今日は尾篭な話なので、読みたくない人はほかのページに飛びましょう。 Yがメキシコ料理のおいしい店に案内してくれる。味は良いのだが、相変わらず量の多さに圧倒される。一通り味を見る程度でそれ以上は食べられない。残ったものは、Yのオフィスでの食事用に「Doggie bag」をもらいつめる。この店で食べたハラペーニョ、何気なく食べてしまったハラペーニョ、これがいけなかった。形は日本のピーマンの細目のものといってたところだが、とにかく辛い。中でも、それは特に辛かった。唐辛子をそのまま食べても、これほどひどくはないだろうと思えるほど辛い。しばらくは息もできないほどである。それからはもう何も食べられない。 食後はYを会社に送り、街中をドライブ。街の北側にあるマウントティンパナガスが雪を頂いて美しい。
夕食は先日の残りご飯を使い高菜チャーハンと、若芽スープを作る。両方とも一口ずつしか食べられない。昼食から6時間、何も食べていないのにおかしい。Oも最後だからと顔を出してくれ、いっしょに食事をする。食後、「ママに」とピアノを弾いてくれる。リンダも帰宅して、皆でしばらくくつろぐ。
1時間ほどして、体に力が入らず立っていられなくなる。まるで、強度の時差ぼけのような症状である。でも、もうこちらに来て2週間、しかも軽い時差ボケの症状は三日目くらいに済ませている。とりあえずベッドに入る。しばらく横になっていたが良くならず、猛烈に吐き気がしてトイレに駆け込む。辛い、辛い。食道からのど、口の中までハラペーニョの猛烈な辛さが襲ってくる。今夜はシアトルに向けて出発する予定である。その出発をみあわせようという意見も出るほどひどい。3時間ほどかけて、4.5回ももどしたろうか。ようやく落ち着く。胃の中のものをすべて吐き出してしまうと、後はうそのようにすっきりする。 日本では不規則な生活が続き、一日2食も食べれば良いほうであった。ところがアメリカに来て、規則正しい生活になり、一日3食きちんと食べている。体重もかなり増えているようである。それでも毎日快便で、それほど胃に負担がかかっているとは思っていなかった。食べ過ぎからの消化不良で参っていた胃に、ハラペーニョの辛さが刺激を与えたようである。 予定通り深夜12時に出発。 |