午前中はソルトレイクシティに新しくできたモールに行く。中規模のデパートが3店、テナントが多数入ったこのモールは、近郊の都市の中で最大規模のものだろう。これだけ規模が大きいと、モール内のカフェテリアの広さもけた違いである。ピザ、タコス、などの軽食の店が5店ほど。客席は500席ほどもあるだろうか。今日は平日の午前中ということで空席が目立つが、週末にはかなり混雑するという。ここに「EDO」という名前の店がある。やきそばや、どんぶりものなどを売る店である。 ここの焼きソバは、うどんのようなめんが野菜といっしょにいためられている。ご飯はどういう炊き方をしているのだろう、とても私たち日本人のご飯という感覚からは程遠いものである。日本で中国料理、タイ料理、インド料理などと看板を掲げている店も、その国の人が食べたらこのように感じるものなのだろうか。
午後からは医者に行く。ジンマシンが出たり引っ込んだりしているので、昨日のうちにアポイントメントをとってもらっておいたものである。アメリカの医療費は高いと聞いているが、支払いは旅行傷害保険に加入しているので、保険会社が直接支払ってくれる。薬だけは調剤薬局で自分で支払い、帰国後保険会社に請求することになる。飲み薬一ヶ月分と、塗り薬で約56ドル。日本でも「自費」扱いだったら、この程度はするだろう。 医者には一人で行こうと思ったが、Kが時間が取れると言うので一緒に行ってもらう。昨日保険会社に電話して事情を話したところ、「英語が話せなくても大丈夫ですよ。どうしてもだめならここに電話ください、通訳しますから」と言ってくれた。しかし、仮に一人で行ったとしたらかなり大変だったろう。まず、受付で書類に必要なことを書き込まなくてはならない。勿論書類は英語だから、あまり良くわからない。ま、それは時間をかければなんとかわかるかもしれない。一番の問題は、診察室には電話がないことである。わからないことがあっても保険会社に連絡するのは、手間がかかる。出発前に買った「PelaPela」を使うとしても、かなり時間がかかることだろう。やはり一人で行くのは大変なことである。それ以上に、ろくに言葉の通じない患者に接する羽目に陥る医者や、その他のスタッフにもめいわくをかけることになる。
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