100エントランス
(**更新情報**)

00よにん
01詩1(80年以前)
02詩2(80年以降)
03雑誌1(6.70年代)
04雑誌2(70年代)
05雑誌3(80年以降)
06雑誌登場編
07『芸術一番館』
08『東京25時』
09『小説マガジン』
10冷し中華関係
11全日本冷し中華祭り
12『ニャロメ紳士録』
13漫画
14書籍1(90年以前)
15書籍2(90年以降)
16書籍登場編
17ジャズ
18『SAKATABOOK』
19昭和なつかし関係
20『δ』
21『gui』
22『vou』と北園克衛と
23別名編
24レコード
25映画
26イベント1(主に詩)
27イベント2(主に音楽)
28ジャックの豆の木
29ソークメナーズ
30日本満足問題研究会
41
42グラフィック
43写真秘宝室
....
95リンク室
96奥成達小辞典
97略歴
98略歴副読本
99閲覧方法

........................
注意
ここにあるのは、
奥成達氏の著書及
び寄稿した雑誌、
関連書籍などのご
く一部です。
詳しくは資料室エ
ントランスをご覧
ください。
........................

まことに勝手なが
ら、皆様の敬称を
略させていただい
ております。
誤字脱字など発見
の折にはご一報を。
........................
資料室へメール
........................



■□ 06_ 雑誌登場編 □■

奇想天外 異色作家特集

(達度4=古書店で探せるかも)

1974.6.1
編集人:曽根忠穂
発行人:長谷川佳哉
発行所:株)盛光社
表紙:川名保雄
表紙構成:スタジオIWAO
本文A.D:しとうきねお

アーシュラ・K・ル・グィン/フィリップ・K・ディック/J・G・バラード/フレドリック・ブラウン/カート・ヴォネガットJr./ポール・ジャンヴィア/ジョー・L・ヘンズレィ/スティーヴン・バー/アルフレッド・コッペル/G・G・フィックリング/野田昌宏/石上三登志/団精二/小野耕世/木村二郎/種村季弘/宮原安春/中尾明

P101 問いつめるー青木雨彦
赤塚不二夫改め山田一郎改め赤塚不二夫
...青木:ところで、ひところは、赤塚不二夫改メ山田一郎だったわけだけど、あのとき、赤塚不二夫っていう名前は、奥成サンにやっちゃったんでしょ?また赤塚不二夫に戻ったら、奥成サンが困るでしょう?二代目赤塚不二夫サンは、どうしてます?
赤塚:知らないなぁ(笑い)。
青木:知らないのココロ?
赤塚:だって、もともと赤塚不二夫っていうのは、二人いたんですヨ。テレビのアテレコだか効果だかの人に、赤塚不二夫というのがいましてネ。いっしょに酒飲んだことがある。...

資料室注:「ヤングコミック」の長谷邦夫氏担当編集者である吉原氏が、この問題について当時強い不審感を表明した。
資料室推奨web頁:赤塚不二夫改メ山田一郎のことはwestriverさんのコミックページの同一作家のペンネームにも出ています。


ROLLING STONE  vol.15

(達度4=古書店で探せるかも)

1974.11.1
発行編集責任者:窪田竜一
発 行:ローリングストーン・ジャパン(株)
cover design:Shohei Kojima

特集:キャンプの女王たち/アンディ・ウォーホル
宮沢壮佳/中田耕治/鈴木博

P94 books
『瞑想術入門』山田孝男、影山勲、奥成達共著
...印度で修業したヨガの僧侶山田孝男と空飛ぶ円盤はじめピラミッドと宇宙の交合の関係を解くオカルティストの影山勲、それから奇才か天才かという詩人の奥成達の共著というのも面白い。...最近、こんなヘンな本は読んだことない。これ一冊で、わたしは一時間で一年、十時間で十年の瞑想体験にはいることができた。...そこで、わたしはこの瞑想術の本をいつも精神(ルビ:スピリット)の胃袋の中にいれておきたいと思っている。(白石かずこ)

資料室注:白石氏がスピリットの胃袋にいれたいとおっしゃる、とは.....!! 白石かずこ氏の著書ご参考ください。
資料室注:この影山勲氏は高橋肇氏のペンネームらしい。


月刊ペン 思索・行動の総合雑誌 12月号

(達度4=古書店で探せるかも)

1974.12.01
編集兼発行人:原田倉治
発行所:月刊ペン社
表紙:山城隆一
目次カット:井上嗣也

鎌田茂雄/高橋正雄/内野達郎/星野醍醐郎/秋山達子/金子登/日向あき子/丸尾長顕/田村紀雄/寺ノ門栄/松本健一/菅谷直子/上野昂志/平岡正明/深田甫/華房良輔/大河内昭爾/長岡光郎/日下令光/樋口恵子/内村直也/北條明直/太田三郎/隈部大蔵/青山三千子/藤本四八/井沢嘉明/ヨゼフ・ロゲンドルフ/野々村一雄

