月別履歴(タイトル抜粋)


2002年 10月
2002年 09月
2002年 08月
2002年 07月
2002年 06月
2002年 05月
2002年 04月
2002年 03月
この本は私に会うために(1)
律儀(3)
なんちゃって矢印(6)
ピンクの肋を解体します(10)
世田谷区立下馬幼稚園(17)
「路程」は写っていなかったのか?!(19)
『落ち穂拾い』(22)
フラジャイルに「千夜千冊」の1/2(26)
実はワカメさん(29)

2002年 02月
スタイルの速度。音/映像/文字(1)
0020202の本棚(2)
『オードリーとフランソワーズ』(4)
『紙魚の手帳』12号(7)
東京駅。どっち側に降りて本屋に行くか(9)
本のことなら憶えてるが...(12)
行方不明新聞折本公開捜査(13)
佐伯俊男(14)
『ユビュ王』にくそったれ!ってそのまんまな...(16)
その穴のさきにあるもの(17)
家庭の医学と専門書の断絶を埋めるもの(20)
ジャリなら自転車こぎこぎ冷し中華を(21)
図書館のちょっと無理矢理(26)
送料に限って言えば(27)
月が最近(28)


2002年 01月
あけましておめでとうございます(1)
腹ぺこタイシ(4)
ランクアップした二百円のおみくじ(7)
方角が悪いんです(12)
カタログに載るモノ(20)
お、い〜ぞ〜(21)
冬もボサノヴァ(23)
ぽんぽこたぬき工作(26)
図書館はうるさいのだった(27)
『ナージャの村』(31)

2001年 12月
皆やさしくってヨ(1)
『寄席の脚光』(4)
無理して本屋でバイトすな(5)
大踏切書店でイッパイ(8)
いらないものばっかり残るのよ(13)
ママゴトやっといてよかった(17)
sold out 通知(22)
「2001年宇宙一瞬旅」(25)
不吉な夢もなんのその(26)

2001年 11月
愛犬は0.5(4)
自分で勝手に無理してグチる茶番(5)
どこのどいつ(6)
ひとの書棚を覗くのは楽し(9)
「広告としてのイラスト」(11)
かき×かぼす=マンゴ(13)
どこで区切って無駄と言う?(15)
「学校どこ?」(16)
岡ノ上鳥男様 田辺茂一(20)
おかえりのスケ本登場(26)
webで本をめくりたいひとはいないでしょう(30)

2001年 10月
bookbar4楽天ブックス開店(01)
鉄の扉「絶版」で幽閉された本の脱獄幇助(02)
本コ子雑誌、即物的体験を池袋リブロで(05)
おれなら桜を植えに行く(08)
眼の日は啓祐堂で眼のコヤシをいただく(10)
ライブ辞書を作るゾ(15)
新聞折本第八号(17)
製本-花ぎれの固定(18)
NONを見よう(19)
実感トハ恥ナリ(20)
透明酒は...(21)
となりの客はよく肉食う客だ(22)
わたらせ渓谷(27)


2001年 09月
意の外(01)
これを読んだら呪ワレル(03)
葉書文庫本(04)
均一つながりの本と新聞(05)
広辞苑、外に連れ出し運動(08)
平まどかのベルギー製本留学記(09)
コソコソするのはなぜ(17)
グリコのポーズ、やってみて(18)
それ、名前なんですけど...(19)
あどべんちゃブラリ(25)
オノ・ヨーコと朝日新聞(26)
温寿司(28)
まじ秋(30)


2001年 08月
横顔ばっかの金魚(03)
『チェブラーシカ』(04)
クモの糸をどう使うか(09)
人工雨、日本編(11)
空中金魚(13)
防ぐのが礼儀(14)
炭化菜種降りしきる花火大会(18)
屋久島の森に(28)
宇宙人と妖怪(30)


