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10月25日(日曜日)晴れ所々雨

「たいへん、もう9時だ。みんな起きて」夫の声で目を覚ます。7時には起きて今日の行動を開始する予定だったのに何ということ。急いで支度をして、と言っても4人がシャワーや洗面所を使うのだから時間がかかる。出発は10時半。しばらくして昨夜のテレビで、明日から冬時間になると言っていたのを思い出す。ということは......時計を1時間遅らせるのだから.....つまり起きたのは8時ということになる。いつもこの夏時間と冬時間には悩まされる。もともとKと夫の時計、車の時計それぞれ時間が違っている。誰もどれが本当の時間なのか分かっていなかった。更に、タイムゾーンもややこしい。私の時計はポートランドに着いたときに、現地時間に合わせたままだった。ユタに入ったら1時間進ませなくてはならないことを、すっかり忘れていたのである。ここで暮らす人たちは、意外にのんびりとしている。朝のテレビを見ても、時間は表示されていない。夏時間と冬時間の切り替え時に、タイムゾーンをいったりきたりすることはさぞ大変なことだろう。

ホテル:デザートイン
ウエストイエローストーンの街並み
再びイエローストーンに戻り、観光する。イエローストーンは1988年に、山火事で公園の約3分の1の面積を焼失した。10年たった今でも、その傷痕は生々しく残っていっている。黒くこげたまま立っている木、枝が落ち幹だけになっても立っている木。その中から確実に新しい生命が生まれている。生命を失った木々を糧として、若い木々が精一杯枝を張り始めている。この新しい木々がうっそうとした森になるには、この後30年ほどかかるという。森はこうして新陳代謝を繰り返し、その命を次の世代へと伝えていくのだろう。
黒くこげたまま経つている木々
果てしなく続く、傷ついた森
今日は、もっともイエローストーンらしいといわれる南西部の観光。あたり一帯に湯が湧き出ている、ローワーガイザーベイスンを散策。代表的なオールドフェイスフルで、約50メートルも吹き上がる間欠泉を見学。
いたるところから吹き出ている温泉
高さ5メートルほどの噴泉口
早めの夕食にしようと選んだレストランは、ティートン山を眺める最高のロケーションにある。カウボーイハットの客や黒い革ジャンで、ハーレイに乗った4人組。馬に乗って食事に来る客。まるで映画の世界そのままである。おまけにピザもパスタもおいしくて、最高の選択だったと喜ぶ。夕食の後は、グランドティートンの街を散歩して帰途に就く。
馬に乗って食事に来る人々
ピザもパスタもビールもおいしい
みな満足。

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