P176 スラップスティック快人伝  平岡正明<ジャズ評論家>
奥成達&ヒズ・ギャング
早熟な天才詩人からマスコミの闇のオルガナイザーへ/そんな奥成達と組んで暮の紅白をぶっ飛ばしたい

資料室注: 当資料室にとってチョウ貴重な資料なので別頁にほぼ全文引用してます、こちらを御覧ください。
資料室注:このシリーズは1976.5.15発行の『スラップスティック快人伝』として白川書院から出ており、油井正一・佐々木守・ソンコ・マージュ・大山倍達・上杉清文・瓜生良介・赤塚不二夫・神彰他の中に奥成達も収録されている。


ユリイカ 特集ジャズは燃えつきたか

(達度4=古書店で探せるかも)

1976.1 
表紙・扉:飯野和好
カット:井上敏男/高橋矩彦/坪内一忠/鈴木るり子
速記:風間加代
特集写真:馬場義勝
編集人:小野好恵
発行人:清水康
発行所:青土社

武満徹/寺山修司/油井正一/清水俊彦/ボリス・ヴィアン/ミシェル・ルブリ/アンドレ・オデール/間宮芳生/中田耕治/岡田隆彦/田川律/河内紀/中平卓馬/黒田恭一/鍵谷幸信/佐藤充彦/小杉武久/片岡義男/佐藤信/白石かずこ/諏訪優/河野典生/三上寛

p186 鼎談 スイングがなければ意味がない〜筒井康隆/平岡正明/山下洋輔
...筒井:...とにかく凄いってんで駆けつけると、その時ぼくより先にずっと前から聴きにきてたのが奥成達
平岡:彼はもともとジャズが好きなんですな。石原慎太郎の『ファンキー・ジャンプ』が五九年ぐらいにでるでしょ。太陽族とジャズってのはかなりくっついてるわけよ、むかしから。奥成達は二流の太陽族だったわけ。あの人のいいのは、絶対一流にはならないという決意をするところで、自分がかなりいい線までいっちゃったなと思うと、変えちゃうんですよ。仕立てのいい服でわざと安酒場をドロドロになって歩きまわったりね。見上げたもんだけど。で太陽族だったんで、横浜のジャズなんかよく知ってるんですよね。そうこうしているうちに、白石かずこさんとか、「VOU」の北園克衛さんだとか藤富保男さんだとかと知り合ったみたいです。伝統的にあのグループはジャズが好きで、いつどこで山下さんを聴き始めたかはぼくは知らないけども、でも冨樫雅彦論をいちばん最初に書いたのは彼なんですよ、六四年くらいにね。銀巴里時代も知ってるんですよ。
山下:しかし随分あとまで知らなかったんだな。ぼくは。
平岡:うん、彼は影みたいに、ちょっと外に見えないところがあるもの。でも数えあげてみると必ず、なんかあるときに奥成がいる。
筒井:あれは不思議な人物だね。
平岡:正義の味方ですよ。
筒井:そのときは長谷邦夫はまだ来てなかった、たしか。奥成さんと相倉さんだけだったと思う。で、あなたの演奏してるところへ入っていって、そのとき初めて...レコードも聴いてないしね、もちろん。...

資料室注: tommyさんが作る石原慎太郎都知事なページご参考ください。


ジャズランド
特集・山下洋輔の世界


(達度4=古書店で探せるかも)

1976.12.01
発行:海潮社

P86 明解山下洋輔大辞典より

奥成達/詩人。日本で最初に山下洋輔をヨイショしたジャーナリスト。「東京25時」主幹。「異魔人」主催。著書に「ジャズ三度笠」「同其の弐」。

P120 book頁にて平岡正明による紹介
「ジャズ三度笠其の弐」奥成達

「...この時、俺は同時代という虚興の卵黄のなかで、奥成達とタモリ一義が一条のミトコンドリアで背中あわせに孵化し結びつけられた神像のように見えた。奥成達は、タモリ一義の演じわける想像上の各キャラクターを実像として生きてきた怪物ではないか、と。
...「ジャズ三度笠」は一巻これことごとく楽屋おちである。
...この楽屋が世界をのみこむとまではいわないが、この楽屋こそは極東の一角に赤々と燃えているのだ。楽屋自体もおもしろい。そして、奥成達は自分を「招き猫的性質」と言っているが、彼がいればきっと面白いことがおこるのであり、二十の人格と化して裏街道全域に金パクのようにのばされた彼が一気に楽屋に凝縮する時に、彼は無類の起爆剤になるのだ。奥成達のいるところがこの世で面白いところの一つなのだ。...」

P130
鼎談 リーダー抜きのトリオで話してみよう わがジャズ・ライフ、わがトリオ、わが山下洋輔
坂田明、小山彰太、平岡正明


坂田奥成さんとか長谷さんとか三上寛さんとか、しょっちゅう来てましたからね。みんなでワイワイワイワイ、ピットインで大騒ぎしてた時なんですよ。...」
平岡「それから奥成達なんかにいろいろあなたに対する知識を得てさ。それからの山下トリオは、ほぼわかっているんです。」

P169 「ジャズ三度笠其の弐」の書籍広告より

こんなやつがいてよかった。こんなやつがいないとこの世の中の何割かの退屈がます。本書をもって奥成達は、全日本バカ道選手権における有力な優勝候補の下馬評を得る。...(平岡正明)

P171
戦後日本ジャズ史(17)最終回 トゥ・ラブ・アゲイン 平岡正明


.....夜、”戦後最大の宴会”。ホテルはデザイナーの田村氏と奥成達が内装とパンフレット作りをした縁で、安くしてくれて、洋食フルコースにアルコール飲み放題。ホテル御自慢の高原葡萄酒に山下洋輔のカクテルピアノつき。タモリ、坂田、スキャットを歌い、李さんスキャットで続き、奥成達が座頭市の歌と「ヨイショ」(三上寛作)を歌い、...