2001年 07月
くだらナイ→すまナイ(02)
やっと処分したっていうのに(03)
「ドキドキ」を見て体の頼りなさを (05 )
観本旅行(06)
おでかけには「じろう」を(1)
『ラッチョ・ドローム』(12)
いってきますじろう問題(15)
これは本なのですか(16)
「本は傷んだら修理すればいい」(17)
「うまい」か「おいしい」か(19)
エーッ○エーッ○エッ○ホイ○ッ○(23)
新聞折本第三号(25)
ネコとシャクシとキミと(26)
自由カラは逃走できない不自由(29)
夏はこれからだってば(30)


2001年 06月
ダダ書房店主に惚れる(04)
日焼けサロンじゃあるまいし(07)
製本アトリエ記11 (08 )
図書館には何を探しに行くか(10)
『ミリオンダラー・ホテル』(13)
人間を本に変える銃(14)
スクラップ帳をスクラップ(16)
死を待たずにとる魚拓が失うもの(17)
辞書である前に本でもある(20)
さくらんぼの味(24)
ああやっぱジンセイって(27)
金魚部第二回秘宝展(28)
図書館オチの古本(30)


2001年 05月
SPACE ODYSSEY(06)
新入部員は銀魚(09)
製本アトリエ記10 (10 )
「本コ」誌第一期終了につき(15)
never 金魚(16)
日に月に媚びず。(19)
ベストセラーがバカバカしくなっちゃって(20)
新聞を3回折って本にする(21)
『地獄の黙示録』(24)
新聞本の祖父は「くそ」と詩をかく(26)
「言葉はサーファー」説(27)
ナはテイをアラワスか(28)
祝いの席には花火か蜘蛛か(31)


2001年 04月
言いそびれ(04)
宅配から机配へ(06)
金魚部、無念(07)
一般市民ですけど(12)
書肆啓祐堂誌「黄金の馬車」(16)
切手詰め本(18)
「五点支え法」実験装置(19)
東京国際ブックフェア2001(21)
花ぎれ、できた(23)
おかえりのすけ事件2(24)
『ツバル』 (25)
探し選び奪う退屈(28)
ぶらりの卒業(30)


2001年 03月
カフェでふと(01)
日記の積み重ね(06)
忘れてはならない直感。(10)
「荒俣まぼろし堂」最終目録(11)
『キャラバン』(13)
『あらかじめ失われた恋人たちよ』(14)
ナヲナノレ(16)
記憶はひとの身体に間借りして(18)
後ろからやってくる(23)
夢は誰がみているか(25)
第一回金魚部秘宝展極秘開催(26)
図書券の使いかた(27)
閉店間近に耳ダンボ(31)


2001年 02月
窒息おかえりのすけ(01)
恐縮は笑い飛ばす(04)
他人様の土俵で燦然と輝いてしまうNIKE(07)
ダダな漢字(12)
へん平時代(15)
雨の筋に傘は目盛る(18)
『シュリ』(20)
タエコ・リズム(22)
NONでシールを貼ってもらおう!(23)
プロ紙に敬意を表した本(25)
ウリポな文学者の皆様へ(26)
万能web出版(28)


2001年 01月
初詩集『心配の速度』(06)
4×4 = 8 vs 365-6=358(08)
図書館ホテル(10)
中村文庫(14)
発禁と戦い、秘められた名作を(19)
" BOOK BLESS YOU. "(24)
ダイヤル・ビーチへ行こう(31)


2000年 12月
缶詰文庫(01)
星の王子さまが観た星空(05)
砂時計のくび(14)
目論書本(18)
新聞折本プロジェクト(20)
金魚部に西洋の旦那が(22)
環太平洋的に詩集(27)


2000年 11月
『グロリア』(02)
同級生が有名人になってしまった場合の卒業文集(03)
真空凍結乾燥機を入れてくれ(05)
がっくり(06)
カンガルーとおやじ(12)
吹き出し、開放(13)
銀杏書房(16)
『ラテンアメリカ光と影の詩』(20)
いかに多くの「思わずできたもの」(22)
おかえりのすけ事件(23)
「いんちき」とは何かを『桂離宮』に識る(24)
なかったことに(26)


