BOOK BAR 4 > おかえりのすけ宅 > おかえり、あのね。

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2002年02月28日
月が最近
今日で二月も終るので天文手帳をちょっと読んでみましょう。
「2月28日 4:43 月が最近(356897Km=今年最近)」。だから昨夜の満月は今年最大と言われたわけです。なんかこう、ぐっとくる夜だったもの、たぶん。
2002.02.27
送料に限って言えば
楽天ブックスがこれまでの送料無料キャンペーンを終了し、3月4日(月)から御注文本体価格合計1500円以上が送料無料、未満の場合全国一律210円となります。bookbar4楽天ブックスでもそのようになりますので詳細をこちらからご確認ください。
ビーケーワンでは今月から「コンビニ支払い」ができるようになったようですね。ただしこちらの送料は合計金額が7000円以上で無料、それ未満の場合は250円なので、あくまで送料だけに関して言えば、楽天さんに、軍配。
2002.02.26
図書館のちょっと無理矢理
地元の図書館がすぐ近くて嬉しいのです。
1)最近雑誌コーナーに、よく企業などのトイレにある消臭器(?)が設置。あまりお風呂に入んない暮ししてて日がな図書館で過ごすひとが増えて確かにちょっと臭かったけど、まさかあのトイレ用のヤツを付けなくてもいいでしょーにと思うわけです。ジャスミンの匂いをかぐとトイレ臭いと言うひともいるくらいだから、まぁ私の連想が貧困なのかも。
2)拡大文字本ってのがあります。昨今オンデマンドで試したり、その前から個人でやってたりと意識の高い分野でありますが、ここに並ぶは「写本」、一冊づつ手書きされたものでした。が、なんでマジックで書く?なんでべとべと製本?
目的がはっきりしていてそれに向かって誠意や工夫がなされているのはわかるけど、ちょっと無理矢理な感じがしてしまう。
2002.02.25
なんでそんなにエバるのですか。
この前ご飯食べてたらCSで『ディア・ハンター』が始まってしまい、イタいなと思いつつ観てしまう。今月のCSN1ムービーチャンネルは、カサヴェテスやジャニス特集など久々に番組がよろしい。
さて『ディア・ハンター』、水色のニット・アンサンブルを着たリンダが、戻ってきたマイケルを迎え、ニックのために編んでいた白いセーターをよかったらどうかと差し出す。「だめだワ大きすぎるワ。でも大丈夫、編み直せるから。それが毛糸のいいところ」とリンダ。そうそれが編物のいいところで、リンダはその後、皆様御存じのように自分の暮しも編み直す。マイケルはニックとスチーブンを家に連れ戻すために命をかける。そしてまた全員がhomeに揃った...。
編み直すときは、まず編み地をほどくのです。自分が思うとおりにやりなおすわけだから豪快にほどきます。やり直せば結果は間違いなく良くなるハズだし。
マイケルさんもチミン監督も、実に堂々とセーターをほどいている映画と言えましょう。折しもソルト・レークでのオリンピックも堂々終了したようです。白黒まっ茶はいいけれど所詮それがどれだけ曖昧なことであることか、そこんとこにビビりまくってやっとやっと唯一の責任を持ってささやかな決断を一個づつやっとるのに、なんでそんなにエバるのですか。
2002.02.23
まいど。ワカサギやブリ
ワカサギひと山100円。さっき前を通ったときは「ハイさいごさいご140円!」って言ってたのにもっと最後になったので買う。100円玉出したら「ブリはどうブリブリ」っておっさん、切り身だったけど「じゃあ三つちょーだい」って言ったら本日最後の四切れ、「いぇい持ってけ大サービス!」と全部袋に。なんだか狙って「三切れおくれ」と言ったみたいになってしまう。(140+120×4 )ー(100+120×3)=160円お得でマイド。
ブリ大根+おまけのブリは試しミソ漬に。大量のワカサギは粉まぶして半分は一旦冷凍庫に入れたが粟國塩と檸檬でバクバク食べるので取り出して追加。売れ残りですがみなえらいのです。
2002.02.23
春も元氣にゆきましょう
「おかえりのすけ本」でこの前ヌマゲンさんの本をいくつか選んでいて、『Visage』vol.3(1989)「特集:ジャック・タチ・ぼくも伯父さん」がどうしても見つからず、しょうがないので詳しい内容をwebでいろいろ探してたら長野のHAPPY DAYSさんのコラム にありました。こちらの頁は盛りだくさん、本棚の中味も興味津々、ありがとヴィヴァ!HAPPY DAYS
