10月29日(木曜日)晴れ
明るくなってあらためてロッジの外観を確かめる。見れば見るほどみすぼらしいく、悲しくなるような建物である。ロッジの敷地を一通り回ってみる。どこもほとんど同じで、よく見ると少し私たちの棟が手入れが悪いように思える程度である。グランドキャニオンに行かれる方は、ここは避けたほうが懸命だろう。
しばらく暖機運転をして、車の霜を落とす。会計の後、朝食を摂り出発。ここのカフェテリアの朝食もいただけない。メニューは少ないし、サラダはあってもドレッシングが出ていなかったり,,,,,,,,,。
昨日回り切れなかったウエストリムをざっと見て、早めにブライスキャニオンに行こうと話していた。何個所かのビューポイントをで車を降り、散策をする。トレイルと呼ばれる遊歩道を利用して、公園内を散策することができるようになっているのである。ガイドマップで調べるとその道が峡谷の下を流れるコロラド川を越え、ノースリムまで伸びている。そのことを発見した夫は、もう困った人になってしまった。その道の入り口は?どの当たりを通っているか?時間は?宿泊施設は?知りたいことはいくらでもある。「ちょっと入り口を見てくる」と姿を消して20分。「ちょっと歩いてきた、簡単な道だよ」と嬉しそうに言う。
峡谷の下へ向かうトレイル
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トレイルをチェックする夫
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イエローストーンも、その他の公園でも日本人には出会うことがなかったが、ここにはたくさんいる。さすがラスベガスに近いだけのことはある。観光バスで日本人の団体が押し寄せている。それだけでなくレンタカーで旅行中の家族も数組いる。列車に乗ってきた人たちもいるようである。日本人同士は日本にいるときのような挨拶を交わす。アメリカ人たちは、気さくに挨拶をし、話し掛けて来る。日本から来たと言うと、自分は仕事で青森県八戸市に行ったことがあると言う。仕事はアムウエイだが、知っているかとも......。まさか好きではない、日本ではその販売方法が問題になっているともいえず、あいまいな笑いで誤魔化す。
グランドキャニオンはごみの分別収集が徹底している。公園には4つのごみ箱が設置されている。日本のほとんどの公共施設では、3つくらいに分かれている。アメリカでは、ここグランドキャニオンで初めて分別収集を目にしたのである。
ウイリアムズからやって来る列車
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4つに分かれているごみ箱
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12時を過ぎてしまったので、午後の予定を変更する。ラスベガスを覗いてみようかとも話していたのだが、時間が足りなくなったのでレイクパウエルを回ることにする。レイクパウエルは世界第2位の人造湖だが、その美しさはこれまで見てきた景勝に引けを取るものではない。湖畔には多くのボートが浮かぶ、高級リゾート地である。
グランドキャニオンをあとに......
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レイクパウエル
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5時を過ぎたのでホテルを探す。今日こそ私の望み通り、ロードサイドのモーテルに泊まることになりそうである。途中の町カナブにはホリーデイインを始めとして、名前を知っているモーテル、ロッジがいくつかあった。とまってみたいもてるもないではなかたっが、なるべく先へ行ったほうが明朝楽だということで6時をリミットとしてもう少し先へ進むことにする。次の街、ザイオンへの入り口に近づいたあたりにBestWestern系列のThunderbird Logdeを発見。この系列は、先日イエローストーンへ行く時にも利用している。ここなら安心と部屋を取る。料金を聞くと40ドルと言う。私の聞き違いかと心配したくなるほど安い。夕食は二人で30ドルほど。
Tボーンステーキを食べる
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この部屋で40ドルは安い
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