2000年 10月
度忘れの度合い(31)
『ブレア・ウイッチ・プロジェクト』(28)
本の系統樹(23)
「もいました。」(22)
『馬的思考』、一冊置いとくヨ(21)
疲れた筒(20)
分別快楽(18)
プラスチック部(12)
『ガタカ』(11)
『キカ』(03)


2000年 9月
はみだす飛び出し絵本(25)
文庫本をローンで買いたい(20)
めくるめく書籍目録の誘惑 (19)
『ポール・ボウルズの告白』(14)
みんな平らになりたい (13)
『ひかりのまち』(08)
9月1日はパタフィジックに(01)


2000年 8月
虚言僻を伴う脳の病気の後遺症の証拠(08)
あなたの信頼に背くわたし宣言(11)
「シツレイ」の効果(16)
『モジュレーション』(17)
bookmark 4とbook bar 4 (20)
@(24)


2000年 7月
目玉に食塩水を~(04)
「今日」あたし、ダメかも。(05)
些細な気まずさの克服(09)
" code " のバッグ(15)
電気スタンドマン(18)
地図通りだ!(30)


2000年 6月
共感しなくちゃいけない脅迫(03)
期待のかたち(05)
「頭痛いので休みます」(06)
人サマのリサイクルをする葬儀やのバイオ度(12)
バービーの脚が指に(15)
ゴダール『映画史』(16)
合理的なプロレタリヤ医学(21)
『ミラクル・ペティント』(26)
『フルスタリョフ、車を!』(29)


2000年 5月
TOTOの味噌汁(15)
『エグジスタンズ』(24)
『棺桶の中で宙返り』(28)
『足にさわった女』(29)


2000年 4月
万年青春映画の恐怖(05)
死因を調べてもらう料金(07)
凸=H2cm、 20×20でいこう(20)


2000年 3月
『スリーピー・ホロウ』(07)
さぶいぼセンテンス(10)
実感のリロード(16)
セルフ・パブ『共生虫』(28)
『ストレイト・ストーリー』(30)


2000年 2月
生まれ変わったらmusicianになる(13)
泡の中身(15)
人が言わないことを否定する(16)
plastic book(21)
接続語の「ぶっちゃけた話」(23)