『水玉の幻想』刊行記念で沼田元氣+カジヒデキトークショーが来月24日、自由が丘で開催(問合わせ:青山BC自由が丘店)だそうです。さぁもう春だね元氣で行こう。
2002.02.21
ジャリなら自転車こぎこぎ冷し中華を食べるだろう
『quick japan』 no.41はタモリさん特集ですが、なかなか詳細な年譜のなかで「★32/まったく売れなかったらしい。」と注をつけられた『ライブ・イン・ハトヤ』はこれです。他にも奥成達資料室にある本がたくさん登場。
個人的にかなりドッキリ嬉しかったのが、菊地成孔氏が54頁に書いている「...(タイトル長過ぎるので略)」で、「...(ある)出版社の方から...『コレージュ・ド・パタフィジーク』の総括的な本を出すけど、全冷中こそ日本のパタフィジークだった。という視点で原稿書いてくれ。というオファーがあったんだけど...」というくだり。結局まだ実現には至っていないようだが、「かなり良い企画だと思います」と書いている。
理論武装できないので現場主義でちまちまやっとりますが私もそう思っているのであります。アルフレッド・ジャリは素敵です。今夜の宴で古書店主に1965年の『ユビュ王』をお願いし、某編集長から『定本ハナモゲラの研究』をお借りしたところだったので、いろいろ重なりワックワクだったのであります。
2002.02.20
家庭の医学と専門書の断絶を埋めるもの
健康ネタ続きでなんなんですが、病院の中に医学情報についての図書館を開放するところが増えたようです。専門書、闘病記、医学雑誌などを揃え、常駐の看護婦に相談しながら文献を探すところもある、と。
本屋で「家庭の医学」を立ち読みしたことのない人は少ないでしょう。で、物足りなくて他の本を探すと次はいきなり専門書となって全然わかんない。あるいは驚きの民間療法のビックリマークだらけの本とか。そのあたりの断絶を解消するのに院内図書館は大きな役割を果たすのだろうが、患者と病院それぞれがよほど自己に強く責任を持たねばなるまい。日本病院患者図書館協会という団体があるがHPからは活動内容がよくわからず。むしろ、闘病記と一般向医療関連書を専門に扱う古書店「パラメディカ」のサイトが様々に詳しい。敬意を持って拝見。
2002.02.19
ビワの木は「大薬王樹」、葉は「無憂扇」なのだよ。(『大般涅槃経』)
腰痛などにいいからとビワの葉っぱをいただく。煎じて飲むの?と聞いたら、その葉を患部にあてるんだという。ビワの葉療法といえば古くから様々あるらしいが、手近にやるには葉をあててその上からホッカイロで温めろと。えマジですかと思うが、セットするとほんわかと匂いたつ葉の香りが気持よく、騙されたつもりで数日やって痛みはとれた。
以前同じ症状で御世話になったカイロプラクティックの先生は、冷さずに炎症を抑えるからと、ご飯をさらしに巻いて腰にあてておけと言った。上述のビワ+ホッカイロの上級版には、ビワ+温めたコンニャク、ってのもあるらしいけど、こういうのをまずうさん臭いんでないかと思ってしまう自分がカナしい。普通の薬のほうがよっぽどヨウワカランのにね。
ご参考まで、「ビワと健康」というサイトはいろいろ詳しくてタメになる、というか面白い。症状別のツボの図もイカしてます。
2002.02.18
警察庁が古物営業法の改正案を
ホームページやネットオークションを悪用した盗品販売が増えてるそうです。警視庁はその数を2000〜2001年で約5,200件、処分額は2億3,500万円と発表。
例えばbookbar4販売部にも古本があってこれはきちんとタダシク私が手に入れているものなので盗品ではないしそもそも営利目的ではないのでありますが、その逆のことをスルスルとやり抜けてしまうことは可能だよネとは皆さんも思うでしょう。現行の「古物営業法」は対面販売を前提としていてネットでのケースには対応できない部分が多かったので、警察庁が改正案を出したということらしい。改正は必須だろうけど、どうやって善し悪しを識別しうるというのか、そしてそれをどう文章化するというのか、進展に注目。
2002.02.17
その穴のさきにあるもの
そこに何ががあっても、見ようとしないと見えないもんです。だけどそれが「見えていない」とは気付かずに「ない」と思ってしまうからまた可笑しい。今月のおかえりのすけ本では、その「見えていない」ことを打破すべく、チョキチョキ眼玉をくり抜いてウチュウをのぞきにまいります。さてそこに見えたものは...。
2002.02.16
『ユビュ王』にくそったれ!ってそのまんまな...
