1999年4月〜8月分の「最新情報」
1999/8/18
追悼「ヒューマンコンサート in 魚津」
突然ですが、明日8月19日、富山県魚津市の農村環境改善センター(魚津市六郎丸1062 0765-23-0660)で坂本さん一家の追悼コンサートがあります。(魚津市など後援)
<昼の部−開場13:30、開演14:00/夜の部−開場18:00、開演18:30>
魚津は都子さんのゆかりの地。
日本フィルハーモニーの松本克巳さん(バイオリン)、都子さんに本当にそっくりの大平記子さん(フルート)、そして阿部由起子(ピアノ)さんが、坂本さん一家の好きだった曲などを追悼演奏します。坂本さちよさんや大山さんご夫妻もご参加の予定。入場は無料です。お近くの方、ぜひご参加下さい。
なお、このコンサートは、埼玉県坂戸市で毎年追悼イベントを実行されている今野強さんらが中心となって企画されたもの。今年は坂本さん一家没後10年でもあり、今後も、9月18日には都子さんの実家のあるひたちなか市、9月28日には横浜市で、さらに10月から11月にかけ、数カ所で「ヒューマンコンサート」を企画準備中とのことです。詳細は追ってご連絡いたします。みなさんぜひふるってご参加下さい。
1999/7/9
坂本事件民事裁判 ついに終結!
本日午前9時30分、横浜地方裁判所101号法廷において、坂本事件損害賠償請求訴訟の口頭弁論が開かれました。
先日もご案内した通り、最後に残っていた新實被告が突然請求を認諾したため、否応なく本裁判は終了してしまいました。完全勝訴でありながら消化不良で不満の残る結末です。しかし、裁判官にアパートの現場検証をさせたことや、早川岡崎両被告を証人尋問したことなど、それなりの成果もあったと思います。
1995年12月提訴以来、3年半での裁判終了でした。
※一部報道に、「認諾」の意味を取り違えて「和解」をしたかのように報じているものがあるようですが、全く違います。両方とも訴訟を終了させる方法という意味では同じです。しかし、和解は原告と被告とがお互いに譲歩し、両者で合意して終わるもの。他方、認諾は被告が認めたという瞬間に自動的に、つまり原告の意思に関係なく、終了するもの。和解は拒否できますが、認諾されると拒否する余地がありません。本件の場合、原告が教団や実行犯と和解をするなどということはあり得るはずもなく、その点理解が不十分な報道があるとすれば残念です。我々の会見でのレクチャーが不十分だったのかもしれません。
詳報!岡崎被告証人尋問
4/14に行われた坂本事件民事裁判での岡崎一明被告に対する証人尋問の内容です。
尋問担当は私瀧澤です。
内容は完璧に収録していますが、余りにも詳細なため非常に巨大なファイルとなってしまいました。
1999/5/28
坂本事件民事裁判 最終弁論期日 7月9日に
5/22にお知らせした通り、民事裁判が終結してしまいます。本日の裁判所での進行協議により、最終回の弁論期日が七月9日午前9時30分と決まりました。この日で審理は終結。裁判は終了です。
(訂正)先日は、認諾によって原告の請求通りの判決が出る、と書いてしまいましたが、本当は「請求の認諾」の場合、判決は出ません。裁判所が調書に記載してそれでお終いです。お詫びして訂正いたします(7/9)。
オウム系パソコンショップに強制捜査
松本智津夫被告第120回公判 1999/5/27(毎日新聞より)
仮谷さん監禁致死事件について、井上嘉浩被告と、仮谷さんの妹に対する弁護側の反対尋問(3回目)。
仮谷さんの妹は、「松本智津夫には私は死刑を望みます。もう一つ、私のために殺されてしまった兄の死を無駄にしないで、被害者の方が安心して生活出来るようにオウム真理教、殺人軍団が1日も早くこの世からなくなりますことを心から願っています」と改めて極刑を望む心境を明らかにしました。
松本智津夫被告第119回公判 1999/5/14(毎日新聞より)
松本サリン事件で遠藤誠一被告に対する4回目の弁護側反対尋問と、目黒公証役場事務長、仮谷清志さん監禁致死事件で仮谷さんの妹に対する2回目の弁護側反対尋問。
松本智津夫被告第118回公判 1999/5/13(毎日新聞より)
松本サリン事件で遠藤誠一被告に対する3回目の弁護側反対尋問と、目黒公証役場事務長、仮谷清志さん監禁致死事件で仮谷さんの妹に対する初の弁護側反対尋問。
松本智津夫被告第117回公判 1999/4/23(毎日新聞より)
松本サリン事件に関して、実行役の1人とされる遠藤誠一被告に対する2回目の弁護側反対尋問