2001年11月30日
webで本をめくりたいひとはいないでしょう
本やタウンがサイトでの立ち読みのテストサービスを開始。品揃えは多いが、Javaアプレットで「めくりながら読む」という、一回目はへぇ〜だけど次からは開かないタイプ、開発ゴクロウサマ。
ゲラーズ(本の試写会)では、現代思想10月号臨時増刊の『これは戦争か』などの目次や要約をテキストで読めるが、ほんとのゲラ読み実現にはまだ時間がかかりそうだ。(WRITING SPACE(TM)より )
今後にいろいろ期待してんだけど、その「めくる」ってのをwebにむりやり持ち込むのはいい加減にしよう。そんなとこマネしてどーすんの。時間をかけて本は本らしくなったんだから、webも時間をかけてwebらしく育てましょう。
2001.11.29
手帳
来年の手帳選びは終りましたか。私は天文手帳にしようと思います。
中西準子氏の今年の手帳には「8/22初サンマ、9/1新米、10/8はじめての部屋履き」と書いてあるという。9月1日にお米を研いだときのスベスベや炊きあがったご飯のピカピカを思い出しながら「小さな米粒の中に、雨の降り方や気温の変化が全部織り込まれていて、それを一年かかって食べるのだと思うと、うれしくなる」と書く。
いい話だなぁと思ってちぎって手帳にはさんでいたのが今頃出てきて、やっぱりいいなぁと思った。手帳はすばらしい。
2001.11.28
たこわさび、話変わっていんこさん
きのうあんなこと言った手前気まずいのだが、コンビニにはあなどれない個パッケージものが結構ある。紀文の「たこわさび」60g200円、生たこに茎わさび、唐辛子がきいてうまい。
さて。って、ホントにいきなり話変わるんですが、 新聞折本13号は、スタバのタンブラーコレクションの仲間に入れてちょうだい号ってことでさいとういんこさんのところにお邪魔している。スタバが上場当日に「最初で最後の広告だ」と宣言していたので、新聞折本家!としてのシャカイテキヤクワリを果たすために製作。いんこさんの声を聞きながら過ごせるトハ、なんて幸せなヤツ...。
2001.11.27
楽は楽しい、のか
大山街道の近くに住んでいるが、その昔の賑わいのなごりは、蔵づくりの店や祭りにわずかに残るのみ。呉服屋草履屋酒屋八百屋、雑貨屋病院花屋にミシン屋、畳屋ガラス屋鮨屋に肉屋に自転車屋...、思えば何でも揃っていたが、次々閉店してコンクリマンションへ。
コンビニやスーパーのほうが安くて便利だからまぁしょうがないよなーと思いつつ、こういう商売を個々に大事に淡々とやってそれが成り立たないなんて、なんだかおかしな話だなとも思う。
本の取次のなかでカタめの本を細かに確実に扱ってきた鈴木書店が危機にあるそうだ。1948年設立、岩波文化の拡がりに商売を合わせて成長してきた取次。しょうがないんじゃない、と思っている間に、巷の書店の棚はあっという間に益々どこも同じになっちまうのであります。
均一は、楽なのだ。だけどちっとも楽しくなくなるのだ。なのに楽(ラク)という字は楽(タノ)しいと同じなのだった。こういうのは金田一先生あたりに聞くのがイイんですか。
2001.11.26
おかえりのスケ本登場
bookbar4楽天ブックスで、クリスマスフェアやってます。クリスチャンの貴方もそうでない貴方もどうぞ。
さてこちらではおなじみのおかえりのすけが、実は本好きだったって知ってました?で、読むとすぐその気になってしまうらしく、それを面白がって隠し撮りしたものをネタに、本(これを「おかえりのすけ本」と言う)を紹介してるので見てね。おかえりのすけの知られざる面ばっかで仰天です。
2001.11.25
山の上のステキなお宅
用事があって鎌倉に行ったが、ソー言えば紅葉まっさかりなのでたいへんなことになっていた。早々に済ませて人込みを逆に大船まで。
大船といえば観音さまだ。参道入口の喫茶店の「プリン・アラモード」と「プリン・コンサート」を横目に一気にのぼると、予想していた姿とは違う観音さまがヌーッと。皆、意外ダワ−と言っている。それを見て観音さまはバカねと笑う。このイガイ感というものをどう身に返すかがモンダイなのであった。
モノレールに乗って上から紅葉を。「八十八億円当ったらどうする?」の問いに私は「鎌倉の山あたりに静かなカッチョいい家を一個建てれば充分デス」と口走ったことがあったナと思い出す。だけどあのとき「へぇ、木をバサバサ切り倒して家を作りたいんだ」と言われて絶句したんだった。所詮そんなことなのだ。しょうもないことだ。
2001.11.23
澁澤龍彦の「座右の書」
新聞折本12号は『書物が語る談奇人・酒井潔』(1994)を限定二十五部、私家版で出されていた本多眞氏。昭和初期の「装丁の革命者」の一面は、わたしなぞ全く知らなかったのでたいへん興味深く。詳しくはこちらからご覧ください。なおこの折本は本邦初!二冊セットとなりました。
本多氏には当金魚部PTAもお願いいたしとります。入部のための旅路に感動秘話が!こちらからどうぞ。
2001.11.21
シルヴェストル・ボナールの書棚には湯川書房三月書房もあったのだ
シルヴェストル・ボナールの書棚のぞき敢行。可愛いのやオトナっぽいの、スタンダードなものオブジェっぽいもの、とにかくバリエーション豊富。しかしなんといったってこれらが総べて、「本」としての基本構造をなしていてしかも内容に合わせてそれぞれの製本家がデザインを考え素材を選び技術を得て時間をかけて完成させているということ。それに。
わたしフランス語わかんないのでそっちのことには触れませんが、湯川書房、三月書房の著者署名本などもあったんです、天晴れ!えっ?そんなハズは......と思った貴方はギャラリへどうぞ。