『ユビュ王』届く。『新宿泥棒日記』(大島渚)に映っていたのはこれではないかと思って頼んでいた本だったが、背が少しヤケていて、白い箱にはいっているように思っていた予想とは違っていた。だけど、いい。いいゾこれ、と思って開くと、赤地の見返しに「クソッタレ!」の文字と骨盤の間から噴出する謎の物体、表紙にはこれウンチでしょう、なんと装幀は赤瀬川原平なのだった。解説は竹内健、「本書の挿絵・写真のために喜んで資料を貸して下さった滝口修造氏、並びに卑語の解釈について協力してくれた友人アンドレ・マナルド君に対し、心から感謝の気持を表わす次第である。1965年」とある。あ、この本は1970年の新装一版(現代思潮社)デシタ。
この頃の赤瀬川氏といえば幻の雑誌『NON』(1968)あたりでも暴走してた頃、うれしい一冊となりました。有藤書店さんありがとう。
2002.02.14
佐伯俊男展
銀座スパンアートギャラリーにて3/2まで。 フランスで劇場用アニメ映画化されたヴィデオがみれます。サイン本は早々に完売、追加待ち。
幻の佐伯俊男第一画集(1975)を発行していたのは、奥成達資料室ご利用の皆様にはお馴染みの『東京25時』の発行元でもあったアグレマン社(詳しくは資料室副読本をどうぞ)。画集発行以前の佐伯氏の仕事は『東京25時』などにも多々みられ、『死にざまの研究』(奥成達、平岡正明著/1975)のカバー装丁及び本文カットも見逃せないはず。
『淫剣花』『夢卍 佐伯俊男作品コレクション』『まみむめモンガくん』あたりは書店で購入可。三月書房HPでは佐伯俊男本在庫が別掲されていてうれしい。
いろんな見方があって人気ですが、私は前掲の『死にざまの研究』あたりのモノクロ〜二色系の作品が好きなのでした。佐伯俊男ホームページをどうぞ。
2002.02.13
狙いめのグラフィック賞
昨年スタートした新聞折本プロジェクト、初年度で行方不明となってる折本の一部を消極的公開捜査中。一度見てやってください。お心当たりのかたはイマセンカ。
こうして見ると、表紙はイラストのほうが映えるねやっぱり。今年もよき新聞折本の表紙となるような、ハイセンスでハイブローでハイテンションでハイリスクな、いかした15段イラスト広告をお待ちしています。内緒ですが来年の夏頃には「新聞折本グラフィック賞」を設けたいと思います。今が狙いめ!
2002.02.12
本のことなら憶えてるんだが君の名は...