.....二十九日、奥成達が裏面に白っぽくカビの生えたテープをもってきた。十インチ、モノーラルのテープで、1960年夏のツイスト・パーティの録音。珍品だ。場所は三井物産のホールで、これは奥成達の兄英輔氏がこの会社のロンドン支店にいる関係で、ツイスト・パーティにふさわしくないホールを借りられたというものだ。日付は不祥。諏訪優の発言に「6・8」というのがあるから、安保闘争直後のものだろう。
 この時、主催者奥成達は高校三年。列席者・参加者は百人ほどで、うち外国人が二十人くらい。録音されているものから推すと、白石かずこ、藤富保男、片桐ユズル、諏訪優、清水俊彦、鍵谷幸信、長谷邦夫、石森章太郎、ブラジル大使館のL.C.ヴィニョーレス、パントマイムのテオ・レゾワルシュなどで、沢渡朔が写真をとり、城南高校一年後輩の西脇英夫がクローク係をやった。音楽は慶大軽音楽クラブ(KKK)。ようするに、「詩とジャズ」のごく初期の記録で、なかなかの豪華メンバーではないか。
.....「これは1960年代当初の鹿鳴館ではないか」と言ったら、彼はへへへ、と答えた。

...彼と俺とは、だいぶ遠い地点にいてー安保直後に三井生命ホールで”鹿鳴館”をやってるなんて知ったら殴りこみかねなかったわけだからー今ではだいぶ近づいたな、という気持と、十代のおわりに確実に天才詩人として熟成していた彼のはやさと、そして奥成の不思議なオルグ能力への感嘆とがないまざった。じっさい彼は、今回の志賀高原旅行にしても、人を楽しませる器づくりの名手というよりない。

資料室注:「東京25時」「異魔人」「ジャズ三度笠」「同其の弐」それぞれどうぞ。平岡氏による奥成達略歴副読本」(当資料室勝手に命名)もご参考ください。
山下洋輔氏のjamriceHPもどうぞ。


面白半分 筒井康隆編集  6月号

(達度4=古書店で探せるかも)

1977.6.01
編集人:土屋健
発行人:佐藤嘉尚
発 行:面白半分
表 紙:杉村篤

山下洋輔/タモリ/永井豪/伊藤典夫/マッド・アマノ/豊田有恒/岡本新/横山正治/筒井康隆/星新一/小松左京/半村良//田辺聖子/但見裕子/高橋孟/野坂昭如/眉村卓/リチャード・N・マッキンノン/田中光二/見城美枝子/嶋岡晟/佐藤嘉尚/秋竜山/長谷邦夫

P174
「ジャックの豆の木」閉店記念バスツアールポ! 隠し芸大宴会レポート  長谷邦夫


...我々は、この解決を『バス旅行大宴会』という、最も日本的な方法に見い出したのであった。この奇想天外・平凡無比なプランの立案者はやっぱり奥成達であった。ヤッパリ!...

資料室注: ジャックの豆の木発行の「有閑ジャック」をどうぞ。
(→)は、タモリの頁だが、「原稿未着のため」ということでこのように白頁のまま。


(←)P39 おまけのぺいじ
  木目が美しい一見デラックス家具風 面白半分文庫専用ケース

資料室注: この資料室とは直接関係ありませんが特にしるしておきます。セメダインの広告をちゃっかりとって、切り取り張り合わせてケースをつくろう、というもの。いやぁまことデラックスな。面白半分文庫についてはこちらをどうぞ。

面白半分 筒井康隆編集  8月号

(達度4=古書店で探せるかも)

1977.8.01
編集人:土屋健
発行人:佐藤嘉尚
発 行:面白半分
表 紙:杉村篤

山下洋輔/タモリ/マッド・アマノ/豊田有恒/伊藤典夫/筒井康隆/筒井伸輔/今岡清/田辺聖子/眉村卓/星新一/小松左京/半村良/永井豪/秋竜山/高橋孟/塩田丸男/水森亜土/但見裕子/芦屋小雁/嶋岡晟/佐藤嘉尚/阿奈井文彦

P8
全日本冷し中華愛好会”私”史 全冷中顛末記(2)山下洋輔


...正に冷し中華の申し子というべき一人の人物の目がこの紙切れの上にとまったからである。彼、奥成達氏こそが、その後二年間にわたって我々を巻き込んだ大冷し中華セッションの真の推進者であった。...
顔イラスト:及川正通

この人は奇才詩人奥成氏。「以後、ワシを「冷し中華の詩人」と呼べ!!」「よいか!」

P74 腹立半分日記 第八回 筒井康隆

...五月十五日(日)...筒井倶楽部の連中五人(内女性二人)来る。大阪支部での会合用のオークション用がらくた数点渡す。冷し中華祭りのポスター、不要になった銃の掃除用具や耳栓、雑誌の切り抜き等。...

