100エントランス
(**更新情報**)

00よにん
01詩1(80年以前)
02詩2(80年以降)
03雑誌1(6.70年代)
04雑誌2(70年代)
05雑誌3(80年以降)
06雑誌登場編
07『芸術一番館』
08『東京25時』
09『小説マガジン』
10冷し中華関係
11全日本冷し中華祭り
12『ニャロメ紳士録』
13漫画
14書籍1(90年以前)
15書籍2(90年以降)
16書籍登場編
17ジャズ
18『SAKATABOOK』
19昭和なつかし関係
20『δ』
21『gui』
22『vou』と北園克衛と
23別名編
24レコード
25映画
26イベント1(主に詩)
27イベント2(主に音楽)
28ジャックの豆の木
29ソークメナーズ
30日本満足問題研究会
41
42グラフィック
43写真秘宝室
....
95リンク室
96奥成達小辞典
97略歴
98略歴副読本
99閲覧方法

........................
注意
ここにあるのは、
奥成達氏の著書及
び寄稿した雑誌、
関連書籍などのご
く一部です。
詳しくは資料室エ
ントランスをご覧
ください。
........................

まことに勝手なが
ら、皆様の敬称を
略させていただい
ております。
誤字脱字など発見
の折にはご一報を。
........................
資料室へメール
........................



■□30_日本満足問題研究会 □■

資料室注:まずこの会の発足経緯などについて、赤塚氏の本を読んでみましょう。
ラディカル・ギャグ・セッションー挑発する笑いの構造

(達度4=古書店で探せるかも)

1988.7
著者:赤塚不二夫
発行:河出書房新社

P134)写真マンガへの挑戦 満足問題研究会の不満足
...アホらしいことを大マジでやらないとダメだ。そういった点では「週刊読売」のユーモア・コラム・ページをやるために作った、満足問題研究会で撮った写真も、かなりナンセンスだった。このグループのメンバーは、赤瀬川原平、奥成達というライターに高信太郎、長谷邦夫、それにぼくだ。活版ページと一色グラビア・ページがセットになっていた連載だったので、毎週テーマにそった写真(資料室注:拡大はこちら)を撮った。

カレーライスとラーメンの満足とは何だ?などといった考察を文章でやり、写真では全員が”ラレーカーメン”というものを食べていたりする。春うららになって、春眠暁をおぼえずースイミンの満足とは?ということになると、路上に布団を敷いて赤瀬川原平が寝ている場面を撮る。ついでに布団ごと電柱に縛りつけて、それでも寝ているという変な写真まで撮ったな。芥川賞とる前だったからよかったけれど。

この連載をやったことがキッカケで、満足問題研究会のLPまで作ってしまった。プロデューサーは高平哲郎、作曲は小林亜星。メンバー全員が作詞して、自分で歌った。レコード・タイトルが「ハトヤ・ライブ・イン」というの。満足問題研究会がハトヤのステージでライブコンサートをやったらどうなるかという設定で作った。何故かというと、プラン会議を開いたビルが全国旅館連合会ビルだからーという実にデタラメな発想さ。

山下洋輔トリオが”神おろし”という怪演奏をやったり、タモリもゲストで出た。しかs、このLPまったく売れなかった。可哀そうに、伊東ハトコちゃんという、勝手な芸名をつけられた若い歌手も出て、彼女はそれっきり消えてしまった!恐ろしいことです。

資料室注:この本の他の部分についてはこちら「ライブ・イン・ハトヤ」、赤塚氏によるニャロメ紳士録もご参考ください。

資料室注:さてそういうわけで以下が、『週刊読売』に連載していた「満足週刊読売」の一部です。
週刊読売(1776.3.27) 不満解決 満足週刊読売



赤塚不二夫/赤瀬川原平/奥成達/高信太郎/長谷邦夫/大津記者

p38 日本満足問題研究会組閣成る!
赤塚総理、大津外相、長谷運相、高農相、赤瀬川競相、奥成厚相


資料室注:この号では奥成達が入院中、ということになっているが、なにがどこまでホントでウソなのか全然わからないので気にしないでいきましょう。


週刊読売(1776.4.17) 「春の夢」考 満足週刊読売



赤塚不二夫/赤瀬川原平/奥成達/高信太郎/長谷邦夫

p120 理想的な夢の見方 赤塚不二夫   p122 立って見る夢 赤瀬川原平

p123 春の夢の発生と歴史 奥成達
夢が眠りをきたす脳内過程にともなう現象であることからも考えられるように、他にもマリファナやLSD、てんかんや発作でも夢に似た体験を生ぜしめることができる。しかし、日本ではあくまで眠っているとき夢をみることを正常位、後者のような場合は「幻覚」といい、あきらかに異常あつかいをし、これを厳然と区別している。...



週刊読売(1776.5.1) 合体!! 満足週刊読売



赤瀬川原平/奥成達/高信太郎/長谷邦夫/赤塚不二夫/国玉昭雄/大津記者

p114 満足食ラレーカーメン登場 赤塚不二夫(写真)

p121 昼飯を考える班
ギョーザ派=赤塚不二夫、ラーメン派=赤瀬川原平、冷やし中華派=奥成達、焼そば弁当派=長谷邦夫、農協カレー派=高信太郎、レバニラいため派=国玉昭雄、カツ丼大盛り派=大津記者


資料室注:冷し中華贔屓の奥成達がやはりここにもいるが、この研究会の満足総意は得られなかった模様。


週刊読売(1776.5.8) 「男の付き合い」考 満足週刊読売



赤瀬川原平/奥成達/高信太郎/長谷邦夫/赤塚不二夫/国玉昭雄/大津記者

p124 哲道交際会を求めて 長谷邦夫(写真)

p131 男の付き合いの発生と歴史 鼻ヒゲの詩人 奥成達
...男二人が二心なく、一心同体となることを真の男の付き合いと考えるならば、朋友の道とは、宿命的に互いの中性分子を守り合うようなものとなっていくのは本来、人間がヘルマフロデイッドであったということの何よりの証拠である。...男の付き合いの真のあり方の元祖は、どうも魚類のようである。



週刊読売(1776.5.15) 切り抜き 満足週刊読売



赤瀬川原平/奥成達/高信太郎/長谷邦夫/赤塚不二夫

p108 二コマ映画(写真)
われわれは日本の映画とテレビに失望して絶望し、空しい数年間を過ごしてきた。今や”動く”ことを驚き喜ぶ原始的な精神に立ち戻らねばならないのだ。あの交通ゼネスト解決日の朝のようなさわやかな感動を、映像から得たい。そう念願してわれわれは、ここに二コマ映画を製作したのだ。...


資料室注:これだけではわかりにくいと思うので、今度プリントして切り抜いたものを皆様にお見せいたしますのでちょっと待ってね。全頁やってみようと思います。
なおこの号で『全部切りぬく本』を抽選で五十名にプレゼントしている。



週刊読売(1776.5.22) グチグチ 満足週刊読売



赤瀬川原平/奥成達/高信太郎/長谷邦夫/赤塚不二夫/国玉昭雄/大津記者