お待ちかねの『sumus』8号、インタビューのコーナーで「...自分の人生は本の記憶のなかにしかないというほどの書物フリーク、それはもう、あきれるほかない蒐集癖...」として、毎日毎日どっかで本を買ってしまう南陀楼綾繁氏が、やっぱりその日もどっかで買ったらしい本の包みをうれしそーにぶらさげて登場。
このインタビューでも取り上げられているが、氏が『本のメルマガ』に連載中の「全点報告・この店で買った本」は前月買った本をリストアップしながら様々にコメントしているもので、私も毎号お待ちかねの一本。実際にご自身が書店を歩き回って誘惑されて本を買ってしゃべっているから、そのスピード感と直ぶりが痛快。「あぁこのひと本が好きナノネ臭」がまず充満、そして後からじんわりと「マニア臭」や「プロ臭」が実感に伴ってこちらにも伝わってくるという心地よさ。で、増え続ける本はいったいどうしているのか!は皆の気掛かりとなるわけですが、「河上組に発注し」て島根に専用書庫をおつくりになっていたことが『sumus』誌で判明。「本のことなら憶えているんだが君の名は...」の謎も解けるよ。
とにかく氏の仕事っぷり遊びっぷりはどれもこれも圧巻だけど以下一部関連サイトを列記したので皆様も「臭い」にまみれてお楽しみを。
『sumus』〜あ、カラー写真発見。古書部すむーす堂もオープン
『季刊・本とコンピュータ』〜氏はここの編集長であらせられるわけです
『本のメルマガ』〜「全点報告〜」(上述)は15日発行号に連載
『書評のメルマガ』〜氏は10日発行号を編集
clover books 〜物数奇工房(主宰:南陀楼綾繁氏)&碧鱗堂の本のコーナーあり
・連載コラムのあるサイトは定有堂書店往来堂書店烏書房ビジバジ他多数。

2002.02.11
訛り二段階変則活用による「い」→「え」
子供の頃近所にあった魚屋さんのことを「えさばや」って言ってたんです、山形で。魚だけじゃなくてお菓子や玉子、缶詰、干物なんかも扱っていましたので、まぁだいたい「餌場屋」ってことだろうとばっかり思ってました。
ほんとは「五十集屋」だったんじゃないでしょうか。「いさばや」。これが訛って「えさばや」。
そういえば「良かったね」を訛り一段階活用しますと「いがったねー」、二段階活用しますと「えがったねー」、また、「恵比須さん」は「えべっさん」になっていましたから、たぶん間違いないような気がしますがどうでしょう。すばらしいです。
2002.02.10
逞しい肉体がまぶしくていけない
体調を壊した。突然壊れた。動けなくて食べれなかったので、眠ろうと思ってテレビをつけたらオリンピックだった。逞しく輝かしい肉体がまぶしくていけない。うだうだと妄想に拍車。原因はなんだろう、気持の問題なのか、どうすればいいんだろう、ああ時間が過ぎていく、清水はえらいなー、ってさっきからそんなことばっか。とっとと身体に耳をすませて眠ればいいのに、そうしろと身体が身を呈して伝えようとしてるのに、毎度ながら呆れる。
2002.02.09
東京駅。どっち側に降りて本屋に行くか
東京駅丸ノ内側、昔の国鉄跡に丸善が「次世代型多機能総合ブックストア」ってことで再来年でっかくオープン、各フロアには「本のソムリエ」も登場!(どっかでよく見るダイリテン語がとっても愉快なニュースリリースページに詳しい)だそうです。もちろんおおいに期待するけど、八重洲ブックセンターの、店内を歩き回って健康維持にどうぞ、のほうが粋だわね。
そういえば丸善さん、福澤諭吉が慶應義塾内で経営していた洋服仕立局以来の洋服はやめんのですか。初めて入ったときは由来解らず、老舗のくせにテナントいれて変な本屋だなぁと思ったもんだけど。
2002.02.07
待ち望んだり待ち遠しかったり
『紙魚の手帳』12号(1/10発行)の表紙をやらせてもらいました。
『紙魚の手帳』には多川精一氏の「太田英茂の生涯」や大貫伸樹氏の「装丁ギャラリー」など、それぞれが一冊の本になる日を勝手ナガラ心カラわくわく待ち望んでしまう連載があって、いつかその日は確実に来そうだけどなによりまずオンタイムで連載を読める幸せにばっちりひたるのでありました。
多川氏が1979年から50号続けられた『E+D+P』誌もそうだけど、ありがたい、大切な冊子です。こちらにちょいと概略アップしたので御覧下さい。13号が、もう待ち遠しい。
2002.02.06
今日は7日だと思ったひといますか