資料室注: ということで1977.5.15、「冷し中華祭りのポスター」(実物はこちらをどうぞ)が筒井邸よりがらくたとして放出されたことがわかる。


面白半分 筒井康隆編集  10月号

(達度4=古書店で探せるかも)

1977.12.01
編集人:土屋健
発行人:佐藤嘉尚
発 行:面白半分
表 紙:杉村篤

山下洋輔/タモリ/但見裕子/伊藤典夫/大崩壊/伊丹だより/星新一/小松左京/半村良/筒井康隆/永井豪/眉村卓/高橋孟/秋竜山/浜田光/佐藤嘉尚/小野耕世/都筑道夫/柘植光彦/マッド・アマノ/嶋岡晟/豊田有恒

P8
全日本冷し中華愛好会”私”史 全冷中顛末記(6)山下洋輔

奥成達登場多数。
P15
ハナモゲラ語の思想 タモリ

奥成達登場多数。

面白半分 筒井康隆編集  4月号

(達度4=古書店で探せるかも)

1978.4.01
編集人:土屋健
発行人:佐藤嘉尚
発 行:面白半分
表 紙:杉村篤

星新一/山下洋輔/伊藤典夫/タモリ/ノーマン・ロス/吉行淳之介/初見國興/田辺聖子/中川五郎/眉村卓/山田正紀/及川正通/筒井康隆/高橋孟/阿奈井文彦/マッド・アマノ/かんべむさし/田中光二/豊田有恒/半村良/掘晃/横田順彌/秋竜山/但見裕子/高信太郎

P8
全日本冷し中華愛好会”私”史 全冷中顛末記(10)山下洋輔

奥成達登場多数。
P121
インサイド全冷中(5) 高信太郎

奥成達登場多数。

面白半分 筒井康隆編集  6月号

(達度4=古書店で探せるかも)

1978.6.01
編集人:土屋健
発行人:佐藤嘉尚
発 行:面白半分
表 紙:杉村篤

星新一/山下洋輔/阿部牧郎/伊藤典夫/タモリ/田辺聖子/秋竜山/豊田健次/高橋孟/マッド・アマノ/古川タク/筒井康隆/阿奈井文彦/眉村卓/ノーマン・ロス/朝倉久志/かんべむさし/田中光二/豊田有恒/半村良/掘晃/横田順彌/野坂昭如/但見裕子/掘晃

P10
全日本冷し中華愛好会”私”史 全冷中顛末記(最終回)山下洋輔

奥成達登場多数。
P121
インサイド全冷中(最終回) 掘晃

奥成達登場多数。

50册の本 

(達度4=古書店で探せるかも)

1980.4.1
表紙デザイン:亀山巌
扉・本文カット:清水正策
編集人:宮城久夫
発行人:千家紀彦
発 行:玄海出版(株)

横尾忠則/豊田穣/直井潔/日下典子/谷沢永一/小川和祐/山下武/向井敏/岩男淳一郎/八橋一郎/金子昌夫

P39 愛の幻影を古都に追った散文詩 河江伊久
『古都』奥成達
...まず、装幀がとても凝っている。薄茶色の厚地の紙に黒インクで印刷され、銀色の帯がついている。一見古本とも紛う装幀は「古都」というタイトルに、とても似つかわしい。奥成達氏は、都会的に洗練されたセンスの持ち主に違いない。全編男と女の愛の幻影を古都に追った、散文詩である。改行なしで、紙面を縦横にのたうつイメージは、ジャズの即興演奏でも聞いているようで、実に快い。...しかし、半分ぐらい読むうち、イメージやリズムがワンパターンで、あきてしまった。...ユーモラスな部分では、ほほう、おぬしなかなかやるな!とかカンシンして読んだのだけれど、それが作られたギャグのようで、シラケてしまった部分もあった。しかし、なかなか器用な人だと思うから、その気になれば村上春樹の「風の歌を聴け」程度の作品はスラスラ書けてしまって...

資料室注:即興演奏のように聞いたやさきにワンパターンであきた、って、さすがにそれは嘘でしょう。奥成達を知らないふりして実は経歴を調べ、ジャズのようだなんてことを言ってみたかったのね、きっと。『古都』はこちらです。


Emma 1980.8.6

(達度4=古書店で探せるかも)

1980.8.6
編集人:雨宮秀樹
発行人:鈴木琢二
表紙AD:井上嗣也
表紙モデル:山本理沙
発行:株)文藝春秋

p64
「同一のフレーズを840回も弾くというエリック・サティ作曲の「ヴェクサシオン」に挑戦した、ピアニストの島田瑠里さん。午前11時から12時間弾き続け、見事に成功。かけつけた友人達と祝杯を傾けた。黒いドレスが島田さん。(7月11日、青山・ガスコン)
資料室注:島田さんの右隣が奥成達、左隣は岡崎英生氏。

ニゃロメ紳士録 奥成達の巻ニャのだ!!