2001.11.20
「岡ノ上鳥男様 田辺茂一」
どうしても確かめたいことがあった。大島渚監督の『新宿泥棒日記』に出てくるA.ジャリの本はなんだったか。最初は、澁澤龍彦訳・野中ユリ装丁の『超男性』だろうとあっさり思ったが、考えたら年代が合わない、ので確認したかった。たぶん『ユビュ王』(1965)、念のため実物取り寄せ中。
「本の現場 映画編」にアップしたので見てね。岡ノ上鳥男、イカした名前である。新宿紀伊国屋に行きたくなるネー。
2001.11.19
スリッパ買い替えるのが好きです
室内履きだけはよく買い替えたくなって、今履いているのが破れてきたのがシメシメ、つい指を入れてぐりぐりしてよりボロくしてしょーがないナーと言うその日を待ちわびてしまう。いつも目新しいのを見つけると、きっととても履き心地が良くて温かそうに見えるのはなんでだろう。ムートンのやつにしようとたびたび思うが、そういうわけで結局毎度布製のやつを選んでるから勝手にしなサイという感じです。
2001.11.18
オヨヨ書林号
とある本をweb検索しててどこか古書店の目録にいきつくとヤバい。その前後に並べられた関連本が、(へぇ〜なになにこの本)的ドロヌマに落ちて抜け出られなくなったりして。
さて新聞折本第十一号はオヨヨ書林号。本を探していてこちらのHPに行き着いてしまったことが何度もある。ご自分の面白がり度のペースで、淡々着々とメルマガによる目録を重ねてすでに100号を越えている古書店だ。こちらの頁には同業の方々のHPなどもご紹介させてもらってますのでどうぞ。いいシゴトをしてるヒトタチは気持いい。
2001.11.16
「学校どこ?」
昨夜また「詩やデザインはどこでベンキョウしたのか」と聞かれて困ったんですが、 「やっぱ何だかんだ言って音楽家は学歴だと思うんですね。容姿や収入、人柄も大事ですけど、学校どこ?ってのは一生モンじゃないでしょうか。僕は(成績はともかく)マイルス・ディヴィス大学と、ジャン・リュック・ゴダール大学出てるんですが...」(全文はこちら)という菊地成孔氏みたいに気のきいた返事のひとつもできるようでなきゃねー。
先週のリキッドでの ” DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN”はダントツ良かった。コウ学歴バンドは違うなー。TORTOISEももちろんサイコウ学歴、CHILD'S VIEW BANDは学歴はヨロシイはずだがやっぱライブは××。
2001.11.15
本の梱包美/どこで区切って無駄と言う?
最近本の梱包によく使われているノリ付きのリップルボードみたい(薄手のダンボール的)なやつでびちっと本を巻くやつ、あれ開封するの面倒じゃないですか。結局ビリッとやっちゃって即ゴミだし。単価が高いから送り手には負担でしょうが封筒状のものなら受け手が他に使い回せる。
「楽天ブックス」の梱包箱は展開すると長方形になってオッいい紙取りしてるネーと思うが、だけどここも栞にカバーにビニール袋、そして緑のテープを貼って...なのでゴミが多い。「カバーはいりません」や「まとめて送ってください」は一応言うが、そんな手間暇は当然丁寧に却下。送料無料ってことと表裏かもしんないし、受け手にとっては送料無料のほうがわかりやすい利益だし...。
この流れのどこで区切って無駄とか無理とか得したって言うんだろう。
私も本を送るときはつい過剰包装しがちだが、できるだけゴミを出さないような機能性をトコトン追求したところに一番の美が見つかるんだろうなとは思う。いかに。
2001.11.14
いらはい、いらはい〜
車といえばこれまでずっと未来へ未来へとつっぱしてきたものの代表格。未来はいつだってその先にあるんだけど、より早くより安くより高級っぽく...と比べることで方向を見つけてきたものたちはいつかドンズマるでしょう。
さて新聞折本十号は、レトロ・イラストレーター中川雪子氏の絵が全面にちりばめられたイイ感じの自動車フェア別刷り広告版なので見てね。
なお表記「いらはい、いらはい〜」は「中川雪子のポップンレトロワールド」語です。
2001.11.13
かき×かぼす=マンゴ
旬の柿に旬のかぼすをたっぷり絞ってかけると、とってもマンゴっぽくなることを発見。すごい。
2001.11.12
奥成達資料室報:上村一夫珠玉短編集
故・上村一夫氏の、単行本未収録作31作品を収録予定の短編集の予約案内が(株)コミックスさんより奥成達資料室に届く(予約数が1000を越えないと中止になってしまうらしい)。
12,000円(税込み・送料無料)/全3巻セット・A5判ハードカバー/2002年3月上旬お届け予定、一般書店での販売なし。ご興味あるかたは講談社BOOK倶楽部をどうぞ。
ご参考までに奥成達資料室では、上村一夫氏が表紙を書いている雑誌、『NON』(1968)『タッチ』(1971)をそれぞれ写真付きでご紹介。また『津軽じょんがら節』(斉藤耕一監督)に上村氏一団(奥成達氏を含む)が特別出演しており、そのポスターなどご紹介しているのでこちらをどうぞ。
2001.11.11
「広告としてのイラスト」福田美蘭
新聞折本第九号は福田美蘭氏。「こんな広告を今出したいと考えている」というイラストをもとに、それが実現したある日の新聞折本として製作。
折本プロジェクトを初めてからすっかり新聞広告には特殊な見方をするようになってしまったが、福田氏が話されていることにはとても感じることが多かったので記事もたくさん引用してますので是非読んでね。
2001.11.9
ひとの書棚を覗くのは楽し