明日の打合わせが今日に変更になったので出かける。途中、昨日預かってもらった古本代を受け取りに近所の古本屋に寄るが留守だった。打合わせ先の近くまできて電話を入れる。「あれ?明日じゃなかったですか?」「いや、変更の連絡いただいて...」と答えるが、よく考えたら8日の予定を7日にしてくれと言われたのだった。その事務所の近くの古本屋に行く。最初から寄るつもりで、預かっていたカバーとお渡しする本と原稿を持ってきていた。と、閉まっている。なんだ留守かと、店主の自宅に電話を入れる。「今日は水曜日ですよ」「そ、そうですよねー定休日ですもんねー」
今にして思えば近所の古本屋だって水曜定休、そこで気付けばこんなことになんなかった。
二日酔いでダメな場合は「今日はなかったことにしよう」で丸くおさまるが、こういう場合はどうしようかと思っていたら、「今日、7日だと勘違いしたヤツ、これで三人目」と言われた。
「三人以上はみんな」というのは子供の世界では定説。「地軸トカ磁場の劇的な変化が知らず知らずのうちにあった日かも知れない」ということで、穏やかに寝る。
2002.02.05
まいどアサバガレイ
アサバガレイ七枚300円、マイド。当日:食=軽く揚げてハーブソース+煮つけ。用意=冷蔵庫干物。翌日:天気が良かったので冷蔵庫干物のうち二枚を急遽天日に出して食、残り冷凍。後日:冷凍干物焼いてカレイ茶漬。ごちそうさま。カレイさんはえらいなぁ。
2002.02.04
乙女たるもの
山崎まどか氏に『オードリーとフランソワーズ』(晶文社)をいただく。以前、氏のサイト「romantic au go! go!」でbookbar4を紹介していただいてずいぶん多くの方に御来訪いただいたが、さすがその人気のサイトが本になったというわけです。祝!そして大御礼!
キィワードは「乙女」。なにをどうくくってそれに乙女を冠したか、その一個づつがあぁ御自分の実感からきてるなというのがわかって気持ち良い。「乙女」に照れを感じるのは個々が持つイメージのせいだろう。まさかほんとに目に星がキラキラあるひとなど居ないわけで、ただ確かに、いつまでも少女だなーとか乙女っぽいなーとか、むしろ年齢を重ねてこそ、そう言わざるを得ない最大の魅力に溢れる人たちが確かにいる。
憧れや自称じゃなく、実感を重ねて立つ毅然に匂う「女子」のスタイルを呼ぶとみた。北園克衛や金魚も登場でなおさらうれし。
2002.02.03
あっという間に二月だけど
大葉を買いに入ったスーパーの入口に「年内8時まで営業!」とあり、ずいぶん長いスパンでやる気まんまんだなぁと感心した。そういえばこの前歯医者さんで、いつもはジャズなのに今日はクラシックか、と思ってうとうと待っていたら、「きよしこの夜」になって驚いた。年末年始は忙しくあっという間に過ぎてしまったんだろうけれど、少し休憩したほうがいい。
2002.02.02
20020202の本棚
とってもいい本棚を作ってもらいました。本棚の材としては不向きな、だけどそのヤワラカさがどうしても大好きな2×4用の板でお願いしたので、苦心してもらいました。これでもう日当たりを気にしなくてすみます。
セットするときに、裏に日付けを書こっかということになった。今日はいつだっけ?と書きはじめたらなんと今日は2002.02.02、いますぐ郵便局にいって消印を押してもらいたい気分だった。ありがとう。とてもうれしいです。
2002.02.01
スタイルの速度。音/映像/文字
『アメリカの影』=カサヴェテスのデビュー作/アメリカのインディペンデント映画の金字塔!/「白い黒人」の映画/チャーリー・ミンガスの即興演奏etc.の逸話はさておき、レリア兄妹の家の本棚がやっぱり気になる。「文学者」の集まるパーティで出会ったのが恋人トニー、そこには実存主義を語る女もいたけど、棚に並ぶ英字の背では、レリアが何を読んでいたのかまたまた私にはわからず残念。
昨日の続きで思うと、カサヴェテスのその後の映画では音も特徴的にウルサくなる(キアロスタミと同じ方向のように私は思う)が、この作品は、初即興監督作品なりの秩序があるところが面白い。映画の撮り方としては画期的アイディアだったけど、そこでとらえた音楽が、すでにカサヴェテスが求めていたスタイルを持っていた、というか、音楽が持っていたスタイルを映画に持ち込みたかったと言うべきか、そしてそれを、本棚が持ちうる即興性ってのにも期待を寄せたがかなわなかった、という感じ。スタイルの速度感について言えば、それは今でも同じような気がする。