1981.7
画・文:赤塚不二夫
収録:カスタムコミック

資料室注:詳しくははこちらからどうぞ。
資料室推奨関連HP:赤塚不二夫公式HPこれでいいのだ

宝石杯争奪 初笑い、おもしろ川柳大会

(達度4=古書店で探せるかも)

1982.1
収録:週刊宝石
出演:赤塚不二夫一家ずらりと総出演(田村節子・奥成達・長谷邦夫・滝大作・高平哲郎)
ゲスト/小松政夫、山本晋也、所ジョージ、小宅容義

p346)
赤塚/...稚拙な句をつくった人をいましめることがこのさい肝要です。まず「今日のオレ明日のオレも82」
奥成/はい。
赤塚/バーカ。名前書いて証拠を残しておきます。...

資料室注:第一回宝石杯は滝大作氏に!!奥成達は十一人中七位、よかったですね。
赤塚氏の『ラディカル・ギャグ・セッションー挑発する笑いの構造』に詳しくでてます。

詩学

(達度4=古書店で探せるかも)

1982.4
p85 ある詩人のことで 藤富保男
...その昔は家族で文芸の雑誌「よにん」を出していたほど、幼少の頃からソノミチに異常な気圧を示していた詩人で、すでに四十歳になる。...彼はまた赤塚不二夫と名前を交換して、H大の大学祭をやってのけた人物である。...彼が北園克衛の「VOU」に加わったのは、その終刊の前であった。このときは彼が地道な詩人になるのかと、少々ドギモを抜かれたのである。その彼が今度『定本ジャズ三度笠』を上梓した。その一部で、「僕はとくにポエジィなんというのは、さらにその軽々しいムードの端っこや隙間をスッと一瞬走り抜けていくくらいが小気味良く、それが軽ければ軽いほど、曖昧であればあるほど、観たり読んだりしているこちら側にはポエジィが正確に伝わってくるもののように思っている」と書くとき、ぼくのドギモは、この痛快な詩論に拍手をしたのである。...さあ、詩が書けないと、ウナっていないで三度笠でもかぶってラグビーでもしよう。

資料室注:「よにん」「H大学祭」「VOU」「ジャズ三度笠」、それぞれご覧下さい。

ジャズ批評 no.49 特集・ジャズの本

(達度4=古書店で探せるかも)

1984.12
p42 ジャズ・エッセイ10選 中山信一郎
植草甚一『モダン・ジャズの発展』・久保田二郎『手のうちはいつもフルハウス』・山下洋輔『ピアニストを笑え!』・中村誠一『サックス吹き男爵の冒険』・明日川荘之『ああ良心様、ポン!』・奥成達『深夜酒場でフリーセッション』・平岡正明『ジャズ・フィーリング』・内田修『ジャズが若かった頃』・殿山泰司『JAM JAM日記』・和田誠『いつか聴いた歌』
...奥成達はかつて本誌に...怪文を発表し僕等のド肝を抜いた...こういった前衛的怪文時代からすると本書は、平俗にして平明であるかもしれない...ジャズへの好みというより彼は、あくまでも生きたジャズを求める。だから決して権威にもならずひたすらジャズメンでありつづける武田和命や私有性を超え体系化を拒む自由な渋谷毅のアドリブ、常にドライブしつづける森山威男などにむけられた詩人独自の文章は、いうなれば光りをおびている。...彼のフレーズをひとつ。「一つの秩序、一つの意味をのみ強調するジャズは、安易な標準、全体主義でしかない。」
資料室注:ジャズ批評に書いていた「怪文」はこちらを。『深夜酒場でフリーセッション』もどうぞ。

ブルー・ジャケット



1985.5.20
編集・発行人:経田佑介
発行所:blue jacket press

p41
BUSさん今日は、真面目な冗談と寝る方法論 経田佑介


1984/12/11づけで奥成達さんから封書が舞込んだ。... 「突然ですが、来年...新潟へBUSツアーで出かける予定になっているのですが、そのうちの一日を新潟の詩人の皆さんとポエトリー・リーディング&ジャズということになったら楽しいのではないか」とある。...ともかく音と詩の打ち合せ。...メンバーを観察。さんは白髪がふえた。..ところでBUSとは何か?ここに新潟公演のために作られたチラシが二枚ある。奥成の「柏原卓&ヒズBUS」と橋本の「BUSは深夜発、いつでも始発」。奥成は言う、「BUSのやっていることは、すべて<冗談>なのです。なぜって冗談はいつもミステリアスであり、眩惑的だから、そのぶんだけBUSはさまざまな<音楽的><文学的>エトセトラ<的>というアカデミズムから(子どもじみて)常に相対的に自由でいられるのです。(ずーっと中略)BUSは、生真面目さから解放された陽気な、祝祭的な、先入観のない、つまり13人の柏原卓たちの饗宴であるといい切ってもよい」。