1999/5/22
1999/5/8
最近、各地でオウムと自治体・住民とのトラブルが続発しています。
「掲示板」にも、オウムの進出やオウムPCショップなどについて様々なご意見が寄せられています。
茨城県三和町では4月26日、信者24人の転入届に対し、不受理を決定をしました。オウム信者の住民登録許否事件は、平成5年に熊本県波野村のケースがありますが、そのとき熊本地裁は「住民基本台帳法に反する違法行為」として、村側を敗訴させています。三和町のケースも、オウムが裁判に訴えたらおそらく同じ結果になるでしょう。
住民の心情は察するにあまりあり、もし、私の自宅の近くにオウムが拠点を作ろうとしたら、私も断固反対運動をするでしょう。しかし、問題はそう単純ではありません。オウム憎しの感情や漠とした「不安」を振りかざすだけでは解決しません。そういう行動を繰り返すことによって、逆にオウムの存在を認知してしまう結果になるような気がします。
いずれにせよ、1地域の住民や1自治体で対処できる問題ではありません。先日、オウム進出が問題となっている4県12市町村で作る「オウム対策市町村連絡会」が国会議員や政党に対し、教団の進出を防ぐための法整備や破防法見直し、活動拠点作りを禁止する法律、オウム真理教を解散させるための法律などの制定について要請行動をしたそうです。みんなでしっかり議論し、国会にきちんと仕事をさせることが必要だと思います。
1999/5/1
松本智津夫被告第116回公判 1999/4/22(毎日新聞より)
目黒公証役場事務長拉致事件、松本サリン事件に関し、遠藤誠一被告らに対する弁護側反対尋問
落田耕太郎さんリンチ殺害事件に関し、保田英明被告に対する弁護側反対尋問。
保田証人「(麻原は)視力が弱いとは聞いたが、失明したという話は聞いたことはない」「あれだけ悲鳴が上がり、私に向かって幹部が『絞め上げろ』とか指示を出していたので、『目が見えていたら死ななかった』などという考えは理解できない」
落田耕太郎さんリンチ殺害事件に関し、丸山美智麿服役囚と保田英明被告に対する弁護側反対尋問。
1999/4/15
墓参
今朝、北鎌倉円覚寺に墓参してきました。昨日の岡崎尋問の報告を兼ねて半年ぶりのお参りです。
溢れんばかりの新緑、さわやかな風、今、鎌倉は最も美しい時期ではないでしょうか。そして、時間が早いせいか観光客や修学旅行が少ないのがありがたい。静かにゆっくりお参りができましたし、私自身もリフレッシュできたような気がします。これからGWにかけてかなり賑わうんでしょうね。
さて、昨日の岡崎証人尋問については、民事でしかも非公開の法廷で報道が入っていないこともあって、今朝の新聞ではかろうじて神奈川版に小さく載った程度でした。麻原は眼がハッキリ見えているとか、検察の虚偽証言操作とか、神奈川県警が殺人犯と知りつつ岡崎を中国に行かせていることとか、結構注目すべき新証言もあり、記者会見では全部説明したのですが、もはや今となってはニュースバリューがないということでしょうか。まぁ、だからこそ当ホームページの存在意義もあるのだと自画自賛・・・
1999/4/14
速報!岡崎被告証人尋問
坂本事件の民事裁判で岡崎一明被告を証人尋問しました。
尋問担当は私瀧澤です。
刑事公判の供述と大筋では変わりませんが、いくつか注目すべき新証言がありました。
詳細は追って。
@死刑判決に対する控訴は自分はしたくなかった。
A記憶と違っても検察の言う通りに供述することが刑事裁判の正義?!
B一家皆殺しは男の嫉妬から?!
C殺人の容疑者を国外に送り出す神奈川県警のずさん!
D麻原は眼が見える!
1999/4/7
誕生日
明日、4月8日は坂本堤弁護士の43回目の誕生日。そう、お釈迦様と一緒です。事件発生当時、ポスターやチラシに「坂本堤弁護士(33才)」とよく書いたものですが、何と10年経ってしまいました。鎌倉のお墓参りにはちょうどいい時候ですが、14日に民事裁判で岡崎一明被告への証人尋問がありますので、そのあとで報告も兼ねてお参りしようかと思っています。
松本智津夫被告第113回公判1999/3/26(毎日新聞より)
落田耕太郎さんリンチ殺害事件に関し、実行役の保田英明元被告の弁護側反対尋問
松本智津夫被告第112回公判1999/3/25(毎日新聞より)
仮谷清志さん監禁致死事件に関し、実行役とされる中村昇、中川智正の両被告と林郁夫服役囚の元教団幹部3人に対して検察側主尋問。