当金魚部PTAでもいらっしゃる羽田野麻吏さんが、宮田明美さんと『シルヴェストル・ボナールの書棚』という製本工芸展を今月開催。詳細はこちらにアップしたので見てね。これまでもいろんな作品で、いったいどうやって作ってんの?な本を見せていただきましたが、さて今回はシルヴェストル・ボナールの書棚の暴露とは楽しみワクワク...。期間が短いので早めに御案内しときます、皆さまお見逃しなく。
『アナトール・フランス小説集1シルヴェストル・ボナールの罪』を読みなおしてから行くのもいいかも。こちらからお求めになれます。
2001.11.8
当たったんならしょうがない、とか
金魚部的にはずっと前から気になってはいるのだがまさかこーんなものを家に置くわけにいかないと思いつつでももしもヨ、なんかで当たっちゃったりしたとしたならまぁしょうがないよねぇともずっと思っていて、じゃぁちょっとこっそり内緒で応募してみる?と今メモっているわたし。
(金魚運動で運動不足解消!スイングエクササイザーを10名様に。sprickまで。)
2001.11.7
何をNO MORE
掲載する新聞別に広告を作りわけることはよくある。日経には男、朝日には女モデル使用のヴィトン(たしか)とか、カラーとモノクロとかサイズ違いなど。今朝のパルコの場合。
朝日には電光掲示板風にでっかく「NO MORE IMAGE! PARCO」のみ、日経にはNO MORE IMAGE! PARCOのしたにずらずらと説明文、さらに社長の写真と「あなたのこうして欲しいを聞かせて」とメールアドレス付き。
NO MORE IMAGE!って言ってるわりにはめちゃくちゃイメージだなと朝日を見て思ったが、ほぅ、パルコさんは朝日の読者の意見は聞きたくないわけネと日経を見て思いました。
2001.11.6
どこのどいつ
「なになにのなになに」という構成でわざと呼ぶ名前はおもしろい。最近の有名な例をあげると、「スマップのメンバー、稲垣吾郎さん」と「ビンラディンさん」だ。前者はあるときから一斉にそうマスコミが言って爆笑、後者はちょっと前までラディンと呼んでいたはず、しかしビンラディンとは本来ラディンの息子という意味なんだって、でも今やビンラディンが一族の名字として使われているようだ、とは田中宇氏の『タリバン』より。
「どこのどいつだ!」とか、昔からよく言うもんね。よりわかりやすい所属を示すと安心を与えるようだが、今とっさに(欧州の...)とカッコしてつぶやいた貴方にはオサマ賞をあげる。
2001.11.5
自分で勝手に無理してグチる茶番
どっさりあっさりどかどか出して、やーやー誰かに言いふらしてもらってやっとやっと、あとはとっととひきあげていたら「本は出しても出しても売れない」んだろう。
そうではない人達。