...次は奥成『詩集1234が呼んでいる』からユーモアとアイロニーのきいた警句風の詩をどすのきいた声で読む。さすが仲間うち、気が合っている。ことに「カンガルー、カンガルー、おまえは何をカンガルー」という合の手のジョークは三木鶏郎の冗談音楽をホーフツとさせて愉快だった。楽しんでやってるんだねぇ。もっとも後半ちょっと乱れてカンガルーは早く走ったりしたけれども。こいつはBUSの隠語的ジョーク。

資料室注: このツアーについてはこちらをどうぞ。


ブルー・ジャケット



1989.3.20
編集・発行人:経田佑介
発行所:blue jacket press

p71 HI, UNKNOWN POET BUK!
...さて、次は『gui』27号で、奥成達さんが健筆をふるい続ける詩への挑発的エッセイ「アイ・ガット・リズム」(10)だ。タイトルからしてBukファンを泣かせる。「詩とは何も伝えるものなどないバーフライの独白である」。標的は清水俊彦さんの処女詩集『直立猿人』だが、ブコウスキーにも多くふれている。目にできた一番よい紹介である。彼の目配りは広く、『 ブルータス』('88.6.15)、『マリ・クレール』('89.2)の記事や写真も押さえている。ぜひ、どうぞ。『gui』は野坂政司さんの「アメリカン・ポエトリー・コラム」も連載している。現代アメリカ詩に関心のあるむきには生きがよく刺激的。

資料室注:この号には『gui』同人でもあるジョン・ソルト氏の「ケネス・レクスロスの思い出」が掲載されている。ジョン・ソルト氏は奥成達の詩集『帽子の海』(『SEA OF HATS』)'88の翻訳もしている。

『gui』 奥成達君のトラムペット



1989 August 
発行:田村デザイン事務所

資料室注: 藤富氏が『gui』vol.11 no.28(guiについてはこちらをどうぞ)に寄せた詩。写真はその自筆原稿。

P82
奥成達君のトラムペット 藤富保男

何をまげて何を吹くのか/そうであるか ないかの音を/引きのばし 縮めて/人生を丸めて かみくだき/もう少しだけ/門をたたき/問いを発し/間をおき 頭おさえて/詩の粒/口にふくみ/それはそうでなくても/それがそうであっても/吹きまくるとき/ハンカチーフは海のようにぬれ/頬は夜の一時のように光り/ひげは音を吸って波打つ/次に/白い煙のような息ひとつ/彼のリズムが/彼の動悸を狂わしている/もうひとつ/吹/く//その一発で/葉山からミネソタまでが/地鳴りをおこしだす

資料室注:このトラムペットはある日思い立ってクレジットで買ったのです。

青春と読書

(達度4=古書店で探せるかも)

1992.2 
発行:集英社

P82連載読物 アマニタ・パンセリナ(6) 中島らも
ドラッグの四 ヒクリ様
 

.....僕の持っていた『告白』のテクストは、英和対訳学生文庫というとんでもない代物だったが、探せばちゃんとしたものがあるようだ。田部重治訳・岩波文庫版、辻潤訳・春秋社版、という二冊。今在るかどうかは知らない。奥成達『ドラッグに関する正しい読み方』(大村書店)を読んでいたらそのことが出ていた。
.....ところで、いま話に出てきた奥成達氏の『ドラッグに関する正しい読み方』は、驚くべき書物である。ドラッグをキーワードに、過去の文学史を一回洗い直して、ドラッグ本位の文学史百科を作ってしまったともいえる。「あ」をひけば「アドルムー太宰治」「あへんーコクトー、ボードレール、クインシー」。モノはアルコール、ヒロポン、ヘロインからベラドンナはスコポラミンにまで至る。たいへんな労作だ。これほどかっちりした「文学と麻薬」のテクストを、僕は初めて見た。ただ、個人的にはこの本は好かん。奥成達と僕は十歳くらい年が離れているが、どうも氏がドラッグ越しにのぞかれている六◯年代七◯年代が、変にリアリティがあってじゅくじゅくとしていて、僕の尻の坐りを悪くさせる。一種の近親憎悪だろう。そのせかい、昨日から読み始めて止まらない。

.....さきほど、大先輩の奥成達氏に近親憎悪を覚えると言ったのは、この辺のことになるのかもしれない。とかく実行において日本の「ドラッグおたく」はケタがひとつ小さくなってしまう。むこうでは高校生がマリファナ吸っているようなときに、初期日本のヒッピーは「バナナの皮」を吸ってたんである。バナナの皮には微量のブフォテニン(ガマの毒)が含有されているそうだ。
.....奥成達氏が文学の中にドラッグの香りを嗅ぎ分け嗅ぎ分け、楽し苦しそうに一冊の本を編んでおられるのを見ると、これはやはり近親憎悪だ。おっきい兄ちゃんはかしこいけど、あんまり体張ってない。ドラッグに体張っててあんな緻密な文章の書けるわけがない。そんなわけで、体を張るタイプの愚弟としてはサボテンを喰ってみることにしたんである。

