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11月6日(金曜日)雨のちくもり

雨模様なので、予定を変更して直接シアトルに向かう。街中の駐車場に車を置き、ダウンタウンを散歩。マーケットには魚介類が豊富に並んでいる。Yはユタに帰るときに買っていくと言う。48時間は保つようにパッキングしてくれるらしい。
 

豊富な魚介類
サケもたくさん並んでいる

昼食はダウンタウンの中華料理店に入る。テーブルの間を飲茶のワゴンが回り、好きなものをとって食べる。しばらくしてとなりのテーブルの中国人が「エクスキューズミー、そのカメラはどこで買ったの?」「日本か。で、いくらしたの?」「日本の製品は何でも高いね」と、はなしかける。デジタLメラだということはわかって、興味を持っているようなので、「一枚とってあげましょう」と言う。3人は無邪気に喜んで応じる。撮影後ディスプレイを見せてあげると「オーッ」とそろって歓声を上げて喜ぶ。撮った以上送ってあげなくては失礼だと思い、「E-mail addressは持っているか」とたずねると「YES」と言って、紙に書き始める。

私の不安は適中した。彼はMail addressを書いている。どうやって送ろう。プリントして、手紙を書いて、封筒に入れて、郵便局に行って、切手を貼って..........。私がインターネットを利用し始めた一番の理由は、この一連の作業が苦手だったことに他ならない。それに加えて、通信費の節約ということである。その一番いやな作業を、こともあろうにデジタルデータのためにしなくてはならない。そう言えば稚内の駅員さんにも写真を送らなくては......。

ところで、この中華料理店で食べたシーフード粥のおいしいこと。おそらく「この旅の中で一番おいしかったもの」になるだろうと思えるほどおいしい。ラーメンは日本のものと違って、麺の作り方から違うようなので似て非なるものの典型のようで期待外れ。中華料理の最後は、いつもアンニン豆腐と決まっている。で、それがあるかどうかたずねたが、通じない。そこでナフキンに「杏仁豆腐」と書いてみる。ウエイターはないと言う。ついでに、中国語がうまいと誉められる。確かに、彼が伝票に書く字よりはずっときれいな文字だとは思う。でも、私が書いたのは日本語なんだけどね.....。

CHIUさんたち
CHIUさんに撮ってもらった写真

途中ストリートカーとよばれる、まるで江の電のような路面電車に乗る。1ドルで2時間乗り放題。しかもかなりゆとりを持った時間のはかり方をしている。シアトルは公共の乗り物が充実している。このストリートカーのほかにも、市街地は無料のメトロと呼ばれるバスが走っている。このメトロは、トロリー型と普通のバスと2種類ある。トロリー型のものは、時折地下にも潜るらしい。そうしてその地下は夜になると閉まり、週末も閉まると言う。これは実際に見てみないとわからない。どうも実感としてイメージが湧いてこないのである。

まるで江の電/ストリートカー
トロリー型メトロ

食後は再び海岸通りに戻り、水族館を見学する。この水族館はあまり大きくはないが、その地の利を活かして、海底から魚たちを見上げるような造りになっている。ここで面白いのは子供たちが貝やうになど、海に住む生物に直接触れてみられることである。係りの人が子供たちの質問に答えている。子供たちはこわごわと、それでいて、楽しそうにはしゃいでいる。 ほんのちょっとしたきっかけから、子供たちの世界は広がっていく。日常のちょっとした体験から得られる経験が、豊富であるということは素晴らしい。

海底水族館
子供たちの質問に答える職員

ホテルに到着するとMr.Sの「家にいます、連絡ください」というメッセージが届いている。早く着いたらオフィスに電話をと言われていたので、彼は今日は仕事だと思っていた。さっそく電話をかける。迎えに来てくださると言うので、シャワーをして待つ。待つとも無しに駐車場を見下ろす私と、車から降りてホテルを見上げるMr.Sの目が合う。手を振り合い、すぐにロビーに降りる。お二人とはネットミーティングで何度かお話しし、メールで写真も送っていただいている。そのせいか、初めてお会いするような気がしない。特にMr.Sは、初めてインターネットでおしゃべりしたときの印象そのままの明るい人柄である。接する人をリラックスさせ、すぐに打ち解けてしまう。

夕食は「I Love Sushi」というすし屋に案内していただく。シアトルの話、お二人の仕事のことなど、話は尽きない。食後はお二人の家に案内していただき、コーヒーをごちそうになる。カスケード山脈を望む丘の上に立つS夫妻の家は、お二人の趣味で日本のものが多く飾られている。壁にはMs.Sの描いたえがたくさん飾ってある。中でも中国の墨絵と水彩画をミックスさせた(彼女のオリジナルな手法による)絵は素晴らしいものである。

NECの前のMr.S
S夫妻と
Mr.Sが使っているコンピュータはNECである。Windowsのスタート画面の左上にNECと書いてある。彼がなぜNECを選んだのか聞きそびれてしまった。彼はマイクロソフトのサイトからダウンロードしたInternet Multi Language Kit(たしかこんな名前だったように思う)を見せてくれる。英語のウインドウズ上のインターネットエクスプローラで、他言語を利用できる。Ms.Sが日本語のメールを書くことができるように、ダウンロードしてきたものである。使用感は、日本語のウインドウズ上で使われているIMEとまったく同じ物である。これは、ブラウザ上のみで利用可能なものだったと思うが、ほかのアプリケーション上でも利用できるようになれば便利だろう。

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