、うおのめの民間療法
いちじくの枝の汁 魚の目:イチジクの枝の切り口からでる白い汁を、1日2〜3回患部に塗ります。
イチョウの黒焼き 魚の目:イチョウの葉を黒焼きにしご飯粒を加え練り合わせます。これをガ−ゼに厚めに伸ばし、患部にはります。1日2〜3回とりかえてつづけます。
ハトムギの煎じ汁 いぼ:ハトムギの皮つきのものを砕いて、20gを1日量とし、水3カップで半量になるまで煮詰め、これを3回に分けて飲みます。
イチジクの果実汁 いぼ:未熟な果実、葉からでる白い汁を、いぼにすりこみます。


便秘の民間療法
イチジク イチジクをなまのまま食べると便秘に効きます。健胃,整腸の作用があり、潤腸作用もありますので天然の緩下剤です。
バナナ 栄養豊富な果実で、やはり潤腸作用がありますので、よい緩下剤です。ただし体を冷やしますので、冷え性の人は不適当です。暑がりで便秘ぎみの人によく適した食物です。また食べ過ぎると胃腸障害を起こしますので、1〜2本が適当です。
アズキ アズキにはビタミンB1が含まれ、江戸時代から脚気の妙薬とされていました。利尿作用があり、また緩下作用もあります。煮て食べますが味付けは薄目にしたほうがようでしょう。母乳の分泌も促します。


貧血の民間療法
シジミエキス
シジミは豊富なタンパク質と造血作用のあるコバルトも含んでいます。


慢性胃炎・胸やけ・下痢をしやすい子供に
たんぽぽコ−ヒ−
下痢をしやすい子供、慢性胃炎、胸やけなどに効果的です。タンポポの根を使いますが、これをきれいに水洗いして、カラカラに干しておきます。