資料室注:中島らも事務所HPをどうぞ。

 1997 新年号

(達度4=古書店で探せるかも)

p44 コーシン交遊録45 奥成達さんの巻 高信太郎

...奥成さんは詩人だ。その証拠に何冊もの詩集を自費ではなしに出版されている。しかし、その詩で生活しているかといえばそうではない。ここが詩人のキビシーところだが、当人にとっては当り前のことのようである。とてもまねはできない。尊敬してしまう。...というわけで詩だけでは生活できない奥成さんには別の肩書きが沢山あり、実をいえばぼくはそちらの方面で交遊があったというわけだ。...とても書ききれないほどの多方面の仕事をこなしている。いや仕事というよりほとんど遊びの感覚だろうと思う。そうなのだ。奥成達さんという人はいつも何かを面白がっていなければ気のすまない行動派の人なのである。それが今までよくぞと思うほどの数々のイベントの仕掛けを成功させてきた理由だと思う。

...当時新宿コマ劇場の隣に「ジャックの豆の木」という店があり...一筋なわではいかないヘンな連中がたむろしていたが、ここでの中心的存在、つまり来る客の全員に顔が効いたのが奥成達さんだったのだ。ここで出たアイディアはすぐ奥成さんによって実行にうつされた。極東の良心をキャッチフレーズに「有閑ジャック」などという新聞まで発行した。客である作家・漫画家・音楽家が無料で原稿を寄せ、実に素晴らしいものが出来た。...もちろんこれも奥成さんの編集者としての力であった。

...実はぼくは奥成さんの詩で漫画を描いたことがある。彼の詩集「サボテン男」を読んだぼくは、この面白い詩を漫画化したいと申し出たのだ。詩にいっさいの言葉を足さずにコマと画を自由にさせてもらうことにした。そしてこれが実に不思議な面白さの漫画となったのだ。自分でも気に入り自選の文庫本の中に入れたくらいである。一言一句がそのまま漫画になってしまうという、そういうヘンな詩を奥成さんは書くのだ。...

資料室注:上記登場の漫画「サボテン男」、それから「漫画界の詩人・高信太郎とペテン師界の詩人・奥成達」が『詩と思想』上で提唱した「マイホーム・ポエム」をどうぞ。「有閑ジャック」もあります。コーシン倶楽部HPもどうぞ。

現代詩手帖 特集:ヴィジュアル・ポエトリー 

(達度4=古書店で探せるかも)

2000.4 
編集発行人:小田康之
発行:思潮社

p52 詩の形をかえた二人 藤富保男
...ここにまた一人奥成達という詩人が加わることになるが...奥成達は1961年12月に日比谷の三井ビル8階のホールで「新人類学総会」という会を開いた。...

資料室注:「新人類学総会」についてはこちらをどうぞ。

噂の眞相 

(達度4=古書店で探せるかも)

2000.8 
編集発行人:岡留安則
発行:(株)噂の眞相

p63 中森明夫のメディア時評 月刊ナカモリ効果
第44回 一九七七年四月一日

その日、僕は有楽町そごうの階段の行列に並んでいた。めざす読売ホールで開かれたのは...そう、全日本冷し中華愛好会の冷し中華祭り!..極真空手の息吹きを披露したのは”バビロニア派”の奥成達と”トコロテン派”の平岡正明!...僕は十七歳だった。前々年に上京したがもう学校へは行かなくなっている。...

資料室注:この日、お出かけされたわけですね、中森氏は。
噂の眞相HP


一冊の本 




2002.11〜 
編集人:春山陽一
発行者:大森千明
発行所:朝日新聞社
連載 「ぼくたちの70年代 」高平哲郎
資料室注:2001.7から 2003.6まで続いたこの連載の17回目(2002.11)頃から、『小説マガジン』や『ジャックの豆の木』が登場。奥成達への言及も。多すぎるのでここでは割愛いたしマス。単行本になったときに改めて。楽しみに待ってます。
「一冊の本」のバックナンバーもくじはこちらからどうぞ。

Quick Japan タモリ徹底分析。

(達度4=古書店で探せるかも)

2002.2.25 
編集人:北尾修一
発行人:高瀬幸途
発行所:(株)太田出版

p30 タモリ年譜 
...そして記念すべき1975年(30歳)六月。店の常連客である赤塚不二夫、長谷邦夫、高信太郎、奥成達、筒井康隆、山下洋輔らが待ちかまえるジャックの豆の木にタモリがやってくる。...