まずは皆様御存じの杉並北尾堂さんの第2弾単行本『なんて素敵!』や、平林享子氏編集の『綺麗な猟奇』は、それぞれのサイトから直接購入したくなる。以前ここにも書いた『カブール・ノート』も幻冬舎から今月出版。
角川歴彦氏が個人資産百億を拠出してつくったという角川出版事業振興基金信託を使って今年発刊された『ネイチャーサイエンス』、同じくボヤンヒシグ氏の詩集『懐情の原形』荒川洋治氏と宮崎学氏らによる)、他。

そしてリブロ池袋店が「2001年組出版社」と名付けてフェアを行っているのは、
・月曜社(『アウシュヴィッツの残りのものアルシーヴと証人』他)
トランスビュー(『昭和二十一年八月の絵日記』他)
批評空間社『批評空間(3ー1)』他)
フリースタイル
冬弓舎(『ペヨトル興亡史ボクが出版をやめたわけ』他)
本の森『昭和の赤ひげ先生 酒井清澄』他)など。

イソガシイ読者は冒頭に述べたようなヒトサマの茶番につき合ってる暇なんて全然ないのであった。
2001.11.4
愛犬は0.5
良く晴れた多摩川には散歩の犬もたくさんいて楽しい。東急ハンズの前につながれてじっと待っているヤツなどは店頭でふくらまされてゆらめいているスノーマンより人気だ。こんなかわいい犬にしっぽ振られたら、そりゃあたまらんだろうなあと思う。
ときに、犬を飼っているひとが「うちの家族は私達夫婦と息子、それからピョン太っていう犬が一匹、まぁ、3.5人家族ってところでしょうかはっはっはー」とほがらかに笑ったのだった。ああいいですねぇとかなんとか言ってしばしピョン太の話となったが、あのときのもやもやした気分が甦ってきた。
わざわざ人の半分の0.5とする根拠はなんなのか。そしてそれが暗黙の了解でヒトビトを和ませるのはナゼなのか。動物愛護運動的にはこういうのをどう評するのか。それからあそこの家にもう一匹生まれた場合、家族構成はどう表現しようと思ってるってのか。いろいろと、難しい。
2001.11.3
ナカナカな都合
いろんなひとの個展の案内はどれもこれもうれしくて出かけたいと思って葉書をカバンにいれて持ち歩くが、ナカナカうまくいかなくて気付くとすっかり過ぎていてがっくりする。ところが逆に、ナカナカ都合がつかなくて諦めていた映画がナゼカまだやっていて観れた夜はうれしくて、はしゃぐ。ナカナカ良いひとがはいったんじゃないこの劇場、と言って出る。
そういえば「都合」って、どういう意味だと広辞苑さんは言ってるのかと辞書をひく。当然たいした意味はなく、都合つけて日々過ごすことは無駄ということはわかる。辞書はこういうふうに使うもんだ。ナポレオンの辞書に不可能がないのは当然のことで、今さら頭いいひとが広辞苑のことをああいう方法でとやかく言うのはどーなの?か知らない。
広辞苑だってたかが一冊の本ですね、作った人たちは夢中、あとはそれを読むひとが夢中で解釈をしていく。どこでもいつでもこういうふうに同じことを繰り返して「歴史」とかいって記述されていくわけだけど、まぁまず最低限「都合」って指針はナイので、今夜も成りゆきにまかせて夢中で楽しい。
2001.11.2
深い河はどんな革か
「平まどかのベルギー製本留学記(その2)」アップしました。今回はベルギーへの留学は手続きが様々面倒であること、そしてそれをどう乗り越えたかが詳しく書かれています。平さんが製本した遠藤周作の『深い河』の写真も出てるヨ。あなたなら「深い河」と聞いてどんな装幀を思い浮かべますか。それをちょっとイメージしてから平さんの『深い河』をご覧になると面白いかも。