資料室注:「タモリ年譜」内では関連事項多すぎるので引用省略させてもらいました。
クイック・ジャパンHPTAMORI's Data Pageをどうぞ。


p52 昼間から素っ裸のガールフレンドはブラウン管を見つめて「いつかタモリが死んだときにどんな気持ちになるのかしら?全然分かんない」と言った。 文=菊地成孔
...要するに「ハナモゲラ文化圏」つうか、今や伝説の「全冷中」神話(話逸れるけど、ちょっと前にK書K刊行会っていう...出版社の方から、アルフレッド・ジャリとボリス・ヴィアンで有名な「コレージュ・ド・パタフィジーク」の総括的な本を出すけど、全冷中こそ日本のパタフィジークだった。という視点で原稿書いてくれ。というオファーがあったんだけど、あの企画どなったのかな?かなり良い企画だと思いますが)に登場する神々には一人も会いませんでした。...ポスト全冷中の時代だったわけで...ある強烈な集団が発展的解消をして、次ぎを模索しているブラウン運動的な時期。ってやつで...

資料室注: 菊地氏の話のなかのK書K刊行会にとっさに問い合わせたが予定はないとのこと。菊地成孔HPをどうぞ。

資料室注:当bookbar4内にはジャリ関係のことが散在してて自分でももう見つけられません。わかる部分だけですけど以下どうぞ。『フォーストロール博士言行録』『超男性』『アルフレッド・ジャリ』、『新宿泥棒日記』に登場する『ユビュ王』、赤瀬川原平氏装丁の『ユビュ王』



モダン古書案内

(達度1=bookbar4楽天ブックスで買えるよ)

2002.3.28
編者:マーブルブックス
発行:マーブルトロン

P76)煙草とお酒と粋なコメディ 素敵なおじさまの本 扉野良人
...面白グループ結成の翌年に、それとはべつにというものを結成して高信太郎、タモリ、奥成達(詩人で北園克衛の評論もある)、長谷邦夫といったおじさま達が集結。スイミンの満足を追求し赤瀬川原平が布団ごと電柱に結びつけられて眠るパフォーマンス等、人間のふるまいのありとあらゆるジャンルを越えてナンセンスを追求する文化サロンであった。...

資料室注:このなかで『定本ハナモゲラの研究』を図版付きで紹介しているのだが、キャプションが「装幀=湯村輝彦、講談社、昭和54年」だけってのは省略しすぎ。ちなみにこの本、初版の装幀は勝井三雄氏。
「満足問題研究会」をどうぞ。

まんだらけZENBU no.15

(達度1=bookbar4楽天ブックスで買えるよ)

2002.6.20
発行者:古川益三
発行所:まんだらけ出版部

P81)「ヤングコミック風雲録」連載最終回 岡崎英生
...七十年代のヤングコミックを魅力的にしていたもののひとつとして、構成グループ「ツーホットワンアイス」による二色刷り四ページの特集がある。...初登場のとき担当編集者だったのは私で...当時『東京25時』というわが国初のタウン誌の編集長をしていた奥成達にこの特集の依頼をした記憶がある。
... ツーホットワンアイスというのはその奥成と...森真沙子、西脇英夫の三人からなるグループで...こういう三人が、毎号、知恵をしぼってアイデアをひねり出していたのだから...面白くないわけがなく...その『東京25時』の執筆者とヤングコミックの執筆者はかなりの部分で重複し、共通している。例えば、奥成達と親交のあった上村一夫はヤングコミックで劇画連載を行う一方、当然のことながら『東京25時』にもほぼ毎号登場している。...
...高橋肇と私はその後、奥成達と西脇英夫のツーホットワンアイスに合流し、以後は「異魔人」というグループ名で仕事をするようになっていった。...

資料室注:この15号巻頭にには、「ヤングコミック風雲録」最終回記念で岡崎英生氏のインタビューが。『タッチ』の表紙デザインが岡崎氏(絵は上村氏)だったとは!岡崎氏がヤンコミ編集部で一緒だった高橋肇氏と奥成達とは今も、おかちゃん、はじめちゃん、おくちゃんのデス。
岡崎氏が上村倶楽部に寄稿した「上村一夫が唄っている」はとても静かだ。酒場で頬を赤くてからせて聞いた唄を、なんと静かに聞き続けていることか。


資料室注:この連載は2002.9.20、『劇画狂時代』として飛鳥新社より発行になっています。

Quick Japan vol.49

(達度1=版元サイトへどうぞ)

2003.6.24 
編集・発行人:北尾修一
発行所:(株)太田出版

p174 あのころの雑誌たち 小西康陽×坪内祐三×赤田祐一 
...『新宿プレイマップ』...出てるのは知ってたけど、買ってはなかったね。今はそれに関わってた奥成達さん[注]なんかのことも知ってるから、すごく興味あるけど。(坪内)...
[注]詩人。エッセイスト。評論家。42年、東京生まれ。出版社勤務などを経てフリーに。タウン誌『東京25時』の編集長を務め、同誌掲載の『サザエさん』のパロディ「サザエさま」で告訴される。タモリ、筒井康隆、山下洋輔らと共に”全日本冷やし中華愛好会”を結成。著書に『ジャズ三度傘』などがある。昨年から開催されている北園克衛生誕百年イヴェントの仕掛人でもある。
資料室注:クイック・ジャパン編集部さん、『ジャズ三度傘』じゃなくて『ジャズ三度笠』です。奥成達資料室できちんと調べるように。
資料室注:この鼎談中岡崎英生氏についても多数言及あり。